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アレクサンドル・プーシキン作「ロシアを誹る者達への頌歌」

 私が時々読んでいるStrategic Culture Foundationと云うサイトで仲々味わい深い詩が紹介されていましたので訳してみました。200年近く前に作られたものですが、今の状況にもピッタリだと思います。英訳からの重訳なので何か間違いが有るかも知れません。気付いた方はコメントで教えて頂ければ幸いです(ロシア語の原文はここで読める)。



Alexander Pushkin: And, Frankly, You Are Hating Us

 1831年にアレクサンドル・プーシキンは「ロシアを誹る者達への頌歌」を書いた。それは、ロシア軍に対するポーランドの反乱軍に味方して武力介入を求めるフランス議会の幾つかの声に対する彼の返答だった(1917年までポーランドはロシアの一部だった)。詩の中でプーシキンは、スラブ人同士の争いが何故スラブ人同士で決着が付けられなければならないのかを説明した。そしてヨーロッパ人に干渉しないように呼び掛け、何故彼等がロシアを憎むのかをはっきりと明らかにした。これは当時同様、今もまた真実だ。読者は自ら味わって御自身の見解を持つが宜しい。


 一体何をがなり立てているのだ、口さがない者達よ?
 
 何故に私達を破門するなどと脅かすのか?

 何に怒っているのだ、リトアニア人の不平か?
 気にするな、これはお互いスラブ同士の問題、
 昔からある身内の口喧嘩、ずっと以前からのごたごたで、
 この謎は諸君には読み解けない。

 ここに隣り合った諸々の部族は既に

 これまで長いこと確執して来た。
 どの党派も、我等のだろうと彼等のだろうと、
 群がる嵐の雲の下で躍起になった。
 勝ち目が薄い時に踏ん張る者は誰だろうか?
 お高くとまったポーランド人か? 信心深いロシア人か?
 問題は、スラブの洪水がやがて

 ロシアの海で混ざり合うのか、それとも水嵩を下げるのかだ。

 我等のことは放っておいてくれ、諸君は
 この様な血塗られた神聖なタブレットの読み方を心得ていない。

 この家族の、身内の確執は
 諸君には馴染みが薄く、要領を得ないもの。
 プラハだろうとクレムリンだろうと、諸君の知ったことではない。
 なのに諸君は愚かにも
 大乱闘の蛮勇にのぼせている―――

 そして、ずばり言うなら、諸君は我等を憎んでいる………

 何故だ? 我等が
 燃え盛るモスクワの灰の上で、
 恥知らず野郎の力を肯んぜなかったからか?
 諸君は彼の下でがたがた震えていたのだったな。
 答えよ、我等は偶像を、

 王国を支配していた者を深淵に送り込み、
 かくてヨーロッパの自由と国家と平和の為に
 我等が命の血を流したのだぞ?


 諸君の話は聞くに耐えない。なら自分でやってみるがいい!
 恰も年老いた英雄の様に、ゆったりとくつろいで、
 イスマーイールの銃剣を銃に固定することも出来ぬ有り様で。
 恰もロシア皇帝の言葉など瑣事に過ぎず、
 或いはヨーロッパとの喧嘩と何も変わらないかの様に、
 或いはロシアをを打ち負かすには調子が悪いだけかの様に。

 恰も我等の数が少ないかの様に。恰もタウリダ県からよろめくペルミ県まで、
 熱気の立ち昇るコーカサスからフィンランドの肌寒い岩礁まで、

 心底驚愕したクレムリンから
 休眠中の中国の壁まで、
 ロシアの大地は決して立ち上がることなく
 鋼鉄の棘をきらめかせることもないかの様に。

 ならば諸君の血の気の多い末裔たる
 讒臣共を、我等の土地に送り込むがいい!
 ロシアの草原には十分な余地があり、

 墓とするのに丁度良い所もある。

アレクサンドル・プーシキン、1831年


チャイコフスキー『荘厳序曲 1812年』変ホ長調 Op. 49
カレル・アンチェル指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団



訳者付記:

 御存知でない方の為に若干蛇足めいた解説をさせて頂きますと、作中でプーシキンが「ヨーロッパの自由と国家と平和の為に我等が命の血を流した」と言っているのは、無論1812年にナポレオン軍をロシア軍が撃退したことを指します。歴史に”if”を許して貰うならば、ナポレオンがロシア軍を打ち負かし、ロシアの広大な土地と資源を獲得していたとしたら、その後本格的な全ヨーロッパ支配が行われていたかも知れない訳で、プーシキンからすれば、アンチ・クリストの独裁者支配を恐れていた人々はロシア軍の働きには当然感謝すべきなのに、彼等は感謝するどころかスラブの身内同士のごたごたに口を突っ込んで来て、何て恩知らずな連中なんだ、と云う訳なのでしょう。

 因みに「ナポレオン軍はロシア軍ではなくロシアの冬将軍に負けたのだ」と云う俗説が広く人口に膾炙している様ですが、これは嘘だそうで、「1812年 ナポレオンの「大陸軍」が壊滅:主な原因は「冬将軍」ではなかった…」と云う記事に拠りますと、大陸軍の約90%がロシア遠征中に戦死、負傷、落伍して失われた原因は純軍事的なものだそうです。ロシアの冬は確かに寒かった(最低マイナス21度)様ですが、フランス軍は1875年には厳冬期のオランダで、1807年には東プロイセンのアイラウで氷点下で戦っています。軍事的天才のナポレオンが天候と云う基本的要因を計算に入れていなかった筈が有りません。敗因は伸び切った補給線やパルチザンによる妨害だ、と云う説の方が尤もらしく思われます。ですがフランス国民にとっては「ロシア軍に負けた」と云う事実は受け入れ難く、またフランスのライヴァルだったイギリスのマスコミや国民にとってみても「ロシア軍は強かった」と認めるのは癪に障る訳で、「ナポレオンはロシア軍ではなく寒さに負けたのだ」と云う説の方が受け入れ易かったものと思われます。「冬将軍」と云う言葉はイギリスのウィリアム・エルメスと云う漫画家が思い付いたのだそうです。

 「ロシア軍が独裁者の脅威から全ヨーロッパを救った」と云う構図は1世紀後にも繰り返されました。ヒトラーのナチスドイツを敗った主役は紛れもなくソ連赤軍です。英軍でも米軍でもありません。第二次世界大戦の主戦場は東部戦線でした。赤軍は2,600万とも2,700万とも言われる想像を絶する犠牲を出しつつも、侵略軍を押し返し、アウシュヴィッツを解放し、ベルリンを陥落させて、欧州からナチズムの脅威を取り除きました。言論統制の厳しい西側では殆ど言及されることは有りませんが、ソ連はこの意味では全人類の大恩人です。

 近年ポーランドを始めとする欧米各国の政界で「第二次世界大戦はスターリンがヒトラーと不可侵条約を結んだ所為で始まった」と云う主張が繰り返されている様ですが、とんでもない言い掛かりです。最初からヒトラーが領土拡大の野心を持っている点を危険視し、これに対して真剣な対抗策を取ろうとしたのはスターリンだけでした。ヒトラーの著書『我が闘争』でも、彼がロシアを狙っていることは明らかでしたので、スターリンは欧州各国と協力してヒトラー包囲網を築こうとしたのですが、英仏やポーランド等からすげなく断られ、欧州の中で孤立無援の状態でした。ソ連の外交官などは焦燥の余り自暴自棄になっていたとも言われていますが、そこで侵略開始までの時間稼ぎの為の苦肉の策として思い付かれたのが、ドイツとの不可侵条約です。ドイツの方でも戦力の立て直しを図りたかったところだったので、これは望むところでした。この不可侵条約をまるで軍事同盟であったかの様に言い立てる人も居る様ですが、互いに戦わないことを約束する不可侵条約と、互いに協力して戦うことを約束する軍事同盟とは全くの別物です。睨み合って固まった二匹のサソリを見て「彼等は互いに協力している」と言う人は居ないでしょう。

 「この不可侵条約によってソ連はドイツとポーランドを仲良く半分こした」と主張する人も居る様ですが、ソ連とドイツはそんな訳で仲良くしていた訳ではありません。これは寧ろ「ソ連が不可侵条約を盾にしてドイツからポーランドの東半分を捥ぎ取った」と言うのが正しいと思います。ソ連は時間稼ぎをすると共に空間的余裕も稼ごうとしていたので、開戦が予想される地点を出来るだけ国土から遠ざけておきたいと云う思惑が有ったのでしょう。「勢力圏」と云う概念に基付くこうした発想は何もソ連に特有のものではなく、当時は国際情勢に於て極く当たり前のものでした。これ自体は現代の視点から見ればソ連の身勝手な都合と言えなくもありませんが、他方でポーランド内部にはドイツに協力する者が大勢居ました。ソ連が半分を取らなかったら、ポーランド全土がナチスの支配下に置かれていた筈です。最大の強制収容所がナチスの支配するアウシュヴィッツに置かれたことは誰でも知っています。そして数年後にそのアウシュヴィッツを解放したのがソ連赤軍です。ですからこれも評価の難しい出来事かも知れませんが、ソ連のしたことは「ポーランド侵略」と云うより「ポーランド解放」と言った方が良いものであったろうと私は思います。

 スターリンはまたヒトラーの侵攻に備えて、当時農民が人口の大多数を占めていたソ連で近代的総力戦に持ち堪えられる軍事体制の構築を可能にするべく、思い切った重工業重視路線を採り、ポーランド等に近い領土東側、特にウクライナには何れ最前線になることを見越して、思い切った再編を施しました。かなり急激なその改革には今に至るまで批判も多いのですが、その結果当時世界最強と言われたドイツ軍を撃退することが出来た訳で、赤軍の力をみくびっていたドイツ軍は、バルバロッサ作戦を開始して割と早い時期に、自分達が計算違いをしていたことに気が付くことになりました。もっと緊迫した情勢でなければ、もっと穏健で段階を踏んだ改革もあり得たのかも知れませんが、全て仮定の話に過ぎません。歴史とはそう単純に白黒で評価出来るものではなく、何事も当時の歴史的文脈を押さえた上で見てみるべきだと思います(ソ連やロシアに関する評価は、膨大な量のデマが出回っていることも有って、私の様な素人にはそう容易ではありません)。

 ロシア征服の試みについては、他には例えば1917年のボルシェビキ革命後の軍事介入等が有りますが、これなんかも西側諸国では「無かったこと」にされている様です。日本も「シベリア出兵」しているのですが、「自分が相手に対してやったことは無かったことにする」と帝国主義勢力の態度は今に至るまで連綿と続けられています。そしてマスコミは基本的にこの路線でしか報道しませんので、TVや新聞でしか国際情勢を知ろうとしない人は、それらが見せてくれない光景についてはひたすら無知な儘なのです。


 さて更に1世紀下って21世紀の今もまた、似た様な構図が持ち上がっています。冷戦が表向き終了して後、NATO(北大西洋条約機構)はソ連のゴルバチョフと交わした約束をあっさり反故にして、東方への拡大を続けて来ました。二度のイラク侵攻やユーゴスラヴィアの解体、アフガニスタンやリビアやシリアやソマリア等、国際法も国連憲章もNATO憲章すら一切無視して、NATOは防衛組織であると云う建前をかなぐり捨ててあからさまな侵略組織として他国に無法を働き続けて来ました。今や米軍はコソボに本国以外では最大の軍事基地を持ち、旧ワルシャワ条約機構加盟国の内9ヵ国(チェコ以外、つまりアルバニア、ブルガリア、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ルーマニア、スロバキア)には米軍基地が置かれています。近年ロシア国境付近では狂った様に軍事的挑発が繰り返され(例えば大規模軍事演習を行う、ミサイル迎撃システムを配備する、識別の為のトランスポンダーコード無しで軍用機を飛ばす等。最近では国境から僅か20kmの所を核爆撃機が飛んだりしました)、アメリカ帝国はこれまで危機がエスカレートしない為の安全弁であった中距離核兵器やABM(弾道弾迎撃ミサイル)に関する条約から一方的に撤退し、ロシア軍との間の軍同士のホットラインも停止するなど、帝国主義勢力は「こいつら本気で核戦争を始めたいのか?」と思わざるを得ない様な狂った狂った様な軍事路線を拡大させて来ました。

 ロシアのプーチン大統領は早くも2000年にはクリントン大統領にロシアのNATO加盟を提案してみたり、2007年のミュンヘン安全保障会議ではこの危険で無法な軍拡路線を正面から批判したり、軍事的緊張をエスカレートさせないよう、事態の収拾に向けて繰り返し挑発よりも対話を訴えて来たのですが、西側は悉くこれを黙殺。それどころかチェチェンやジョージア(グルジア)やウクライナ等に工作を行なって世情不安を煽ってロシアの不安定化を試みて来ました。これは西側のマスコミの更なる大政翼賛化と同時進行した為、自分で直接間接にロシアから情報を得るとか、代替メディアやSNS等で自力で情報を集めたりする人でもなければ、大規模なロシア悪魔化キャンペーンの嘘を見抜ける人は殆ど居なくなってしまいました。

 そこに持ち上がって来たのがウクライナのNATO加盟問題です。確かにウクライナがNATOに加盟するのを禁止する国際法は現状では存在しないのですが、それはNATOがウクライナに核ミサイルシステムを配備することによって、5分でモスクワに核ミサイルを到達させ、それによってロシアから報復能力を奪うことが出来る様になることを意味します。それはつまり「NATOは自分達が勝つ見込みで核戦争を始める可能性が有る」と云う明白なサインです。

 これまで核戦争が起こらなかったのは、MAD(相互確証破壊)、つまり一方が核を使えば相手も必ず核で返すことになり、そうなれば現在人類が保有している核兵器の量と性能からして高い確率で人類は滅びる、と云う認識が有ったから誰も最初の一歩を踏み出せなかったからですが、アメリカ帝国はこれまでもオバマ政権の時に30年間で1兆ドルを使って「核の近代化」に重点を於いた核開発を始め(日本のマスコミではこれはトランプ政権が始めたかの様に言われていますが、真っ赤な嘘です。トランプ政権はオバマ政権の路線を継承・拡大しただけであって、変更した訳ではありません)、通常兵器と核兵器の垣根を低くする努力をするなど、このMADの原則を破る方向に向かっています。今、核戦争が起こる可能性は冷戦時代よりも寧ろ大きくなっています(実はこれまでにも通常兵器と区別出来ない核兵器をシリアやレバノンで使っているのではないか、と云う疑惑が持ち上がっているのですが、これについては確証が有りませんので今回は踏み込みません)。人類全体を滅ぼすのに十分なだけの核兵器は以前は「使われないこと」にこそその意義が有ったのですが、そんな時代はもう終わったのです。

 「核抑止力の恐怖の均衡に基付く平和」など幻想です。冷戦後に明らかになって来たことですが、1962年のキューバ危機(本当はトルコ=キューバ危機で、これは米帝がロシアに近いトルコに核ミサイルを配備したことで始まりました。地図を見れば分かりますがウクライナはトルコよりももっとずっとロシアに近いのです)の様に核の応酬が起こる可能性は、実は一般に知られていたよりももっと頻繁に、何十回も起こっていて、人類は絶えず核戦争の脅威に曝されていたことが今では判っています。この綱渡りをまだ続けようなど、狂気の沙汰でしかありません。この愚行は早急に終わらせなければなりません。さもなければ人類の破滅、文明崩壊です。

 核に対するロシアの姿勢ははっきりしていて、彼等は別に隠そうとしていません。「核で攻撃されたら、我々は必ず核で報復する。核の応酬になればその結果相手は滅び、我々も滅び、人類全体が滅びるかも知れないが、最初に引き金を引いたのは我々ではない」と、体を張って「核戦争など絶対に認めない」と云う姿勢を打ち出しています。問題なのは米軍です。ペンタゴンはこれまでにも度々、実行可能な選択肢として核による先制攻撃を検討しています。確かに今はまだ机上の段階ですが、先述した様にその方面の安全弁は既に幾つもが無効にされていますし、やろうと思えば恐らく既に実行可能です。通常兵器に限って言うならイラク戦争に於てホワイトハウスがこれまでの国際常識を全否定する「予防戦争」の概念を打ち出したことは誰でも知っているでしょう。先に核を使う可能性が有るのは米軍やNATOです。

 繰り返しますがウクライナがNATOに加盟するのは違法ではありません。ですがウクライナ政府のその自由を認めた場合、NATOがウクライナに核ミサイルを配備し、その結果NATOが核による先制攻撃をする可能性や何かのはずみで核の応酬が始まる可能性が飛躍的に高まり、その結果人類が滅びる可能性が愈々現実のものとなります。ウクライナがNATOに加盟する自由を認めることは、即ちNATOがロシアに対して核の脅迫を行う自由を認めることです。これはロシアにとっては到底受け入れられないことですし、勿論一旦核の応酬が始まってしまったら必然的に巻き込まれるであろう全人類にとっても容認し難いことです。ウクライナが終末時計を進める権利を、全人類は鷹揚に認めるべきでしょうか? 一体何の為に? 繰り返しますがNATOの実態は侵略組織であって防衛組織ではありません。ウクライナの主権や安全保障を脅かして来たのはロシアではなく、2004年のオレンジ革命と2014年のマイダン・クーデターと云う二度のカラー革命によって違法なレジーム・チェンジを実現させた、他ならぬアメリカ帝国です。

 ウクライナ紛争を巡る問題は複雑で、簡単には整理出来ないのですが取り敢えず喫緊の問題として取り上げるべきなのは

  1)ウクライナのNATO加盟=核配備問題。

  2)ウクライナのナチ政権がドンバスに対して仕掛けている戦争(ジェノサイド、民族浄化)。

  3)ウクライナとジョージアに配置された危険な生物兵器を扱う何十ものバイオラボ問題。

 の3つであろうと思われますが、全人類に関わる問題として、1)だけは何としてもより多くの人々に理解して貰わねばなりません。ロシア軍は米=NATOの軍事インフラを集中的に攻撃することによって、来るべき核戦争の脅威を取り除いてくれました。ウクライナ大統領ゼレンスキーはナポレオンやヒトラーに比べるのは烏滸がましい単なる傀儡に過ぎませんが(彼は大統領になる前は役者でした。前以て決められた台詞をそれらしく言うことをお仕事にしている人です)、「ナチが核兵器に手の届く所に居る」と云う可能性は現実のものです。

 軍事的な戦場ではロシア軍の勝利は今更揺るぎませんので、西側はマスコミを総動員してやれロシア軍が民間人を虐殺している、市街地を爆撃している、素人を戦場に送り込んでいる、化学兵器攻撃を準備している、嘘で自国民を洗脳している、とまぁ、途方も無い嘘のオンパレードで情報攻撃を繰り返していますが、幾らナチやISISIやアル=カイダにロケットランチャーやら対戦車砲やら持たせてTVカメラの前でゼレンスキーが悲壮な顔をしてみたところで、今やロシア人の7割はプーチンを支持しています(ロシアメディアは嘘ではなく事実を報じているので或る意味当然のことです)。ところが西側市民の圧倒的大多数は無知で傲慢で日頃から大量の反ロシア・プロパガンダに洗脳されているものですから、この壮大な非人道的猿芝居にあっさり引っ掛かって、空を閉じろとかウクライナを軍事支援しろとか、実質的に「第三次世界大戦を起こせ」と言うのと変わらないことを平気で主張します。彼等はロシアに対する制裁が戦争を止める役には立たず、寧ろ結局は自分達自身の生活を苦しくするだけだと云うことも理解していません。ウクライナ紛争で問われているのが、国際法や国家主権を踏み躙る無法が罷り通る一極支配の世界秩序、つまり帝国主義と新植民地主義と新自由主義によって99%の人々が苦しめら続けるディストピアへとこの儘突き進むのか、それとも立ち止まって、国際法と国家主権、相互尊重の原則に基付く共存共栄の多極化世界へ向けて歩みを変えるのか、と云うことであることも理解していません。ひたすらマスコミの命令通りに、見ろと言われたものを見、信じろと言われたものを信じるだけです。感情に訴える大量の偽情報に曝された人々は、寧ろ自分から積極的に批判的思考を放棄し、思考停止して体制に服従しています。嘘を見抜いているまともな反戦論者が今一体どれだけ居ることでしょう!

 この2年間続けられたCOVID-19パンデミックのお陰でこの世界が嘘だらけであることに気が付く人は多少は増えましたが、現状を見る限り、果たして状況は改善したのか悪化したのか、正直に言って私にもよく解りません。事実に拘る人の一人として、嘘と扇動に踊らされる人達のことは私もプーシキンの様に「もう付き合い切れない。そんなに自滅したいならもう勝手にしろ!」と放っておきたいところです。ですが放っておいたら彼等は本当に何をやらかすか解らない。子供達の腕に毒の注射針を刺す以上の愚かなこと、本当に人類文明を崩壊させかねないことだって始めてしまうかも知れない。高みの見物を気取って放置しておく訳にも行きません。私には反戦運動を組織するだけの力量も無く、こうやってネットの片隅で間欠的に気焔を上げる程度のことしか出来ませんが、せめて全人類がロシアに対して負っている恩義の一端でも明らかにしたく、今回この詩を紹介してみた次第です。
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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
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