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NATO(〜2023年)

続きはこちら。
 NATO(2024年〜)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/12/12のデイリー・ビーストの記事は、西洋もキエフも、反攻が失敗した時のことを全く何も考えていなかったことを示している。
西洋の政策立案者達は反攻が失敗した場合の「プランB」を持ち合わせていなかったのでパニクっている(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ゼレンスキーは今だにロシアに対する完全勝利と云う妄想を吹聴しているが、2023/12/01〜02、それが誤りであることを暴く当局者達の発言が相次いだ。
キエフ市長、NATO事務総長、米統合参謀本部議長が、ゼレンスキーの妄想の誤りを暴く(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/11/22のNATOのストルテンベルグ事務総長と11/29のウクライナのクレバ外相の発言は、ロシアがNATOより強いことを言外に認めている。
ストルテンベルグとクレバは、ロシアがNATOより強いことをうっかり認めてしまった(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。外相がロシアについて恐怖を煽った後。2023/11/23にリトアニア大統領はこの暴走を嗜めた。リトアニアがロシア嫌いで知られていることを考えると、この国のエリート層はロシアに関してイデオローグとプラグマティストに分裂していると考えられる。そしてそれは西洋全体が同様に分裂していることを示唆している。
リトアニアのエリート層はロシアに関してイデオローグとプラグマティストに分裂している(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/11/23に提案された「軍事シェンゲン」は、実際にはドイツがポーランドの防衛分野を含めた主権を侵食する為の作戦だ。トゥスク元首相がポーランド首相に返り咲けば、ポーランドは自発的にドイツの属国に成り果てることだろう。
NATOが提案する「軍事シェンゲン」には、ポーランドに対するドイツのパワープレイが透けて見える(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023年11月、NATOは新たに加盟したフィンランドの国境沿いで新たな対ロシア戦線を開こうとしている。これは双方向的な軍事行動を誘発することを目的としており、その後事態がエスカレートした時にこれを正当化する為に、恐らくは文脈から切り離されて、ロシアが「謂れの無い/挑発されていない攻撃」を行ったと宣伝されることになる。
フィンランドは自らを対ロシア最前線のNATO国家として位置付けようと躍起だ(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。解り難い部分は多少改変した。2023/11/11、元NATO最高司令官が、プラグマティックな妥協による紛争解決の提案を行った。彼程の名声と権威を備えた人物がこの種のことを示唆したのはこれが初めてだ。
西洋市民は元NATO最高司令官のウクライナに関する言葉に耳を傾けるべきだ(抄訳)

★RTの記事を参考にした。2023/10/03、元英国国防大臣ベン・ウォレスは、若いウクライナ人もこの対ロシア代理戦争の為に生贄に捧げよと言い放った。NATOの連中は文字通り「ウクライナ人が最後の一人になるまで」この戦争を続けたいらしい。
「学徒動員!勝利は間近!命を惜しむなウクライナ!」 by NATO大本営

2023/09/17、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は「我々は皆、早期の平和を望んでいます」と言いつつ、「プーチン大統領とロシアが武器を放棄すれば、我々には平和が訪れるだろう」と、飽く迄ウクライナ人を無駄死にさせつつ軍事的勝利と云う夢物語に固執する方針を明らかにした。
‘Prepare for long war’ – NATO chief

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。多少補足した。日本語環境か西洋の大本営報道でしか情報を収集していない人は理解していない人が殆どだろうが、ロシアが直ぐにキエフを「やっつけ」ないのは、ロシア軍が弱いからではなく、寧ろ強いからだ。彼等は「兵站競争/消耗線」に持ち込むことで被害を最小限に抑えつつ、NATOとロシアとの直接対決(即ち第三次世界大戦)にまで事態がエスカレートすることを慎重に避けている。軍事的には特別軍事作戦開始から僅か1ヵ月で決着は既に付いているので、西洋がその後キエフにゲタを履かせて大量の犬死を出しつつ何とか戦わせ続けて来たものの、ロシア軍の圧倒的優位は揺るいでいない。コリブコ氏は2023/09/13のNYタイムズの記事を土台に、そこにDPRK(北朝鮮)のファクターを織り込んで考察を掘り下げている。
ニューヨーク・タイムズは、ロシアが兵站競争/消耗戦に於てNATOを遙かに凌駕していることを認める(抄訳と補足)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/08/29〜09/01にNATO加盟諸国に近いロシアのプスコフがドローン攻撃を受けた事件の真相は不明だが、一歩間違えばNATOとロシアとの直接対決に繋がりかねなかった。だがロシアが冷静且つ慎重な対応をしたお陰で、米国のリベラル・グローバリスト、キエフ、バルト三国、ポーランドが期待していた様に、紛争が制御不能に陥ることは無かった。第3次世界大戦の危機はまたしても回避された。
プスコフに対する2度のドローン攻撃は、ロシアとNATOの戦争を引き起こそうとする捨て鉢の試みだ(抄訳)

櫻井ジャーナルさんの記事。1983/08/31〜09/01の韓航空007便撃墜事件の背景では、1月の中曽根首相の「不沈空母」宣言、4〜5月の千島列島での米国艦隊の演習、11月のNATO軍の大規模演習等、西側はソ連に対して軍事挑発を繰り返していた。そんな中で007便のソ連領空侵犯が起き、警戒を強めたソ連は核戦争に備えた。
40年前の9月1日にKAL007便がソ連領空を侵犯、核戦争勃発の寸前まで進んだ

2023/09/01、ロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連副特使は、ウクライナでの軍事衝突は容易にロシアとNATOの間の本格的な紛争に発展する可能性が有る段階に達していると警告した。「どんなことでも起こる可能性が有る。NATOとロシアとこれ程激しい代理対立の中では、どんな可能性も排除出来ない。」まぁ実際には既にNATOの人員が大勢ウクライナで戦って来ている訳だが、NATOの方ではロシアの度重なる警告を悉く無視して来た。ロシアとNATOが公然と直接対決することになれば、第3次世界大戦までは後一歩だ。
Moscow warns of direct clash with NATO

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。今更和平交渉を再開すれば、米国は面子を失って国民の怒りを買う恐れが有り、一方ロシアはロシアで、新領土の安全を確保する為に進軍を望んで和平交渉には関心を持たないかも知れない。そしてキエフとポーランドは今更梯子を外されたくない。
米国の政策立案者達はキエフの反攻失敗後、自業自得のジレンマに陥っている(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ウクライナがNATOに加盟する可能性は高いのだろうか? 2023年7月時点で西洋の政府高官達の発しているあらゆるシグナルは、そのシナリオを否定している。
NATO加盟の為のウクライナのMAP要件の撤廃は、見掛け程重要ではない(抄訳)

★アルフレッド・デ・ザヤス氏の論説の要点。()内で多少コメントを加えた。ロシアの特別軍事作戦が「謂れの無い(unprovoked)」ものだったと云う馬鹿げた主張を信じる人は、冷戦以降の国際情勢が全く見えていなかった人だ。
挑発は無害な行為ではない(要点と補足)

★セルヒオ・ロドリゲス・ゲルフェンシュタイン氏の記事の抄訳。NATO東方拡大ならぬ、NATOの実質的西半球拡大問題について、2023年時点での各国の状況。
ラテンアメリカとカリブ海地域に於けるNATOの軍事的プレゼンスの増大(抄訳)

★キエフ軍反攻作戦を控えて、アンドリュー・コリブコ氏の分析。
NATOが支援するキエフの反攻開始に際して注目すべき10の重要ポイント(抄訳)

★コリブコ氏の分析。ロシアのキンジャール極超音速ミサイルが、キエフの米国製のパトリオットを粉砕したことで、NATOの指導者達も流石に目を覚ましただろう。
ロシアのキンジャール極超音速ミサイルにキエフのパトリオットを粉砕され、NATOは恐慌状態に(抄訳)

★コリブコ氏の分析の抄訳。新冷戦の本丸はロシアではなく中国だ。幾つものアジア諸国が下劣な中国包囲網に取り込まれようとしている。
米国は中国との戦争の可能性を前に同盟国を纏めている(抄訳)

★コリブコ氏の記事の抄訳。ポーランドと米国は共同で、「実はウクライナ戦争についての今までの我々の話は全部嘘でした」と云う情報を小出しにして、国民の認識を修正しようと図っている。
ポーランド副首相、欧州の半分がロシアとの和解を望んでいると推定(抄訳)

★コリブコ氏経由の記事。ウクライナ戦争の現状について、ポーランドの将軍による一寸正直な評価。ロシアは長期戦/消耗戦を戦い抜く覚悟も用意も出来ているが、キエフ/NATO側は全く逆。
ポーランドの軍高官は、NATO-ロシアの代理戦争について幾つかの不都合な真実を明らかにした(要点と補足)

★ベラルーシにロシアが戦術核を配備したのは、長年に亘る米帝とNATOの軍事的挑発が引き起こした結果だ。ロシアを責めるのはお門違いだ。
二重基準と不処罰はここまでだ。西洋がロシアを挑発した結果、NATO国境のベラルーシに核配備(要点と補足)

NATO加盟国の軍事予算を絵にしてみるとこんな感じらしい。米国以外の加盟諸国が、「同盟相手」とか「パートナー」よりも寧ろ米国の属国だと言われのも当然だ。やっているのは加盟国の「防衛」とは全く関係の無い他国の侵略ばかりだし。

This Chart Showing Defense Expenditure Across NATO Reveals an Uncomfortable Truth

★ジャック・ボー氏の論考より、西洋諸国がウクライナでの平和を求めてなどいないことを証明した箇所を抜き出してみた。
ウクライナ:平和を求めて(抜粋)

★アンドリュー・コリブコ氏の記事の要点。
チェコ次期大統領、ウクライナに関する3つの不都合な真実をうっかり認める(要点)

★NATOは、東方拡大がロシアにとって深刻な脅威と映っている事実を把握していた。そしてそれが解っていながら軍事的挑発を増大させた。
NATOはロシアのあらゆるレッドラインを解っていながら超えた———WikiLeaksの通信が明らかに(要点)

★ウクライナとNATOとの関係についてのロシアの懸念が完全に正しかったことを、ウクライナの国防相が認めた。
ウクライナが正しければ、ロシアは正しかった(要点)

★NYタイムズの記事について報じるRTの記事。
ロシアは2001年にNATO指導者達に拡大しないよう警告した———NYタイムズ(要点)

【超 必 見】ロシアメディアRTのドキュメンタリー"Fascism:A History"。植民地主義に始まりファシズムから世界大戦、新植民地主義から現在のNATOの蛮行やカラー革命やプロパガンダ戦争やウクライナ紛争に至るまで、自由と民主主義を奉じる西洋文明なるものが如何に偽善的で邪悪な存在であるか、そしてソ連=ロシアはそれによってどれだけ言語に絶する苦難を経験して来たかを、簡略に振り返っている。戦争は征服のビジネスだ。そしてファシズムとはそのビジネス遂行の為の便利なツールだ。私達は日々戦争に備えて洗脳されている。

 Youtubeだと検閲で削除されてしまうかも知れないので、odyseeの別リンクも紹介しておく。
Fascism A History

★イランのPress TVの Declassified Palestine のホスト、クリス・ウィリアムソン氏によるNATOについての短い解説
NATOとは何だ?(要点)

★CIAとNATO同盟諸国の諜報機関がロシア国内で妨害工作を行なっているスクープ記事の要点。
報告:CIAはロシア国内で破壊工作攻撃を命じている(要点)

★ミシェル・チョスドフスキー教授による、巨大犯罪軍事組織NATOについての包括的な解説(「Translate Website」から略違和感の無い日本語訳を選択出来る)。
NATO———第13条に基付く離脱:NATOを解体し、800の米軍基地を閉鎖し、戦犯を訴追せよ(紹介のみ)

★エリック・ズエッセ氏の記事の要点。
ウクライナ戦争はロッキード等の米国「防衛」請負業者の販売促進キャンペーンだ(要点)

2022/11/25のタイムズの報道に拠ると、ベルギーは緑の党の反対により、核兵器維持に必要な特殊静水圧プレスの英国向けの輸出をストップ。これに対抗して英国はベルギー企業からの機関銃の輸入を停止すると脅迫。NATOは依然として足並みが揃っていない。
NATO allies embroiled in nuclear dispute – The Times

リビアのカダフィ大統領の氏から11年、、欧州議会議員クレア・デイリー氏のNATO弾劾。「自由、民主主義、人権」の名の下にNATOがリビアに齎したものは、「テロ、死、無法状態、レイプ、貧困、飢餓」。これまでの歴史を憶えているなら、NATOがどれだけ非人道的な侵略組織であるか、間違える筈が無い。だが西洋市民の大多数は、リビアで本当は何が起こったのか知らされていないので、自分で情報収集する少数派しか真実を知らない。
European MP Shames NATO for Killing Millions in Libya Gifting them Only Poverty, War, Destruction


「ポーランドにロシア(とNATOは主張したが実際にはウクライナの)ミサイルが着弾!」事件を受けて、スコット・リッター氏の論説。NATOが冷戦時代は勿論、冷戦後も、と云うか冷戦後は寧ろもっと過激に、全人類を核の脅威に巻き込んで来たことは、目を開けている人なら誰でも気が付くことだが、今回の一件でそれが再確認された訳で、この点を理解している西側市民が増えてくれないと大変困るのだ。自国の指導者が第三次世界大戦を起こすかも知れない時に、中間選挙の一番の争点が中絶問題だなどと云うのはどうかしている。ワルシャワ条約機構が解体したことでNATOの存在意義は消失した筈なのだが、その後米/NATOがやって来たことを見てみるといい、介入の口実を捏造して侵略に次ぐ侵略。狂った様に軍事覇権路線を拡大してNATOのグローバル化を進めてロシアや中国等の標的とされる国々に対して軍事的圧力を強化して来た。「使い易い核」を開発して核の応酬の引き金を軽くしようとしているのは米/NATOであって、ロシア軍でも中国軍でもイラン軍でもない。
NATO’s hair trigger: The Polish missile incident was a close brush with nuclear annihilation
NATOとロシアが一触即発の危機。ポーランドのミサイル事件は、すんでのところで核兵器による人類絶滅になるところだった。

ジョン・ボルトンは2022/10/11の英国のラジオ局LBCニュースのアンドリュー・マーのインタビューで、マーから米国はプーチン氏の様な現職の世界的指導者を排除する能力が有るかどうかを尋ねら(この質問もかなりトンデモだが)、こう答えた:「我々が彼をやっつけられないとは思わないし、彼の方でもそれを知っていると思う。誰かが米国の脅威であると我々が決めた時にどうなるか、イランのカセム・ソレイマニに訊いてみればいい。」つまりプーチンを暗殺してやるぞと言っている訳だ。恥も外聞も無い帝国主義者の台詞だ。仮にも元政府高官がメディアでこの様なことを公言するなど、ここまで傲慢な国が他に有るだろうか。
US could assassinate Putin if Russia uses nuclear weapon in Ukraine, claims John Bolton

2022/08/04のNATOのストルテンベルグ事務総長の演説を取り上げ、ユーゴスラヴィア、リビア、ウクライナに関するNATOの偽善を復習する記事。冷戦後目を開けて生きて来た人であれば誰だって、NATOが世界最悪レヴェルの侵略者集団であることは火を見るより明らかだと思うのだが、どうやら目を瞑って生きて来た人の方が西洋では多数派の様なので、こうして時々事実をお浚いしてやらなければならない。
NATO Learns Nothing and Forgets Nothing

★汚い爆弾の使用可能性についてのコリブコ氏の分析。
汚い爆弾の偽旗作戦についての双方の告発を分析する(要点)

★モントリオール大学の名誉教授ロドリク・トレンブレーの2008年の論説。
何故単純にNATOを解体してしまわないのか?(要点)

★スラビシャ・バトコ・ミラチッチ氏の記事の要点。NATOはロシアに先制攻撃を仕掛け、第三次世界大戦を起こす計画を立てていた。
NATOはロシアに対する先制攻撃を計画していた(要点)

ロシアと中国の悪魔化プロパガンダを広めている西側諸国の方が本当は危険なのだとするジェフリー・サックス氏の論説。穏当な意見だとは思うが、ここに書かれている程度の事実すら把握していない人達は恐らく高確率で現在進行形の知覚管理(心理操作・情報操作・大衆洗脳)にも気が付いていないだろうから、極く当たり前の文脈を指摘されたところで、恐らく「他国を侵略するのは良くない!」「民間人を殺すなんて!」「原発攻撃など言語道断!」とかいきり立つのだろう。彼等は折角デバンキングを行っても、次から次へとゴミ情報を咀嚼もせずに飲み込んで行く。リテラシー・ギャップが人々の世界観を二極化させている。
The West's Dangerously Simple-Minded Narrative About Russia and China
西側のロシアと中国への物言い―危険なまでに単細胞

西側がゴルバチョフにNATO不拡大を約束した証拠は色々有るが、これは1991/03/06の文書で、米英仏独の外交官会議の記録。英国国立公文書館で、米ボストン大学の政治学教授ジョシュア・シフリンソンが発見した。この「一般合意」は1999年にNATOによるユーゴ爆撃の前にポーランド、ハンガリー、チェコが加盟したことであっさり反故にされた。

West promised not to expand NATO – Der Spiegel

「NATOは1インチたりとも東へは動かさない」と云うゴルバチョフとの口約束を破って、NATOがぐいぐい東へ拡大を続けて来た図。1930年代のナチスドイツの動きを連想させる(青は元のメンバー、緑は冷戦中の加盟諸国、オレンジが冷戦後)。

Graphics: The military balance of power in Russia-Ukraine tensions

★2022/09/18、CNNのインタビューでのビル・クリントンの発言。
ビル・クリントン、ウクライナ戦争について語る(要点)

★今日のイタリアが如何にして米帝によってファシズム国家として存続しているかを概説した記事。NATOは秘密の反共協定によって結ばれた半ば秘密結社の様なイデオロギー組織だが、紛れも無く反民主主義的傾向を持つ組織だ。
米国は如何にして今日のイタリアでファシズムを存続させているのか———1943年以来、毎年ファシズムを存続させて来た様に(要点)

★米帝は「核の先制攻撃」を視野に入れて兵器開発を行なっている。念の為に確認しておくとこれは「ロシアの核による脅迫」に反応した為ではない。そもそもソ連が核兵器を開発したのはNATOが核の先制攻撃によって「ソ連を地図から消し去」ろうとしていたのを防ぐ為だった。西側大手メディアが語ろうとしない現状と歴史的経緯をちゃんと踏まえておかないと、どんどん被害妄想的な世界観を拗らせることになる。
「核の先制攻撃」で使用される「米国製」のB61-12ミニ核兵器。イタリア、ベルギー、ドイツ、オランダに近日配備予定

米上院はスウェーデンとフィンランドのNATO加盟を略全会一致で支持。唯一反対した共和党のランド・ポール議員が提出した、戦争を宣言する議会の権限を再度主張する修正案は、10対87で惨敗。グローバル十字軍よりも国内問題を何とかしろと云うスタンスの共和党員はもう少し居るかとも私は思っていたのだけれども、期待外れだった様だ。斯くしてアメリカ帝国は事実上の大政翼賛体制を強化した。現役の政治家に期待するのは殆ど無駄だろう。

US Senate approves NATO expansion

グテレス国連事務総長は「あとひとつの計算違いで核による絶滅だ」と発言。核戦争のリスクは、冷戦の最盛期以来最高レヴェルだと付け加えた。が、例によって抽象的な美辞麗句ばかりで、NATOやウクライナが核でロシアを威嚇し続けて来た点については全く触れない。何度も繰り返しているが、私は核戦争の脅威は冷戦時代よりも寧ろ高くなっていると思う。ひとつの例として、2022年2月には1962年のトルコ=キューバ危機よりも更にヤバいことになっていたのに、その事実に気付いている西側市民は今だに殆ど居ない。危機が目の前に在っても見えない人の方が圧倒的多数派なら、まだ狂ってはいない反戦主義者は一体どうすればいい?

World is ‘one miscalculation away from nuclear annihilation’ – UN chief

反NATOソング。世界中に戦争を齎し平和を脅かしている最大の敵はロシアでも中国でもDPRKでもイランでもなくNATOであると云うことが理解出来ていない人は、ここ数十年間何も現実を見て来なかったと云うことだ。
No to NATO


日本では今だに「ロシア軍はソ連時代のオンボロ兵器を使用しており、西側は全世界に対して軍事的優位を維持している」と云うファンタジーワールド的世界観に浸っている人が多い様だが、スコット•リッター氏のこの記事の様に、NATOの空洞化は近年盛んに論じられているテーマ。「英陸軍は完全に戦闘可能な機動旅団をひとつしか形成出来ない」と云う惨めな現実は、度重なる軍事的冒険主義のツケが払い切れていないことを示している。ここ30年、NATOは弱い国々を侵略することばかり繰り返して来たが、ロシア軍の様に本当に強い敵を相手にしては手も足も出ない(だからウクライナを代理戦争の使い捨ての駒として利用している)。
London falling: Britain's military decline exposes NATO's collapse in credibility and capability

NATO(北大西洋条約機構)とはざっくり言うと、第二次世界大戦が終わらない内から第三次世界大戦を起こすことを考えていた欧米のナチ陣営が作った、巨大な軍=諜報(と云うより秘密工作)ネットワークの一部であって、この記事で簡潔に触れられている様に、西側の平和の為と云うよりはソ連を仮想敵に仕立て上げることで加盟国を帝国主義システムに取り込む為の便利なツールだ。ソ連が崩壊した後はあからさまに侵略組織としての性格を剝き出しにしたが、西側市民の殆どは30年経ってもこの事実の極く一部しか理解していないので、自分達の国こそが侵略者の側に立っていると云う現実が一向に見えていない。
北欧の2カ国が加盟するNATOは米英両国が他の加盟国を支配する仕組み

★アンドリュー・コリブコ氏の分析。
NATOの北方拡大は本当にロシアにとって大敗北なのか?(要点)

スコット・リッター氏の歯に絹着せぬ論説。「ロシアを締め出し、ドイツを抑え、アメリカを入れる」と云うNATOの冷戦時代の方針は、マドリード・サミットで「ロシアを抑え、アメリカを入れ、中国を締め出す」と云う形で根本的に再定義された。その使命はアメリカの覇権、つまり欧米の頭の中にしか存在しない所謂「ルールに基づく国際秩序」を守ることだ。「番犬は攻撃犬として再訓練された様だ。」彼等は国連憲章に体現された国際法の遵守を謳ったBRICS経済フォーラムを今や公式の脅威と認定しており、つまりは国際法の原則に対して公然と宣戦布告を行った訳だ。世界の他の地域の国々は、この獣による被害を最小限に抑え、グローバル・コミュニティに対して更なる害が齎される前にそれを処分する方法を見付ける必要が有る。
NATO has completed its post-Cold War transformation from Europe's guard dog into America's attack dog

西側大手メディアでは殆どまともに報じられて来なかったので知っている人は少数派なのだろうが、NATOは近年ロシア周辺で狂った様に軍備を増強し大規模演習を繰り返し、度々無謀な軍事的挑発を繰り返して来た。2022年のマドリード・サミットに際してNATOのストルテンベルグ事務局長は、2014年以降の東欧での軍事費の増加と軍隊の配備数の増加は、ロシア軍が「2014年以来ドンバス東部で武力を行使している(実際に行使しているのはウクライナ軍だが)」ことを念頭に行われていたことを認めた。つまりこれまでの公式の否認にも関わらず、2014年の違法なクーデター以来、NATOもロシアを挑発する為の米帝の陰謀に関与していたことを実質的に認めた訳だ。
NATO admits it’s been preparing for conflict with Russia since 2014

相互の安全保障について取り決めた1997年のロシア=NATO創設法は今だに機能している筈だが、ラヴロフ外相はロシア国境での軍事的プレゼンスを増大させると云うNATOの決定について、「(マドリードで)下された決定は、創設法の条件に著しく違反しています。何よりも先ず、新しい(つまり東欧の)加盟国の領土で大規模部隊の恒久的な拠点を受け入れないと云うNATOの義務に関する部分です」と発言。ドイツのベアボック外相も、ロシアが一方的にNATO-ロシア創設法を無価値にしたと主張している。

West violated key NATO-Russia treaty – Lavrov
 ロシア=NATO創設法の概要。相互の信頼と協力を強化するとか謳っているが、1997年の署名以来NATOが取って来た狂った様な軍事的拡大と挑発の数々を振り返れば、約束を破ったのがどちらかなのかは一目瞭然だ(だがここ30年のNATOが本当は何をやらかして来たのかは西側大手メディアはずっと隠蔽して来たので、知らない人は全く知らないかも知れない)。
Founding Act

英ジョンソン首相はキエフを電撃訪問した際ウクライナのゼレンスキー大統領に、「EUに代わる新たな政治的・経済的・軍事的同盟システム」=「欧州コモンウェルス」を提案。潜在的な候補は英国、ウクライナ、ポーランド、バルト三国。NATOの米常駐代表ジュリアン・スミスはこの提案を支持。EUやNATOの結束や影響力が自分達で言う程強固なものではないことが次々明らかになって来ているので焦っているのだろうか。

US backs idea of another European military bloc

コリブコ氏の予測では、NATOの更なる拡大に対してロシアの有効な戦略が有り得るとしたら、ロシアの核ミサイルが米国とその同盟国(全てのNATO加盟国を含む)に対してのみ向けられることを発表することだ。起こり得る第三次世界大戦での直接のターゲットとなるリスクを考えれば、NATO加盟を考えている国々も二の足を踏むかも知れない。他方がロシアが決して侵攻しないと保障することを希望する国に対しては合意を歓迎し、ロシアが厳格に国際法を守る国であることを全世界に示せば良い。つまりアメリカ帝国の単極支配に従うか、FDRが当初構想した様な形で国連を建て直す勢力に従うかで、全世界に2つの選択肢を提供すれば良い。つまり、1945年をやり直すのだ。

A More Effective Russian Strategy Against Further Enlargement of NATO

★コリブコ氏による米統合参謀本部長マーク・ミリーの演説の分析の要点。
大国と技術に関するミリーの最近の発言は注意を払う価値が有る(要点)

ベン・ノートン氏の記事。NATOはウクライナを代理戦争の為の使い捨ての駒としか見ていない。日本人の恐らく99%以上が、NATOが本当はどう云う組織なのか、この30年間、そして冷戦期にどんなことをやらかして(或いはやらかそうとして)来たのかを理解していないので、今だにウクライナ紛争の現実が理解出来ない。私にとって不可解なのは、NATOがどれだけ非道なギャング組織であるかを知っているであろう人々の多くが、今回反ロシア・プロパガンダを信じてしまっていることだ。
あとは野となれ山となれ---ユーゴ、アフガン、リビア、そしてウクライナに見る米国NATO戦争の実態とその末路

★RTの記事を多少補足した。
米国はウクライナへの武器供与を1月に準備していた(要点と補足)

2022/04/27ロンドン市長官邸での演説で、英外務大臣リズ・トラスは、西側は地政学を新たに追求する為に「グローバルNATO」が必要であると発言。ウクライナを武装させてロシアを打ち負かさなければならないと云う妄想を再確認した上、中国が「ルールに従わない」場合はロシアと同じ目に遭うだろうと警告。そしてこれを「自由のネットワーク」と呼んでいる。最早このイカれた戦争狂共を封じ込めない限りは、全世界に安寧は訪れないと云うことだ。
UK calls for a 'global NATO'
 「地政学の復活」を謳う英外務大臣リズ・トラスの演説全文。ファシストやテロリストを傭兵として利用する強盗連中の全世界に対する宣戦布告みたいなものだ。
The return of geopolitics: Foreign Secretary's Mansion House speech at the Lord Mayor's 2022 Easter Banquet

ウクライナ紛争についての別の原因の考察。2021年11月、米陸軍はドイツのマインツ=カステルに第56砲兵司令部を正式に再就任させたが、これはモスクワまで20分で到達出来るダーク・イーグル超音速兵器(音速の5倍以上)の配備を予定していた。ロシアは西側に安全保障を要求したが拒否された。ウクライナに対する特殊軍事作戦が開始されたのはその後。

What Could Be the Real Reason Behind Russia’s Operation in Ukraine

ストックホルム国際平和研究所の発表では、世界の軍事費の合計は初めて2兆ドルを超えて2,113億ドルに。1位は無論米帝で8,010億ドル、中国(推定)2,930億ドル、インド766億ドル、英国683億ドル(この記事中には記載無し)、ロシア659億ドル、日本541億ドル。COVID-19「対策」による経済的衰退にも関わらず、軍事的支出は増えている。

World military expenditure passes $2 trillion for first time
 世界の軍事費のデータはこちらから直接調べられる。
SIPRI Military Expenditure Database

★ベン・ノートン氏の、タイトルが全てを語っている記事の要点。
NATOはロシアを出血させる為に、平和ではなく『ウクライナ人が死に続ける』ことを望んでいることを認めている(要点)

【推奨】NATOの脅威についてのチョスドフスキー教授の長文の論説。米軍=NATOによるグローバルな軍事基地帝国は世界中に軍事的脅威を撒き散らし、各国主権や国際法を侵害し、加盟諸国や同盟諸国の福祉予算を削り取り、冷戦期よりも人類全体に核戦争の脅威を齎している。NATOは防衛組織などではなく侵略組織だ。
 だが北大西洋条約第13条には、NATOからの脱退を可能にする条項が盛り込まれている。

 「第十三条:締約国は、この条約が二十年間効力を存続した後は、アメリカ合衆国政府に対し廃棄通告を行つてから一年後に締約国であることを終止することができる。アメリカ合衆国は、各廃棄通告の寄託を他の締約国政府に通知する。」

 これによりNATOを解体し、世界的な反戦運動を展開し、戦争プロパガンダを無力化し、米帝の外交政策に正気を取り戻し、外交と平和交渉を進め、戦争経済を終わらせなければならない。
NATO-Exit under Art. 13: Dismantle NATO, Close Down 800 US Military Bases, Prosecute the War Criminals

コリブコ氏の分析。米帝は狂った様にウクライナに武器を供給し続けているが、ブルームバーグの記事に拠ればこれら軍事技術機器の緊急移転によって米帝は自らの備蓄を劇的に使い果たしてしまった。第二次大戦時と違って、国内の防衛産業は製造拠点を大幅に弱体化させており、準備金は殆ど残っていない。軍事的緊張を高めることで莫大な利益を上げている軍産複合体に限界が有ることは明らかで、ロシアがたった一ヵ国であり、ウクライナがNATOの30ヵ国に支えられていることを考えてると、ロシアがこれまでにウクライナで成し遂げたことは驚異と言う他無い。これは西側諸国の今後の代理戦争の方針の再考を迫るかも知れない。
The Ukrainian Proxy War Exposes The West’s Military-Industrial Limitations

NATOはウクライナに大量の武器を注ぎ込んでいるが、
 ・重火器の配備には数ヵ月以上掛かる。
 ・新しいインフラ、新しいスペアパーツの倉庫、地上支援装備、訓練を受けた保守要員が必要。
 ・訓練された人員の喪失、無能な兵站、組織構造等のウクライナ側の欠点はこれらでは補えない。
 ・これらの兵器の多くは有効期限間近。
 ・これらのシステムを直接運用するには、NATO要員が秘密裏に操作しなければならない。
 要するに、殆ど使い物にならない。
Could NATO-Supplied Arms Change Ukraine’s Fate?

ストルテンベルク事務総長の発表ではNATOは現在大規模な「リセット」の一環として、ロシア国境に沿って侵略を撃退するのに十分な大規模な軍隊を配置する計画を立てている。配置先はハンガリー、ブルガリア、スロバキア、ルーマニアで、4つの戦闘群から構成される。つまりNATOの方では東方拡大政策に対するロシアの懸念に耳を貸す気は無いどころか、更なる軍事的挑発を行うつもりだと云うことだ。
NATO Planning Massive Military Buildup Along Russia’s Border

コリブコ氏の分析。フィンランドとスウェーデンは夏にでもNATO加盟を検討している様だが、ロシアは別に両国を脅かしていないので加盟する理由は無い。だが反ロシア同盟に加わるとミサイル防衛インフラが配備され、米帝の代理戦争の駒として国民達が苦しむことになる。フィンランドの元外相Erkki Tuomioja氏はNATO加盟の代替案として両国の同盟を提案しているが、リスクを回避しつつ面子を保つ方法としてはそれが現実的かも知れない。
Could A Finnish-Swedish Alliance Be An Alternative To NATO Membership?

曾ては良心を持つ科学者達の集まりであった原子力科学者会報も、今ではすっかり西側のプロパガンダに洗脳された人だらけになってしまった様だ。核の脅威に正しく警告を発することの出来る科学者は昔より更に少数派になってしまった、と云うことだろうか。
原子科学者会報(BAS)も駄目になってしまった

オンライン大西洋評議会フォーラムで、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の各大統領は、東部戦線に展開する「トリップワイヤー」部隊を、将来のロシアの侵略を阻止する為に強化された「前方防衛」に置き換えることを要求。より多くの部隊を東に送れば「モスクワに非常に強力な合図が送られる」ことになるのだそうで、「クレムリンがウクライナで大量破壊兵器を使用することで、長年の同盟パートナーであるフィンランドとスウェーデンがNATO加盟を求める様になる可能性」にも言及し、原子力発電所と施設周辺の飛行禁止区域まで提案している(本気で状況が理解出来ていないのか、単なる大口なのか? 仮にロシア軍が事後処理を行わずに撤退したら、NATOは原発を人質に取ることが出来る様になる)。3国ともロシアへのエネルギー依存を減らし、液化天然ガスを米帝から輸入することを検討している(当然物価は上がるだろう。国民の生活はガン無視だ)。
Baltic Presidents: ‘Forward Defense’ Needed to Deter Russia

EUCOM(アメリカ欧州軍)最高司令官トッド・ウォルターズ将軍は米下院で、ポーランド、バルト諸国、黒海隣接諸国は、「タリンからソフィアまで」のNATOの陸空軍の恒久的な駐留と、「北極からエーゲ海まで」の海軍のプレゼンスの増加を「非常に喜んで」受け入れると証言。近年NATOがロシア周辺で狂った様に軍備を拡大し演習を繰り返し、違法な軍事的挑発を続けていることを西側市民の殆どは知らないが、東部戦線の緊張は「ロシアのウクライナ侵略」を口実に更に高まっている。
EUCOM Commander Calls for Permanent Land, Air Presence on NATO’s Eastern Front

最早現代の伝説となった、2007年ミュンヘン安全保障会議に於けるプーチンのNATO弾劾演説(英語字幕付き)。この良識の声に西側社会がもっと真剣に耳を傾けていれば、ウクライナ紛争はそもそも起こらなかった。
Putin's famous Munich Speech 2007


2019年に米政治学者Joshua Shifrinsonが発見し2022年2月にDer Spiegelが広めた英公文書館の秘密文書は、1991/03/06に英仏独はNATOの東方拡大はしないことをソ連に約束していたことを再確認している。
US, UK, France promised USSR not to expand NATO east of Germany, newly discovered document proves

関連スレッド。
 NATO&キエフの対ロシア挑発(2020〜2022/02/24)

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 川流桃桜@UnmasktheEmpire @kawamomotwitt
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