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経済破壊と資本主義の再編

2021/08/27、WEFの或るヤングエリートに拠ると、「持続可能な金融」は1929年以来資本主義に於て最も重要なイノヴェーションになる可能性が有るそうで、その為にもっと個々のニーズに合わせて個人投資家のカネを市場に注ぎ込ませることが重要なのだそうだ。

How personalizing sustainable investments can shape the future of finance

「我々がダボスでやりたいのは、リセットボタンを押すことだ」と発言する世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ。これは2020年ではなく2015年のもの。グレート・リセットはパンデミック詐欺のずっと以前から計画されていたものだ。
WEF chairman hopes forum will help push "reset" button on world economy


「資本主義は再起動が必要だ」とするMID(国際経営開発研究所)の社説。言葉は'reset'ではなく'reboot'だが、この記事の日付は2020年1月。資本主義再起動計画自体はCOVID-19騒ぎが大きくなる前から新自由主義者達の間で公然と議論されていた。
Capitalism needs a reboot. This is how we can make it more inclusive

★金融的側面から見たグレート・リセットの解説記事。その目的は何なのか、この後何が来るのか。
中央銀行家達による2019年の「レジーム・チェンジ」 と「グレート・リセット」(要点)

2019/10/20のガーディアンの記事。イングランド銀行総裁マーヴィン・キングは、世界経済は「大停滞」に陥り、「金融ハルマゲドン」に向かっていると発言。これを救う為に必要だったのがグリーン経済であり、パンデミック詐欺を利用したグレートリセットだった訳だ。
World economy is sleepwalking into a new financial crisis, warns Mervyn King

2021/10/26発表、「ビジョン2050:大変革の時」最新版の日本語版。SDGsやステークホルダー資本主義等のスローガンの下、世界の在り方を根本的に変革する為のロードマップが概説されている。これらの問題意識は最早単なる経済界の枠組みを完全に超えている。
ビジョン2050: 大変革の時

「ヴィジョン2050」は2020年と2021年にも改定され、COVID-19パンデミック危機は「変化を加速させる機会」と位置付けられている。
VISION 2050 TIME TO TRANSFORM

2010年、持続可能な開発の為の世界経済人会議(WBCSD)は"Vision 2050"を発表。SDGsの為には「統治構造、経済的枠組み、企業と人間行動の根本的な変化」が要求されると謳っている。2010〜2020年は「荒れ狂う十代」と規定されている。この頃世界の主要メディアの大政翼賛化は略完成し、胡散臭いパンデミック演習が次々繰り返された。そして2020〜2050年がいよいよ「変革の時代」。2020年に何が起こったかは今更繰り返すまでもない。
Vision 2050

FabioVighi教授の説。COVID危機は徹底的に資本主義的現象であり、目的は2つ:
 ・現代資本主義の転換点的爆縮(剰余価値創造の構造的危機)の隠蔽。
 ・グローバル・ガヴァナンスの権威主義的プロセス(利害関係者資本主義)の加速。

 前者は防衛的で後者は攻撃的。
Tyranny by Health Emergency, or the Dystopian Implosion of Contemporary Capitalism

2019/08/23、ジャクソンホール・シンポジウムで行われたイングランド銀行総裁マーク・カーニーのスピーチ。現行の"international monetary and financial system(IMFS)"は既に危機に瀕しており、新しいものに取り替えねばならないと主張している。
The growing challenges for monetary policy in the current international monetary and financial system - speech by Mark Carney

資本主義の行き詰まりに対する警鐘は何年も前から鳴り響いていた。市場はロックダウンによって崩壊した訳ではなく、市場が崩壊していたからロックダウンでその実態を隠蔽しなければならなかった。実体経済の「絶縁」で流動性のギャップが埋められ、次は気候ロックダウン。
DEBATES A SELF-FULFILLING PROPHECY: SYSTEMIC COLLAPSE AND PANDEMIC SIMULATION

ロックダウン政策により人々が集まっての抗議行動は大幅に縮小したが、気候変動問題を扇動する人達はオンラインでの活動を模索している。その名は不吉なことに"Climate Lockdown"。
Climate Lockdown

過去約1世紀のあらゆる主要な経済不況はFRB(米連邦準備制度)の行動の意図的な政治的結果であると主張して来たエングダール氏の分析。最近の「インフレとの戦い」に関するFRBの言動を見る限り、彼等は今後数ヶ月で本格的な世界的な不況を引き起こすことを計画している。「賃金とインフレの間には反比例の関係が有る」と結論付けた「フィリップス曲線」は誤りだが、FRBはこれを利用してインフレを「殺す」ために金利を引き上げることを正当化して来た。だが2020年以来のロックダウンに起因するインフレは金利とは関係が無いのでやっても無駄。寧ろ火に油を注ぐことになる。食料やエネルギーの価格は天然ガスの高騰、ウクライナとロシアからの小麦の輸出の停止、ロシアに対する自殺的制裁等によって増加しており、今後の見通しは1930年代よりも更に悪い。
Fed Inflation Lies, Russia Sanctions and a New World Order
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川流桃桜

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一介の反帝国主義者。
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