ドイツ人の大多数は、ウクライナに戦車を送ることに反対している———世論調査

2022/12/15に報道されたドイツの世論調査結果の要点。
Majority of Germans oppose sending tanks to Ukraine – poll



　2022/12/25に報道された世論調査結果では、自国のレオパルト2戦車をウクライナに引き渡すことに対して、反対が45、賛成が33%、はっきりしないのが22%だった。支持政党別の内訳は以下の通り：

　・緑の党：賛成50%、反対25%。
　・社会民主党（ショルツ首相が所属）：賛成41%、反対40%。
　・自由民主党：賛成33%、反対42%。
　・ドイツの為の選択肢（右派とされている）：賛成13％、反対76%。
　・左派党：賛成32%、反対52％。

　まぁ今のドイツは現役の外相が「有権者がどう思おうとも」ロシアに対する制裁を止めないと公言する様な民意を無視した国なので、政府が民意に沿った政策を行うかどうかは怪しいものだ。

　そしてNATOがウクライナ支援を止めなければこの紛争が終わることは無いのだが（NATOの支援が無ければ、ウクライナの軍事インフラの殆どが破壊された3月の時点で決着はついている）、戦争プロパガンダに洗脳された人々は、紛争を終わらせる決定権はロシアが持っていると思い込んでいる。