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バイデンは斬首された子供達の画像を実際には見ていなかった

「ハマスが子供達の首を切った」とする疑惑について、ニューヨーク・ポストとビジネス・インサイダーの記事をベースに纏めてみた。この疑惑は嘘を吐く動機を煽れんばかりに持っている関係者達の証言だけで成り立っており、物理的な証拠は一切無い。
Biden did not actually see ‘confirmed pictures of terrorists beheading children’ as he claimed, WH clarifies
The White House is walking back Biden's statement that he saw photographic evidence of beheaded children


 2023/10/07に勃発した新たなハマス・イスラエル戦争に於ては、当然の様に大量のフェイクニュースやフェイク画像/映像が出回っている。X(前Twitter)やfacebook等のソーシャル・メディアで出回っている分に関しては私は現在アカウントを使えないのでチェックしていないのだが、主流メディアの方にも随分嘘が広まっている様だ。



バイデンは斬首画像を見てはいなかった

 有名なのは10/11バイデン米大統領がユダヤ人コミュニティの指導者達に向けて語ったのこの発言だ。「テロリスト達が子供達を斬首している写真を実際に見たり、確認したりすることになるとは思ってもいませんでした。」

Biden Red-faced Amid Israel-Hamas War; White House Clarifies On 'Beheaded Babies' Claim


 これはイスラエル側が、ハマスが40人の赤ん坊と子供を殺害し、何人かの首を刎ねたと発表したことを受けてのことだった。

 だが、後にホワイトハウス報道官は、大統領も米国当局者達も、首を切られた子供達の映像を見たり、独自に確認された報告を聞いたりしたことは無いことを認めた。

 国家安全保障当局者はナショナル・パブリック・ラジオに対し、バイデンがこの発言をしたのはイスラエルのメディア報道に言及していたと語った。


 またCNNに拠ればホワイトハウス当局者は、バイデンも政権メンバーもこれらの画像を見たことは無く、バイデンはイスラエル当局者のコメントやメディアの報道に言及していると述べた。

 ではイスラエル当局者やメディアは何と言っていたのだろう。



斬首疑惑報道

 乳幼児斬首疑惑は10/10にテルアビブに本拠を置くi24NEWSのテレビレポーター、ニコール・ゼデクが初めて報じたもので、翌日のラジオ・インタビューで、自分の報道がこれ程早く広まったことに最初は感謝したと語った。


 同10/10遅く、イスラエル国防軍報道官ニル・ディナール少佐はインサイダーに対し、イスラエルとガザの国境近くのクファル・アザ・キブツでイスラエル兵が首を切られたものも含む乳児の遺体に遭遇したと語った。ディナールは「数字は確認出来ない」としながらも、キブツでの状況を「ISISのやり方で残忍に屠殺された」と表現した。だが、インサイダーはこの主張を独自に検証出来なかった。

 10/11になると、この陰惨な主張の証拠を提出するよう圧力を掛けられたディナール氏はインサイダーに対し、IDFはこの主張をこれ以上調査するつもりは無く、そうすることは「死者に対して失礼」になると発言した。
 
 「我々は遺体の状態を調査するつもりは無いし、仮に調査したとしても、民間人や乳児の遺体の状態について公にコメントするつもりは無い。」

  そしてこの主張は、兵士達が彼や他の軍関係者に伝えた内容に基付いていると述べた。


 「遺体を扱ったその兵士がそう主張していたと云うことだ。それを読者に知って貰いたい」とディナールは述べた。「証拠は無いし、探してもいない。」

 尚、この「証言」を行った兵士の正体については、グレイゾーンが、「パレスチナ人の村を『一掃』する為に暴動を扇動したイスラエル入植者の指導者」であると暴いている。

 またイスラエルのネタニヤフ首相の報道官タル・ハインリヒは、クファル・アザのコミュニティで乳児と幼児が「首を切られた」状態で発見されたと発表した。

 同日、イスラエルのボランティア民間緊急対応組織ザカの職員ヨッシ・ランダウは、首を切られた子供や乳児の遺体を直接見たと証言した。

 10/12にはイスラエル国防軍がソーシャル・メディアに投稿した動画でこの話を広めた。


 同じく国防軍がオンラインで流布した不快な画像では、イスラエル人の子供のものだとされる血塗れのマットレスが描かれていたが、遺体は写ってはいなかった。




結論

 つまりこの疑惑は御用記者や軍関係者の「証言」のみで成り立っており、物理的な証拠は一切無い話なのだ。

 「カダフィが兵達にバイアグラを使って集団レイプをやらせた」や、「イラク兵達が保育器から赤ちゃん達を引き摺り出して床に叩き付けた」等の、証言のみに基付いて人道危機が捏造され、それを口実として「人道的介入」と称する軍事介入により本物の人道危機が引き起こされた過去の数々の事例を覚えている人であれば、こうした情報には当然警戒感を抱くべきだし、そうした情報の流布には積極的に反対すべきだろう。
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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
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