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リビアの壊滅的な洪水は、NATOの水インフラ爆撃によって引き起こされた(要点と補足)

2nachekiの最新アフリカ・ニュースの報道の要点と補足。2023/09/10〜11の大雨によって引き起こされたリビアの洪水には、NATOの戦争犯罪もその責任の一端を負っている。
Libya Devastating Floods Caused by NATO Bombing of Water Infrastructure




 2023/09/10〜11の大雨によって洪水に見舞われたリビアではダムが決壊し、近隣の住宅街を丸ごと飲み込んだ。

 「カホフカ・ダムの破壊もロシアがやったんだろう」と信じている人なんかはもう忘れてしまったか、或いはそもそも知らなかったかも知れないが、2011年に人道危機をでっち上げて「人道的介入」と称して無差別爆撃を行った際、NATO軍は意図的に水インフラも破壊している。勿論悪質な戦争犯罪だ。

 NATOの「オデッセイの夜明け作戦」では、国営の重要な水設備も標的にされた。その中にはGMR (Great Man-Made River)水供給プロジェクトに使うパイプ工場のひとつ(国内に2つしか無い)も含まれていた。これはリビア南部の帯水層から水を輸送して、人口の70%に届けると云う独創的な灌漑プロジェクトだった。


 これは基本的には民生用のインフラであり、NATOは直接・間接的に人々の大量死を齎すことを承知しながらこれらの設備を破壊した訳だが、これは戦争犯罪であるだけでなく、ジェノサイド的戦略と呼べるものだと、アフリカのアナリスト、マイケル・オマレ氏は言う。

 大雨の水が南部の砂漠の下のヌビア砂岩帯水層に誘導されていたら、洪水は避けられたか、少なくともここまで被害は拡大しなかっただろう。だがパイプ・インフラはNATOによって破壊されてしまっていた為にそれは不可能だった。

 2011年のNATO爆撃以来、リビアはまともに機能する国家システムが崩壊してしまった訳だが、現政府は洪水を受けて緊急事態宣言を発令し、学校や店舗の閉鎖、3日間の喪、門限等の措置を命じた。

 西洋大手メディアは例によって、災害に際してNATOの戦争犯罪が与えたであろう影響については一言も報じていない。中には厚かましくも、内戦の(つまりリビア人の)所為にしている記事も有るが、そもそもNATOが元々統治の難しいリビアを纏め上げていたカダフィ大佐を処刑しなければ、内戦など起こることも無かったのだ。



追記:Twitterで見付けた関連投稿。


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川流桃桜

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