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米陸軍は大規模な再編で24,000人を削減(抄訳)

2024/02/27のザ・ヒルの記事の抄訳。大規模紛争に備え、且つ兵員不足に悩んでいる米陸軍は、無駄な役割を削減することで対応しようとしている。
Army cutting force by 24K in major restructuring



 新兵募集に苦戦している米陸軍は、将来の戦争に備える為の再編努力として、約24,000人(約5%)の兵員を削減している。

 この削減により、陸軍は2029年度までに約49万4,000人から47万人にまで削減され、主に反乱鎮圧任務等、既に空いた役割の分が削減されることになる。イラク戦争やアフガニスタン戦争中に反乱鎮圧任務は増加したが、紛争が終わった後は需要が減少した。

 「我々はテロ対策や暴動対策から遠ざかりつつあります。 大規模な戦闘作戦に備えたいと思っています」とクリスティーン・ワーマス陸軍長官は記者会見で述べている。

 陸軍は約49万4,000人の兵力で編成されているが、現在現役の兵士は約44万5,000人しか居ない。新しい計画は今後5年間で空席を満たし、最終的には47万人のレヴェルに達することを目指している。

 その為に、陸軍は32,000人を段階的に削減することを目指している。内訳は以下の通り:

 ・特殊作戦部隊から約3,000人。
 ・ストライカー旅団戦闘チーム、騎兵中隊、歩兵旅団戦闘チーム、治安部隊支援旅団(外国人兵士の訓練を行う)から1万人。

 更に反乱鎮圧任務に関連するエンジニアの仕事と関連職種が1万件発見されたので、これも削減出来る。通常は配備されない部隊から約2,700の役割が削減されることになる。それによって、一時滞在者、訓練生、保留者、学生(TTHS)の数が約6,300人減少することになる。

 当局者達は削減は役割についてのものであって、個々の兵員についてのものではないと強調しており、現役兵士の削減は予定していない。

 それどころかこの計画では、防空部隊や対ドローン部隊等、より重要と見做される任務に7,500人の部隊を追加し、諜報活動、サイバー攻撃、長距離攻撃の能力を高める為の5つの新しい任務部隊を追加することも検討されている。

 インド太平洋戦域は今後数年間の国家安全保障にとって最も重要と考えられているので(つまり対中戦争を視野に入れている)、機動部隊の内3つはアメリカ太平洋陸軍管轄下に置かれる。またひとつがアメリカ中東米中央軍、もうひとつが中東のアメリカ中央軍に配備される。

 この計画は米軍がロシア、イラン、DPRK(北朝鮮)等の敵に対する大規模作戦に備えていることを示す一方、兵員確保に苦戦している現状を反映している。

 陸軍は10年間人材不足に苦戦しており、2014年以来、新規入隊契約の年間目標を達成出来ていない。2023年度に募集目標を達成したのは海兵隊と宇宙軍だけで、陸軍は目標の65,000人を15,000人も下回った(その前年は6万の目標を15,000人下回った)。
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川流桃桜

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