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ドンバスの真実

2014/05/11、マリウポリの光景。キエフのメディアはロシア軍が来ている、親ロシア派が武装して攻撃を行っていると大嘘を吐いていた訳だが(そして西洋大手メディアはその主張を今に至るまで検証もせずに垂れ流している訳だが)、街中に戦車を乗り入れて弾圧しているのはキエフ軍の方で、人々は文字通り素手で戦車に立ち向かっている。そして人々は自分達から進んでドネツク共和国の行く末を決める住民投票の列に並んでいる。投票を強制しているロシア軍など何処にも見当たらない。
Mariupol resists Banderite coup d'etat May 11th 2014


ドネツク人民共和国の国家と云うのを見付けたので紹介してみる。
Donetsk Anthem - Video 2016


★2015年のパリのシャルリ・エブド襲撃事件と、ウクライナのヴォルノヴァハでのバス爆発事件を取り巻く状況は、これらがNATOの対ロシア戦略の一環であることを疑わせるものだ。
パリとヴォルノヴァハ:NATOテロリズムの野蛮な顔(要点と補足)

★2014年以降、そして2022年以降のドンバスの歩みを簡単に振り返る記事。
包囲下で:ドンバスはウクライナから公式に分離した最初の年をどうやって過ごしたのか?(要点と補足)

★ロシア軍の特別軍事作戦開始以降も、キエフ軍は砲撃によるドンバスの民間人殺害を止めていない。
何故ウクライナはドネツクの民間人地区を攻撃し続けるのか?(要点)

2014年のドンバス紛争について、データを視覚化したページより、ドンバスでの砲撃数を示したグラフ。青はドネツク、オレンジはルガンスク、緑は両者の合計。データは欧州安全保障協力機構(OSCE SMM)の特別監視ミッションのもの。2022/02/24のロシア軍による特別軍事作戦開始の直前に、一旦落ち着いていた砲撃が急増していることがはっきり確認出来る。直接的にはこれを止める為に、ロシア軍は軍事介入を余儀無くされた訳だ。

Conflict in Ukraine’s Donbas: A Visual Explainer

【推奨】2014年からドンバスで9ヶ月を過ごしたドイツ人ジャーナリストによるドキュメンタリー。現地に西洋のジャーナリストなど居らず、戦争は「起こっていない」ことにされている。彼が見たのは、米国が仕掛けたマイダン・クーデター、住民達の長年の悲願だったクリミアの住民投票、ドンバスへの弾圧と、その後の多くのウクライナ軍兵士達の投降と寝返り、主客が転倒して報じられたオデッサの虐殺、妨害と隠蔽によりまともな調査が行われずその結果も公表されなかったMH17便の撃墜、ドンバス民兵達の非対称な戦い、キエフ軍の砲撃に怯え経済封鎖によって生活の術を奪われたドンバスの人々、彼等の生活を辛うじて支え続けたロシアからの人道援助、守られなかったミンスク合意、NATOによる軍事支援、そして米国企業による天然資源の採掘やGMOの人体実験、欧州への労働奴隷の提供、そして引き伸ばされたロシアとの全面戦争………西洋の大手メディアが8年間黙殺して来たウクライナの真実がここに。
Ukrainian Agony. The concealed war. Full English version by Mark Bartalmai


ドンバス、大祖国戦争を記念するオベリスク。西側市民の殆どはここに刻まれた年月の重みを全く理解していない。
 
Donbass: The War on Remembrance

プーチン大統領が発表した36時間のクリスマス休戦(2023/01/06〜07)を、キエフ軍は無視。休戦発効から1分もしない内に、ドンバスのトロフスキー地区の住宅街に6発の155mm砲弾が撃ち込まれた。幸いなことに死傷者は報告されていない。まぁ8年間もの間ミンスク合意を一度たりとも守ろうとしなかった連中が、今更休戦の呼び掛けに応じないのは不思議でも何でもない。この休戦はロシア正教会のキリスト教徒達に礼拝の機会を与える為のものだったが、ゼレンスキー一味はロシアの罠だと主張。ロシア国防省の発表ではロシア軍の方では休戦を守った。
Donetsk shelled in first minute of Christmas truce – authorities

アゾフ大隊によって住民が閉じ込めれて街ごと人質として利用され、その後ロシア軍によって解放されたくマリウポリの復興の様子を描いた現地レポート。大きく傷付きながらも楽観的なムードが漂っている。西洋にとってはここの住民は最早利用価値の無い「価値無き犠牲者」のカテゴリーに入れられた様だが、帝国主義者共の思惑に関係無く、生活は続いて行く。
‘I was nearly shot for not knowing Ukrainian’: Mariupol residents on the horrors of war and the city’s restoration

2022/11/25、プーチン大統領はドンバスの兵士達との母親達との会合で、ドンバスの併合をもっと早くに行わなかったことについて謝罪している。実際、ロシア軍はもっと早くに助けに来てくれるべきだったと云うドンバスの人々の声はこれまでにも聞かれていたし、開戦の時期についても、キエフ軍がドンバスへの砲撃を激化させたことに引き摺られてに過ぎなかったので、民族浄化問題を飽く迄ウクライナの内政問題として解決することを望んで、ミンスク合意が果たされることに希望を託して8年間介入を控えて来たロシアにも、結果的にジェノサイドを黙殺して来た責任が無いとは言えない。但し2014年の時点で軍事的介入を行っていたとしても、その場合に確かな法的基盤が得られたかには疑問の余地が有るし、西洋からの経済制裁に、2022年の様に耐えられたかも怪しいものだ。軍事開発も今程進んではいなかったので、今の様に常に軍事的優位を保つことも難しかったかも知れない。2014年は無理でも、せめて2020〜2021年頃には介入を始めるべきだった、とする声も有る様だ。何れにしろ外交的解決が不可能であったことはメルケルの自白からも明らかなので、遅かれ早かれ軍事的対決は避けられなかった。
Putin expresses regret over Donbass
プーチン大統領は、再統合を早く実施しなかったことを、ドンバス兵の母親たちに謝罪

#StopKillingDonbass と云うハッシュタグで、2014年以来ドンバスで本当は何が起こって来たのかを広めるキャンペーンが行われているらしい。2022年になって初めて戦争反対を叫び始めた人は、何故この8年間、ドンバスでの戦争を止めるとキエフと米帝とNATOに対して抗議して来なかったのか? まぁ理由は単純だ。そんなことになっているなんて全く知らなかったからだ。TVや新聞はその件に関する事実を殆ど伝えないか、歪めて伝えて来たか、黙殺して来たからだ。とにかく検閲が厳しいので(「ロシアや中国と違って西洋諸国には検閲など無い!」と信じている人は、許された枠内でしか物事を考えて来なかった人だ。検閲は厳然として存在し、ロシアや中国よりずっと洗練されていて巧妙だ)、こうした情報は草の根で広めるしか無い。企業メディアはグローバル・パワーエリートの思惑に沿った嘘しか言わない。
Rassemblements #StopKillingDonbass 19 Novembre 2022

#StopKillingDonbass Draws the World’s Attention to the Crimes of the Ukrainian Army
「ドンバス殺しを止めてください」という動画により、ウクライナ軍の犯罪が、世界の注目を集めている

私は見逃していたニュースだったが回収しておく。2015年、15歳の時に330ポンドのベンチプレスを行った「世界最強の少女」マリアナ・ナウモワに拠ると、彼女は当時シュワルツェネッガーに会い、ウクライナでの混乱の証拠と手紙を彼に手渡した。彼はアシスタントに資料を渡し、ウクライナ軍とネオナチによる市民への攻撃と彼女が説明するものに「取り組む」と約束したそうだ。彼女は2022/03/21にビデオメッセージを公開してシュワルツェネッガーがこの約束を果たしていないことを告発した。彼女は2014年以来20回以上ウクライナに行ったことが有り、ドンバスの現実をその目で見、120以上の学校を訪れ、何千人もの子供達と話をし、100以上の子供向けスポーツイヴェントを開催したと言っている。彼女は湾岸戦争での米国の非道やウクライナのナチについて非難したが、シュワルツェネッガーは曾て自伝の中でヒトラーを演説者として高く評価していたことを認めた。
 
Schwarzenegger accused of breaking promise on Ukraine by ‘world’s strongest girl’ (VIDEO)

2014年にナチにキエフを乗っ取らせたのはワシントンの連中だが、米国務省内の民主主義・人権・労働局が194ヵ国について発行している年次「人権報告書」の内、ウクライナに関する2021年の報告書は、ドンバス地域に於ける「深刻な虐待」について、ロシアに関するものと殆ど同じ評価をしている。ソースはアムネスティ・インターナショナル、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、国連ウクライナ人権監視ミッション(HRMMU)等の国際機関やNGO。 ウクライナのドンバスでは重大な人権侵害が行われて来たことを、米国務省が公式に認めている。
State Department Report Reveals Human Rights Abuses in Ukraine
 これが問題の米国務省が公式に発行している報告書。
UKRAINE 2021 HUMAN RIGHTS REPORT

ルガンスクに住んでいて8年間ウクライナ軍の砲撃下で生活して来た13歳の活動家、ファイナ・サヴェンコワ氏のインタビュー。彼女はウクライナ内務省の支援で運営されており、CIA本部が立っているUSAラングレーから発信されているウクライナの「ピースメーカー」サイト、「ミロトヴォレッツ」の殺人リストに名前が掲載されている。彼女の他にも何百人もの子供達が、「休日にクリミアへ行った」とか「(ソ連赤軍の勝利を祝う)ヴィクトリー・パレードに参加した」などの些細な理由でこのリストに挙げられ、詳細な個人情報を曝されている。
VIDEO: 13-year-old on Ukrainian gov’t kill list speaks out
13-year-old on Ukrainian gov't kill list speaks out


エヴァ・バートレット氏の記事。NATOの支援を受けたウクライナのナチは、2014年の違法なクーデター以来数え切れない程の戦争犯罪を繰り広げて来た訳だが、その中には救急車、消防車、衛生兵と救助隊、その本部とステーションを狙った砲撃も含まれている。無論これは歴とした国際法違反であって、この記事ではその事例が豊富に紹介されている。この手口はイスラエルがパレスチナで、また西側が支援するイスラム過激派がシリアで行っていることと同じだ。緊急事態省の責任者に拠れば、砲撃は「2014〜2015年について言えば、(毎日)20 分、最大で1時間。今では毎日6~7時間ノンストップで」行われている。
Ukrainian Army War Crimes Include Shelling of Ambulences, Firetrucks, and Rescue Workers in the Donbass Republics—Similar to Israelis and U.S. Backed Terrorists in Syria

ウクライナではバイデンが核の応酬に繋がりかねない戦争挑発行為を継続しているが、状況を正しく把握するには、ロシアゲートやマイダンクーデターで果たした米民主党の犯罪的役割の理解が必須となる。完全に大政翼賛化した西側大手メディア報道なんか幾ら見たって無駄。
FROM RUSSIAGATE TO UKRAINEGATE: ROUTE TO APOCALYPSE

2019年4月、ロシアはウクライナのドネツクとルガンスク地域の一部の住民向けに、ロシア市民権を取得する為の手続きを簡素化している。その為最初の4ヶ月だけで14万5,000 人が新たにロシア市民権を獲得。それだけロシア人でいたがるウクライナ人が多いと云うことだ。
145,000 Ukrainians Accept Russian Citizenship in Just 4 Months of 2020

ロシア特別軍事作戦が開始される前のドンバスの戦況についてのやや詳細な地図。西側大手報道からはこの現実がごっそり抜け落ちている訳だ。

Putin: Kiev ‘Puppets’ of US

Twitterから回収。フォトジャーナリストのパトリック・ランカスターのドンバスからの報告も、2022年2月に最初に砲撃したのがウクライナ軍であることを示している(但しその村への砲撃は2015年以来ずっと続いている)。住民の一人は「プーチンは何時私達を助けに来るんでしょう?」と尋ねた。下の地図は欧州安全保障協力機構(OSCE)の2022/02/18のものだが、停戦協定に違反する砲撃は、殆どがウクライナ軍によって実行されていることを示している。

Eyewitness Reports Indicate Ukrainian Army Fired First Shots in War with Russia

Twitterから回収。2022年2月の時点で、NATO諸国の支援を受けたウクライナのネオナチ軍は、既に1年以上に亘って125,000人の兵を集め、460万のロシア語を話す住民が住むドンバスに電撃戦と大量殺戮を仕掛ける準備をして来た(因みに支援者の一人、カナダのトルドーは、今自国で全体主義体制を布いている)。ロシア軍の特別作戦開始前に、ドンバスの人々はこんな感じにナチに包囲されていた。
 
“Totalitarian Democracy”: The Ongoing War in Ukraine and the War Measures Act in Canada

大事なことなのでTwitterから回収しておく。2022/03/09のロシアのTASS通信のツイートから、ロシア国防省が押収した書類の写真。ウクライナ軍は2022/01/22の時点で、3月にドンバスに対する「合同部隊作戦」を行うべく秘密命令を出していた。02/28までに準備を終える予定になっていた様だが、実際には02/16から、ドンバスに対する砲撃が激増している。ドンバスに対するジェノサイド2014年から8年間続いて来た訳だが、2022年2月に話を限ったとしても、先に攻撃した(攻撃を激化させた)のはウクライナ軍の方だ。民族浄化を終わらせようとするプーチンの外交努力は西側によって全て無視された為、虐殺の再拡大を防ぐ為には、ロシアは軍事介入するしか方法が無かった。
  
ТАСС @tass_agency

ロシアへの統合についてのドンバス両共和国の住民投票は2022/09/23〜27に開催予定。本物の「国際社会」のすべきことは、西側自由民主主義ナチ陣営のいちゃもんは放っておいて、例えば国際監視団を送り込んで、投票が完全に合法的に平和的に妨害工作や不正無しに行われているかどうかをチェックすることだろう(まぁどうせ西側は自分達の見たいものしか見ようとはしないだろうが)。
Donbass republics reveal date of vote to join Russia

2022/09/19現在、ルガンスクとドネツク両共和国は、ロシアへの統合に関する「住民投票」を直ちに実施するよう求めている。

 「ドンバスはロシアです。我々は皆長いことそのことを感じ、知っていました。我々はその為に8年間戦って来ました。その為に我々は毎日家、通り、病院、学校、幼稚園に対する攻撃に苦しんで来ました。」

 「我々はロシア連邦の国境が我々とウクライナとの間に存在することを望んでいます!我々は再びひとつ大きな祖国、ロシアの一部になりたいと思っています。ドンバスの人々はそう報われて然るべきです!」


 西洋帝国主義諸国は何か有ると直ぐ「民主主義」を金科玉条の様に持ち出し、西洋式の代議制民主主義制度だけがその理念を実現出来る唯一の制度であると主張している訳だが、2014年にクリミアの人々が住民投票と云うこの上も無く民主主義的な手段を用いて96%以上がロシアとの再統合に賛成と云う圧倒的な民意を示した時、西の連中はロシアの侵略だと喚き立てた。こいつらはどうせ何をやってもケチをつける。攻撃する口実が欲しいだけだ。
Second Donbass republic wants vote on uniting with Russia

ドンバスに住んでいる13歳の市民活動家(つまり5歳の頃からずーっと戦争の中で暮らしている)ファイナ・サヴェンコワ氏からアメリカ人に宛てた手紙。「アメリカ人に真実を知って欲しかった。」「ロシア人はモルドールからやって来たオークであり、プーチンは人類に対する憎しみと世界支配の野望に駆られた邪悪な狂人である」と云う西側のプロパガンダに少しでも違和感を覚えている人は、自動翻訳でも十分意味が通じるので読んでみて欲しい。とにかく日々TVや新聞で報じている善悪二元論的な物語は1から10まで嘘なのだと云うことに気が付かなければ何もかも話にならない。「誰々が悪人で誰々は善人だと言われたら、それは真実ではなくプロパガンダです。」
FAINA SAVENKOVA – I WANTED AMERICANS TO KNOW THE TRUTH

ドンバスで2年間市民活動家として活動している13歳の少女、ファイナ・サヴェンコワ氏が、アムネスティ・インターナショナル事務局長に宛てて、ウクライナの民族主義者による子供の権利の侵害について、独立した調査を求める書簡を出した。アメリカ合衆国のラングレー(CIAの本拠地)に拠点を置くNATO諸国が支援するウクライナのウェブサイト"Myrotvorets"には「平和リスト」と称する殺人リストが載っており、既に何人もがキエフによって殺害されているが、彼女もまたこのリストに載っている。名前だけではなく個人データ、自宅の住所、ソーシャルネットワーク、親戚のパスポートの詳細まで晒された彼女は国連のグテレス事務局長とユニセフにも書簡を書き、その後事件は広く知られるようになったが、同時に脅迫や侮辱を受け始めた。2022年7月、ミーラ・テラダ財団は、Myrotvorets で個人情報が公開されていた326人の子供達の詳細を特定し、国連に引き渡した。
LETTER FROM FAINA SAVENKOVA TO THE SECRETARY GENERAL OF AMNESTY INTERNATIONAL

2022/08/04、ドネツク民兵隊のコルサ大佐の葬儀を狙ったウクライナ軍の砲撃で、12歳の子供とその祖母を含む8人が死亡、RTのオペレーターを含む5人が負傷。映像、写真多数有り。少女はバレエのレッスンに向かう途中だった。
FUNERAL CEREMONY OF COLONEL KORSA 12-year-old child

エヴァ・バートレット氏の報告。ドンバスの孤児院に落とされたウクライナ軍のバタフライ地雷(花弁地雷)の撤去の様子。工兵が近付いただけで自爆するので超危険。しかも周囲は雑草が生い茂っているので(何年も戦争中なので整備されていない)発見するのが難しい。こんなのが街中にバラ撒かれている(勿論言い訳の仕様の無い戦争犯罪だ!)。そして砲声を聞けばどちらから飛んで来るかは素人でも判る。全てウクライナ側から砲撃されている。
Ukrainian Terrorism: Firing Munitions Containing Petal Mines On Donbass Orphanage, Another War Crime


★ウクライナ軍が使用している「バタフライ(花弁)地雷」についてのエヴァ・バートレット氏の現地報告の要点。
ウクライナは禁止された「バタフライ」地雷を使用してドネツクの民間人を標的にしているが、西側は沈黙している(要点)

エヴァ・バートレット氏の報告。2022/08/04、ウクライナ軍はドネツク中心部への砲撃を開始。目標は恐らく前日殺害されたドネツク人民共和国のオルガ・カチュラ大佐の葬儀が行われていたオペラ・ハウスだったろうが、ホテルには現地の報告を行っていたジャーナリストが多数滞在しており、彼等が連日ウクライナ軍の戦争犯罪について世界中に発信していることを考えると、ホテル砲撃には別の意味合いも有りそうだ。因みにバートレット氏はウクライナの「ピースメーカー」と云う皮肉な名称のサイトの殺害リストに名前が掲載されているが、西側は2014年以来続いているジャーナリストの逮捕や拷問や殺害や脅迫について、今に至るまで沈黙している。

Today, Ukraine bombed a Donetsk hotel full of journalists – here’s what it felt like to be there
 エヴァ・バートレット氏のインタビュー。「若し本当にジャーナリスト達を狙っていたのだとしたら、それは(ウクライナ軍の)戦争犯罪を報じるあらゆる声を黙らせようとしていると云うことでしょう。」
“They´re trying to silence any voices”


ドンバスではロシアの民間軍事会社ワグナー・グループがウクライナ軍を追い出していることをRTが確認している。ロシア政府はワグナーとの関係を否定している。

RT witnesses Wagner group fighting in Donbass (VIDEO)

ドンバス・インサイダーの共同創設者であり、ドネツクを拠点とするフランスのジャーナリスト、クリステル・ニアン氏のインタビュー。西側大手メディアはドンバス戦争について完全に隠蔽を続けており、ウクライナ内務省の管轄のナチ部隊が(西側から提供された兵器を使って)民間人を殺害していることについては証拠は豊富に有る。写真はウクライナ軍の砲撃によって破壊された彼女の車。

“The First Casualty of War is the Truth”. What is Really Happening in Donbass

ロシアメディアRTのドキュメンタリー。この8年間でドンバスで本当は何が起こっていたのかを赤裸々に解説している。ウクライナの戦争は8年前からずっと続いていて、始めたのはモスクワではなくワシントン。キエフはミンスク合意で約束したことを何ひとつ守らず、ドンバスの人々はロシアに亡命するか日々砲声に怯える戦時暮らしを耐え忍ぶかだった。生き残っている正気の人間で今更ウクライナに戻りたがっている人間など誰も居ない。
Donbass. Yesterday, Today, and Tomorrow | RT Documentary


エヴァ・バートレット氏の現地レポート(動画、写真多数有)。2022/06/13にドネツクに対して行われた攻撃は、地元住民に拠れば2014年以来最も激しいもののひとつで、ドネツク人民共和国外務省の発表では2時間で300発近いMLRSロケットと砲弾が発射された。西側大手メディアは例によってロシア軍の仕業だと主張しているが、何故ロシア軍が自国の同盟国を攻撃しなければならないのかについては何の説明も無く、これが8年間続いて来たウクライナ軍による民間人の虐殺の最新版であると云う事実については沈黙が有るばかり。西側世界の道徳的腐敗は余りに甚だしくて腐臭が鼻を衝く。

Western media and politicians prefer to ignore the truth about civilians killed in Donetsk shelling

★シリアとドンバス両共和国との友好関係について、ドンバス・インサイダーの記事。
シリアはDPRとLPRの承認手続きを正式に開始(要点)

「日本の中立外交を要求する国民大会」の動画。お薦めは1:02からのオザワ・ヤニナ氏(ドネツク人民共和国代表)
と1:13からのリャザノワ・イリーナ氏(ルガンスク人民共和国代表。両者とも日本在住)のスピーチ。米帝が起こした2014年のクーデター以来、ウクライナ政府によるロシア人弾圧によって、ドンバスの人々がどんな苦難を経て来たかを簡単に解説している。この8年間のジェノサイドや難民については何も言わず、助けに来てくれたロシアを侵略者と呼ぶなどと云う日本の態度は、当事者達からしてみれば「ふざけるな!」と云う気持ちだろう。
【完全版】「日本の中立外交を要求する国民大会」へ!ロシア大使館は来た。ウクライナ大使館は来ない。いったいなぜか考えよう!


ロシアRTのドキュメンタリー。2014年からウクライナ軍による砲撃が続いているウクライナのドンバス地域では、何年も前から諸外国(セルビア、米国、イタリア、メキシコ等)から志願兵が集まり、スペイン内戦の時にフランコと戦う為に集まった勇敢な人々と同じ様に、祖国に戻れば逮捕されるリスクを冒してまで、ファシズムと戦う為に武器を取っている。私はこれを言ったが為にTwitterのアカウントを停止されたが、何度でも言ってやる、ファシズムはこの地球上から、必要なら武力を用いてでも根絶されねばならんのだ。ジェノサイドに駆り出されているウクライナ兵は英雄なんかではない、不当に虐げられた人々の為に戦うロシアやドンバスの兵士達こそ本物の英雄だ。
Foreign Fighters of Donbass (Documentary with English subtitles)

 Youtubeの動画は何時削除されるか判らないので、少し画質は落ちるが別リンクも紹介しておく。


★2011年からドンバスで進行している知られざるもうひとつのジェノサイド、「シェールガスの採取による環境破壊」についての記事の要点。
ウクライナはドンバスの境界線近くで「シェール・ジェノサイド」に着手する(要点)

2016年10月、ウクライナ軍とドネツク人民共和国が対峙する境界線(グレイゾーン)の村、Zaytsevo の様子を、7歳の女の子の視点から描いたRTのドキュメンタリー。日々砲弾が飛んで来るのに怯える毎日。単に平和に生きたいと希う
彼等の訴えは何処にも届かない。ロシア兵が居ると騙されて戦線に投入されたウクライナ軍の捕虜2人のインタビューも交えている。
RT Documentary Trapped - Life in Donetsk war Ukrainian (english Documentary)


2016年のドンバスの光景を描いたドキュメンタリー。余計な解説は挟まず、映像と証言だけで、ドンバスの人々がどんな地獄を生きていたかを淡々と描き出している。この頃にはウクライナ軍による猛攻は一旦減少していた筈だが、砲撃は止まず、人々はロシアに逃げるか、地下壕生活を余儀無くされていた。2015年のミンスク合意Ⅱを守らせようとするプーチン大統領の外交的努力は悉く無に帰し、キエフはロシア語話者に対する民族浄化を止めようとせず、NATO諸国は2014年の違法で暴力的なクーデターを含め、このドンバス戦争を存在しないものとして扱って来た。プーチンはそれでもこれをウクライナの内政問題として平和的に解決する道を模索し続けたが、結局2022/02/16になって砲撃は再び激化し、02/19にはゼレンスキー大統領が核開発をちらつかせるところまで、西側のロシアに対する挑発行動はエスカレートし続けた。ロシア軍がナチを撃退してドンバスを解放するまで、ドンバスではずっとこのドキュメンタリーで描かれている様な状況が続いて来た。
"ドンバス 2016"ドキュメンタリー映画【日本語字幕付き】("Donbass 2016" Documentary by Anne Laure Bonnel subtitles JAPANESE)


「西側メディアが黙殺する、ドンバスの本物の集団墓地」。2014年以来ドンバスに対するウクライナ軍の砲撃は苛烈を極め、住宅地や病院も無差別に攻撃されて多数の民間人の死傷者が出た(ここでは紹介しないが、元記事を辿ればショッキングな画像が掲載されている)。遺体安置所や法医学検査局まで爆撃された為、遺体を運ぶ所が無く、「人々は愛する人を家の中庭や野菜畑に埋めることを余儀無くされた」。ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国は2021年8月から緊密に協力して、集団墓地に埋葬された行方不明者の遺体を家族の許に返還するプロジェクトを開始した。記録と情報の収集は継続し、キエフによる大量虐殺の証拠として保存されている。
The REAL Mass Graves in Donbass Ignored by Western Media

2014年以来ウクライナ軍による攻撃が続いいているドネツクの人々の日常を追ったドキュメンタリー。人々は絶えずウクライナ軍からの砲撃の音が響いて来る中で暮らしており、互いの安否確認すら儘ならない。ロシア軍による反撃が始まってからもウクライナ軍のトーチカ-Uクラスター・ミサイルは飛んで来ており、民間人の殺害は続いている。西側はこの民族浄化を8年間無かったことにして来た。
Donbass Under Fire. Life in the Donetsk Republic Under Bombs | RT Documentary


2014年から8年間続いて来たウクライナ政府による「対テロ戦争」ことドンバス戦争(ドンバス・ジェノサイド)についての時系列纏め。最も戦闘が激しかったのは2014〜2015年だが、2016年だけでも30万件を超える停戦違反が報告され、2017年には40万件を超えた。その後もミンスク合意は守られること無く、戦争は8年間途切れること無く続いて来た。ドンバスの人々は砲撃の脅威の下で生活を続け、或る者は死亡または負傷し、或る者は家を失った。西側諸国はこのジェノサイドを黙殺し続けて来た。
War in Donbass: Key Moments From Eight-Year Conflict
 フォトジャーナリスト、ヴァレリー・メルニコフのレンズが捉えて来た、ドンバスのジェノサイドの光景(残虐画像は無し)。人々の静かな悲しみと絶望が伝わって来る。

Genocide of Donbass’ Civilian Population: Evidence From the Lens of Photojournalist Valery Melnikov

ウクライナのドンバス戦争を描いたロシア映画が有るらしい。私はロシア語のヒアリングが出来ないのだが、こちらの記事で粗筋を解説してくれている。Google以外の検索エンジンで"солнцепёк"で検索して見付けられるが、かなり暴力的な描写も有る様で、視聴制限が掛けられている所も有る。
ウクライナのドンバス(ドネツク・ルガンスク)戦争を描いたロシア映画“солнцепёк【ソンセピョーク】” (2021年)を観て【上】。
ウクライナのドンバス(ドネツク・ルガンスク)戦争を描いたロシア映画“солнцепёк【ソンセピョーク】” (2021年)を観て【下】。
 Wiki記事はロシア語とウクライナ語しか無い。
Солнцепёк (фильм)

ドネツク抗癌センターのインタビューでは、「ドネツク人民共和国の捕虜となったウクライナ兵士らは必要な医療支援は余さず受けており、リハビリを受けている。」中にはウクライナ兵から負傷させられた者も含まれている。ウクライナ人兵士、将校等もインタビューに答え、「ロシア人捕虜への蔑みや拷問はウクライナ側も禁じられており、「これを行っているのは人でなしだ」と断言」。
ドネツクで捕虜となったウクライナ兵はリハビリを受けている 現地医師

【推奨】ウクライナ紛争を巡って展開されている反ロシア・プロパガンダが何もかも嘘だらけだと気が付いている人達から見た現状についての怒りが的確に纏められている。今ロシアが戦っている相手は、西側市民が戦わなければいけない相手でもある。彼等の攻撃対象はドンバスの人々やロシア軍だけではない、国際情勢に無知で西側至上主義を叩き込まれて来た自国民達もまたプロパガンダ攻撃の標的なのだ。本当の敵が誰なのかをきちんと考えなければ、何時までも嘘に踊らされるばかりだ。
ウクライナ:ドンバスからの報告

2014年のクーデターで米帝の支援を受けたウクライナのナチが、東部ドンバスの人々に対して行なっている民族浄化/ジェノサイドについてのドキュメンタリーの解説。貴重な映像証拠が豊富(但し著者のエリック・ズッセ氏はこの製作者の反ユダヤ的性格については否定的評価を下している)。西側諸国はこの虐殺を8年間存在しないものとして扱い、ロシア軍のZ作戦が進行中の今現在も尚続く蛮行を黙殺しているどころか、その咎をロシア軍になすりつけている。
What Obama’s Ukrainian Stooges Did

ドンバスからのSonja Van den Ende記者の報告。人々はウクライナ軍の砲撃に8年間悩まされ、ロシアがドネツクとルガンスクの独立を承認し助けに来てくれることを待ち望んでいた。ロシア軍に解放された街では拍手が湧き起こり、ロシア軍は困窮した人々に人道的支援を行っている。そしてウクライナ軍に蛮行に関する更なる証言が確認されている。この記事は、曾て共産主義陣営側から朝鮮戦争とヴェトナム戦争を報告したウィルフレッド・バーチェット記者の伝統に従い、西側のマスコミでは取り上げられていない。
Eye-Witness Report from Donbass: How the War Looks From the Russian Side

2022/03/12に500年近い歴史を持つドネツクのロシア正教のスヴィアトゴルスク修道院が破壊され、ウクライナ政府はロシア軍の仕業だと主張したが、ロシア軍に降伏したネオナチ軍曹の証言では、これはロシア軍の所為にする為にウクライナ軍がやったこと。またウクライナ軍は医療従事者に偽装し、迫撃砲を隠して救急車で走り回っているとも。
Ukrainian Forces Purposely Shelled Monastery in Donbass to Blame Russia, Ex-Neo-Nazi Fighter Reveals

ドンバスからの声。今「戦争反対」と叫んでいる左翼陣営は、この8年間何故ウクライナ軍によってドンバスの人々が虐殺され続けるのを黙認して来たのか? ドンバスの人々はずっとロシア軍の軍事支援を待ち望んで来た。何故なら戦争はとっくに始まっており、武力以外の方法でそれを終わらせる道を悉く閉ざされて来たからだ。彼等の安全を守る為に真剣な努力を続けて来たのはプーチンだけだ。今ドンバスの人々はロシア軍の庇護の下でこの8年間で初めて安心して日の光の下で生活出来る環境を手に入れつつある。
「No To War」と叫ぶ左翼陣営の欺瞞。今それを言うか!

ロシア国防省の発表では、ロシア軍が押収した機密文書に拠ると、ウクライナ軍は02/28に準備を終え、3月中にドンバスへの攻撃を予定していた。この情報が確かであれば、ロシアの特殊軍事作戦開始が02/24なので、ロシア軍は本当にギリギリのタイミングで大虐殺を防いだことになる。
ロシアはウクライナによるドンバス攻撃計画を発見したと主張

ドネツク人民共和国当局は、キエフ政権が2014年に絶縁体工場跡を改造して作った秘密刑務所を発見したと発表。これまで非人道的な待遇に関する証言は有ったが証拠は無かった。現在ロシアの法医学警察が周囲に集団墓地が無いか捜索している。
Secret prison discovered in Ukrainia

ウクライナ紛争は2022/02/24に始まった訳ではなく、ウクライナ軍による民間人の虐殺は8年前から殆ど毎日続いている。特にドンバスでは軍事目標など全く無い住宅地まで毎日砲撃に曝されており、子供は砲弾の音を聞いて育っている。西側が所謂「親ロシア派が実効支配する所」と称している地区への攻撃は。5月末の例だけでも、
 ・05/26ヘルソン:ロケット推進クラスター爆弾による砲撃。2発の無誘導ミサイル。600以上のPFM-1C対人地雷。
 ・05/27ルガンスク:2008年のクラスター爆弾条約で禁止されている3つの「Tochka-U」クラスター爆弾を搭載したミサイルによる攻撃。結果として3人が死亡、23人が負傷、内5人は生後2か月の赤ちゃんを含む子供だった。
 ・05/29ドネツク:4人が死亡、少なくとも20人が負傷。
 ロシア軍は民間人の死傷者を出さないよう尽力しているが、ウクライナ軍は意図的な民間人の攻撃を止めていない。「ロシア軍が民間人を殺害」? ふざけるな。

Ukraine Forces Continuous Shelling of Donbass Residential Areas. Results in 24 Casualties in a Single Day
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【完全版】「日本の中立外交を要求する国民大会」へ!の日本語字幕が変です。

 ロシア大使館員の方が発現する時だけ、「ロシアのフィギュアが・・・・・・」などなど、明らかにネトウヨが意図的に誤訳、それもロシアを侮辱するための字幕を付けている事がわかります。早急にご確認ください。
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