日本のナッジ部隊

この「生物多様性サミット」の午後の部のテーマは、ESG投資、自然×インフラ、そして「行動変容」。つまりSDGs実現に際しては、予め意思決定のコンテクストを与えてやることで、屢々当人にそうと気付かれずに人の行動を誘導する技術が用いられている。
生物多様性サミット

2018年の、「健康経営」を推奨する健康スコアリングレポートについての解説記事。第四次産業革命やグリーンパスの試みが進行中の現在から振り返ると、ああこうやって人々の身体や健康を支配・管理する流れはずっと以前から繋がっていたんだなぁと実感する。
「健康スコアリング」を用いた経営 問われる社員の心と身体

厚労省の「受診率向上施策ハンドブック　明日から使えるナッジ理論」。民主的な合意形成の手続きを経ること無く、当人達には自分の自由意志で判断していると思わせつつ、人々の行動変容を引き起こす手口について概説している。病院に行く前に皆読んでみた方が良い（笑）。
受診率向上施策ハンドブック（第２版）について

「新型コロナウイルス感染症対策における市民の自発的な行動変容を促す取組（ナッジ等）の募集について（結果）」
人々の行動変容を誘導する為、世界中で行動心理学が兵器化され、ナッジ・ユニットが暗躍しているが、日本の取り組みは比較的緩やか。
新型コロナウイルス感染症対策における 市民の自発的な行動変容を促す取組 （ナッジ等）の募集について（結果）

行動経済学の知見を活かしたナッジ=「人を強制することなく、望ましい行動に誘導するようなシグナル、仕組みまたは戦略」の基本戦術についての日本語による簡単な概説。"MINDSPACE"の知見も紹介されている。
Nudge for Health

日本版ナッジ・ユニット（BEST：Behavioral Sciences Team）の概要。環境省の管轄。本業は気候変動&SGDs詐欺の推進。人々の「自発的な」行動変容を促すのが目的。
日本版ナッジ・ユニット（BEST：Behavioral Sciences Team）について
日本版ナッジ・ユニットのコロナ「対策」版は、2020/03/18の連絡会議から検討されている。
第16回日本版ナッジ・ユニット連絡会議を開催しました
経済産業省版のナッジ・ユニットは2019/05/21付けで設立されている。「健康スコアリングレポート」はこの先行的な取り組み。如何にもテクノクラートが好きそうな人民管理方法。
METIナッジユニットを設置しました

日本の若者向けのナッジングは割とお粗末だが、騙される人が多いところを見ると、そもそもあんまり必要無いとも言える。こんなのを鵜呑みにする人達が、自分達が実際にはクソカッコ悪いことをしていたことに気付くのは何年も先だろう。或いは永久に気付かないか。
対策をするキミはカッコいい！

人々の行動変容を促す為に、行動心理学を応用したナッジ・ユニットが世界各国で活動（暗躍？）している。これは日本の環境省が使用している基本フレームワーク。
ナッジ等の行動インサイトの活用に関する フレームワークについて