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リンゼー・グレアム米上院議員、ガザのパレスチナ民間人がどれだけ死のうとイスラエルを支持し続けると明言。「制限なんて無い。」

 超タカ派の一人として知られる米共和党のリンゼー・グレアム上院議員は、2023/10/31に放送されたCNNのインタビューで、ガザのパレスチナ民間人がどれだけ死のうとイスラエルを支持し続けることを明言した。
Lindsey Graham Says No Amount of Palestinian Deaths Would Make Him Question Israel: ‘There Is No Limit’
Civilian casualties in Gaza don’t matter – top US senator
Lindsey Graham: ‘No limit’ to civilian deaths that would cause him to question Israel




 司会者のアビー・フィリップはグレアムに次の様な質問を重ねた。

 「難民が居て、人々が暮らしていて、子供達が居る人口密集地域に爆弾を投下することは許されますか?」

 「あなたにとって閾値は有りますか?」

 「米国政府には『民間人の犠牲については一寸控えましょう』と言う様な閾値が必要だと思いますか?」

 「戦術に疑問を持ち始める地点は有りますか?」

 米国の御用メディアの代表格の様なCNNが現役の公人に対してこうした疑問を投げ掛けたこと自体は賞賛に値することだ(同じ質問をポロシェンコやゼレンスキーに対して行うことは決して無いだろうが、ドンバスでのジェノサイドについては隠蔽することで超党派で合意が成立しているウクライナ戦争とは違って、ガザでのジェノサイドは公にしても構わないと云う力学が働いているのだろう)。

 だがグレアムはこれらの質問にはっきり「ノー」と答えてこう発言した。

 「いいや、第二次世界大戦後、誰かが我々にこう尋ねたとしよう、『日本とドイツが世界を征服しないようにするにはどうすれば良いか、制限は有りますか? ユダヤ人を殺戮しようとしている連中に対してイスラエルが取るべき行動に制限は有るのでしょうか?』答えはノーだ。制限なんて無い。

 まぁやらなければならないことは有ります。スマートにやれってことです。民間人の犠牲者は出来る限り最小限に抑えましょう。罪の無い人々を守る地域に人道援助を与えましょう。私もそれに賛成です。しかし、イスラエルは自国民に紛れ込んでいるハマスを攻撃したことで謝罪しなければならないと云う考えは止めるべきだ。目的はハマスを滅ぼすことだ。 こうした犠牲者を生み出しているのはハマスであってイスラエルではない。」




 つまり彼の論理に従えば極端な話、イスラエル軍がガザに住む200万以上のパレスチナ人を全員虐殺したとしても、それはハマスのテロ攻撃に対する正当な自衛権の行使の範疇内だ、と云うことになる。このあからさまに差別的で極めて過激な姿勢は米国政府の方針と共通している。この状況でハマスを非難し、イスラエルの自衛権を強調すると云うことはそう云うことだ。

 日本人は米帝の属国である自国の政府がジェノサイドを支持する側、歴史の間違った側に立っていることを自覚すべきだろう。

 日本は東南アジアに於ける西洋の「不沈空母」であると云う点ではイスラエルと同じだ。だが目的追求の為には民間人がどれだけ死のうと構わないと米帝のタカ派から思われている点ではパレスチナ人と同じだ。今の日本人の大多数は自分達は基本的に差別する側であって差別される側ではないと云う偽善的な安心感の上に暮らしているのだろうが、帝国秩序の下で暮らしている限り、差別の矛先は何時自分達に向けられるか判らないと云うことも自覚すべきだろう。帝国に友人など居ない。その時々で様々に利用出来る相手が居るだけだ。

 Twitterでウクライナ政府の公式アカウントがヒロヒトをヒトラーやムソリーニと同列に並べた時、日本政府が抗議して在日ウクライナ大使館が謝罪文を投稿すると云う珍事態が起こったが、いやあんた、日本はナチス・ドイツやファシスト・イタリアと同盟を組んでいたのをお忘れか。諸外国の人々から見ればそりゃヒロヒトは一応日本の指導者であり主権者=最終責任者であると云うことになっているのだから、ヒトラーやムソリーニと同列に並べたがるのは当然でしょうよ。日本国内で幾ら「天皇なんてのはお飾りに過ぎない」などと昭和天皇の責任逃れの主張を繰り返してみたところで、部外者からしてみれば、じゃあ日本の軍国主義は一体誰の責任なの?と云う話になる。誰だろう。お飾りだろうが何だろうが、責任者ってのは責任を取らなければいけない場面で責任を取る人のことじゃないの? A級戦犯達も全員自分の責任を否定しているし、この国の真の主権者は「空気」とかだろうか(つまり日本に西洋的な意味での主体としての「個人」は存在しない)? この辺の責任の所在を逆コースの隠れナチ体制の下で徹底的に曖昧にした儘、この国は偽りの「平和国家」を自称して来た訳だが、その結果、今また歴史の間違った側に付いてドンバスやガザでのジェノサイドを支持しているのだとしたら、これははまぁ、笑えない話だ。皮肉を言う気にもなれない。ファシズムは1945年に死んだどころか今でもピンピンしていて、最早反共プロパガンダのマントの裏に隠れる気すら無い。この光景は見えている人には昔っから見えているのだろうが、見えていない人には恐らく一生見えないのだろう。

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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
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