ポーランド
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/10/15のポーランドの総選挙以降、ポーランドは事実上、ウクライナ国境を封鎖している。これは退陣を控えた与党政府が、ポーランドをドイツの属国にしようと考えているトゥスクに政権を引き継ぐ前に、ウクライナに対するポーランドの勢力圏を回復しようとしているからだ。
ポーランドの事実上のウクライナ封鎖は、退陣する政府の最後のパワープレイだ(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/11/23に提案された「軍事シェンゲン」は、実際にはドイツがポーランドの防衛分野を含めた主権を侵食する為の作戦だ。トゥスク元首相がポーランド首相に返り咲けば、ポーランドは自発的にドイツの属国に成り果てることだろう。
NATOが提案する「軍事シェンゲン」には、ポーランドに対するドイツのパワープレイが透けて見える(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ゼレンスキーは自分自身がユダヤ人であり、親族をナチスに殺害されているにも関わらず、ユダヤ人やポーランド人を大勢殺害したナチスの戦犯を讃えることに、何の躊躇いも覚えていない。そのことにポーランド人達は愕然としている。2023/09/25、ポーランドの元首相ベアタ・シドゥウォはこの件をツイートした。
シドロ元ポーランド首相は、ゼレンスキーは自分がナチ虐殺者と思われる人物に拍手を送っていたことを知っていたのではないかと疑っている(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の要点。2022/11/15にポーランドに着弾したミサイルはロシアではなくキエフからのものであったことを、2023/09/26、ポーランドの捜査当局が公式に明らかにした。これは選挙を控えたポーランド与党にとっては適切なタイミングだった。
ポーランドは昨年11月のプシェヴォドフ事件の捜査を終了する適切な時期を選んだ(要点)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。所々補足した。カナダの下院とゼレンスキーがウクライナのナチスに拍手を送ったスキャンダルは、ナチスに大勢の自国民を殺されたポーランドから猛反発を食らった。これまで公然の秘密だったものが表舞台に出て来た。現代のウクライナがナチズムを賛美していることについて話すことは、最早タブーではない。
カナダがポーランド人を虐殺したウクライナのナチスを顕彰したことを受け、ポーランドが正義を要求(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ポーランドとドイツの関係は、10/15にポーランドの選挙を控えて、ポーランドとウクライナの関係と並行して悪化している。
ポーランド外相は正しい:オラフ・ショルツは実際、ポーランドの選挙に干渉している(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の解説の抄訳。多少補足した。2023/09/22、迂闊にも公の場で元ナチスを熱烈に賞賛した為、カナダとウクライナのソフトパワー・バランスは引っ繰り返ってしまった。
ユダヤ人、ポーランド人、ロシア人は、カナダが文字通りのナチスを讃えたことを団結して非難した(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/09/22のポーランドのアルカディウシュ・ムラルチク外務次官の発言は、ポーランド与党は10/15の選挙を前にして、ウクライナに対してドイツのエージェント達を粛清することを求めていることを示している。
ポーランドはウクライナとの論争の責任はドイツに在ると仄めかす(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/09/19からポーランドとウクライナの対立は急速に悪化して本格的な政治危機へと発展した。双方とも緊張を緩和するより緊張を高めた方が利益を得られると云う状況なので、関係は今後急速に悪化することも考えられる。
ポーランドとウクライナは終わりの見えない本格的な政治危機に突入(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。リトアニアはこれまでポーランドと歩調を合わせて、ベラルーシに於けるワグナーの脅威を煽って来たのだが、2023/09/05の報道でナウセダ大統領は突然手の平を返した。この理由は幾つか考えられるが、ポーランド与党がこれに不満を持つであろうことは確実だ。
何故リトアニアはベラルーシにワグナーが居ることについて恐怖を煽るのを突然止めたのか?(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ワルシャワとキエフの関係は過去1ヵ月で急速に悪化しているが、ワルシャワが自国内に逃れた徴兵忌避者達をウクライナに送還することで、両者の関係はリセットされるか、少なくとも報復合戦のエスカレートは回避される可能性が有る。
ポーランドとウクライナは徴兵危機問題で協力することで、問題の有る関係を修復出来るかも知れない(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ポーランドとベラルーシの国境では緊張が高まっているが、両者の対応は非常に対照的で、その成熟した対応は、ベラルーシの和解提案が誠実なものであることを物語っている。
ベラルーシは最近のポーランド国境事件に最善の方法で対処した(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ポーランドはベラルーシともウクライナとも急速に関係が悪化しているが、そんな中、2023/08/11、ベラルーシのルカシェンコ大統領は和解の提案を申し出た。これは恐らく前月のプーチンとの会談の成果だが、最善のシナリオ予測が実現すれば、ベラルーシに対するポーランド人の認識が変わり、和解に向けた進展が見られるかも知れない。
ベラルーシとポーランドの和解に関するルカシェンコ大統領の驚くべき提案の裏には何が?(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の記事の要点。キエフは若いポーランド人達の支持を急速に失いつつある。ポーランド与党は政権を維持したければ、この傾向に適切に対応しなければならない。
最近の調査で、若いポーランド人のウクライナに対する見方が大きく変わったことが判明(要点)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。今更和平交渉を再開すれば、米国は面子を失って国民の怒りを買う恐れが有り、一方ロシアはロシアで、新領土の安全を確保する為に進軍を望んで和平交渉には関心を持たないかも知れない。そしてキエフとポーランドは今更梯子を外されたくない。
米国の政策立案者達はキエフの反攻失敗後、自業自得のジレンマに陥っている(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。多少補足した。ポーランドはポーランド-西ウクライナ連邦計画を着々と進めている。ポーランドのウクライナに対する軍事介入の可能性は低いが否定出来ない。因みに、元々ウクライナの国境は曖昧模糊としているが、オーストリア=ハンガリー帝国の分断統治時代以来ははっきりと分断が齎され、西部と東部とでは全く別の国と言っても良い。
ポーランドがずる賢く西ウクライナを制圧した方法(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ドイツとポーランドが軍事協力を強化しようとしているのは、それぞれ正反対の動機に基付いている。
ドイツとポーランドの軍事交渉の結果には多くが懸かっている(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。若干補足した。ポーランド与党が米国の核兵器を望んでいるのは、次の選挙での再選の可能性を高め、米国からの圧力キャンペーンを緩和したいと云う、純粋に利己的且つ政治的な理由からだ。
米国の核兵器配備を求めるポーランドの要請は、与党の最新の選挙向けの見世物だ(抄訳)
スコット・リッター氏の記事。2023/07/11〜12のNATOサミットに於て、ポーランドは自国に米国のB61核爆弾を配備することを要請した。NATOの核共有協定が更に拡大すれば、NATOとロシアの核紛争のリスクは更に高まる。狂気の沙汰だ。
As NATO looks for answers to the Ukraine conflict, Poland seeks the nuclear option
スコット・リッター「NATOがウクライナ紛争の解決策を模索するなか、ポーランドは核の選択肢を追求」
★ポーランドが南アフリカ率いる和平使節団を妨害した事件について、スコット・リッター氏による解説の要点。元米国スパイ、ポーランドが南アフリカ和平使節団を妨害した理由を説明する(要点)
★アンドリュー・コリブコ氏の記事の抄訳。多少補足した。ポーランドがロシアに対し第二次世界大戦の賠償請求を行おうとしたのに対抗して、ロシアの下院議長がポーランドに賠償請求を行った。ポーランドとロシアの断交は避けられない様だが、どちらもその過程で相手に対して優位に立とうとしている。
ロシア下院議長がポーランドに賠償を要求した本当の理由はこれだ(抄訳)
アンドリュー・コリブコ氏の分析では、カリーニングラードをクロレヴィエツと呼び変えると云うポーランドの決定は、この地域のリーダーシップを巡ってドイツと張り合い、且つ、自分達がナショナリスト-保守であることを有権者達にアピールしたい与党「法と正義」の思惑によるものだ。
Poland’s Official Renaming Of Kaliningrad Is Driven By Domestic & Regional Calculations
2023年5月、ポーランド当局がロシアの飛び領地であるカリーニングラードを、この地域が15世紀にポーランドの支配下に在った時の「クロレヴィエツ」と云う名で呼ぶことを法的に義務付けたことを受けて、ロシア側ではこれを狂気の沙汰だと非難。カリーニングラードの名の由来になったソ連の共産党政治家ミハイル・カリーニンは所謂「カティンの虐殺」の責任者と云うことになっているので、自国民を殺されたポーランド人にとってはこの名は侮辱的だ、と云うことらしい。
Polish renaming of Russian city is ‘madness’ – Kremlin
★RTの記事。ポーランドは道徳的に終わっている。
ポーランドがロシアに第二次世界大戦の賠償を行わせる計画を明らかに(要点)
★コリブコ氏の記事の抄訳。ポーランドと米国は共同で、「実はウクライナ戦争についての今までの我々の話は全部嘘でした」と云う情報を小出しにして、国民の認識を修正しようと図っている。
ポーランド副首相、欧州の半分がロシアとの和解を望んでいると推定(抄訳)
★コリブコ氏経由の記事。ウクライナ戦争の現状について、ポーランドの将軍による一寸正直な評価。ロシアは長期戦/消耗戦を戦い抜く覚悟も用意も出来ているが、キエフ/NATO側は全く逆。
ポーランドの軍高官は、NATO-ロシアの代理戦争について幾つかの不都合な真実を明らかにした(要点と補足)
コリブコ氏の記事。2023/03/20〜23の世論調査結果に拠ると、ポーランド各党の支持率は、与党の法と正義の党が34%、野党の市民プラットフォームが27%、第3位の連合が11%。連合はここ数ヶ月で支持率を約2倍に伸ばした。前2党はキエフを断固として支持しており、これはポーランドの平均的な市民にとっては、インフレの急上昇と、史上空前の規模のウクライナ移民による戦後の社会的均質性の喪失を意味する。現在のポーランドの自称「保守」与党は実際にはこの1年でリベラル・グローバリズムに服従して自国の主権を譲り渡して自国民の搾取を許している所為で信用を失墜している。今後の展開の予測は困難だが、自国の主権を重んじる真面目な保守が抗議の意思表明として連合に投票すれば、政策路線の再調整が行われるかも知れない。
Pay Attention To Rising Anti-Establishment Sentiment In Poland
スコット・リッター氏の記事。2023/01/27、アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館は、ソ連赤軍によるアウシュヴィッツ収容所解放78周年を記念する。だが今年はロシアは招待されない。「自由で独立したウクライナへの攻撃の為」なのだそうだ。ポーランドにはナチの協力者が大勢居たが、21世紀になっても大勢居る。幸いにも強制収容所はまだ作られてはいないが、どうなることやら。隣国ウクライナではホロコーストに加担した連中は今や英雄扱いだ。

Never Forget the Soviet Heroes Who Liberated Auschwitz
★サム・ソコル氏の記事の要点。
ロシア帝国が「存在しなくなれば」勝利は訪れる:ウクライナ議会がナチ協力者を引用(要点)
2022/11/29、ポーランドでウクライナのバンデラ主義者達が開いた、ウクライナのナチのステパン・バンデラを賛美する集会に、抗議者達が突入。「恥を知れ!」「バンデラ主義者は出て行け!」「歴史改竄を止めろ!」。まぁ1930年代にはポーランドを始め各国にナチの支持者や協力者がワンサカ居て、そうした連中は21世紀になっても絶滅するどころかこうしたピンピンしていることが次々明るみに出て来ている訳だけれども、歴史を学んでいる人であれば、ナチの復活なんてとんでもないと思うのは当然だ。
What? Polish people opposing glorification of Ukrainian Nazi hero Stepan Bandera? How come?
2022/11/11、ポーランドの独立記念日の行進に数千人が参加。反ウクライナ・反EUを掲げる民族主義の右翼が含まれていると報じられているが、行進は平和的に行われた。LGBTや反LGBT、反プーチンの人も居て、割と雑多な集まりの様だ。
Thousands Join Nationalist March on Polish Independence Day
★ノルドストリーム爆破事件についてのロシア駐在特派員ジョン・ヘルマー氏の分析の要点。この事件はEU/NATOの内部分裂と呼べるものだが、この記事では特にポーランドによるドイツ攻撃に焦点を当てている。
ボーンホルム爆破事件はボーンホルム騒動を繰り返す———ポーランドはドイツを攻撃し、ロシアを非難する(要点)
★ノルドストリーム爆破事件について"Thank you, USA."と呟いてしまって炎上したうっかりさん、ラドスワフ・シコルスキについて、幾つか興味深い事実を見付けたのでメモしておく。
ラドスワフ・シコルスキ
★コリブコ氏の分析。ポーランドの与党党首がドイツに対して第二次大戦時の賠償支払いを求めたのは何を意味するのか。
ポーランドに対するドイツの賠償の地政学(要点)
★ヒトラーもびっくりのレフ・ワレサのとんでも発言。
ポーランド元大統領、ロシアの解体を要求(要点)
ソ連を悪魔化する歴史改竄主義が横行しているポーランドでは、ポーランドがヒトラーの緊密な同盟国にならなかったことを後悔している本が大量に出版されているらしい。ポーランドは現在西ウクライナとの連合設立に向けて動いているが、アゾフ大隊は「マリウポリの英雄」と英雄視され、バンデラ主義者達によるポーランド人の虐殺は各地で「無かったこと」にされている。ポーランドは着実に「ナチ化」し、ナチス・バンデラ主義者帝国に加わろうとしている。

Nazification Of Poland?
コリブコ氏の記事。所謂「カティンの森の虐殺」を記念するカティン記念館からロシアはポーランドの旗を撤去。ポーランド外務省は激怒して抗議したが、ロシアのザハロワ報道官は、波国旗の掲揚に法的義務は無く、純粋に善意に行動であったと反論。この8年間続いて来たポーランド内のソ連の記念碑に対する十字軍を受けて、この善意は無意味になったと主張した。まぁポーランドは歴史改竄の最先端で、盛んにソ連を歴史の悪役に仕立てようとして来たので、戦勝記念日の時の駐ポーランド・ロシア大使に対するファシストの侮蔑的攻撃が最後の一押しになったと云うところだろうか。ポーランドの旗を下ろしたとは云えロシアはカティン記念館そのものには手を付けていないが、ポーランド内に有る無数のソ連の記念碑等は撤去され続けている。

Russia’s Removal Of The Polish Flag From The Katyn Memorial Was Driven By Self-Respect
所謂「カティンの森の虐殺」に関するソ連側の説明は、当初の「ナチスがやった」と云う主張から、1990年に一転して「スターリン主義の犯罪だった」に変わり現在に至っているが、最近ではグローバー・ファー氏なんかが「犯人はやっぱりナチスだった」と云う本を書いていたりして、真相はどうなのか不明。スターリンやソ連を巡っては歴史改竄が盛んなので、何処まで信じて良いのやら正直言って私には解らない。

History
ベラルーシの特別監視機関は、ポーランドとベラルーシの国境でポーランド軍がイラク難民を虐待・殺害(人道に対する罪、戦争プロパガンダ、難民への援助の意図的な失敗)している証拠をイラクの代表団に提示した。ベラルーシの捜査官は、ポーランドの治安部隊が行なった暴力で肉体的に負傷した135人のイラク市民に対して犯された刑事訴訟を記録した。イラク難民は処刑され、秘密裏に埋葬された。またこの他西アジアとアフガニスタンからの難民に対してもポーランド当局は差別的だった。国際刑事裁判所(ICC)は、2023年2月にベラルーシ委員会の声明の調査を開始する予定。ウクライナ難民に比べて余りの差。白人至上主義はウクライナのナチに限らず、西側ナチ勢力全般に広がっていると見るべきだろう。
Belarus presents Iraq with evidence of mass killings of refugees by Poland
コリブコ氏の記事。ウクライナの国防相は、キエフは「ポーランドの民主主義を守る」為に戦っていると発言した。ロシアがポーランドを侵略して占領するシナリオなど有り得ないので真っ赤な嘘に過ぎないが、多くのポーランド人は反ロシアの物語ならどんなものでも簡単に騙される。ポーランド指導部は指導部で、今までウクライナに注ぎ込んだ支援が全くの無駄金だったと国民に気付かれたくないので、この話に乗っかっている。
Debunking The Fake News That Ukraine Is “Defending Poland’s Democracy”
コリブコ氏の分析。ウクライナと事実上の同盟に統合された後のポーランドの戦略的失点:
・ゼレンスキーはダボス会議の参加者達のウクライナを売り渡すと明言した。
・西側が勝手に欧州したロシアの海外資産約3,000億ドルを貰えると期待していたが当てが外れた。
・ウクライナに戦車の半分(400台の内200台)を与えた後、その補充にドイツのレオパルド2A7主力戦車を送って貰えると期待していたが、ドイツの方ではそんな約束はしていない(そもそも同型車は50台しか無い)と否定した。
与党「法と正義」は自国の戦略的自治を他人に明け渡し、納税者の資産をひたすら無駄遣いしている。次の選挙で有権者はこれをどう見るか。
Poland Just Got Played By Germany
コリブコ氏の分析。ポーランド(場合に依ってはハンガリーやルーマニアも参加するかも)が西ウクライナで平和維持部隊の名目で軍事介入しようとしているのではないかと云う懸念が持ち上がっており、ダグラス・マグレガー大佐が指摘する通り、これは直接NATO/ポーランドとロシアとの戦争にエスカレートする可能性が有って大変危険。だがシリアでロシア、トルコ、米帝が互いの「勢力圏」に留まっている限りは直接対決を避ける様になった様に、これはNATOとロシアとの間で(法的拘束力の有る合意が成立するか、ウクライナ空軍が壊滅した後の事実上の状況となるかはともかく)ウクライナの分割が成立することによって事態の沈静化に向かう可能性も孕んでいる。
Would A Polish Military Intervention In Western Ukraine Really Lead To World War III?
★駐ポーランド・ロシア大使がファシストに赤いシロップをぶっかけられた事件について、コリブコ氏の解説。
駐ポーランド・ロシア大使に対するファシストの攻撃の影響を分析する(要点)
コリブコ氏の分析。ポーランドから「失われた」ポーランド第二共和国(1918〜1939年)の領土である西ウクライナを最終的にポーランドに組み込む計画が、米帝とポーランドの共謀の下に進行している可能性が有る(コリブコ氏は特殊軍事作戦開始2日後にこのシナリオを予測していた)。ポーランドの与党「法と正義」は似非保守=ナショナリスト運動で、実態は欧州エリートのリベラル=グローバリストの隠れ蓑。ウクライナの難民を一級市民、ポーランド人を二級市民として扱うことによって、反ロシアの口実を利用して三海域イニシアティブ(3SI)諸国に勢力圏を広げようとしている。現在ウクライナから300万人近い難民を受け入れているが、これは1,000万人にまで膨れる可能性が有り、現在のウクライナはポーランドよりも遙かに貧しいので、そのコストは何十億ドルにも上る可能性が有る。

Is It Really In Poland’s Best Interests To Reportedly Plot Western Ukraine’s Annexation?
モスクワの対外情報庁(SVR)のチーフ、Sergey Naryshkin に拠ると、ポーランドと米帝はワルシャワが「歴史的にポーランドに属している」と見做しているウクライナの領土を「取り戻す」為の計画を立てている。先ずは「ロシアの侵略から守る」と云う名目で「平和維持軍」を送る。そして西ウクライナに軍を常住させ、ウクライナ国家警備隊の戦略施設を支配し、民族主義者に対抗出来る親ワルシャワのエリートを養成する。
Poland has secret plan for Ukraine, Moscow claims
ポーランドのモラヴィエツキ首相はマクロンとロシアとの交渉をヒトラーとの交渉に準え、またヒトラー、スターリン、ポル・ポトを同列に起き、交渉など無駄だと嘲笑。ポーランドが1934年にヒトラーと不可侵条約を結び、1938年のミュンヘン会談直後に共同でチェコスロバキアを解体したことは、今のポーランドの政界では「無かったこと」にされている様だ。近年西側社会全体でこうした歴史改竄の動きが活発だ。
The Polish Prime Minister Is Engaging In World War II Revisionism About Hitler
★ウォーターゲート事件で有名な米国のジャーナリスト、カール・バーンスタインが1992年に発表した記事の要点。
特集:神聖同盟
ポーランドの事実上のウクライナ封鎖は、退陣する政府の最後のパワープレイだ(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/11/23に提案された「軍事シェンゲン」は、実際にはドイツがポーランドの防衛分野を含めた主権を侵食する為の作戦だ。トゥスク元首相がポーランド首相に返り咲けば、ポーランドは自発的にドイツの属国に成り果てることだろう。
NATOが提案する「軍事シェンゲン」には、ポーランドに対するドイツのパワープレイが透けて見える(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ゼレンスキーは自分自身がユダヤ人であり、親族をナチスに殺害されているにも関わらず、ユダヤ人やポーランド人を大勢殺害したナチスの戦犯を讃えることに、何の躊躇いも覚えていない。そのことにポーランド人達は愕然としている。2023/09/25、ポーランドの元首相ベアタ・シドゥウォはこの件をツイートした。
シドロ元ポーランド首相は、ゼレンスキーは自分がナチ虐殺者と思われる人物に拍手を送っていたことを知っていたのではないかと疑っている(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の要点。2022/11/15にポーランドに着弾したミサイルはロシアではなくキエフからのものであったことを、2023/09/26、ポーランドの捜査当局が公式に明らかにした。これは選挙を控えたポーランド与党にとっては適切なタイミングだった。
ポーランドは昨年11月のプシェヴォドフ事件の捜査を終了する適切な時期を選んだ(要点)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。所々補足した。カナダの下院とゼレンスキーがウクライナのナチスに拍手を送ったスキャンダルは、ナチスに大勢の自国民を殺されたポーランドから猛反発を食らった。これまで公然の秘密だったものが表舞台に出て来た。現代のウクライナがナチズムを賛美していることについて話すことは、最早タブーではない。
カナダがポーランド人を虐殺したウクライナのナチスを顕彰したことを受け、ポーランドが正義を要求(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ポーランドとドイツの関係は、10/15にポーランドの選挙を控えて、ポーランドとウクライナの関係と並行して悪化している。
ポーランド外相は正しい:オラフ・ショルツは実際、ポーランドの選挙に干渉している(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の解説の抄訳。多少補足した。2023/09/22、迂闊にも公の場で元ナチスを熱烈に賞賛した為、カナダとウクライナのソフトパワー・バランスは引っ繰り返ってしまった。
ユダヤ人、ポーランド人、ロシア人は、カナダが文字通りのナチスを讃えたことを団結して非難した(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/09/22のポーランドのアルカディウシュ・ムラルチク外務次官の発言は、ポーランド与党は10/15の選挙を前にして、ウクライナに対してドイツのエージェント達を粛清することを求めていることを示している。
ポーランドはウクライナとの論争の責任はドイツに在ると仄めかす(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/09/19からポーランドとウクライナの対立は急速に悪化して本格的な政治危機へと発展した。双方とも緊張を緩和するより緊張を高めた方が利益を得られると云う状況なので、関係は今後急速に悪化することも考えられる。
ポーランドとウクライナは終わりの見えない本格的な政治危機に突入(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。リトアニアはこれまでポーランドと歩調を合わせて、ベラルーシに於けるワグナーの脅威を煽って来たのだが、2023/09/05の報道でナウセダ大統領は突然手の平を返した。この理由は幾つか考えられるが、ポーランド与党がこれに不満を持つであろうことは確実だ。
何故リトアニアはベラルーシにワグナーが居ることについて恐怖を煽るのを突然止めたのか?(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ワルシャワとキエフの関係は過去1ヵ月で急速に悪化しているが、ワルシャワが自国内に逃れた徴兵忌避者達をウクライナに送還することで、両者の関係はリセットされるか、少なくとも報復合戦のエスカレートは回避される可能性が有る。
ポーランドとウクライナは徴兵危機問題で協力することで、問題の有る関係を修復出来るかも知れない(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ポーランドとベラルーシの国境では緊張が高まっているが、両者の対応は非常に対照的で、その成熟した対応は、ベラルーシの和解提案が誠実なものであることを物語っている。
ベラルーシは最近のポーランド国境事件に最善の方法で対処した(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ポーランドはベラルーシともウクライナとも急速に関係が悪化しているが、そんな中、2023/08/11、ベラルーシのルカシェンコ大統領は和解の提案を申し出た。これは恐らく前月のプーチンとの会談の成果だが、最善のシナリオ予測が実現すれば、ベラルーシに対するポーランド人の認識が変わり、和解に向けた進展が見られるかも知れない。
ベラルーシとポーランドの和解に関するルカシェンコ大統領の驚くべき提案の裏には何が?(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の記事の要点。キエフは若いポーランド人達の支持を急速に失いつつある。ポーランド与党は政権を維持したければ、この傾向に適切に対応しなければならない。
最近の調査で、若いポーランド人のウクライナに対する見方が大きく変わったことが判明(要点)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。今更和平交渉を再開すれば、米国は面子を失って国民の怒りを買う恐れが有り、一方ロシアはロシアで、新領土の安全を確保する為に進軍を望んで和平交渉には関心を持たないかも知れない。そしてキエフとポーランドは今更梯子を外されたくない。
米国の政策立案者達はキエフの反攻失敗後、自業自得のジレンマに陥っている(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。多少補足した。ポーランドはポーランド-西ウクライナ連邦計画を着々と進めている。ポーランドのウクライナに対する軍事介入の可能性は低いが否定出来ない。因みに、元々ウクライナの国境は曖昧模糊としているが、オーストリア=ハンガリー帝国の分断統治時代以来ははっきりと分断が齎され、西部と東部とでは全く別の国と言っても良い。
ポーランドがずる賢く西ウクライナを制圧した方法(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ドイツとポーランドが軍事協力を強化しようとしているのは、それぞれ正反対の動機に基付いている。
ドイツとポーランドの軍事交渉の結果には多くが懸かっている(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。若干補足した。ポーランド与党が米国の核兵器を望んでいるのは、次の選挙での再選の可能性を高め、米国からの圧力キャンペーンを緩和したいと云う、純粋に利己的且つ政治的な理由からだ。
米国の核兵器配備を求めるポーランドの要請は、与党の最新の選挙向けの見世物だ(抄訳)
スコット・リッター氏の記事。2023/07/11〜12のNATOサミットに於て、ポーランドは自国に米国のB61核爆弾を配備することを要請した。NATOの核共有協定が更に拡大すれば、NATOとロシアの核紛争のリスクは更に高まる。狂気の沙汰だ。
As NATO looks for answers to the Ukraine conflict, Poland seeks the nuclear option
スコット・リッター「NATOがウクライナ紛争の解決策を模索するなか、ポーランドは核の選択肢を追求」
★ポーランドが南アフリカ率いる和平使節団を妨害した事件について、スコット・リッター氏による解説の要点。元米国スパイ、ポーランドが南アフリカ和平使節団を妨害した理由を説明する(要点)
★アンドリュー・コリブコ氏の記事の抄訳。多少補足した。ポーランドがロシアに対し第二次世界大戦の賠償請求を行おうとしたのに対抗して、ロシアの下院議長がポーランドに賠償請求を行った。ポーランドとロシアの断交は避けられない様だが、どちらもその過程で相手に対して優位に立とうとしている。
ロシア下院議長がポーランドに賠償を要求した本当の理由はこれだ(抄訳)
アンドリュー・コリブコ氏の分析では、カリーニングラードをクロレヴィエツと呼び変えると云うポーランドの決定は、この地域のリーダーシップを巡ってドイツと張り合い、且つ、自分達がナショナリスト-保守であることを有権者達にアピールしたい与党「法と正義」の思惑によるものだ。
Poland’s Official Renaming Of Kaliningrad Is Driven By Domestic & Regional Calculations
2023年5月、ポーランド当局がロシアの飛び領地であるカリーニングラードを、この地域が15世紀にポーランドの支配下に在った時の「クロレヴィエツ」と云う名で呼ぶことを法的に義務付けたことを受けて、ロシア側ではこれを狂気の沙汰だと非難。カリーニングラードの名の由来になったソ連の共産党政治家ミハイル・カリーニンは所謂「カティンの虐殺」の責任者と云うことになっているので、自国民を殺されたポーランド人にとってはこの名は侮辱的だ、と云うことらしい。
Polish renaming of Russian city is ‘madness’ – Kremlin
★RTの記事。ポーランドは道徳的に終わっている。
ポーランドがロシアに第二次世界大戦の賠償を行わせる計画を明らかに(要点)
★コリブコ氏の記事の抄訳。ポーランドと米国は共同で、「実はウクライナ戦争についての今までの我々の話は全部嘘でした」と云う情報を小出しにして、国民の認識を修正しようと図っている。
ポーランド副首相、欧州の半分がロシアとの和解を望んでいると推定(抄訳)
★コリブコ氏経由の記事。ウクライナ戦争の現状について、ポーランドの将軍による一寸正直な評価。ロシアは長期戦/消耗戦を戦い抜く覚悟も用意も出来ているが、キエフ/NATO側は全く逆。
ポーランドの軍高官は、NATO-ロシアの代理戦争について幾つかの不都合な真実を明らかにした(要点と補足)
コリブコ氏の記事。2023/03/20〜23の世論調査結果に拠ると、ポーランド各党の支持率は、与党の法と正義の党が34%、野党の市民プラットフォームが27%、第3位の連合が11%。連合はここ数ヶ月で支持率を約2倍に伸ばした。前2党はキエフを断固として支持しており、これはポーランドの平均的な市民にとっては、インフレの急上昇と、史上空前の規模のウクライナ移民による戦後の社会的均質性の喪失を意味する。現在のポーランドの自称「保守」与党は実際にはこの1年でリベラル・グローバリズムに服従して自国の主権を譲り渡して自国民の搾取を許している所為で信用を失墜している。今後の展開の予測は困難だが、自国の主権を重んじる真面目な保守が抗議の意思表明として連合に投票すれば、政策路線の再調整が行われるかも知れない。
Pay Attention To Rising Anti-Establishment Sentiment In Poland
スコット・リッター氏の記事。2023/01/27、アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館は、ソ連赤軍によるアウシュヴィッツ収容所解放78周年を記念する。だが今年はロシアは招待されない。「自由で独立したウクライナへの攻撃の為」なのだそうだ。ポーランドにはナチの協力者が大勢居たが、21世紀になっても大勢居る。幸いにも強制収容所はまだ作られてはいないが、どうなることやら。隣国ウクライナではホロコーストに加担した連中は今や英雄扱いだ。

Never Forget the Soviet Heroes Who Liberated Auschwitz
★サム・ソコル氏の記事の要点。
ロシア帝国が「存在しなくなれば」勝利は訪れる:ウクライナ議会がナチ協力者を引用(要点)
2022/11/29、ポーランドでウクライナのバンデラ主義者達が開いた、ウクライナのナチのステパン・バンデラを賛美する集会に、抗議者達が突入。「恥を知れ!」「バンデラ主義者は出て行け!」「歴史改竄を止めろ!」。まぁ1930年代にはポーランドを始め各国にナチの支持者や協力者がワンサカ居て、そうした連中は21世紀になっても絶滅するどころかこうしたピンピンしていることが次々明るみに出て来ている訳だけれども、歴史を学んでいる人であれば、ナチの復活なんてとんでもないと思うのは当然だ。
What? Polish people opposing glorification of Ukrainian Nazi hero Stepan Bandera? How come?
2022/11/11、ポーランドの独立記念日の行進に数千人が参加。反ウクライナ・反EUを掲げる民族主義の右翼が含まれていると報じられているが、行進は平和的に行われた。LGBTや反LGBT、反プーチンの人も居て、割と雑多な集まりの様だ。
Thousands Join Nationalist March on Polish Independence Day
★ノルドストリーム爆破事件についてのロシア駐在特派員ジョン・ヘルマー氏の分析の要点。この事件はEU/NATOの内部分裂と呼べるものだが、この記事では特にポーランドによるドイツ攻撃に焦点を当てている。
ボーンホルム爆破事件はボーンホルム騒動を繰り返す———ポーランドはドイツを攻撃し、ロシアを非難する(要点)
★ノルドストリーム爆破事件について"Thank you, USA."と呟いてしまって炎上したうっかりさん、ラドスワフ・シコルスキについて、幾つか興味深い事実を見付けたのでメモしておく。
ラドスワフ・シコルスキ
★コリブコ氏の分析。ポーランドの与党党首がドイツに対して第二次大戦時の賠償支払いを求めたのは何を意味するのか。
ポーランドに対するドイツの賠償の地政学(要点)
★ヒトラーもびっくりのレフ・ワレサのとんでも発言。
ポーランド元大統領、ロシアの解体を要求(要点)
ソ連を悪魔化する歴史改竄主義が横行しているポーランドでは、ポーランドがヒトラーの緊密な同盟国にならなかったことを後悔している本が大量に出版されているらしい。ポーランドは現在西ウクライナとの連合設立に向けて動いているが、アゾフ大隊は「マリウポリの英雄」と英雄視され、バンデラ主義者達によるポーランド人の虐殺は各地で「無かったこと」にされている。ポーランドは着実に「ナチ化」し、ナチス・バンデラ主義者帝国に加わろうとしている。

Nazification Of Poland?
コリブコ氏の記事。所謂「カティンの森の虐殺」を記念するカティン記念館からロシアはポーランドの旗を撤去。ポーランド外務省は激怒して抗議したが、ロシアのザハロワ報道官は、波国旗の掲揚に法的義務は無く、純粋に善意に行動であったと反論。この8年間続いて来たポーランド内のソ連の記念碑に対する十字軍を受けて、この善意は無意味になったと主張した。まぁポーランドは歴史改竄の最先端で、盛んにソ連を歴史の悪役に仕立てようとして来たので、戦勝記念日の時の駐ポーランド・ロシア大使に対するファシストの侮蔑的攻撃が最後の一押しになったと云うところだろうか。ポーランドの旗を下ろしたとは云えロシアはカティン記念館そのものには手を付けていないが、ポーランド内に有る無数のソ連の記念碑等は撤去され続けている。

Russia’s Removal Of The Polish Flag From The Katyn Memorial Was Driven By Self-Respect
所謂「カティンの森の虐殺」に関するソ連側の説明は、当初の「ナチスがやった」と云う主張から、1990年に一転して「スターリン主義の犯罪だった」に変わり現在に至っているが、最近ではグローバー・ファー氏なんかが「犯人はやっぱりナチスだった」と云う本を書いていたりして、真相はどうなのか不明。スターリンやソ連を巡っては歴史改竄が盛んなので、何処まで信じて良いのやら正直言って私には解らない。

History
ベラルーシの特別監視機関は、ポーランドとベラルーシの国境でポーランド軍がイラク難民を虐待・殺害(人道に対する罪、戦争プロパガンダ、難民への援助の意図的な失敗)している証拠をイラクの代表団に提示した。ベラルーシの捜査官は、ポーランドの治安部隊が行なった暴力で肉体的に負傷した135人のイラク市民に対して犯された刑事訴訟を記録した。イラク難民は処刑され、秘密裏に埋葬された。またこの他西アジアとアフガニスタンからの難民に対してもポーランド当局は差別的だった。国際刑事裁判所(ICC)は、2023年2月にベラルーシ委員会の声明の調査を開始する予定。ウクライナ難民に比べて余りの差。白人至上主義はウクライナのナチに限らず、西側ナチ勢力全般に広がっていると見るべきだろう。
Belarus presents Iraq with evidence of mass killings of refugees by Poland
コリブコ氏の記事。ウクライナの国防相は、キエフは「ポーランドの民主主義を守る」為に戦っていると発言した。ロシアがポーランドを侵略して占領するシナリオなど有り得ないので真っ赤な嘘に過ぎないが、多くのポーランド人は反ロシアの物語ならどんなものでも簡単に騙される。ポーランド指導部は指導部で、今までウクライナに注ぎ込んだ支援が全くの無駄金だったと国民に気付かれたくないので、この話に乗っかっている。
Debunking The Fake News That Ukraine Is “Defending Poland’s Democracy”
コリブコ氏の分析。ウクライナと事実上の同盟に統合された後のポーランドの戦略的失点:
・ゼレンスキーはダボス会議の参加者達のウクライナを売り渡すと明言した。
・西側が勝手に欧州したロシアの海外資産約3,000億ドルを貰えると期待していたが当てが外れた。
・ウクライナに戦車の半分(400台の内200台)を与えた後、その補充にドイツのレオパルド2A7主力戦車を送って貰えると期待していたが、ドイツの方ではそんな約束はしていない(そもそも同型車は50台しか無い)と否定した。
与党「法と正義」は自国の戦略的自治を他人に明け渡し、納税者の資産をひたすら無駄遣いしている。次の選挙で有権者はこれをどう見るか。
Poland Just Got Played By Germany
コリブコ氏の分析。ポーランド(場合に依ってはハンガリーやルーマニアも参加するかも)が西ウクライナで平和維持部隊の名目で軍事介入しようとしているのではないかと云う懸念が持ち上がっており、ダグラス・マグレガー大佐が指摘する通り、これは直接NATO/ポーランドとロシアとの戦争にエスカレートする可能性が有って大変危険。だがシリアでロシア、トルコ、米帝が互いの「勢力圏」に留まっている限りは直接対決を避ける様になった様に、これはNATOとロシアとの間で(法的拘束力の有る合意が成立するか、ウクライナ空軍が壊滅した後の事実上の状況となるかはともかく)ウクライナの分割が成立することによって事態の沈静化に向かう可能性も孕んでいる。
Would A Polish Military Intervention In Western Ukraine Really Lead To World War III?
★駐ポーランド・ロシア大使がファシストに赤いシロップをぶっかけられた事件について、コリブコ氏の解説。
駐ポーランド・ロシア大使に対するファシストの攻撃の影響を分析する(要点)
コリブコ氏の分析。ポーランドから「失われた」ポーランド第二共和国(1918〜1939年)の領土である西ウクライナを最終的にポーランドに組み込む計画が、米帝とポーランドの共謀の下に進行している可能性が有る(コリブコ氏は特殊軍事作戦開始2日後にこのシナリオを予測していた)。ポーランドの与党「法と正義」は似非保守=ナショナリスト運動で、実態は欧州エリートのリベラル=グローバリストの隠れ蓑。ウクライナの難民を一級市民、ポーランド人を二級市民として扱うことによって、反ロシアの口実を利用して三海域イニシアティブ(3SI)諸国に勢力圏を広げようとしている。現在ウクライナから300万人近い難民を受け入れているが、これは1,000万人にまで膨れる可能性が有り、現在のウクライナはポーランドよりも遙かに貧しいので、そのコストは何十億ドルにも上る可能性が有る。

Is It Really In Poland’s Best Interests To Reportedly Plot Western Ukraine’s Annexation?
モスクワの対外情報庁(SVR)のチーフ、Sergey Naryshkin に拠ると、ポーランドと米帝はワルシャワが「歴史的にポーランドに属している」と見做しているウクライナの領土を「取り戻す」為の計画を立てている。先ずは「ロシアの侵略から守る」と云う名目で「平和維持軍」を送る。そして西ウクライナに軍を常住させ、ウクライナ国家警備隊の戦略施設を支配し、民族主義者に対抗出来る親ワルシャワのエリートを養成する。
Poland has secret plan for Ukraine, Moscow claims
ポーランドのモラヴィエツキ首相はマクロンとロシアとの交渉をヒトラーとの交渉に準え、またヒトラー、スターリン、ポル・ポトを同列に起き、交渉など無駄だと嘲笑。ポーランドが1934年にヒトラーと不可侵条約を結び、1938年のミュンヘン会談直後に共同でチェコスロバキアを解体したことは、今のポーランドの政界では「無かったこと」にされている様だ。近年西側社会全体でこうした歴史改竄の動きが活発だ。
The Polish Prime Minister Is Engaging In World War II Revisionism About Hitler
★ウォーターゲート事件で有名な米国のジャーナリスト、カール・バーンスタインが1992年に発表した記事の要点。
特集:神聖同盟
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