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ウクライナへのG7特使(予定)はダボス会議のアジェンダを遂行する任務を負う(抄訳)

アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/02/12、ロシア対外諜報局のセルゲイ・ナルイシュキン長官は、、G7がウクライナ特使を任命する計画を立てていることを明らかにした。西洋がウクライナを切り分ける準備は整っている。

 補足すると、西洋によるウクライナ経済の収奪は今に始まった訳ではなく、旧冷戦終了後から始まっているのだが、彼等は今また「復興」の名の下に新自由主義的ショック療法によってウクライナを更に徹底的に食い荒らすことを目論んでいる。
The Reportedly Planned G7 Envoy To Ukraine Would Be Tasked With Carrying Out The Davos Agenda



 2024/02/12、ロシア対外諜報局(SVR)のセルゲイ・ナルイシュキン長官は、G7がウクライナ特使を任命する計画を立てていることを明らかにした。この特使は事実上のウクライナ総督として機能し、キエフ政権のエリート層がロシアに亡命するのではなく西洋への忠誠を誓い続けるようにするのがその任務だ。

 NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は10月に任期満了を迎えるので、彼がその後にこの役職に就く可能性が有ると伝えられているが、最終的に誰になるにせよ、彼等の役割は何よりもダボス会議のアジェンダを遂行することになるだろう。

 但し、G7は軍事ブロックや政治ブロックではなく経済ブロックなので、計画されているとされる特使はナルイシュキンが言う様な秘密活動に従事するにせよ、当然そちらの仕事にもっと重点を置くことになるだろう。そしてまた既に米国大使館が米国のウクライナに対する新植民地主義的支配の前哨基地として機能しているが、ナイルシュキンは何故米国がこの権限の一部を非米国人の代表に譲渡しなければならないのかは説明していない。

 特別軍事作戦が始まってからの2年間で余りに多くのことが起こった為、多くの人々は2022/05/23にダボスで開催された世界経済フォーラムでゼレンスキー大統領が次の様に語ったことを見逃したか忘れていた。

 「我々は歴史的に重要な特別な復興モデルを提供します。パートナー国、パートナー都市、またはパートナー企業のそれぞれが、ウクライナの特定の地域、都市、コミュニティ、または産業を後援する機会(歴史的な機会です)を持つことになります。英国、デンマーク、欧州連合、その他の主要な国際関係者達は、復興に於ける後援に向けた具体的な方向性を既に選択しています。」

 当時これは「経済のパイは様々な国によって分け分け合われることになるだろう」と分析したが、これはつまりは19世紀後半の列強諸国によるアフリカ大陸分割に似た、標的とされた国の所謂「争奪戦」に他ならない。この新帝国主義と伝統的帝国主義の混ぜ合わせは、米国が主導する西洋諸国が歴史的な基本に立ち返り、最早他国に対する覇権的意図を隠そうともしていないことを裏付けている。

 この時以来、戦場の接触線は略安定している。万一ロシア軍が突破口を開いた場合には、恐らくNATO全体またはポーランドが介入するだろう。これは外国人投資家達にとっては状況がこれまでよりも遙かに快適であることを意味している。だからこそG7はゼレンスキーのウクライナ分割計画を推進する為に特使派遣を検討しているのだろう。

 ポーランドではドイツの支援を受けたドナルド・トゥスク首相が政権を握って自国をドイツに従属させたばかりなので、ドイツが手に出来るパイは以前よりも更に大きなものになっている。対照的に、ポーランドの保守ナショナリスト前政権は西ウクライナに多大な投資を行っていたが、今はそう云う訳でリターンは彼等が期待していたものよりも小さなものになるだろう。

 従って、曾てヒトラーが築いた「ヨーロッパ要塞」を再建して率いるドイツと英米枢軸とがウクライナを分割し、余った残骸をそれぞれの属国諸国に分配する舞台は整った。そしてその為にG7特使を派遣すると云うのは良い考えだ。ダボスのアジェンダがこの3ヵ国の政策決定者達の頭から離れたことは決して無かった。彼等はこの賞品を獲得するのをずっと待っていたのだ。

 米国大使館は既にウクライナの多面的な軍事・政治問題の管理で手一杯であり、それが支援としてこの特使が必要とされた理由なのかも知れない。
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川流桃桜

Author:川流桃桜
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