メルケル首相、ウクライナ和平合意は策略だったと認める(要点)
ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、ミンスク合意についてプーチン大統領を騙していたことを自白した。
Merkel confirms Ukraine peace deal was a ploy

2022/12/07、ドイツの前首相アンゲラ・メルケルはツァイト誌のインタビューで、2014年9月のミンスク合意は、ロシアの軍事力に対抗出来ないウクライナに対して「時間を稼ぐ為の試み」であると発言した。
ミンスク合意はロシアを騙す策略であって、合意を履行する意思など最初から無かったと云うことだ。
ウクライナを犠牲にしてロシアに対して代理戦争を仕掛けるのが既定路線だったことが、当時者の一人の口からまた再確認された訳だ。
これはウクライナの前大統領ポロシェンコが2015年に国内の聴衆に向けて語ったことや、2022年7月にドイツメディアのインタビューで語ったことと一致している。
メルケルはまた「冷戦が本当に終結したことは無かった」と語り、それをロシアが基本的に平和的ではなかった所為にしている。
因みに再確認しておくと、キエフがミンスク合意を守ったことは一度も無い。ウクライナ議会に於てロシア語話者に対する差別や弾圧を撤回する様な法改正が行われたことは無く、ドンバスに対しては8年間殆ど休み無く砲撃が続いていた(2〜3月頃、ロシアの特別軍事作戦の開始を以て「ミンスク合意が破られた!」と主張する人達を見掛けたが、その人達は一体全体どう云う世界線で生きているのか、私にはサッパリ理解出来ない)。調停役を買って出たドイツやフランスも、キエフに約束を守らせようと働き掛けたことは無く、プーチンにオデッサの虐殺のことを持ち出された時、メルケルは単にこれを無視した。
Merkel confirms Ukraine peace deal was a ploy

2022/12/07、ドイツの前首相アンゲラ・メルケルはツァイト誌のインタビューで、2014年9月のミンスク合意は、ロシアの軍事力に対抗出来ないウクライナに対して「時間を稼ぐ為の試み」であると発言した。
ミンスク合意はロシアを騙す策略であって、合意を履行する意思など最初から無かったと云うことだ。
ウクライナを犠牲にしてロシアに対して代理戦争を仕掛けるのが既定路線だったことが、当時者の一人の口からまた再確認された訳だ。
これはウクライナの前大統領ポロシェンコが2015年に国内の聴衆に向けて語ったことや、2022年7月にドイツメディアのインタビューで語ったことと一致している。
メルケルはまた「冷戦が本当に終結したことは無かった」と語り、それをロシアが基本的に平和的ではなかった所為にしている。
因みに再確認しておくと、キエフがミンスク合意を守ったことは一度も無い。ウクライナ議会に於てロシア語話者に対する差別や弾圧を撤回する様な法改正が行われたことは無く、ドンバスに対しては8年間殆ど休み無く砲撃が続いていた(2〜3月頃、ロシアの特別軍事作戦の開始を以て「ミンスク合意が破られた!」と主張する人達を見掛けたが、その人達は一体全体どう云う世界線で生きているのか、私にはサッパリ理解出来ない)。調停役を買って出たドイツやフランスも、キエフに約束を守らせようと働き掛けたことは無く、プーチンにオデッサの虐殺のことを持ち出された時、メルケルは単にこれを無視した。
- 関連記事
-
-
ドイツ軍は起こり得るロシアとの戦争に備えている:リークした内部報告書が明らかに(要点) 2023/05/17
-
リーク:ドイツ政府のウクライナ戦争プロパガンダ・キャンペーン(要点) 2023/05/17
-
メルケル首相、ウクライナ和平合意は策略だったと認める(要点) 2023/05/17
-
EUから資金提供を受け、アフリカの移民を奴隷化するリビアの「ビッグ・ビジネス」———国連報告書(抄訳と補足) 2023/05/16
-
欧州での米国の秘密作戦によって引き起こされたブローバックの有名例(抜粋) 2023/05/16
-
スポンサーサイト