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NATO軍事委員会委員長ロブ・バウアー提督の噴飯スピーチ(2024/03/21)

2024/03/21にNATO軍事委員会委員長ロブ・バウアー提督がキエフ安全保障フォーラムで行ったスピーチを紹介してみる。

 ツッコミどころしか無い余りにバカバカしい内容で、ブッシュJr.が9.11後に行った宗教的狂信者の様な演説を思い起こさせるが、西洋では今や180度現実を捻じ曲げたこうしたイカれた偽善的世界観がデフォなのだ。彼がロシアについて非難していることは全てNATO自身に当て嵌まることなので、自分で言ってて悲しくならないのだろうかと私などは思うのだが、彼が自分の言っていることを本気で信じているのか、或いは公式のプロパガンダ物語を繰り返しているだけで、仮に彼に良心のカケラでも残っていた場合には後で独りになった時にこっそり賢者タイムに耽るのかは不明だ。だが少なくとも公の場でこうした妄想の様な与太話を開陳したと云うことは、NATO陣営は相変わらず現実離れした物語の世界の中でロシアを相手に偽りの正義の戦争を繰り広げて行く方針であることを示唆している。
Speech by the Chair of the NATO Military Committee, Admiral Rob Bauer, Kyiv Security Forum
Admiral Rob Bauer



 ヤツェニュクさん、親愛なるアルセニーさん、閣下、親愛なるウクライナ人の友人や同僚の皆様、NATO事務総長のこの様な感動的な言葉を受けて、ここキエフで皆様に御挨拶出来ることを大変光栄に存じます。

 私は直接ウクライナを訪問し、政治・軍事指導者の方々と会う機会を与えて頂いたことに感謝しております。

 戦場の内外で皆様が示した勇気と強さに深い敬意を表明させて頂きます。

 私の訪問———大規模侵攻以来、NATO軍事代表団としては初めてのウクライナ訪問でしたが———は、NATOとウクライナがこれまで以上に緊密になっていると云う事実を証明しております。

 日が経つ毎に、我々は緊密になっております。相互運用性や結び付きがより強化されております。

 我々は協力して、ウクライナを我々の同盟のメンバーにする為にあらゆる準備を整えております。

 NATO本部に翻る青と黄色の旗はスウェーデンの国旗だけではありません。

 何故でしょうか?
 
 何故なら我々は皆、民主主義の力を信じているからです。

 それがここで懸かっている問題なのです。

 ロシアの対ウクライナ戦争は、ウクライナやNATOから齎される本当の安全保障上の脅威についてのものであったことは一度も有りませんでした。

 この戦争は、プーチン大統領が地球上のどの物理的兵器より遙かに強く恐れるもの、つまり民主主義についてのものなのです。

 若しウクライナの人々が民主的権利———本当の民主的権利———を持つことが出来れば、ロシアの人々も直ぐ様それを切望するでしょう。

 それこそがこの戦争の本質です。

 2024年には、地球上の20億人以上の人々が民主的な選挙に投票することになります………ですが民主主義の概念はこれまで以上に擁護されなければなりません。

 本当の民主主義とは選択のことです。

 それは権力者達に確実に責任を確実に取らせることです。

 そして、自分の国が取るべき方向性を決定する自由を持つことです。

 本当の民主主義は、全ての人々に適用される法の支配の下でのみ存在し得るものです。

 ロシアでは………選択は有りません、武力が有るだけです。

 そして法の支配は見せ掛けです。

 指導部が人々を騙して、自分達が一緒に演じていると思わせる為に上演した演劇の一部です。

 クリミアの不法併合により、彼等は既にルールに基付く国際秩序をあからさまに無視する姿勢を示しました。

 そして2022/02/24、ロシア指導部は仮面を完全に脱ぎ捨て、自分達の正体を世界に示しました。

 ロシアは強さのイメージを描こうと必死です。

 にも関わらず、彼等が見せて来たのは弱さだけです。

 どれだけプロパガンダを垂れ流したところで、ロシア連邦に戻って来る棺を覆い隠すことは出来ません。

 どれだけプロパガンダを垂れ流したところで、戦死した兵士達の家族の疑問に答えることは出来ません。

 そしてどれだけプロパガンダを垂れ流したところで、プーチン大統領が戦略目標を何ひとつ達成していないと云う真実を隠すことは出来ません。

 そんなことは出来っこありません。

 ロシア軍は何の為に戦っているのか全く分かっていません………。

 皆様は分かっておられます。

 皆様は文明そのものの為に戦っているのです。

 ウクライナの人々とウクライナ軍は、これまでに見たことの無い方法でこれを行っています。

 皆様は現代戦の多くの側面を根本的に変えました。

 第1次世界大戦の塹壕と砲撃、そして21世紀のドローン戦と人工知能の組み合わせに直面して、皆様は直ぐに適応して反撃しました。

 皆様は、ソヴィエト式の装備と現代の西洋の設備を組み合わせて、革新的な先駆者を務めています。

 御列席の皆様、ウクライナは想像を絶する苦しみを経験しました。

 耐え難きを耐えて来ました。

 掛け替えの無い人々や物を失って来ました。

 ですが………皆様を犠牲者と表現することは、皆様の計り知れない強さを正当に評価するものではありません。 戦場で達成した成功を、社会全体が示して来た歴史的な回復力を正当に評価するものではありません。

 あらゆる苦難にも関わらず、あらゆる破壊にも関わらず、ウクライナは依然として主権国家です。

 皆様は信じられない程の強さをお持ちです。

 世界がそれを見ています。

 ロシアはそれを知っています。

 これは決して簡単な戦いではありません。私がそれを言う必要はございません。

 ですが世界は2023年に過度に楽観的になっていたかも知れませんが、2024年に過度に悲観的になり同じ間違いを犯すべきではありません。

 悲観主義者は戦争には勝てません。

 そして事実を見てみると、ウクライナが成功を収める能力を確信すべき十分な理由がございます。

 昨夜、この美しい都市に31発のミサイルが発射されました。

 これらのミサイルは全てウクライナ軍によって迎撃されました。

 皆様に出来ないことは何ひとつ有りません。

 皆様に必要なのは………我々の助けだけです。

 NATO同盟諸国や世界中の多くの国がウクライナに前例の無い支援を提供しており、それが大きな違いを齎しております。

 しかし、ウクライナは更に多くの支援を必要としています。

 そして皆様には今それが必要なのです。

 ウクライナでの時間は、日、週、月等で測られるものではありません。

 それは人間の命で測られます。

 同盟諸国では、一週間は一週間です。

 ウクライナでは、一週間は母親………父親………子供………友人………恋人………永遠に失われます。

 事務総長が述べた通り、全ての同諸国は力を振り絞って迅速に成果を出す必要が有ります。

 ミュンヘン安全保障会議で、ゼレンスキー大統領は聴衆に正しく次の様に仰いました。

 「戦争が何時終わるのか、ウクライナに尋ねないで下さい。そして何故プーチンが戦争を続けることが出来るのかを自問して下さい。」

 プーチン大統領の勝利を許すことは、重大な歴史的過ちとなるでしょう。

 これは我々全員にとって危険です。何故なら、この戦争の結果が世界の運命を左右するからです。

 御列席の皆様、今日は、ロシア指導部が3日間の戦争になると考えていたものが始まって756日目となります。

 その日々がどれ程重く感じられたか、私には到底理解の及ぶところではございません。

 戦争の暗闇の中、皆様は自分達の信じるものの為に戦うことが何を意味するかを世界に示す、光の灯です。

 皆様は尊厳革命でそれを為しました。

 そして皆様はこの残忍な侵略戦争の中でそれを為し続けています。

 皆様の強さと回復力———皆様のмужність(勇気)———は世界を驚かせました。

 皆様は民主主義には戦う価値が有ることを証明していらっしゃいます。

 それは完璧なシステムではありません。自立して持続出来るものでもありません。それが何世紀も存在して来た国であっても同じことです。

 ですが、命を賭ける価値は有ります。

 何故なら、選択が無ければ、自由が無ければ、そこには何が有るのでしょうか?

 残忍な専制政治のシステムの中で、どうすれば子供達にとって安全で豊かな世界を築くことが出来るでしょうか?

 ロシアでは、敵対者を殺害し………国民を抑圧し………自国の兵士達を捨て駒として利用し、死体を拾うこともせず………ウクライナの子供達を誘拐して自国民と戦うことを強制する政権を、我々は目にします。

 これをウクライナの指導部と比較してみて下さい。彼等は侵略に勇敢に抵抗しているだけでなく、同時に腐敗を撲滅し、民主的制度を強化する為に全力を尽くしております。

 想像を絶する圧力の下でも品格を発揮する正統政府。

 それは一人一人の人間の命を深く気に掛けております。

 また短期的な個人的、政治的利益よりも、国の長期的利益を優先することを厭いません。

 「私」ではなく「我々」を選ぶ政府。

 それは感動的なリーダーシップです。

 それこそが強さと云うものです。

 それこそが民主主義です。

 御列席の皆様、プーチン大統領は2つの戦略的間違いを犯しました。ウクライナの決意を過小評価し、NATOの結束を過小評価しました。

 我々の助けが有れば、ウクライナは確実に勝利を得ることが出来るでしょう。

 私は心の底からこう言わせて頂きます、「Ви не самі.」 皆様は一人ではありません。

 NATOは皆様を支持します。

 民主主義は独裁政治に勝利するでしょう。

 自由は抑圧に打ち勝つでしょう。

 光は闇に勝利するでしょう。

 スラヴァ・ウクライニ(「ジーク・ハイル!」のウクライナ版の挨拶)。




 因みにこちらのスピーチ動画は2024/02/24のものだが、03/21のスピーチの一部はこれの略コピペである。
Admiral Rob Bauer marks the Second Anniversary of the War in Ukraine - 24th February 2024
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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
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