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トルコ、シリア北東部から米代理軍を排除する動き(要点)

労働者連盟の記事の要点。西洋離れを進めるトルコは、微妙なバランスを保っている。
Turkey Moves to Clear North Eastern Syria of US Proxy Forces



 トルコの状況はウクライナと似ていなくもない。

 少なくとも2012年以降、トルコ国家によるクルド人の弾圧は行われていないが、米帝代理勢力のPKK(クルディスタン労働者党。ウクライナのナチのアゾフ大隊の様な存在)が弾圧を理由として分離主義を掲げ、爆破テロや子供の誘拐、物資強奪、インフラ妨害等を行っている。

 これは中東を不安定化させる西側の帝国主義プロジェクトの一環だ。

 トルコはシリアに安全地帯を導入することを計画しており、これが成功すればシリア難民は故郷に安全に帰還することが出来る。

 以前にトルコによって解放された地域は、トルコ、ロシア、シリアの軍で構成される合同パトロールの管理下に有るが、同様の動きを国際社会は支援すべきだ。



 トルコは一応まだNATOに加盟してはいるが、フィンランドとスウェーデンの新規加盟には反対しており、2016年にギュレン一味=CIAがエルドアン首相に対してクーデターを企ててからは西側との関係は悪化している。

 これを象徴するの外国に負っている公的債務の割合(グラフのオレンジの線は発展途上諸国、青い線はトルコ)で、2016年以降急速に低下していて、現在は殆どゼロ。


 トルコ政府は自国の帝国主義的略奪に反対しており、トルコの西側帝国主義経済からの離脱は既に相当進行している。
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川流桃桜

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