fc2ブログ

欧州諸国は親パレスチナ集会を制限

ロンドンのアナドル通信社の記事に多少補足を加えた。欧州諸国政府はイスラエルによる国家テロは棚に上げ、イスラエルの無謬性に対して異論を唱える者を許さない。

 西洋諸国は日頃言論や集会の自由は生存や生活の権利に優越する至上の権利であるかの様に言い立てて他国を非難し、それに乗じてカラー革命工作員を世界中の国々に潜り込ませたりしているが、いざ自分達の覇権に関わる様な事態ともなると、そんなものはいとも簡単に切って捨てる(COVID-19パンデミック詐欺やウクライナ戦争等もその好例だ)。「西洋諸国では言論の自由が保障されている」と本気で信じているのは、自分の頭を使って動いたことが無く、従って検閲済みの情報に疑問を抱いたことが無い人だけだ(「動かない者は、鎖で縛られていることに気付かない(ローザ・ルクセンブルク)」。
European countries restrict pro-Palestine rallies



 2023/10/07のハマスによる奇襲攻撃を受けて、イスラエルはガザ地区を封鎖して兵糧攻めにし、更に空爆を加えた上、10/12にはガザ北部の住民110万人に対して、24時間以内に南部へ退避せよとの到底実現不可能な無茶苦茶な要求を出した。その後も封鎖と空爆は続けられ、生き残った200万人以上のパレスチナ人達は水、食料、電気、燃料、その他の重要な物資の不足を経験している。

 そんな中、欧州諸国は親パレスチナ集会に制限を課し始めた。他方、親イスラエル・デモは何の規制も禁止もされておらず、政府当局者達も積極的に集会に参加し、支持を明確に表明している。

 各国の状況は以下の通りだ。



大英帝国(そもそもイスラエルを創った国)

 10/10、スエラ・ブレイヴァーマン内務大臣は、「テロ行為を美化する」目的でパレスチナ国旗を振ったり、パレスチナに特有の自由のスローガンを唱えたりすることは、治安法に基付き違法となる可能性が有ると示唆して物議を醸した

 10/14の行進では警官隊との衝突が起こり、警察官9人が負傷し、抗議者15人が逮捕された。
Palestinian and Israeli supporters clash in London

Thousands in London rally in solidarity with Palestinians


 また10/16には、元駐ウズベキスタン英国大使で人権活動家のクレイグ・マレーが、アイスランド国会議事堂の外で行われた親パレスチナ抗議活動に参加して帰還した後、ハマスとヒズボラを支持したことが「テロ対策法」に違反するとして拘束された。





フランス

 10/12、フランスは公共の秩序を脅かすとして全ての親パレスチナ・デモを禁止すると発表した。

 ジェラルド・ダルマニン内務大臣は地方知事に宛てたメモの中で、今回のデモは「公共の秩序を乱す可能性が高い」と述べ、主催者は逮捕されるべきだと付け加えた。

 パリ警察は治安への懸念を理由に、予定されていた2件の親パレスチナ・デモを禁止した。

 リヨンとマルセイユでは禁止にも関わらずデモが実施され、警察がパレスチナ国旗を掲げたデモ参加者を解散させる為に催涙ガスを使用したとの報告も有る。
French police fire teargas to disperse banned pro-Palestinian protest

Pro-Palestinian Protesters Demonstrate In Paris Despite France Govt Banning Pro-Palestinian Protests




ドイツ

 10/11にベルリンで予定されていたパレスチナとの連帯集会は、公共の安全への懸念を理由に認可されなかった。その後代替デモが実施されたが、これはベルリン警察によって強制的に解散させられた。他にも幾つかのデモがドイツ各地で行われたが、一部は許可され、一部は許可されなかった。

Berlin Police Block Pro-Palestinian Rally After Authorities Ban Pro-Palestinian Demonstrations

Germany: Pro-Palestine rally in Munich dispersed


 10/12にはショルツ首相が、ドイツは親パレスチナ団体サミドゥンに対する如何なる公的支援も禁止すると発表した。



オランダ

 08/08に幾つかの親パレスチナ・デモが実施された翌日、マルク・ルッテ首相は政府庁舎にイスラエル国旗を掲揚し、市長達が親ハマス・デモに介入することになると発表し、抗議活動中の反ユダヤ主義的な表現や親ハマス的発言に懸念を表明した。

 活動家達はガザ地区住民との連帯を表明するデモをアムステルダムで予定していたが、政治的圧力によってルートを変更せざるを得なかった



ヨルダン

 10/12、イスラエル/パレスチナの隣国ヨルダンは、パレスチナ自治区との国境付近での抗議活動を禁止した。内務省は声明で「ヨルダン渓谷や国境地域での集会やデモの呼び掛けは禁止されている」、「ヨルダン軍はその保護と治安維持に責任を負っている」と述べた。

 にも関わらず10/13には約500のデモ参加者達が国境へ向かい、警察が催涙ガスで制止した。他にも幾つもの大規模でもが行われているが、ヨルダン人の間ではイスラエルと国交正常化した自国の政府に対する不満は以前から高く、1994年の和平条約はイスラエル占領地に国家樹立を求めるパレスチナ同胞の権利を売り渡すものと見做されている。
Demonstration in support of Palestine in Jordan

Jordan disperses pro-Palestinian protesters
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

全世界にまともな人々が存在する。

 日本ではパレスティナ系の奴らが抗議集会を繰り広げ逮捕されています」と報道され、あたかもパレスティナ支持のデモがパレスティナ人だけによって実施されているかのように情報操作しています。
 アメリカでは、国民の過半数がイスラエルの報復を支持していますし、アメリカは実際に報復を正義と考えていますから本当にそう国民レベルが考えているのでしょう。
 けれども、カナダやフランスなどでも、白人までがイスラエルを非難している方が大勢おられますから、日米英は別として、まともで良心的な人が存在すると言う事です。
 日本のメディアすら、イスラエルによる虐殺は積極的には支持していないようです。
プロフィール

川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
全体像が知りたい場合は「カテゴリ」の「テーマ別スレッド一覧」を参照。

ブログランキング
ブログランキング・にほんブログ村へ PVアクセスランキング にほんブログ村 人気ブログランキング
良ければクリックをお願いします。
最新記事
カテゴリ
リンク
最新コメント
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR