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パキスタンが武装ドローンを間接的にウクライナへ輸出している説得力の有る証拠が存在する(抄訳)

アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/02/10の或る人気の軍事ブログの分析に拠れば、パキスタンはトルコのバイカル社経由でウクライナにドローンを輸出した。
There’s Compelling Evidence That Pakistan Is Indirectly Exporting Armed Drones To Ukraine



 2024/02/10、或る人気の軍事ブログが、ロシアのベルゴロド州で撃墜されたウクライナのドローンの1機を分析したスレッドを公開した。これは弾薬がパキスタンから来てトルコ経由でウクライナに輸出されたと分析しているが、その主張には説得力が有る。


 この記事に拠れば、これと非常によく似た外観のものがパキスタンの国立航空宇宙科学技術パークで誇らしげに展示されているそうだ。パキスタンはトルコの軍需産業バイカル社と契約を結んでいる為、同社がこれをキエフに渡した可能性が有る。

 「トルコと協力してパキスタンで組み立てられたドローンがウクライナに送られ、爆発物を詰められてロシアに飛んだ。地政学的影響を考えてみることも出来る。 厄介なことに、バイカルはウクライナとも協力している。」

 つまりパキスタンはウクライナを使ったNATOの対ロシア代理戦争により一層貢献している。その理由は恐らく2023/09/17にインターセプトが報じた様に、IMFから更なる援助を引き出す為だ。

 この決定が経済的に苦境に立たされたパキスタン政権が日和見的に一回限りのものとして下されたものではないことが確認されたので、地政学的な意味合いは非常に大きい。パキスタンは多極志向の主権国家から再び米国の属国に逆戻りしたのだ。

 これを受けてロシアの方ではパキスタンとの二国間関係を強化することに今や抵抗を感じているかも知れない。それどころかロシアは古典的な外交の伝統に従って、とぼけながら関係を縮小することすら考えられる。

 例えばロシアの大規模なエネルギー輸出を巡るパキスタンとの長期の交渉は殆ど無駄に終わって来たが、成果が得られないことを理由にこれを非公式に中止するかも知れない。希望的観測に基付いて時間やリソースをこれ以上無駄にするよりその方がマシだと云う訳だ。

 社会文化面での協力とロシアの農産物輸出は政治とは無関係なので継続すると予想される。だがエネルギー交渉や小型武器貿易の様な戦略的意味合いの有るものは全て削減される可能性が有る。何も対応しないで無策でいることは、ロシアの国際的評判を落とすかも知れないのでお勧め出来ない。

 何れにせよ、ロシアはパキスタンの行動を不快に思っていることを知らしめなければならない。だがパキスタンが過剰反応して、ドローン輸出を増加させる様なリスクは避けなければならない。

 この展開はウクライナ紛争の力学を変える程の力は持っていないが、両国が旧冷戦時代の様な対立関係に逆戻りするリスクが有る。それは拡大ユーラシアの力学を不安定にするだろう。
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川流桃桜

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