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コンスタンチノフカのミサイル攻撃はウクライナ軍による偽旗作戦だ

 これまで西洋メディアはロシア軍はウクライナで戦争犯罪を繰り返して来たと云う報道を大量に繰り返して来た。西洋の一般市民の大多数の間では「ロシアの戦争犯罪」は最早疑うことの出来ない確定した事実なのだろう。垂れ流されている偽情報は余りにも膨大なので、私もとても全てはフォローし切れないのだが、主要なものについては出来る限り検証可能な事実に基付いてデバンキングを行って来たつもりだし(例えば以下)、どうしてそれらの報道を疑うべきなのかの理由も説明して来た。
 原発への攻撃
 ノルドストリームの破壊
 マリウポリの蛮行の真相
 ブチャの虐殺の真相
 クラマトルスク駅のミサイル攻撃の真相
 ドニエプルのアパート破壊の真相
 ケルチ橋の爆破
 カホフカ・ダムの破壊の真相
 ドンバスの真実
 マイダン・クーデターその他



 「ロシアの戦争犯罪」と主張されるものの中でも、2023/09/06にロシアのドネツク州のコンスタンチノフカで起こったミサイル攻撃は偽旗作戦であると云うことが割と簡単に説明出来そうなので、その真相を暴いた解説を紹介してみる。

 背景を簡単に再確認しておくと、ドネツク州はロシア語話者、つまりキエフが「親ロシア派」であり「テロリスト」と呼ぶロシア語話者が住民の大多数を占めている地域であり、2014年にマイダン・クーデターに反対して以来一貫して、キエフのジェノサイドの標的とされて来た。またキエフはここはウクライナの領土だと主張しているが、住民達の圧倒的大多数は2022年9月の住民投票で、ここはロシアだと主張した。因みに国連憲章に謳われた人民自決の原則に従うなら、或る土地がどの国に属するかを最終的に決定する権利を持っているのは、政府ではなく人民自身である筈だ。従ってロシア側には守るべき自国の領土であるここを攻撃する理由は全く無いが、キエフ側には有るし、十分な前科も有る。

 英語で良ければ動画版解説はこちら。
Ukrainian Soldiers REVOLT Against Military Leadership


 先ず、爆発の瞬間の現場の動画を観て判るのは、ミサイルが着弾する一瞬前に、道路に居た地元住民達はウクライナ国軍が管理するドルシコフカの方向(緑色のマーク。画面右下)の空を見上げ、そこから物体が飛んで来る(オレンジ色でマーク)。宝石店(青でマーク)の近くで空中爆発が起こっているが、これは従来のミサイルや、発射体、航空爆弾ではなく、対空ミサイルや対レーダー・ミサイルに見られる特徴だ。

 ドルシコフカとクラマトルスク(共にドネツク州)の住民達のチャットでは、航空機が飛んでいたとの報告も有る様だが、前線までの距離は30km以上有るので、これは明らかにロシア機ではない。他方ウクライナ軍の航空機は、コンスタンチノフカで既にAGM-88 HARMミサイルの発射を行って失敗している。

 従って、恐らくは航空機から発射されたウクライナのミサイルが、ウクライナ国軍が管理するドルシコフカから飛行してコンスタンチノフカのツィオルコフスキー通りに沿って進み、宝石店近くの地上で爆発したと考えられる。


 コンスタンチノフカの事件現場に残された破片も、タングステンまたは鋼球から出来ているAGM-88 HARMミサイルではないかとの疑いを更に裏付けている。また構造的損傷が最小限であり、道路の表面には衝撃の痕跡が全く無いので、空中炸裂/曳火(air burst)が起こったのだろうと断言出来るが、ロシアのミサイルであれば全く異なった光景になっていただろう。


 そして通りに駐車されている車のルーフには、ドルシコフカ方向から飛来するミサイルの影が映っている。ほんの一瞬なのでよくよく注意して見なければ判らないのだが、ミサイルがどう考えてもウクライナ領土方向から飛んで来たことを証明している。


 興味深いことに、この映像を報じたAP通信の記事の動画からは、この影は消えている。つまりAP通信はオリジナルの映像を改竄し、この攻撃がウクライナ軍の犯行であると云う決定的証拠を隠滅した上で、ロシア軍の犯行であると主張しているのだ。AP通信は西洋の国際報道の最も重要なソースを成す3つの通信社の内のひとつであるので、この件に関する西洋大手メディアの報道は基本的に全て、改竄されたフェイク映像を流していると考えて良い。
Russian missile turns Ukrainian market into fiery, blackened ruin strewn with bodies


 
 因みにこの事件の同日だと思うが、ウクライナの予備兵力の第46旅団の僅かな生き残り達が、自分達の上官であるロギノフ・オレクサンデル少佐が、砲撃の嵐の中に(何の戦略的目標も無く)只突撃させていると非難する動画を投稿している。そしてウクライナ兵達を無意味に挽き肉に変えるだけのこんな犯罪的な命令を下した上官は、「ロシアの為に働いていると云うのが我々にの見解である。スラヴァ・ウクライニ!」と主張している。キエフ/西洋が崇高な大義の為に戦っているのはTV画面の中だけでだが、物理的な現実は真逆を示している。彼等はウクライナ人を、民間人だろうと軍人だろうと、無意味に殺戮している。2014年以来ずっとそうだった様に。「ウクライナ人がウクライナ人を殺す筈が無い訳がないじゃないか」と主張する人は単に無知なだけだ。2014年以来ドンバスでどんな血生臭い殺戮劇が繰り広げられて来たかを学んだ上で改めて状況を見直してみるべきだろう。本当に戦争に反対したいのであれば、「そんなのTVでやっていなかった」など言い訳にならない。
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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
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