痛み無くして穀物無し:プーチンの黒海復帰
ペペ・エスコバル氏の記事の要点。人道目的の筈の穀物回廊はロシア攻撃の為に軍事的に悪用されている。
No pain, no grain: Putin's Black Sea comeback
2022/10/29、ロシア黒海艦隊に対して、9機の空中ドローン、7機の海軍ドローン、米国製のRQ-4Bグローバル・ホーク水中ドローンが攻撃を行った。
攻撃は民間船を偽装して行われ、セヴァストポリのロシア基地のインフラのみならず、穀物回廊を護衛したロシア船をも標的にしていたが、ロシア国防省はこの件で英国が黒幕だと非難し、ノルドストリームを破壊したのと同じ部隊が動いたと主張している。
国連はこの攻撃に関して非難どころか「懸念の表明」さえしなかった。
国連安保理では西洋諸国は関与を否定はせず、単にロシア非難に終始した。
ロシアはこれを受けて、穀物協定を一時的に停止することをトルコに伝えた。
これによりロシア軍は、キエフ=トルコ=国連の協定を妨害すること無く、テロリストを無力化する為により自由に動ける様になった(穀物協定は実際にはロシアが関与するものとキエフが関与するものと、2つ存在することに注意。この辺をごっっちゃにすると大いに勘違いすることになる)。
ロシアが交渉のテーブルに戻るかどうかは、キエフが挑発を控えて合意を遵守するかどうかに懸かっている。
No pain, no grain: Putin's Black Sea comeback
2022/10/29、ロシア黒海艦隊に対して、9機の空中ドローン、7機の海軍ドローン、米国製のRQ-4Bグローバル・ホーク水中ドローンが攻撃を行った。
攻撃は民間船を偽装して行われ、セヴァストポリのロシア基地のインフラのみならず、穀物回廊を護衛したロシア船をも標的にしていたが、ロシア国防省はこの件で英国が黒幕だと非難し、ノルドストリームを破壊したのと同じ部隊が動いたと主張している。
国連はこの攻撃に関して非難どころか「懸念の表明」さえしなかった。
国連安保理では西洋諸国は関与を否定はせず、単にロシア非難に終始した。
ロシアはこれを受けて、穀物協定を一時的に停止することをトルコに伝えた。
これによりロシア軍は、キエフ=トルコ=国連の協定を妨害すること無く、テロリストを無力化する為により自由に動ける様になった(穀物協定は実際にはロシアが関与するものとキエフが関与するものと、2つ存在することに注意。この辺をごっっちゃにすると大いに勘違いすることになる)。
ロシアが交渉のテーブルに戻るかどうかは、キエフが挑発を控えて合意を遵守するかどうかに懸かっている。
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