ドイツ軍は起こり得るロシアとの戦争に備えている：リークした内部報告書が明らかに（要点）

ベン・ノートン氏の記事。ドイツはロシアを仮想敵として世界第3位の軍事支出国になろうとしている。
German military preparing for potential war with Russia, leaked internal report reveals




　2022/11/14、ドイツの新聞シュピーゲルがスクープ。

　独軍が9月に作成した68ページの戦略文書には、ドイツが存亡の危機に直面していると書かれており、「ヨーロッパでの戦争が再び現実のものとなった」為に、抑止力の強化が必要だと説いている。

　独軍は過去数十年間小規模な特殊部隊に力を入れて来たが、今後は大規模な部隊の訓練が優先されることになる。

　ショルツ首相は8月にウクライナ代理戦争のエスカレーションを「転換点」と呼んだ。

　彼は年間500億ユーロの軍事予算に加えて、1,000億ユーロの「特別防衛基金」を創設すると発表し、連邦議会はこれを6月に承認したが、これによりドイツは米中に次ぐ世界第3位の軍事支出国となることになった。

　ドイツの軍事予算は2030年までに最終的に800億ユーロにまで増加すると予想されているが、この再軍事化の動きは超党派で支持されていて、反対しているのは左派党（Die Linke）だけ。

　ロシア軍の特別軍事作戦以降（も）、ドイツはNATOの展開やキエフ支援に熱心で、国内の貧困の増大を尻目に、ドイツは戦闘ドローンやヘリや戦闘機や潜水艇や装甲兵員輸送車や戦闘車両をあちこちで買いまくっている。