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バイデンは1,000万のヒスパニックにアメリカ市民権を持たせようとしているのか?(抄訳)

アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/01/05、メキシコのAMLO大統領は、米国当局が国内のヒスパニック系不法移民に市民権を与えるよう提案したが、これは一党支配を目指す民主党の戦略に奇しくも合致している。
Is Biden About To Put 10 Million Hispanics On The Path To American Citizenship?



 2024/01/05の定例記者会見で、メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(通称AMLO)大統領はこう発表した。

 1)「メキシコは米国当局に対し、国内で10年以上働いている少なくとも1,000万人のヒスパニック系移民にビザを発給するよう要請しました。」
 
 2)同時にまた不法移民阻止への協力と引き換えに、米国が地域諸国に対して200億ドルを支払うよう求めた。

 3)そしてキューバとヴェネズエラもまた当時国である為、両国に対する制裁も解除されるべきであると付け加えた。

 バイデンが1)の要求に応じた場合、1,000万のヒスパニック系移民がアメリカ市民権を得ることになる。彼等は就労ビザをグリーンカードに変えることが出来るので、そこから5年後には完全な投票権を持つ市民権を申請出来る様になる。

 2021年の時点で、米国の不法移民の数は1,050万で、米国総人口の約3%を占めると報告されているので、これが合法化されれば、今後の選挙に重大な影響を及ぼす可能性が有る。

 バイデンの当選に際しては、ラテン系有権者の票が大きく貢献したとする調査結果が有る。13州中12州のラテン系アメリカ人は、「少なくとも2対1の差でドナルド・トランプ大統領よりバイデンを支持している。そして13州中9州では、その差は少なくとも3対1だった。ラテン系有権者の間でバイデンの差が2対1未満だったのはフロリダ州だけだ。」

 2020年の大統領選挙では、トランプはテキサス州で60万票強、フロリダ州で40万票弱の差で勝利した。だがテキサスには160万、フロリダには90万もの不法移民が住んでいる。彼等が市民権を獲得することになれば、これらの州は(次の次の次の大統領選挙が行われる)2032年までには完全に民主党寄りになる可能性が有る。アリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ペンシルベニア、ウィスコンシン等の様に、バイデンが僅差で勝利したが不法移民も多い州も同様だ。民主党が移民に更に恩を売っておけば、民主党の優勢は揺るぎ無いものになる。

 2020年の時点で、バイデン政権は選挙情勢に革命を起こすことで、米国を一党支配のディストピアへ変えようとしていると分析したが、この時、大規模な武装解除(銃規制)や国家が支援する人種差別的暴力の拡大と共に、不法移民に市民権を持たせることを、予測されるその手法として挙げておいた。

 AMLOの提案は奇しくも、民主党のそうした戦略に正に合致するものだ。
 
 米議会は南の国境を巡って揺れており、共和党はバイデンが何百万もの不法移民の洪水を止める為に包括的な国境警備改革を実施しない限り、更なるウクライナ支援を承認しようとはしないだろう。だが共和党の大部分はMAGA(Make America Great Again)派ではなく「穏健派」であり、彼等は時間の経過と共に原則を売り飛ばす傾向が有る為、彼等は妥協として不法移民の恩赦に同意するかも知れない。

 バイデン政権は現在の様なキリの無い「キャッチ・アンド・リリース」政策を続ける代わりに、既に国内に滞在している不法移民に恩赦を与えるのと引き換えに、に、より厳格な国境封鎖を提案するかも知れない。それは人道的に「正しい」ことだし、より多くの税収を齎すことになると主張すれば、殆どの「穏健派」共和党議員は心が揺らぎ、「妥協」しても良いと思う様になるかも知れない。そうなれば、2032年までには民主党一党支配は揺らぎ無いものになり、引き返すことの出来ないディストピアが出現することになる。

 その勢いを借りて、リベラル・グローバリスト勢力は保守ナショナリスト的政策に永久に終止符を打つことが出来る様になるだろう。オバマ政権時代から続いて来た「アメリカ革命」は、こうして完成するだろう。
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アメリカには未来がない

 共和党も民主党も資本主義カルトの信奉者でしかありません。

 民主党は戦争ビジネスの武器商人を支持基盤にしており、資本主義者ですから、アメリカの資本主義、即ち金儲けの敵である中国を憎んでも憎み切れない敵と考えて居ます。同時に、共産主義が不倶戴天の敵ですから、グローバルサウスその他、弱い立場のの共産主義国にテロや紛争を画策し、戦争を誘導し続けます。奴隷制を固持したのも民主党です。ですから、民族差別、外国差別、弱い者じめが行動原理です。

 共和党はイギリスの白人由来の「王侯貴族」集団であり資本主義者ですから、外国や異民族への差別は大前提であり、搾取し植民地化する対象でしかなく、異民族は奴隷か虫けら以下の扱いです。

 唯一の希望は、白人人口が50%未満になる事ですが、トランプが典型的ですが、同じ異民族の中でも、ヒスパニックなどをバッシングし、異民族同士が互いに憎悪し合って牽制し、団結しないように画策しています。共産主義が労働者の団結を呼びかけていますから、資本主義者が労働者や異民族の結束を警戒し憎悪するのは当然です。
 もし、異民族同士が結束すれば白人のあらゆる悪事に対抗できますが、それぞれの民族が自分が一番と考え離反するようでは、たとえ白人以外が50%を超えても事態は改善しませんし、白人達はそうなるように全力を投入しています。

 アメリカが内部から改善される可能性は、少なくとも私の存命中はあり得まいと考えて居ます。そうなると人類の希望はロシアと中国、インドだけであり、この三国とグローバルサウスが協力すれば、自動的に欧米の白人は衰退と滅亡に向かうでしょう。
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川流桃桜

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一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
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