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改めて、資本主義諸国に於ける共産主義についてのイメージは洗脳の産物だよね。

2021/03/01(月)の呟きより

「共産主義」は散々使い回されて手垢の付いた言葉なので、人によって全く異なる意味を持つけれども、冷戦時代の資本主義勢力にとって民主主義と共産主義との間に違いが無かった点は、改めて指摘しておくべきだろうと思う。

西側帝国主義勢力の支配に大人しく服さず、自分の国のことは自分で決めようとする国は何処であれ、共産主義国や共産主義シンパの国と見做されて攻撃された。

その国でどれだけ民主主義的な手続きが確立されていたとしても関係無かった。共産主義者に対して公平な扱いをするだけで、「共産主義の脅威」と一括りにされ、様々な手口で体制転換が図られた。

自立した行動を取る国イコール共産主義国、だったのだ。資本主義勢力の勢力圏に取り込まれている国だけが、(実態がどれだけ非民主主義的であろうとも)民主主義国或いはまともな国とされ、それ以外は全て共産主義国か潜在的な共産主義国と見做された。

日本もアジア圏全体の独立を促し得る「スーパー・ドミノ」だと思われていたので、反共主義工作も盛んだった。日本は元々帝国主義システムの一部だったので、思想統制は比較的容易だった。

今の日本人が「共産主義」と云う言葉に対しているイメージの基本形は、その長年の洗脳教育の影響が大きいが、冷戦が終わっても今だに頭の切り替えが出来ていない人は多い。

「人々を洗脳していたのは共産主義諸国であって、私達は完全に自由にものを考えていた」と云う思い込みは、それこそプロパガンダによる洗脳の賜物なのだが、人は自分達が操られていることには仲々気付き難い。

「騙されていることを自覚させるより、騙す方がずっと簡単」と云うマーク・トウェインの格言が正に当て嵌まる。私達資本主義陣営の人々は、自分達が共産主義について今までどれだけ騙されていたのかすら碌に知らない。今後の重要課題だろうと思う。
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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
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