カザフスタン
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/07/03に発表された「南部輸送回廊」(STC)を通じて、ロシアは、西洋に寝返りかねないカザフスタンを迂回して貿易を行うことが出来る様になる。
ロシアの中央アジアへの南部輸送回廊は、カザフスタンの裏切りへの備え(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。カザフスタンは西洋とロシアとの間で微妙なバランス取りに苦労している。
シリア問題会議の主催を中止するカザフスタンの決定は、西洋への更なる譲歩だ(抄訳)
ロシアから撤退したマクドナルドはカザフスタンからも撤退。牛肉供給に問題が有ったらしい。2016年に開始された、消費者に安くて不健康で中毒性の高い食事を提供するマクドナルドのミッションは、2022年11月で終了した。まぁ跡地を使って地元の業者が遺伝子編集合成肉とか大量の化学薬品とかを使わないもっと健康的な食事を提供する店を開けば、人々もより健康を害さなくて済むしカネは地元に落ちるし、いいことじゃないの。この他マクドナルドはベラルーシやボスニア・ヘルツェゴビナからも撤退している。
McDonald’s to leave another ex-Soviet country – Bloomberg
2022年1月に暴動を起こしたカザフスタンのテロリスト達の情報は、SBU(ウクライナ保安庁)によって管理されていた。
Террористами в Казахстане управляет Служба безопасности Украины
コリブコ氏の分析。2022/05/10、カザフスタンのトカエフ大統領はトルコに行き、エルドアン大統領と戦略的パートナーシップについての共同声明を出したが、これは中央アジアが多極化へ向かっている更なる兆候だ。
・カザフスタンはトルコを安全保障上の脅威とは見做していない(ドローンの共同生産について合意に達している)。
・カザフスタンはトルコを特権的で包括的な戦略的パートナーと見做している(共同声明は50もの包括的な項目から成っている)。
・接続性と軍事技術問題に関する協力拡大は、両国の信頼に基付く関係そ証明している。
・この展開に対するロシアの穏やかな反応は、列強としての成熟を示している。

The Kazakh President’s First Trip To Turkey Was Actually Pretty Important
2022/06/04、「わが国とアメリカは、原子力関連の分野で交流・やり取りしているが、カザフ国内での米軍基地建設問題は提起されていない」
———きっぱりふられた訳だが、ワシントンはどう反応する? また「民主化」運動でも起こすか?
カザフ大統領、「国内での米軍基地建設など論外」
カザフスタンで暴れたテロリスト達は何処から湧いて来たのか? → 実は少なくとも10年間国内で訓練されてました、と云うオチ。Engdahl氏の"The Lost Hegemon"はイスラム過激派の正体を理解する上で教科書的な名著なので、私もオススメ。
カザフスタン暴動 ←「宴の始末」問題
ペペ・エスコバル氏の分析。カザフスタンで起こったことは米・トルコ・英・イスラエル主導によるクーデターの試み。ロシアは過去の事例から学んで十分に対応準備が出来ており、カラー革命はあっさり不発で終わった。出来ればこれで最後であって欲しい。
After Kazakhstan, the color revolution era is over
カザフスタンの国家治安部隊が国連の青いヘルメットを被っている所を撮影される。彼等は国連基準の訓練を受けてはいるが国連の平和維持活動に従事している訳ではない為、これはルール違反。違反の理由は今のところ不明。
Kazakh Troops Spotted Manning Anti-Protest Checkpoints in UN Helmets
カザフスタンで草の根の人々の怒りを引き起こした要因はガス価格上昇や生活レヴェルの低下等だけではなく、ロックダウン、ワクチン接種強制、子供と妊婦への接種、QRコードによる差別等の狂気のコロナ「対策」。同じ路線を突き進むロシアも他山の石とすべきだろう。
There Was an Element of Medical Freedom Uprising to Kazakhstan’s Revolt
カラー革命の大家ジョージ・ソロスに雇われたカザフスタンの「ファクトチェッカー」が、ロシアのCOVIDワクチンであるスプートニクVはインチキである(無論あらゆるCOVIDワクチンはそうだ!)との記事を公開。やはり今回も色々暗躍しているんでしょうかね。
Soros, Sputnik V & Kazakhstan
カザフスタンの国務長官は現在のテロ攻撃を「カラー革命」ではなく「ハイブリッド・テロ攻撃」と表現している。目的は不安定化とクーデター。情報攻撃も使用され、内外の力の「陰謀」が働いていたことも把握している。
‘Hybrid Terrorist Attack’ Carried Out in Kazakhstan With Aim of Coup, State Secretary Says
プーチンはカザフスタンで起こっていることがカラー革命(民主化を装った西側工作員によるレジームチェンジ工作)であることをはっきり理解している。2014年以降のウクライナではネオナチが跋扈しているが、同じことを許す程プーチンは無能ではないだろう。
Maidan Technologies Used in Kazakhstan, Putin Says, as Country Faced Threat to Its Statehood
カザフスタンはロシアの支配下に在る訳でも何でもなく、寧ろ1989年以降積極的に非ロシア化を推進して来た国で、NATOの影響力が強い。今回のロシアのカザフ協力の陰で、カザフ国内で抑圧されているロシア人達の存在は無視されている。
Russia Saved a De-Russifying Government in Kazakhstan
カザフスタン政府がテロ対策にロシアの応援を頼んだことについて、ブリンケン米国務長官は「ロシア人を家に入れたら出て行かせるのは難しい」と発言。世界の「招かれざる客」の筆頭格がよくもまぁ。相変わらず彼等の厚顔無恥さは常人の感覚を超えている。
Blinken to Kazakhstan: It’s hard to get Russians to leave once they’re in your home
コリブコ氏の分析。カザフスタンではディープステートの反中国派閥(バイデンが属する中国封じ込め派)に対抗して反ロシア派閥が暗躍し、NGOを通じて暴力を煽り米露交渉を妨害しようとしているが、早々にロシアが治安回復に成功するだろう、とのこと。
“US deep state behind Kazakh protests”
「民主主義の促進」と称する米帝のハイブリッド戦争よりも、ロシアの「民主的治安」の方が遙かに民主的で平和的だろう、と云う社説。私も全く同感。何故テロや破壊行為や残虐行為や人道犯罪を民主主義などと呼ばねばならんのか。頭おかしい。
Russia’s “Democratic Security” vs. America’s “Democracy Promotion”
カザフスタンは既に十分にNATOの影響下に在り(米軍のバイオラボまで有る)、米帝が本気でカラー革命に取り組んでいる可能性は低く、不安定化工作が行われたとしても直ぐにロシアに抑えられるだろう、とのコリブコ氏の分析。
Kazakhstan: Petroleum Protest, Color Revolution, Or Something Else? – Andrew Korybko OneWorld
集団安全保障条約機構(CSTO)のザス事務局長の独占インタビュー。カザフスタンで起こっていることは条約で定められた「国家の安全、安定、領土保全及び主権に対する脅威」に該当する為、平和維持軍が短期間派遣される。
CSTO Head: Current Events in Kazakhstan Threaten Its Security, Territorial Integrity
西側大手メディアが「反政府抗議行動」と呼ぶものにより、カザフスタンでは警察と治安部隊13人が殺害され、内少なくとも2人が斬首された。この種の残虐行為はNATOの傭兵=過激派が好んでやる。
Law enforcement officers beheaded in Kazakhstan – media
カザフスタンで起こっているテロ=カラー革命に対して、ロシアは集団安全保障条約機構(CSTO)に基付いて平和維持部隊の派遣を予定しているが、当然西側はデマ攻撃で噛み付いている。アフガンやウクライナと基本的には同じパターンだ。
Debunking 10 Western Infowar Narratives About The CSTO’s Kazakhstan Mission
ロシアの中央アジアへの南部輸送回廊は、カザフスタンの裏切りへの備え(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。カザフスタンは西洋とロシアとの間で微妙なバランス取りに苦労している。
シリア問題会議の主催を中止するカザフスタンの決定は、西洋への更なる譲歩だ(抄訳)
ロシアから撤退したマクドナルドはカザフスタンからも撤退。牛肉供給に問題が有ったらしい。2016年に開始された、消費者に安くて不健康で中毒性の高い食事を提供するマクドナルドのミッションは、2022年11月で終了した。まぁ跡地を使って地元の業者が遺伝子編集合成肉とか大量の化学薬品とかを使わないもっと健康的な食事を提供する店を開けば、人々もより健康を害さなくて済むしカネは地元に落ちるし、いいことじゃないの。この他マクドナルドはベラルーシやボスニア・ヘルツェゴビナからも撤退している。
McDonald’s to leave another ex-Soviet country – Bloomberg
2022年1月に暴動を起こしたカザフスタンのテロリスト達の情報は、SBU(ウクライナ保安庁)によって管理されていた。
Террористами в Казахстане управляет Служба безопасности Украины
コリブコ氏の分析。2022/05/10、カザフスタンのトカエフ大統領はトルコに行き、エルドアン大統領と戦略的パートナーシップについての共同声明を出したが、これは中央アジアが多極化へ向かっている更なる兆候だ。
・カザフスタンはトルコを安全保障上の脅威とは見做していない(ドローンの共同生産について合意に達している)。
・カザフスタンはトルコを特権的で包括的な戦略的パートナーと見做している(共同声明は50もの包括的な項目から成っている)。
・接続性と軍事技術問題に関する協力拡大は、両国の信頼に基付く関係そ証明している。
・この展開に対するロシアの穏やかな反応は、列強としての成熟を示している。

The Kazakh President’s First Trip To Turkey Was Actually Pretty Important
2022/06/04、「わが国とアメリカは、原子力関連の分野で交流・やり取りしているが、カザフ国内での米軍基地建設問題は提起されていない」
———きっぱりふられた訳だが、ワシントンはどう反応する? また「民主化」運動でも起こすか?
カザフ大統領、「国内での米軍基地建設など論外」
カザフスタンで暴れたテロリスト達は何処から湧いて来たのか? → 実は少なくとも10年間国内で訓練されてました、と云うオチ。Engdahl氏の"The Lost Hegemon"はイスラム過激派の正体を理解する上で教科書的な名著なので、私もオススメ。
カザフスタン暴動 ←「宴の始末」問題
ペペ・エスコバル氏の分析。カザフスタンで起こったことは米・トルコ・英・イスラエル主導によるクーデターの試み。ロシアは過去の事例から学んで十分に対応準備が出来ており、カラー革命はあっさり不発で終わった。出来ればこれで最後であって欲しい。
After Kazakhstan, the color revolution era is over
カザフスタンの国家治安部隊が国連の青いヘルメットを被っている所を撮影される。彼等は国連基準の訓練を受けてはいるが国連の平和維持活動に従事している訳ではない為、これはルール違反。違反の理由は今のところ不明。
Kazakh Troops Spotted Manning Anti-Protest Checkpoints in UN Helmets
カザフスタンで草の根の人々の怒りを引き起こした要因はガス価格上昇や生活レヴェルの低下等だけではなく、ロックダウン、ワクチン接種強制、子供と妊婦への接種、QRコードによる差別等の狂気のコロナ「対策」。同じ路線を突き進むロシアも他山の石とすべきだろう。
There Was an Element of Medical Freedom Uprising to Kazakhstan’s Revolt
カラー革命の大家ジョージ・ソロスに雇われたカザフスタンの「ファクトチェッカー」が、ロシアのCOVIDワクチンであるスプートニクVはインチキである(無論あらゆるCOVIDワクチンはそうだ!)との記事を公開。やはり今回も色々暗躍しているんでしょうかね。
Soros, Sputnik V & Kazakhstan
カザフスタンの国務長官は現在のテロ攻撃を「カラー革命」ではなく「ハイブリッド・テロ攻撃」と表現している。目的は不安定化とクーデター。情報攻撃も使用され、内外の力の「陰謀」が働いていたことも把握している。
‘Hybrid Terrorist Attack’ Carried Out in Kazakhstan With Aim of Coup, State Secretary Says
プーチンはカザフスタンで起こっていることがカラー革命(民主化を装った西側工作員によるレジームチェンジ工作)であることをはっきり理解している。2014年以降のウクライナではネオナチが跋扈しているが、同じことを許す程プーチンは無能ではないだろう。
Maidan Technologies Used in Kazakhstan, Putin Says, as Country Faced Threat to Its Statehood
カザフスタンはロシアの支配下に在る訳でも何でもなく、寧ろ1989年以降積極的に非ロシア化を推進して来た国で、NATOの影響力が強い。今回のロシアのカザフ協力の陰で、カザフ国内で抑圧されているロシア人達の存在は無視されている。
Russia Saved a De-Russifying Government in Kazakhstan
カザフスタン政府がテロ対策にロシアの応援を頼んだことについて、ブリンケン米国務長官は「ロシア人を家に入れたら出て行かせるのは難しい」と発言。世界の「招かれざる客」の筆頭格がよくもまぁ。相変わらず彼等の厚顔無恥さは常人の感覚を超えている。
Blinken to Kazakhstan: It’s hard to get Russians to leave once they’re in your home
コリブコ氏の分析。カザフスタンではディープステートの反中国派閥(バイデンが属する中国封じ込め派)に対抗して反ロシア派閥が暗躍し、NGOを通じて暴力を煽り米露交渉を妨害しようとしているが、早々にロシアが治安回復に成功するだろう、とのこと。
“US deep state behind Kazakh protests”
「民主主義の促進」と称する米帝のハイブリッド戦争よりも、ロシアの「民主的治安」の方が遙かに民主的で平和的だろう、と云う社説。私も全く同感。何故テロや破壊行為や残虐行為や人道犯罪を民主主義などと呼ばねばならんのか。頭おかしい。
Russia’s “Democratic Security” vs. America’s “Democracy Promotion”
カザフスタンは既に十分にNATOの影響下に在り(米軍のバイオラボまで有る)、米帝が本気でカラー革命に取り組んでいる可能性は低く、不安定化工作が行われたとしても直ぐにロシアに抑えられるだろう、とのコリブコ氏の分析。
Kazakhstan: Petroleum Protest, Color Revolution, Or Something Else? – Andrew Korybko OneWorld
集団安全保障条約機構(CSTO)のザス事務局長の独占インタビュー。カザフスタンで起こっていることは条約で定められた「国家の安全、安定、領土保全及び主権に対する脅威」に該当する為、平和維持軍が短期間派遣される。
CSTO Head: Current Events in Kazakhstan Threaten Its Security, Territorial Integrity
西側大手メディアが「反政府抗議行動」と呼ぶものにより、カザフスタンでは警察と治安部隊13人が殺害され、内少なくとも2人が斬首された。この種の残虐行為はNATOの傭兵=過激派が好んでやる。
Law enforcement officers beheaded in Kazakhstan – media
カザフスタンで起こっているテロ=カラー革命に対して、ロシアは集団安全保障条約機構(CSTO)に基付いて平和維持部隊の派遣を予定しているが、当然西側はデマ攻撃で噛み付いている。アフガンやウクライナと基本的には同じパターンだ。
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