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第二次世界大戦再考

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。多少補足した。2024/02/18、ブラジルのルラ大統領は、ガザのパレスチナ人に対するイスラエルの攻撃をホロコーストに喩えた。だがこの比較は歴史的に不正確であり、結果的にイスラエル・ロビーが長年広めて来た「ユダヤ人はホロコーストの被害者達の頂点に立つ」と云う神話を補強してしまっている。
ルラがガザでの虐殺をホロコーストに喩えたのは、その趣旨に賛同するとしても、歴史的には不正確だ(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。独ソ不可侵条約(モロトフ・リッベントロップ条約)は何故結ばれたのか。
独ソ不可侵条約はソ連とドイツの安全保障上のジレンマを管理するプラグマティックな手段だった(抄訳)

★ソ連の記録映画を見付けたので紹介してみる。ロシア語だが一部は英語字幕が出せる。
ソ連赤軍が解放した西ウクライナ:1939年(記録映画)

★2023/04/27のウォルター・デュブラニカ氏の記事を紹介する。第2次世界大戦については日本人の殆どは「日米の戦い」しか頭に無い様だが、全体像はそれより遙かに大きく、異なっている。このことは21世紀の国際社会に関する認識にも大きな影響を与えていると私は思うのだが、この短くも的確な記事はその為の考えるヒントを幾つかくれると思う。
覚えておこう、第2次世界大戦でロシアが払った犠牲(と、現代のファシスト共があなたに忘れていて欲しい幾つかの不愉快な事実)

★「ソ連は日ソ不可侵条約を一方的に破って日本に侵攻した」と云う歴史改竄問題について解説してみた。
「ソ連は日本を裏切った」? アホ言いなさんなや!

★ミシェル・チョスドフスキー教授の記事から抜粋。アメリカ帝国はその覇権を維持する為に今尚世界中に巨大な嘘をバラ撒いているが、日本人の殆どはその嘘に気が付いていない。だが、いざ自分達が嘘の標的にされたらどう思うだろうか。帝国の偽善性は時に一般庶民の想像を絶している。
ヒロシマは「軍事基地」である、とハリー・トルーマン大統領は語る(抜粋)

★ベン・ノートン氏の記事の抄訳の抄訳。多少補足した。これまでにもロシアのラヴロフ外相やガルージン駐日大使などが、日本人は第二次世界大戦について全く何も知らないと呆れたことが有ったが、私も全くその通りだと思う。2022年と2023年に広島市が平和記念式典にロシア代表を招待しなかったところなんかを見ると、日本人の大多数には太平洋戦争の「日本vsアメリカ」と云う部分だけしか見えていなくて、より大きな「枢軸国ブロックvs連合国ブロック」の戦いが目に入っていないのではないかと思う。ソ連はその構図に於ける正に歴史の主役なのだが、殆どの日本人の認識はソ連と言えば「戦争末期に日ソ不可侵条約を勝手に破って何か宣戦布告したらしい」程度で止まっているのではないだろうか。この記事では「原爆投下の真の標的はソ連だった」、「日本は米軍にも負けたがソ連赤軍にも負けた」と云う問題を扱っている。これらは日本がもっと正気の国であれば、中高の歴史教科書にでかでかと書かれていなくてはならないことだ。
第二次世界大戦を終わらせるには、日本への原爆投下は必要無かった。米国政府の文書がそれを認めている(抄訳)

2022/12/20、ロシア対外情報庁は創設102年を祝った。ロシア大統領府が運営するエリツィン記念大統領図書館のサイトには、「古文書に見る第二次世界大戦」というコーナーが作られ、戦前のものを含めたロシア対外情報庁の資料が公開された。それに拠ると、ヒトラーは1933年にソ連でクーデターを起こし、ベラルーシをドイツの植民地にし、ソ連のヴォルガ地域に住むドイツ人を移住させる計画を立てていた。西洋では「スターリンとヒトラーは仲良しこよしだった」と云うアホなプロパガンダがまたぞろ勢いを増しているが、ヒトラーがロシア侵略を狙っていたことは『我が闘争」にも書いてある。
ヒトラーが1933年にソ連でクーデター計画 ロシア対外情報庁の資料で明らかに

ネタ動画。迫り来るソ連の脅威から必死で逃げ惑う枢軸諸国と、巻き込まれまいと半狂乱になるスウェーデン。何度も言っているけれども、第二次世界大戦最大の功労国はソ連であって、米英ではない。
ソ 連 か ら 逃 げ ろ


2023/05/10、ロシアのペシュコフ報道官は、若い世代のアメリカ人は第二次世界大戦で誰が誰と戦ったのか最早憶えておらず、中年の国民でさえ最近の過去のことを知らないと発言した。まぁゴア・ヴィダルが"United States of Amnesia"と評した通り、国民の大多数が愚かで歴史を知らず他文化や他文明を知らず、出来事の点と点を論理的に繋げて考えることが出来ないことこそが、アメリカ帝国が2世紀半に亘って帝国であり続けられている秘訣だ。その属国である日本の国民もまた同じで、彼等の忘れっぽさは正に驚異的だ。何度も言っているが「あやまちはくりかえしませぬ」などと、5W1Hが欠落したフワフワした情緒でだけ戦争を語っていたら、一生掛かっても歴史から教訓など学べないのだ。
Young Americans don’t understand history of WWII – Kremlin

★ヒップホップで学ぶソ連の偉大さ。何度も強調しているが、全世界をナチズムの脅威から解放してくれたのはソ連だ。
マルセル・カルティエ『2,700万人』(歌詞邦訳)

第二世界大戦最大の戦いは独ソ戦! ナチスドイツを倒した主力はソ連赤軍! 米英等のその他の連合国軍はおまけ! 全世界をナチズムの脅威から救ったのは共産主義国! こんな単純なことを何故いちいち繰り返し強調しないといけないかと云うと、ソ連を悪魔化したり過小評価したりすることによって、相対的にナチを免罪したり肯定したりしようとする動きが昨今西洋で盛んだから。プーチンをヒトラーに擬えて何の疑問も持たない人は、20世紀の歴史を勉強して出直すべき。
Red Army Animation edit - Red alert 3 Soviet march


5分で分かる、「若しチャーチルの想像を絶する作戦(Operation Unthinkable)が実行されていたら?」まぁ第三次世界大戦ですよ。西側(アングロサクソン)の帝国主義者共は第二次世界大戦が終わりもしない内からこんな碌でもないことを考えていた訳で、ソ連の過剰な警戒心は決して被害妄想などではなかった。
What if 'Operation Unthinkable' Happened?


英首相ウィンストン・チャーチルは1945年6月の時点で、ドイツ国防軍を利用してポーランドに攻め入り、第三次世界大戦に発展するリスクを冒してまでもソ連赤軍を攻撃する計画を立てていた。コードネームは「想像を絶する作戦(Operation Unthinkable)」。結局そんな余力は無いと云うことで没になった案だったが、1998年までこの文書は連合国内でも知られていなかった。
Churchill's Plan to Start World War 3 Using German Troops


ヒトラーのナチはウォール街や米帝の大企業や大銀行が資金提供していた(他にも色々なアクターが絡んではいる様だが)。そしてナチの第一の目的なロシアの征服であって、スターリンは勿論それを知っていて、その為に世界で最も大きな犠牲を払った(米英軍はソ連赤軍に比べたら第二次世界大戦の脇役に過ぎない)。当時西洋各国を席巻したファシズムの嵐は、労働者達の抗議に答えて台頭する社会主義や共産主義を抑え込む為の資本主義再起動計画だったと云う解釈も出来る。今西側諸国は躍起になってこの歴史を隠蔽・改竄し、戦争開始はスターリンの責任だったとか主張している。
戦勝記念日!ロシア人は2600万人戦死の記憶はあるが、米国資本主義がナチスドイツの戦争を金銭面で支えていた事実は知らない。
Victory Day! Russians Remembered Their 26 Million Dead, Unaware of Contribution of US Capitalism to Nazi Germany’s War Economy

マイケル・パレンティ氏の『第二次世界大戦の真因』2/2。ヒトラーを止める為の軍事同盟を作ろうと真剣に努力したのはスターリンだけ。だが西側の歴史はこれを歪曲してチェンバレン=ヒトラーの共謀を無害化し、大戦で最大の犠牲を払ったソ連赤軍の働きを矮小化した。
Michael Parenti - The Real Causes of World War II (2 of 2)


マイケル・パレンティ氏の『第二次世界大戦の真因』1/2。ヒトラーは止められなかった訳ではない。欧米の支配層は資本主義を守るナチズムよりも共産主義の方を恐れ、ヒトラーを助けてソ連にけしかけようと画策した。
Michael Parenti - The Real Causes of World War II (1 of 2)


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目からうろこ

 原爆投下が、実際にはソ連を威嚇するためであったと考えれば、全てが納得できると思います。
 このブログに触れるまでは、原爆を日本に投下し、ベトナムに枯葉剤を撒き、イラクやアフガンで劣化ウラン弾を使用したアメリカやイギリスならば、強烈な白人優位思想を持っていますから、原爆投下もアジア人差別と原爆の効果と残留放射能の実際の人体実験のデータが欲しくて実行した程度に理解していたに過ぎませんでした。

 ご指摘通り、スターリンのソ連こそがナチスを撃退した真の実力者であり、ソ連は実質的に世界最強であると証明したわけですが、元々イギリスの白人由来の国家こそがアメリカですから、彼等からすれば、ヒトラーの思想と全く同じく、世界一優秀なアングロサクソンの白人国家こそが世界最強でなければならず、スラブ人(SLAVE)すなわちアングロサクソンやアーリヤ人からは奴隷扱いされてきたソ連がアングロサクソンより優れていると言う現実は絶対に許されなかったのでしょう。
 しかも、白人のエゴイズム礼賛思想、民族差別思想である資本主義を全否定する世界一まともな思想が共産主義ですから、イギリスやアメリカ、ドイツやヨーロッパの白人からすれば、ソ連は悪魔にとっての天使のような不倶戴天の敵です。
 現実には、資本主義の白人とロシア、グローバルサウスの戦いは、地獄の悪魔と天国の天使の戦いだと考えています。
 無論、どの国にも問題は多いですが、全世界を最も蝕み全人類を蝕んでいる地上の悪魔、それが資本主義の白人だと考えています。
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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
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