fc2ブログ

神経権

公共政策シンクタンク「国際関係と持続可能な開発センター(CIRSD)」の記事「今こそ神経権の時だ」は、国連を利用して世界人権宣言に神経権を組み込めと主張している。人間の定義がテクノロジーによって変えられる未来を彼等は築こうとしている。

It’s Time for Neuro - Rights

チリの「未来委員会」議長ジラルディ上院議員の発言:「無意識を読み取ったり、感情、思考、アイデア、感情、人々が経験したことの無いことを脳に取り込ませたり出来る神経テクノロジーは既に存在します。これはSFではなく現実です。」

Comisión del Futuro aprobó proyecto que regula neurotecnologías directas

W.ウェッブ氏に拠ると、ラファエル・ユステは「シリコンヴァレーと深い繋がりが有り、ジェフリー・エプスタインの最高の科学者仲間の一人」で、マイクロソフトはBRAINイニシアチブの主要な資金提供源のひとつ。

Chile Approves a Law to Protect Employment Rights of Mutants and Genetically Modified Humans

BRAINイニチアチブには企業からはブラックロック、GE、グラクソスミスクライン、Google等の錚々たる顔触れが参加している(現在は削除されている様だ。画像は私がスクショしておいたもの)。

404

BRAINイニシアチブのパートナー一覧。DARPA(軍)、IARPA(諜報部)、米国立科学財団、FDA(米食品医薬品局)等広範に亘り、全国家的プロジェクトであることが窺える。
 
BRAIN Partners

神経科学者ラファエル・ユステは"BRAIN(Brain Research Through Advancing Innovative Neurotechnologies)Initiative"のコーディネイターを務めている。この目的は「人間の脳の理解に革命を齎すこと」。

What is The BRAIN Initiative®?

チリの神経権法案を書いたのはチリ人ではなく、米コロンビア大学のスペイン人の神経科学者ラファエル・ユステ。「ニューロンの活動を読み取り、変更する為の科学的ツール(ブレイン・マシン・インターフェイス)」の研究に大企業は莫大な投資を行なっている。

Guido Girardi y neurocientífico español Rafael Yuste presentarán reforma constitucional para proteger los "neuroderechos"

チリの憲法に組み込まれた「神経権」の目的は、「個人の脳データに臓器と同じ地位を与え、売買や取引や操作が出来ない様にすること」。これは「神経テクノロジーの発達による進歩と能力から、脳の完全性と精神的保障を保護する」ことが期待されている。>

Chile: Pioneering the protection of neurorights

チリの「神経権」を定めた「神経保護アジェンダ」は、神経権財団、チリ共和国上院、科学大臣、カトリック大学の協力で開拓されて来た。

NeuroRights in Chile

2021年4月、チリの国民議会は憲法に全く新たな権利「神経権」を書き込んだ。世界人権宣言にもこれを追加すべしとの声が上がっており、第四次産業革命テクノロジーによって生きた人々の神経系に直接アクセスする現実が最早手の届く所に来ている。

憲法で保障する国も現れた新しい人権「神経の権利」とは一体どんな権利なのか?
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
全体像が知りたい場合は「カテゴリ」の「テーマ別スレッド一覧」を参照。

ブログランキング
ブログランキング・にほんブログ村へ PVアクセスランキング にほんブログ村 人気ブログランキング
良ければクリックをお願いします。
最新記事
カテゴリ
リンク
最新コメント
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR