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マリでの国連作戦は詐欺だ。見てみろ、ドイツ人はワグナー部隊から逃げ出している(要点と補足)

マーティン・ジェイ氏の論説の要点と補足。マリはドイツ軍を必要としていない。ワグナーと違って、彼等は居ても役に立たない。
UN Operation in Mali Is a Scam. Just Watch the Germans Run From Wagner Troops



 2022/02/17、フランス軍はマリからの撤退を発表(2022/08/15に撤退完了)。

 2022/11/14、英国軍もマリからの撤退を発表

 2022/11/22、ドイツ軍もマリからの撤退を発表

 2023/05/03、ドイツ政府はマリでのミッションを2024年まで更に1年延長する準備を行ったが、これは下院の承認待ち。今後1,100人のドイツ兵は撤退し、ドイツ政府は「人道支援と開発援助の強化」に軸足を移す予定だと発表した。

 10年間、「テロ退治」を名目としつつも、そも目的を全く達成して来なかったマリでの国連の平和維持ミッション(国際連合マリ多元統合安定化ミッション/United Nations Multidimensional Integrated Stabilization Mission in Mali/MINUSMA)は、NATO陣営の撤退によって漸く終わりの目処が立ちつつある。



 実のところ、この国連ミッションはサヘル地域でのテロリストとの戦いには余り関係が無い。それは寧ろアフリカに於ける覇権についての、フランスの妄想的な考えを支援する取り組みだった。

 英国も最初はマクロン大統領とマリでテロと戦うフリをする為に300人の兵士を派遣したが、実際にやったのは現地のフランス企業を支援し、フランス人駐在員を保護することだけだ。
 
 フランスが追い出されてから英国も撤退した訳だが、ドイツはダンスが既に終わったことに気付くのがまだ少し遅れている様だ。

 ロシアと連携した軍事政権の領土で自軍が孤立しつつあることを、ショルツ首相は悟っていないのだろうか。ウクライナでの賭け金が高くなれば、マリにドイツ軍を駐留させ続けることは時限爆弾を抱えるも同然になる。

 下品な西洋大手メディアは、ドイツは軍政権などど仲良く出来ないなどと言っているが、そんな主張は勿論ナンセンスだ。マリ政権にとって重要なのは、ドイツ人がそこに居ても何の役にも立たないと云うことだ。

 ドイツ軍が西アフリカに居るのはテロリストと戦う為でも、テロリストが権力を掌握するのを阻止する為でもなく、マクロンの為なのだが、ドイツ人自身が自国民に、自国の軍隊がそこで何をしているのか説明出来ないのであれば、マリ軍政権との関係が上手く行っていないのは不思議な話ではない。

 マリ軍はワグナーと協力して、フリではなく本当にテロ退治をやっている。彼等に西洋の軍隊は必要無い。
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川流桃桜

Author:川流桃桜
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