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ウクライナは禁止された「バタフライ」地雷を使用してドネツクの民間人を標的にしているが、西側は沈黙している(要点)

以下はエヴァ・バートレット氏の現地報告の要点。
The West is silent as Ukraine targets civilians in Donetsk using banned ‘butterfly’ mines
 この記事も寺島メソッド翻訳NEWSさんが邦訳して下さった様なので追加しておく。
ウ軍はジュネーブ条約で禁止の対人地雷を使用---エバ・バートレットによるドネツクからの報告
  

 キエフは1999年に調印した対人地雷禁止条約に基付いてバタフライ地雷(別名花弁地雷)を破棄すると約束し、2013以降はEU-ウクライナ合意の一環としてEUとNATOがこの手助けをしたのだが、2018年時点で確認されているところでは、ウクライナが所有する600万の内破棄されたのは200万に過ぎなかった。2022年になるとはドンバス北部のキエフスキー、南西部のキロフスキー、西部のクイビシェフキ等がバタフライ地雷の標的にされて来たが、2022年8月になるとドネツク中心部にまでミサイルが飛んで来る様になった。

 バタフライ地雷は撃砲・ミサイル・大砲で散布されたり、ヘリコプターや飛行機で投下されたりするが、ウクライナ軍はハリケーンMLRS発射ロケットを使用している。1つのロケットは12のクラスター爆弾を含み、各クラスターは26のバタフライ地雷を含んでいる。即ちロケット1発で312の対人地雷が空中から広範囲にバラ撒かれることになる。蝶の様なデザインのお陰で地雷はこれらの滑空して着陸する。中には自爆タイマーを備えているものも有り、何年もの貯蔵寿命を誇るものも有る。これらは軍用車両ではなく民間人を故意に狙ったものであり、ドネツク軍の工兵が慎重に目印を付けて警告を出して撤去に努めているが、見付け難く非常に時間が掛かる。

 8年間ドンバス戦争を黙認して来た西側大手メディアは、当然ながらロシア軍を非難している(何故「親ロシア派が実効支配している」と彼等が主張している場所に対してロシア軍が無差別殺戮を仕掛けねばならないのか、全く意味不明なのだが)。

 バタフライ地雷の爆発の様子。ロケットが1発飛んで来るだけでこんな超危険な代物が周辺に何百とバラ撒かれ、街中が地雷原と化す訳だ。地雷があちこちに落ちている街中を歩く様子や地雷撤去の様子も映されている。
Ukraine turns Donetsk into a minefield using banned ‘butterfly’ mines

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川流桃桜

Author:川流桃桜
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