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カナダのナチ記念碑問題(要点)

テイラー・C・ノークス氏の記事の要点。カナダにはナチスの戦犯を記念した像が立っており、カナダでは、ファシストやナチスの協力者達は、「共産主義の脅威に抵抗した愛国者」と云う扱いになっている。
Canada’s Nazi Monument Problem
 



 何度も指摘していることだけれども、1930年代には今の「自由民主主義陣営」とやらにはナチやファシストの支持者や協力者はそこら中にウヨウヨしていた訳で、カナダのエドモントンには、ウクライナのナチで数多くのテロや暗殺を指揮したロマン・シュヘーヴィチ(写真前列左から2番目)の記念碑が立っている。

 2022/10/14、エドモントン警察は、独立ジャーナリストのダンカン・キニーを、この像に「本物のナチス」とスプレーで落書きしたと主張して起訴した(本人は無罪を主張している)。

 像は以前にも何度か悪戯されており、エドモントン警察の基準では、これは「ヘイトクライム」に該当するらしいが、シュヘーヴィチは、ポーランド人、ユダヤ人、ベラルーシ人、ロシア人、更には他のウクライナ人(特に赤軍と同盟を結んだ共産主義パルチザン)を含む数万人の死に対して責任が有る、歴とした大量殺戮者だ。

 因みにこの記念碑の近くの聖ミカエル墓地にはSS第14武装擲弾兵師団に捧げられた記念碑が立っている(2枚目の写真)。

 そしてオタワでは「共産主義の犠牲者を追悼する」記念碑なるものが建設中だが、シュヘーヴィチの名はここに記載されるリストに含まれていた。

 彼の他にも、ファシストやナチスの協力者達は、「共産主義の脅威に抵抗した愛国者」と云う扱いになっているらしい。

 この記念碑は多くの政治家達から支持を得ており、代表的な名前を挙げておくと、

 ・ジャスティン・トルドー首相
 ・元緑の党党首エリザベス・メイ
 ・元新民主党党首トム・マルケア
 ・元連邦司法大臣アーウィン・コトラー
 ・前首相スティーブン・ハーパー
 ・アルバータ州首相ジェイソン・ケニー
 ・上院議員リンダ・フラム
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