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遺伝子組み換え、優生学、人口管理の為の「空飛ぶ注射器」としての昆虫(要点)

★以下は環境中の遺伝を改変するベクターとして昆虫を利用する技術について解説した記事の要点。
Insects As Flying Syringes For Genetic Modification, Eugenics And Population Control

 DARPA(米国防高等研究計画局)は2016年に「昆虫同盟(Insect Allies)」と云うプロジェクトを開始した。DARPAの公式情報に拠れば、これは米国の作物システムを、自然発生的な脅威(ウイルス、害虫、菌類、除草剤、旱魃、汚染、塩分濃度、洪水、霜等)や、国家または非国家主体によって齎される人工的な脅威から守る為に、植物の遺伝子を改変する試みで、以下の3つのプロセスを経るものだと説明されている。
 ・ウイルス操作(ウィルスの遺伝子組み換え)
 ・昆虫ベクターの最適化(昆虫を「空飛ぶ注射器」として利用し、環境内に遺伝子組み換えされたウィルスを拡散させる)
 ・お成熟した植物に於ける選択的遺伝子治療


 昆虫同盟が資金提供した2020年の論文では、「突然変異の産物は65%から100%の範囲の頻度で、次の世代で元に戻る。3つのsgRNAを発現するウイルスに感染した植物に由来する子孫の最大30%が、3つの標的遺伝子座全て変異を優雨している」———つまり最大3割は遺伝子改変の結果が遺伝する、と結論付けている。

 ドイツのプランク・研究所は2019年に「空飛ぶ注射器」による環境中の遺伝子改変に反対する動画を公開している。但し彼等が反対しているのはゲノム編集技術それ自体ではなく、技術が兵器化される可能性だ。


 デュアルユース技術の常として、平和目的で使えるものは戦争用にも使うことが出来る。2018年にはこの同じ技術が当然ながら敵によって使われる可能性について警告が為されている。DARPAはこれに応えて、昆虫同盟は食料供給を維持する為の国家安全保障ツールキットであって、これを攻撃的な設定で環境中で使用する意図は無いと主張している。昆虫同盟はDARPA、環境保護局、米陸軍その他の機関の共同作業であり、2021年半ばまでに「複数の成熟した作物植物を、農業面で強化された形質を備えた複雑で複数の種の植物・昆虫集団へと安定的に変容させること」を目標としている。
 

 2018年のニューズウィークの記事では、DARPAが屋外で染色体を直接編集出来る遺伝子組み換えウイルス(水平環境遺伝子改変因子 (Horizontal Environmental Genetic Alteration Agents/HEGAAs)を、従来の農薬散布の様な形ではなく昆虫に運ばせる技術について「新しい生物兵器だと非難されている」と報じている。2022年1月にはこの技術が制御可能なものであるかについて疑問を投げ掛ける論文が書かれている。

 HEGAAは2018年に最初に使用された言葉だが、それに拠ると、「定義上、HEGAAによって誘発された遺伝子編集イヴェントは、研究所や病院等の収容施設の外で発生することを意図している」とされている。HEGAAは意図的に環境に放出され、感染によって環境内に伝播し、標的種の染色体を改変する。HEGAAには遺伝性ではない体細胞系と、遺伝性である生殖細胞系の2つの種類が有るが、昆虫同盟に関してはグレイゾーン。


 2020年8月のESOF(EuroScience Open Forum)のこの動画を観ると、HEGAAは自己拡散型ワクチンと地続きの話であると解る。


 因みにESOF2020のパネルに於て言及された"Project Coast"と云うのは、1980年代のアパルトヘイト時代の南アフリカで実施された秘密の生物兵器開発ブログラムのことで、暗殺や黒人の人口削減(不妊化)の為の技術が開発された。なのでこの話は新マルサス主義者達の人口削減アジェンダとも関連する話だ。


 生物兵器転用に関する疑問について、DARPAは公式に回答しないことを選んだ。つまり彼等の現在の方針は「先ず開発して、後で説明する」と云うこと。適切なリスク回避手段が取られているかどうかは不明なのだ。



 そもそもこうした技術開発の前段階として、DARPAはまた2010年に"Living Foundries(生物鋳造計画、とでも訳すか?)"と云う生物工学/合成生物学プロジェクトを開始しており、2021年の説明では、これは「生物システムの基本的な代謝プロセスをプログラミングして膨大な数の複雑な分子を生成することにより、重要で価値の高い分子の適応可能で拡張縮小可能なオンデマンド生産を可能にすること」を目的としている。

 つまり生物システムそのものをプログラムする(遺伝子を電灯のスイッチの様に好きな様にON/OFFにする)ことによって、まぁ色々な応用が考えられそうではあるが、取り敢えず必要な素材を好きな時に好きなだけ生産する技術が期待されている様だ。

 例えばこんな風に生物としての利点を数多く備えた全く新しい「生きた素材」作りが目指されている。


 2014年にはDARPAは生物学技術局を立ち上げている。公式サイトに拠ると、彼等は合成生物学によって色々なことを成し遂げたいと思っている様だ。
 ・DNAプログラムによる、成長し、環境に反応し、自己修復する生体材料開発。
 ・遺伝子編集治療に於ける予期せぬ効果の最小化。
 ・パンデミック対策:検知技術、抗体の特定と増殖等)。
 ・オンデマンド免疫:感染症に対する核酸ベースの保護の開発と提供。
 ・生体機能チップ技術による新薬の有効性のより正確な予測t、それによるFDA承認リスクの軽減。
 ・生体内バイオセンサーによる病気の発生予測。
 ・神経技術を利用した精神医学の再発明:埋め込み型の閉鎖ループ神経システムによる神経精神疾患の治療。
 ・複雑な物理システムの直接的な神経制御。
 ・非侵襲的な電気・聴覚刺激技術による記憶の強化神経再生プロセスの促進(記憶の強化)。


 そしてDARPAはリモコン昆虫などと云うものにも手を出している。「バイオボット」と呼ばれている様だ。
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川流桃桜

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