fc2ブログ

イラク戦争の見方を変える3人の人物(要点)

イラク戦争について、通常語られる悪党はブッシュ、チェイニー、ラムズフェルド等だが、国家としてのイラクを破壊するのに貢献した極悪人は他にも居る。ここでは3人の人物を取り上げて解説している。
This will change how you think about the Iraq War.



 第一次イラク侵略と第二次イラク侵略の間に、国家としてのイラクを破壊した主犯は3人。

 ・ウィリアム・デプイ将軍:ヨム・キプール戦争でのイスラエル軍の華々しい勝利を参考に、米国の軍事ドクトリンを書き換え、「中程度の戦争」の概念を発明した。その最初の適用例が第一次イラク侵略(湾岸戦争)で、これは成功した。だが第二次侵略では「ヴェトナム(での敗北)の亡霊」に取り憑かれて視野狭窄に陥った米軍は戦略目標を見失ってしまい、イラクの戦闘能力の破壊と云う作戦目標に執着して、イラクの国家と呼べるものを全て消し去った。

 ・ビル・クリントン大統領:第一次イラク侵略(湾岸戦争)後、イラクに武装解除を命じる国連決議(当時は中国もソ連も賛成票を投じた)を遵守させると云う当初の目的が果たされた後も、レジーム・チェンジを目的として制裁(経済的ジェノサイド)を続けることでイラク経済を破壊し、曲がりなりにもフセインを中心として成り立っていたイラクの国家体制を形骸化させた。

 ・ポール・ブレマー連合国暫定当局代表:米軍の侵略後に無法地帯と化したイラクに秩序を回復する為に任命されたジェイ・ガーナー中将が失敗した後、彼の後任としてイラクに着任したが、ガーナーやCIAの警告にも関わらず、フセイン派閥の粛清とイラク軍解体を強行した、その所為で不満を持った失業した大勢の軍人達が国中に溢れ返る結果になった。これによりイラク中に暴力と混乱が蔓延し、ISIS台頭の土壌を作ることになった。

 民主主義国家を作りたいのであれば、先ず最初に国家が存在しなければならないのだが、これら3名のしたことは全て、最終的に国家としてのイラクを崩壊させることに繋がった。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
全体像が知りたい場合は「カテゴリ」の「テーマ別スレッド一覧」を参照。

ブログランキング
ブログランキング・にほんブログ村へ PVアクセスランキング にほんブログ村 人気ブログランキング
良ければクリックをお願いします。
最新記事
カテゴリ
リンク
最新コメント
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR