ハリウッドと帝国
人道主義の名を借りて帝国主義を推進するハリウッド俳優ジョージ・クルーニーの妻であり、腐敗した国際刑事裁判所のカリム・カーン検事総長とダルフール問題で長年協力している国際弁護士アマニ・クルーニーについてはマックス・ブルーメンソール氏の記事が詳しい。クルーニー夫妻のクルーニー正義財団は、民主党の資金集めに最も貢献している組織のひとつで、ゲイツやソロスから支援を受け、諜報機関ベリングキャットのパートナーでもある。
How NATO states sponsored ICC prosecutor’s Putin arrest warrant
NATO加盟諸国がICC(国際刑事裁判所)の最高検察官に資金を渡し、プーチンに対する逮捕状を出させた手口とは
ハリウッドの似非人権活動家の一人、ジョージ・クルーニーは、捏造された「ダルフールのジェノサイド」や、米国が内戦を作り出した南スーダンの人権状況について大袈裟に嘆いて見せ、「この儘では駄目だ、我々文明人が介入してやらなければならない!」と云う世論誘導の旗振りをしている。関連記事一覧が載ってあるページを紹介しておく。
George Clooney
ヴァネッサ・ビーリィ氏によるハリウッド俳優ショーン・ペンについての記事。ペンの「慈善」NGO、"CORE"は、USAID・クリントン財団・ロックフェラー財団・ゲイツ財団等から資金提供を受けている。これは元々は2010年のハイチの大地震の際に災害救助を目的として設立された組織だが、その後のハイチ人の窮状は改善されるどころか(地震以前から米帝に荒らされて酷いものだったが)、クリントンとブッシュの政治的略奪によって更に悪化した。だがペンは彼等を全く批判していない。彼はまたハイチの他イラク・イラン・ヴェネズエラ・キューバにも出没し、CIAのレジームチェンジ工作に関与している可能性が濃厚だ。COREはCOVID-19パンデミックに於ては科学的詐欺でしかないPCR検査を推進し、 TwitterのCEOであるジャック・ドーシーと接近している。

The Covid-19 Celebrity Humanitarianism – Sean Penn and the Great Reset
ウクライナ版「ハイル・ヒトラー」である「スラヴァ・ウクライニ!」を笑顔で口にするベルギー出身のアクション俳優ジャン=クロード・ヴァン・ダム。まぁベルギーにもナチの協力者は大勢居た。
Russia Ukraine Conflict @Russiaconflict
私は見逃していたニュースだったが回収しておく。2015年、15歳の時に330ポンドのベンチプレスを行った「世界最強の少女」マリアナ・ナウモワに拠ると、彼女は当時シュワルツェネッガーに会い、ウクライナでの混乱の証拠と手紙を彼に手渡した。彼はアシスタントに資料を渡し、ウクライナ軍とネオナチによる市民への攻撃と彼女が説明するものに「取り組む」と約束したそうだ。彼女は2022/03/21にビデオメッセージを公開してシュワルツェネッガーがこの約束を果たしていないことを告発した。彼女は2014年以来20回以上ウクライナに行ったことが有り、ドンバスの現実をその目で見、120以上の学校を訪れ、何千人もの子供達と話をし、100以上の子供向けスポーツイヴェントを開催したと言っている。彼女は湾岸戦争での米国の非道やウクライナのナチについて非難したが、シュワルツェネッガーは曾て自伝の中でヒトラーを演説者として高く評価していたことを認めた。

Schwarzenegger accused of breaking promise on Ukraine by ‘world’s strongest girl’ (VIDEO)
★名優パトリック・スチュワートが1997年にCIA本部を「訪問」していた件について、判明している数少ない情報を纏めてみた。
パトリック・スチュワートのCIA本部訪問
20世紀の魔女狩りとも言うべきマッカーシズム(1940〜50年代の反共産主義運動/「赤狩り」)を思わせる様な反ロシア・ヒステリーが西洋全般を支配している今日の状況を見るにつれ、人間と云うものはその殆どが歴史から学ぶことの出来ない存在ではないかと云う疑いが日々強くなるのだが、エドガー・フーヴァーFBI長官とジョセフ・マッカーシー上院議員による思想弾圧の嵐の最中にも、少数ながら果敢に抵抗し続けたハリウッド人達が居た。ダルトン・トランボ、カーク ダグラス、デヴィッド・ミラー、ジョン・フランケンハイマー、スタンリー・クレイマー、バート・ランカスター、エドワード・ルイス等を中心とした反骨と良心の映画人等は、20年に亘って冷戦期の反共ヒステリーを生き延び、JFKやヴェトナム戦争等の米国の闇の部分(ディープ・ステート)に焦点を当て、益々帝国主義的傾向を強めるアメリカ帝国の実態に関して、人々の道徳的感性を目覚めさせようと努力した。ブラックリストに抗して「王様は裸だ」と言い続けた彼等が支払わされた代償は決して小さなものではなかったものの、彼等が残した遺産の幾つかは、21世紀の今日の状況に対して、不気味なまでに鋭い光を投げ掛けてくれている。
Kirk Douglas, Trumbo and JFK: When Hollywood Patriots Resisted the Deep State
「自由の国」アメリカでブラックリストに載せられたハリウッドの人々のリスト。
Hollywood blacklist
★ペンタゴンのプロパガンダ映画について、最近の有名作品の短いリストと、簡単な補足。
ペンタゴンとハリウッドの成功した恐るべきプロパガンダ同盟(抜粋と補足)
トム・セッカー氏の記事。CIAや国防総省が、自分達に都合の良い様にハリウッド映画のシナリオに手を入れ、自分達の悪虐非道な行為の実態を大衆の目から隠蔽して来たのには長い歴史が有るが、今の主流の大衆洗脳の手口は単なる検閲ではなく「正常化(normalization)」。自分達が世界中で行なっている秘密作戦を、より巨大な悪を倒す為の「必要な悪」として描き出し、醜く、品位を傷付け、殺人的で、言葉にするのも憚られる様な行為を、有り触れたものとして描くことによって、「世の中そんなもんだ」と云う感覚が植え付けられることになる。
Black Ops in Hollywood: From Censorship to Normalization
ケイトリン・ジョンストン氏の記事。『スター・ウォーズ』でジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルは、ウクライナ政府の資金調達プラットフォームであるUnited24の大使に任命され、「ドローンの調達、修理、交換、パイロット訓練」を呼び掛けた。余りに馬鹿馬鹿しくて空いた口が塞がらない。彼のツイートには、たった一機で帝国艦隊に立ち向かう、ウクライナ国旗模様に塗られたXウィング戦闘機と、「抵抗せよ(RESIST)」の文字。以前「アメリカ人は自分達がジェダイの騎士だと思い込んでいるシスの暗黒卿だ」と云う発言を何処かで読んだのだが、正にその通り。ルークの中の人は自分が帝国の旗を振っていることに全く気が付いていないのか。気付いていないんだろうな。フィクションと現実の区別が出来ない愚か者にヒーローは務まらんよ。

善良で義にかなった代理戦争なら、このような漫画的PRは不要なはず
ハリウッドの最も恥知らずな帝国の手先の一人であるショーン・ペンは、熱心に反ロシア・プロパガンダに加担しているが、今度はゼレンスキーをオスカーに招待しろ、でなきゃ皆ボイコットしろ、俺は自分の貰ったオスカー像を溶かしてやると警告している。

Sean Penn gives ultimatum on Zelensky speech at Oscars
CIAのモッキングバード作戦やMKウルトラ作戦の様な大衆洗脳技術が如何に日々のニュースや映画(どちらも同じ巨大企業によって所有されている)等に浸透しているかを描いたドキュメンタリー。ひと握りのパワーエリート達は、大衆にとって何が現実かを決める為に絶えず心理攻撃を仕掛けている。後半は悪魔カルトや人身売買の話に繋がって行くが、今後例えばエプスタインのネットワークの実態の解明が進むことが有れば、この辺の真相も明らかになって来ることだろう。
OUT OF THE SHADOWS | OFFICIAL DOCUMENTARY. FULL.
非常に才能に溢れた俳優であることは私も認めるが、今までに私が観た中で最も馬鹿げた戦争プロパガンダ映画である『プライベート・ライアン』を含む数々の体制美化映画に出演し、凡そ現実とは懸け離れた「善良な普通のアメリカ人」のイメージを世界中に広めて来たベタベタの親体制俳優トム・ハンクスの、米軍やCIAや政府との密接な繋がりを描いたトム・セッカー氏によるドキュメンタリー。前々から胡散臭い俳優だとは思っていたけれど(同時に少しだけ描かれているスピルバーグもそうだけれども)、こうして点と点を繋いでみると、彼は正に権力者達が望んでいる絶好のプロパガンダ用の駒だと云うことがよく解る。西側のプロパガンダ・システムと云うのはこうしたグレイゾーンを活用することで絶大な影響力を発揮しているので、気付かない観客は無邪気に純粋な娯楽として彼の映画を愉しみ、その政治的な含意についてはどうも全く気付かない様だ。
Secrets of Tom Hanks REVEALED
アラン・マクラウド氏の記事。米軍のアフガニスタン侵略とそれに続く長期占領を可能にしていたのはこの問題に関する人々の無関心だが、これは仕組まれたもので、それにはハリウッドも大きな役割を果たしている。トム・セッカーとマシュー・アルフォード両氏の調査に拠ると、国防総省は少なくとも814本の映画と1,133本のTV番組を支援しており、その多くは近年のもので、現実を無視して米軍を美化している。幾つかの例を挙げると、
・『ホース・ソルジャー/12 Strong』(2018)
・『ローン・サバイバー/Lone Surviver』(2013)
・『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー/Charlie Wilson's War』(2007)
・『アメリカン・レポーター/Whiskey Tango Foxtrot』(2016)
・『アイアンマン/Iron Man』(2008)
他にも、陸軍がアーノルド・シュワルツェネッガーを地球温暖化のドキュメンタリーTVシリーズ『危険な時代に生きる』の為にアフガニスタンに飛ばして再生可能エネルギー・システムの宣伝をさせたり、ビデオゲームやポップミュージックに戦争支持のメッセージを散りばめたりと、色々な取り組みが行われている。西側のプロパガンダ・システムは商業と密接に関わっているので、注意深い人でないとその存在に気が付くのは難しい。
HOW THE PENTAGON LEANED ON HOLLYWOOD TO SELL THE WAR IN AFGHANISTAN
開示された内部文書に拠ると、米軍は映画『トップガン』を長い間フランチャイズ化することを望んでおり、選りにも選って反戦映画で有名なオリバー・ストーン監督に話を持ち掛けたことも有ったらしい。
How Pentagon Turned 'Top Gun' Sequel Into Recruitment And PR Vehicle
アラン・マクラウド氏の記事。80年代にヒットしたハリウッド映画『トップガン』の続編、『トップガン:マーヴェリック』は興行的にも大ヒットし、批評家の受けも良かったが、情報公開法に基付いて入手された内部文書に拠ると、これはペンタゴンの全面協力の下に撮影が行われただけではなく、ペンタゴンの許可を得たものだけが撮影を許された。調査ジャーナリストのトム・セッカー氏に拠ると、この映画は軍のイメージを回復させるのが目的。映画の中では恐らくイランと思われる場所のウラン濃縮施設を爆破する秘密任務が描かれるが、現実の米軍はイランのソレイマニ司令官を暗殺したり、イラクでの無差別攻撃で民間人の死傷者を出したりしている。無人ドローンによる空爆が盛んな時期にわざわざ有人パイロットの話が描かれたのは、軍がパイロット不足に悩んでいるから。つまりこの映画は、軍隊向けの2時間11分の求人広告として機能している。
これはハリウッドを利用した数々の軍のプロパガンダ映画のほんの一例に過ぎないが、そもそも前作の『トップガン』も、80年代の「ヴェトナム症候群(他国への軍事介入に対して国民の間で広がっていた嫌悪感)を払拭するのに大いに役立った。前作の監督のトニー・スコットは亡くなる前のインタビューで、米軍を美化して描いたことを後悔する発言を行なっている。主演のトム・クルーズもまた、映画の内容は全くの娯楽であって現実の軍隊とは違うことをインタビューで強調している。

“TOP GUN: MAVERICK” IS MILITARY PROPAGANDA. OFFICIAL DOCUMENTS PROVE IT

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George Clooney
ヴァネッサ・ビーリィ氏によるハリウッド俳優ショーン・ペンについての記事。ペンの「慈善」NGO、"CORE"は、USAID・クリントン財団・ロックフェラー財団・ゲイツ財団等から資金提供を受けている。これは元々は2010年のハイチの大地震の際に災害救助を目的として設立された組織だが、その後のハイチ人の窮状は改善されるどころか(地震以前から米帝に荒らされて酷いものだったが)、クリントンとブッシュの政治的略奪によって更に悪化した。だがペンは彼等を全く批判していない。彼はまたハイチの他イラク・イラン・ヴェネズエラ・キューバにも出没し、CIAのレジームチェンジ工作に関与している可能性が濃厚だ。COREはCOVID-19パンデミックに於ては科学的詐欺でしかないPCR検査を推進し、 TwitterのCEOであるジャック・ドーシーと接近している。


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ウクライナ版「ハイル・ヒトラー」である「スラヴァ・ウクライニ!」を笑顔で口にするベルギー出身のアクション俳優ジャン=クロード・ヴァン・ダム。まぁベルギーにもナチの協力者は大勢居た。
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私は見逃していたニュースだったが回収しておく。2015年、15歳の時に330ポンドのベンチプレスを行った「世界最強の少女」マリアナ・ナウモワに拠ると、彼女は当時シュワルツェネッガーに会い、ウクライナでの混乱の証拠と手紙を彼に手渡した。彼はアシスタントに資料を渡し、ウクライナ軍とネオナチによる市民への攻撃と彼女が説明するものに「取り組む」と約束したそうだ。彼女は2022/03/21にビデオメッセージを公開してシュワルツェネッガーがこの約束を果たしていないことを告発した。彼女は2014年以来20回以上ウクライナに行ったことが有り、ドンバスの現実をその目で見、120以上の学校を訪れ、何千人もの子供達と話をし、100以上の子供向けスポーツイヴェントを開催したと言っている。彼女は湾岸戦争での米国の非道やウクライナのナチについて非難したが、シュワルツェネッガーは曾て自伝の中でヒトラーを演説者として高く評価していたことを認めた。


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★名優パトリック・スチュワートが1997年にCIA本部を「訪問」していた件について、判明している数少ない情報を纏めてみた。
パトリック・スチュワートのCIA本部訪問
20世紀の魔女狩りとも言うべきマッカーシズム(1940〜50年代の反共産主義運動/「赤狩り」)を思わせる様な反ロシア・ヒステリーが西洋全般を支配している今日の状況を見るにつれ、人間と云うものはその殆どが歴史から学ぶことの出来ない存在ではないかと云う疑いが日々強くなるのだが、エドガー・フーヴァーFBI長官とジョセフ・マッカーシー上院議員による思想弾圧の嵐の最中にも、少数ながら果敢に抵抗し続けたハリウッド人達が居た。ダルトン・トランボ、カーク ダグラス、デヴィッド・ミラー、ジョン・フランケンハイマー、スタンリー・クレイマー、バート・ランカスター、エドワード・ルイス等を中心とした反骨と良心の映画人等は、20年に亘って冷戦期の反共ヒステリーを生き延び、JFKやヴェトナム戦争等の米国の闇の部分(ディープ・ステート)に焦点を当て、益々帝国主義的傾向を強めるアメリカ帝国の実態に関して、人々の道徳的感性を目覚めさせようと努力した。ブラックリストに抗して「王様は裸だ」と言い続けた彼等が支払わされた代償は決して小さなものではなかったものの、彼等が残した遺産の幾つかは、21世紀の今日の状況に対して、不気味なまでに鋭い光を投げ掛けてくれている。
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ペンタゴンとハリウッドの成功した恐るべきプロパガンダ同盟(抜粋と補足)
トム・セッカー氏の記事。CIAや国防総省が、自分達に都合の良い様にハリウッド映画のシナリオに手を入れ、自分達の悪虐非道な行為の実態を大衆の目から隠蔽して来たのには長い歴史が有るが、今の主流の大衆洗脳の手口は単なる検閲ではなく「正常化(normalization)」。自分達が世界中で行なっている秘密作戦を、より巨大な悪を倒す為の「必要な悪」として描き出し、醜く、品位を傷付け、殺人的で、言葉にするのも憚られる様な行為を、有り触れたものとして描くことによって、「世の中そんなもんだ」と云う感覚が植え付けられることになる。
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ケイトリン・ジョンストン氏の記事。『スター・ウォーズ』でジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルは、ウクライナ政府の資金調達プラットフォームであるUnited24の大使に任命され、「ドローンの調達、修理、交換、パイロット訓練」を呼び掛けた。余りに馬鹿馬鹿しくて空いた口が塞がらない。彼のツイートには、たった一機で帝国艦隊に立ち向かう、ウクライナ国旗模様に塗られたXウィング戦闘機と、「抵抗せよ(RESIST)」の文字。以前「アメリカ人は自分達がジェダイの騎士だと思い込んでいるシスの暗黒卿だ」と云う発言を何処かで読んだのだが、正にその通り。ルークの中の人は自分が帝国の旗を振っていることに全く気が付いていないのか。気付いていないんだろうな。フィクションと現実の区別が出来ない愚か者にヒーローは務まらんよ。

善良で義にかなった代理戦争なら、このような漫画的PRは不要なはず
ハリウッドの最も恥知らずな帝国の手先の一人であるショーン・ペンは、熱心に反ロシア・プロパガンダに加担しているが、今度はゼレンスキーをオスカーに招待しろ、でなきゃ皆ボイコットしろ、俺は自分の貰ったオスカー像を溶かしてやると警告している。

Sean Penn gives ultimatum on Zelensky speech at Oscars
CIAのモッキングバード作戦やMKウルトラ作戦の様な大衆洗脳技術が如何に日々のニュースや映画(どちらも同じ巨大企業によって所有されている)等に浸透しているかを描いたドキュメンタリー。ひと握りのパワーエリート達は、大衆にとって何が現実かを決める為に絶えず心理攻撃を仕掛けている。後半は悪魔カルトや人身売買の話に繋がって行くが、今後例えばエプスタインのネットワークの実態の解明が進むことが有れば、この辺の真相も明らかになって来ることだろう。
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アラン・マクラウド氏の記事。米軍のアフガニスタン侵略とそれに続く長期占領を可能にしていたのはこの問題に関する人々の無関心だが、これは仕組まれたもので、それにはハリウッドも大きな役割を果たしている。トム・セッカーとマシュー・アルフォード両氏の調査に拠ると、国防総省は少なくとも814本の映画と1,133本のTV番組を支援しており、その多くは近年のもので、現実を無視して米軍を美化している。幾つかの例を挙げると、
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・『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー/Charlie Wilson's War』(2007)
・『アメリカン・レポーター/Whiskey Tango Foxtrot』(2016)
・『アイアンマン/Iron Man』(2008)
他にも、陸軍がアーノルド・シュワルツェネッガーを地球温暖化のドキュメンタリーTVシリーズ『危険な時代に生きる』の為にアフガニスタンに飛ばして再生可能エネルギー・システムの宣伝をさせたり、ビデオゲームやポップミュージックに戦争支持のメッセージを散りばめたりと、色々な取り組みが行われている。西側のプロパガンダ・システムは商業と密接に関わっているので、注意深い人でないとその存在に気が付くのは難しい。
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開示された内部文書に拠ると、米軍は映画『トップガン』を長い間フランチャイズ化することを望んでおり、選りにも選って反戦映画で有名なオリバー・ストーン監督に話を持ち掛けたことも有ったらしい。
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アラン・マクラウド氏の記事。80年代にヒットしたハリウッド映画『トップガン』の続編、『トップガン:マーヴェリック』は興行的にも大ヒットし、批評家の受けも良かったが、情報公開法に基付いて入手された内部文書に拠ると、これはペンタゴンの全面協力の下に撮影が行われただけではなく、ペンタゴンの許可を得たものだけが撮影を許された。調査ジャーナリストのトム・セッカー氏に拠ると、この映画は軍のイメージを回復させるのが目的。映画の中では恐らくイランと思われる場所のウラン濃縮施設を爆破する秘密任務が描かれるが、現実の米軍はイランのソレイマニ司令官を暗殺したり、イラクでの無差別攻撃で民間人の死傷者を出したりしている。無人ドローンによる空爆が盛んな時期にわざわざ有人パイロットの話が描かれたのは、軍がパイロット不足に悩んでいるから。つまりこの映画は、軍隊向けの2時間11分の求人広告として機能している。
これはハリウッドを利用した数々の軍のプロパガンダ映画のほんの一例に過ぎないが、そもそも前作の『トップガン』も、80年代の「ヴェトナム症候群(他国への軍事介入に対して国民の間で広がっていた嫌悪感)を払拭するのに大いに役立った。前作の監督のトニー・スコットは亡くなる前のインタビューで、米軍を美化して描いたことを後悔する発言を行なっている。主演のトム・クルーズもまた、映画の内容は全くの娯楽であって現実の軍隊とは違うことをインタビューで強調している。

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