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ウクライナの孤児院は子供の人身売買の餌場だ(2015年)

 2023/06/11、OSCEの人道支援・監視任務に従事していたと主張するベラ・ヴァイマン氏が、ウクライナで子供の臓器売買が行われていることを内部告発する動画が出回って評判になった。これは信憑性が高い情報なのかどうなのか確認が取れなかったので、取り敢えず紹介だけに止めておくが、ウクライナに人身売買問題が存在することはこれ以外にも以前から指摘されている。
Vera Vayiman worked for the OSCE and said this about CHILD organ harvesting in Ukraine.




 2015年に、ウクライナに於ける子供の人身売買問題の報告書について報じた、ローリー・アハーン氏によるハフィントン・ポストの記事は次の様に纏めている:
Ukraine Orphanages Feeder for Child Trafficking
No Way Home2015



 孤児院に現金や物品を寄付したり、児童養護施設やその他の施設の建設や改修を行ったりする政府、信仰団体や教会、援助機関、ボランティア・ツーリストは、意図せずして人身売買に資金を提供している可能性が有る。

 貧しく障害を持った子供達は、家族や地域社会から隔離され、目の届かない所に置かれ、人身売買業者や小児性愛者のカモになっている。そして極悪非道なスタッフが、捕えられた子供達を商品とする倒錯的な取引の受益者となることがよく有る。

 私の団体、障害者の権利インターナショナル(DRI)は、施設で暮らす子供達の窮状に関する3年間の調査を経て、最近、「家に帰れない:ウクライナの孤児院に於ける子供達の搾取と虐待」と云う報告書を発表した。
No Way Home The Exploitation and Abuse of Children in Ukraine’s Orphanages

 DRIは、こ人身売買の中心地として知られるこの国で、子供達がセックス、労働、ポルノ、臓器を目的として人身売買されるリスクに曝されている事実を発見した。

 これらの施設には約82,000人の子供達が暮らしていると言われているが、確かなことは誰も分かっていない様だ。ウクライナの活動家の中には、その数を20万人に近付ける者も居る。

 2014年の米国国務省の人身取引報告書では、「孤児院や危機管理センターに居る子供達は、依然としてウクライナ国内で、特に人身売買の被害に遭い易い」と述べられている。

 DRI は、孤児院内で性暴力、虐待、強姦が横行していることを発見した。ウクライナの人身売買防止団体に拠ると、子供達はセックスや労働目的で孤児院から直接募集されることが多い。

 「孤児院内では大規模な性的虐待が行われています………ですからこれが、子供達が大人になる前から性的搾取に巻き込まれる要因となっているのです。子供達は既に性的虐待に慣れています」とウクライナの人身売買対策専門家は語った。

 児童ポルノの制作者は獲物を求めて孤児院に直行する。 そして、施設に収容されている障害の有る子供達は、特に臓器目的で人身売買される可能性が高い。ダウン症の新生児を持つ祖母は、臓器を得る為に赤ちゃんを売ればお金が手に入ると医師に言われた。

 オデッサの孤児院で育ったマリアさんは、15歳の時に命の危険を感じて逃亡した。

 「子供達は建物の裏の森に入って消えてしまうのです」と彼女はDRIに語った。「毎年10人から12人の子供が行方不明になっていました。私達は強姦犯か殺人犯の仕業だと思いました。何人かの子供が死体で発見されましたが、何も行われませんでした。スタッフは『何故?」と尋ねませんでした。」

 悪名高い第5孤児院では、施設の地下で「サウナ兼マッサージパーラー」が運営されており、そこでは子供達がセックス目的で売買されていた。この事業は2012年に閉鎖されたが、孤児院は現在も運営されており、犠牲者の多くは今でもそこで暮らしている。

 障害を持つ子供達は、孤立とネグレクトの生活を強いられ、16歳位になると成人の精神科施設や養護施設に移送され、そこで亡くなるまで過ごすことになる。障害が殆ど、或いは全く無い人達は「卒業」することになるが、自分で人生に立ち向かう準備が出来ていない。彼等は特に、通りを出て直ぐ人身売買の被害に遭い易い。孤児院を出る時に人身売買業者が孤児院のドアの外で待ち構えていることもよく有る。

 DRIはオデッサとキエフの元孤児院の住民達にインタビューを行ったが、その多くは路上や下水道で暮らしていた。彼等は孤児院で暮らしていた子供時代に受けた性的・身体的暴力、殴打、強制労働について語った。

「私はレイプされ、自分より年下の他の少年達をレイプしました。そのことについては話したくない」と孤児院卒業生の一人は語った。

 「孤児院に居た私の友達がレイプされましたが、警察は来ませんでした。スタッフが怖いので孤児院から逃げて来た孤児達を、路上で大勢見掛けます」と別の女性は語った。

 孤児院の卒業生達は、孤児院が所有する農場で、1日最大12時間も畑仕事をしなければならないことに不満を漏らした。 割り当てられた仕事を拒否すると殴られた人も居れば、スタッフの家で料理や掃除をする為にスタッフと一緒に送られた人も居た———全て無給だったそうだ。

 孤立した孤児達から生み出される収入の流れは、所謂ボランティア・ツーリズムや孤児休暇(orphan vacation)にまで及んでいる———これは、善意の西洋人が金を払って孤児院で数週間ボランティア活動をしたり、休暇の為に孤児院から自宅へ子供を連れて行ったりする、非常に疑わしい、規制を受けていないプログラムだ。
 
 只でさえ情緒的に脆い子供達に邪魔されずに会うことを許してしまうと、彼等を人身売買業者や小児性愛者に更に曝すことになる。DRIは、家庭訪問も身元調査も無しに、2,900ドルを払ってウクライナ人の孤児の少女2人を受け入れた或る米国人家族にインタビューした。

 世界中で、孤児院や施設で子供を育てる上での多くの危険や影響を記録した社会科学や子供の権利の研究は無数に無数に有る。そして、孤児院で暮らす子供達の人身売買はウクライナだけの問題ではなく、グローバルな問題だ。

 意図的にそうした凶悪犯罪を支援しようとする寄付者は居ない。しかし、資金の流れが孤児院への資金提供ではなく、弱い立場の家族を支援することに向けられるまでは、正にそれが行われているのだ。



 以上、実に胸糞の悪くなる内容の記事で、私も翻訳していてひたすら苦痛でしかなかったが、2022年以前、或いは2014年以前に既にウクライナがどう云う状況だったのか知ってくれる日本人が一人でも増えることを願ってここに紹介してみた。

 またこれは子供相手ではないが、西洋諸国が「共産主義の独裁者と戦う自由の闘士」と称賛したコソボ解放軍のメンバーが関与する性的人身売買、強制売春の犠牲になった女性達が、主にモルドバ、ブルガリア、ウクライナからセルビア経由でコソボに輸入され、コソボを軍事占領しているNATO軍兵士達の相手をさせられていた事例も報告されている。

 経済自由化と新自由主義政策の波によって西洋諸国に経済が食い荒らされ、社会主義路線が崩壊したことによって公共セクターが機能不全に陥り、ウクライナ人の苦しみを益々深めて抉ることしかしないナチスが白昼堂々跋扈する様になったウクライナについての悍ましい報告は他にもまだまだ存在する。
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川流桃桜

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一介の反帝国主義者。
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