fc2ブログ

パレスチナ人キリスト教徒、抑圧と強制退去の歴史———石達は声を上げる

パレスチナに住むキリスト教徒達の受難の歴史を描いた、2013年の1時間弱の英語のドキュメンタリーを紹介する。パレスチナ人に対するイスラエルの弾圧は、イスラム教徒への弾圧であると同時にキリスト教徒に対する弾圧でもあると云う、通常は語られることの無い視点が語られる。
Palestinian Christians, a history of oppression and displacement - The Stones Cry Out



 「最後で特に印象的なコメントは、2010年の『検問所のキリスト教徒(Christ at the Checkpoint)』会議での演説の中でアティーク牧師が述べたことだ。

 『イエスは占領下で生まれたパレスチナ人でした。イエスは占領下で生きました。彼が教えたこと、彼が言ったことは全て占領下で行われたことであり、正に今日の私達の生活と同じです。』」(クイン・コフィ



『石達は声を上げる———パレスチナ人キリスト教徒達の声』

 キリスト教は2,000年前にパレスチナで誕生し、そこから中東全域、そして世界の他の地域に広がった。しかし多くの人が、キリスト教徒が今もこの地に住んでいることを知らない。

 60年以上に亘り、パレスチナ人、キリスト教徒、イスラム教徒は強制退去、追放、戦争、占領、抑圧に苦しんで来た。

 パレスチナ人キリスト教徒の声は、様々な出来事の混乱の中で掻き消されることが余りにも多かった。

 これは、1948 年のナクバから今日まで、彼等自身の声で語られる彼等の物語だ。



この映画について

 1948年、公式には「箒作戦」と呼ばれる作戦で、数万人のパレスチナ村民が家から追い出された。この作戦は文字通り、ガリラヤ川の肥沃な丘や渓谷の自宅から何万ものパレスチナ人を文字通り「一掃」し、新しく建国されたイスラエル国家への入植者達に道を譲るものだった。

 現在ガリラヤ大司教であるエリアス・チャクールは、イスラエル軍がキリスト教徒の村キフル・ビラムから家族を追放するよう命じた時、まだ幼い少年だった。 彼は毛布を肩に担いで村を出て、新しい住処である洞窟に向かって歩いた。

 現在、キフル・ビアムはイスラエルの国立公園となっており、村の家々は崩壊し、教会は放棄されている。

 ガリラヤに続いて、1967年にヨルダン川西岸の接収、入植、壁の建設が行われた。

 キリスト生誕の地であるベツレヘムは現在、壁に囲まれエルサレムから切り離され、農地の多くを奪われている。

 パレスチナ紛争に関するメディア報道は、イスラム教徒とユダヤ教徒の間の戦いと云う構図で伝えることが余りにも多い。だがそれはパレスチナがキリスト教発祥の地であり、パレスチナ人がイスラム教徒でもありキリスト教徒でもあり、パレスチナ人キリスト教徒達が、彼等の土地の歴史、そしてそのアイデンティティを維持する為の闘争に於て重要な役割を果たして来たと云う事実を殆ど無視している。

 この映画では、1948年から今日に至るまで、戦争や暴動を経て、故ベイル・ツァイト大学学長ガビ・バラムキ氏、パレスチナ指導者ハナン・アシュラウィ氏、市民社会活動家のガッサン・アンドニ氏、名誉総主教ミシェル・サッバー氏等を含むパレスチナの指導的キリスト教徒達が、イスラエルの占領に抵抗し、自分達の土地に留まろうとする全てのパレスチナ人の揺るぎ無い、そして時には絶望的な闘いを証言する。
Palestinian Christians - a history of oppression and displacement - The Stones Cry Out
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

ユダヤ人は狡猾で残忍、計算高い。

 ユダヤ人はイスラム教を憎悪しているわけではなく、不当に土地を奪われユダヤ人を恨み憎悪しているパレスティナの人々をイスラエルから一掃して土地財産資源を奪い取りたいだけです。
 その人々がイスラム教であろうがキリスト教であろうがどうでもいいのです。
 ユダヤ人、と言うより、最高権力者であったヘロデ王や最高法院(サンヘドリン)が、自分達による国家の独裁支配を求め、王は自由に国民を搾取し殺し、サンヘドリンは神エホバの教えの継承者、モーゼの後継者として宗教的最高権威を国民に対して維持したいと考えていました。
 その結果、サンヘドリンは、多くのスパイを放って右翼的国粋主義思想をまき散らし、ローマとの友好関係を構築しようとする反戦平和主義者を次々に暗殺していました。
 目的は国民をローマの支配から解放するためではなく、自分達が国民の支配者として独裁制を実行するためでした。
 実際に、当時のローマ人は帰属した国家も公正に扱い、宗教的にも寛容でした。ローマ人は同性愛者その他を石を投げつけて惨殺したり、十字架で殺したり、がけから突き落として殺害するのを法律としていたユダヤ人を、残忍な野蛮人とみていました。
 薩長のクーデターが、列強から日本を守るためではなく、独裁権を得るためであったのと同じです。
 結果、ローマ人との友愛と融和、反戦平和を教えていたイエスは王ヘロデやサンヘドリンなどの右翼から危険人物視され、ローマにクーデターを企てる人物と言う完全に的外れな冤罪でイエスを惨殺しました。
 ユダヤ人がキリスト教徒の白人と仲良くしているのは、自分達の独裁政治を残忍な「モーゼの律法」を維持するための計算づくでしかありません。
プロフィール

川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
全体像が知りたい場合は「カテゴリ」の「テーマ別スレッド一覧」を参照。

ブログランキング
ブログランキング・にほんブログ村へ PVアクセスランキング にほんブログ村 人気ブログランキング
良ければクリックをお願いします。
最新記事
カテゴリ
リンク
最新コメント
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR