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欧州の支配権を獲得する一世紀に及ぶドイツの計画は略出揃った(要点)

アンドリュー・コリブコ氏の論説の要点。ドイツは今や公然と第四帝国を追求している。
Germany’s Century-Long Plot to Capture Control Of Europe Is Almost Complete




 ドイツのエリート層は過去1世紀に亘って欧州の支配圏獲得の為に腐心して来たが、二度の軍事的大失敗の後は、一国主義を捨てて米帝主導の多国間主義の下でその覇権的野望を追求するのが得策であると信じるに至った。

 アメリカ帝国はドイツが独立した覇権国家になることを許さない為、超大国のジュニアパートナーとなることを選んだのだ。

 第二次大戦後や旧冷戦終了時には彼等は非常に慎重に振る舞ったので、多くの人々は、彼等が単に手段を変更しただけで目的そのものは放棄していないことに気が付かなかった。

 プーチンでさえ、2014年のマイダン・クーデター後にメルケルがミンスク合意履行を成功させる為に動いてくれると信じていた。

 彼等はずっと大きな安全保障危機の到来を待ち望んでいたが、ウクライナ紛争は正に絶好の好機だった。

 ショルツ首相は「欧州で最大の通常軍(conventional army)」を持つ計画を明らかにし、更に列強諸国に対抗する為にEU加盟諸国の拒否権を放棄すると云う提案を行った。

 モスクワはウクライナ紛争に於けるドイツの共謀にようやく気が付いた様であり、ラヴロフ外相も、ミンスク合意を殺したのはドイツとフランスであると非難した。

 彼等はこの目的を達する為に対ロシア制裁による大規模な経済的自傷行為すら受け入れた。

 ドイツは今や公然と第四帝国を追求しており、少なくともその事実が明らかになることによって、以前より予測は容易になった。
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川流桃桜

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