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ポーランドの軍高官は、NATO-ロシアの代理戦争について幾つかの不都合な真実を明らかにした(要点と補足)

アンドリュー・コリブコ氏経由で知ったウクライナ戦争についてのポーランドの将軍の発言を2つ紹介する。彼はNATOの勝利を心底望んでいる様なので、「ロシアの工作員」などでは全くないが、他のNATOの軍人達よりもほんの少し、嘘や願望よりも現実に基付いて現状を説明している。
Poland’s Top Military Official Confirmed How Formidable The Russian Armed Forces Remain
Poland’s Top Military Official Shared Some Unpopular Truths About The NATO-Russian Proxy War
 後者の方は寺島メソッド翻訳NEWSさんが邦訳されていたので紹介しておく。
ポーランド軍トップが語るNATOとロシアの代理戦争に関する不評の真相




 ポーランドの陸軍参謀総長ライムンド・アンジェイチャク将軍はウクライナ戦争の状況について、基本的には西洋の公式の物語に沿った発言をしている様だが、2023年に入ってから2度、NATOの苦しい内情を打ち明ける発言を行っている。発表されたのはポーランドのメディアなので、殆ど知られていない様だが、紹介する価値は有ると思う。



 最初の発言は2023/01/18。因みに同日、西洋大手メディアはそれまでの「キエフの勝利は間近だ!」と云う(凡そ馬鹿馬鹿しい)路線を捨て、「戦いは重大な転換点に達した。もっと支援を!」と云う路線に切り替えており、それと歩調を合わせるかの様に、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領は、「ウクライナが生き残るか否か」と云う疑問を口にしている。またその2日前には、ポーランドのモラヴィエツキ首相はキエフが敗北する可能性について言及している。

 将軍に拠れば、

 ・ロシアが10万人、20万人、30万人を動員することは不可能ではない。
 
 ・召集されたロシア人は、社会的混乱を引き起こすこと無く従うだろう。

 ・軍事装備に関しても、ロシア人は巨大な倉庫を持っている。

 ・より早く資源を喪失しているのはどちらか? 戦争によって年間GDPの僅か5%を失っているモスクワか、30〜40%を失っているウクライナか?



 次は2023/04/27のインタビュー。こちらもポーランドのメディア。

 ・1〜2年の短いスパンについて言えば、戦前に持っていた金融手段、支出のダイナミクス、制裁の有効性、複雑な経済状況全体を見る限り、ロシアは戦争の為のお金を持っている(ペンタゴン文書も、ロシアは後少なくとも1年はウクライナ戦争に資金を提供することが出来ると米国防総省が評価していることを示している)。

 ・対照的に、ウクライナは大きな財政問題を抱えている。

 ・ウクライナからの難民達が近い将来に故郷に戻り、国を再建するプロセスを開始する兆候は無い。

 ・7月のNATO会議は、「NATOだけでなく西洋諸国全体の、我々の信頼性のピークの様なものになるだろう。」我々が出遅れれば、ウクライナに安全な未来を築く機会を与えることは出来ないだろう。

 ・「(西洋の指導者達は、ウクライナがロシアとの戦争に勝つには程遠いことを認識しているかどうかについて)脅威を評価するに際して率直な見方をすることは、依然として殆どの人々にとっては驚きであり、依然としてショッキングです。」

 ・NATO側には弾薬が無い。ウクライナに兵器を送るだけでなく、溶けている在庫を補充する準備も出来ていない。このことは可能な限り誤魔化さずに、全ての人に、あらゆるフォーラムで、絶対に伝えなければならない。



 つまり以上のことを纏めると、ロシアは長期戦/消耗戦を戦い抜く覚悟も用意も出来ているが、キエフ/NATO側は全く逆で、この現実を直視する度胸や知性すら無く、軍事的な敗北のみならず信用崩壊の瀬戸際に立っている、と云うことだ。

 まぁ私の様にな人間は、特別軍事作戦が開始された当初から、純軍事的な意味でロシア軍が戦場で優勢である状況は一貫して変わらないと判断しているので(被害の拡大は心配だが)、ロシア軍が負ける可能性(そしてそれによって第三次世界大戦のリスクが高まること)については心配していないのだが、最近ではバイデンのチームすら、近々予定している反撃作戦が失敗した時のことを心配していると報じられている。全く無益で愚かで非人道的なバクチをやるものだと思うが、この戦争はロシアのウクライナ侵略ではなくNATOのロシア侵略戦争なので、NATOが現状を率直に認めてキエフ軍に対する支援を止め(それが無ければロシア軍の特別軍事作戦は2022年4月の時点で終了していた)、ロシアが要求して来た通りに停戦交渉に応じない限りは終わらない。決定権はモスクワではなくNATOが持っている。

 だがワシントンやNATOには「我々はロシアと核戦争を戦って勝つことが出来る」などと云うイカれたことを本気で信じている連中が大勢居る様で、自分達が負けている現実を決して直視するものかと断固たる決意を固めている様だ。この夜郎自大のガキ大将の腐れ外道共が軍事的にせよ外交的にせよ内政的にせよ痛い目を見て、この将軍の様に現実的な見方の出来る人の声が大きくならないことにはどうにもならないのではないかと思う。
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大丈夫。

 戦争が長引けばウクライナの若者達、戦争可能な世代が全滅しますから、その時点で日本のように、少年達や高齢者を戦場の奥ってさらに犠牲者をだすのか、戦争を中止するかですが、仮に少年や老人の軍隊を作ったとしても、同じようにさらに全滅が早まるだけDすから、いずれウクライナの戦闘可能な連中、戦争を望む連中は一人残らず死ぬ事になります。
 少なくとも、戦場に来る人間は、自ら望んでいるか、あるいはネオナチ政権に従って戦争を支持している連中ですから、このロシアへの侵略戦争においては、殺されても文句を言えません。侵略戦争とロシア系市民虐殺を望む人間が全員戦死すれば戦争は100%終わりますし、いくら武器を提供しても、70歳以上と10歳未満しかいないとなれば、そして武器を扱う知識がない者ばかりになればいくら欧米が武器を提供しても無駄です。終わりはもう見えています。
 ロシアが遣るべきは、ロシア人を殺そうと戦場に来ている連中を順次殺害することだけ。ロシアでテロを起こそうが何をしようが、ウクライナの戦争の最前線で戦争出来る者がゼロになればロシア軍が進駐出来ますから、ゼレンスキーとネオナチの政治家共は、ウクライナに留まれば全員逮捕され、侵略戦争の戦争犯罪で裁かれ死刑か流刑地で生涯を終える事になりますし、それが嫌なら亡命するしかなく、後は親ロシア政権が樹立すればめでたしめでたしで、再び平和が訪れます。ネオナチを選んだ愚かな世代が全員死ぬ頃には、ウクライナは親ロシアの国になるでしょう。
 結果はもう目に見えており、欧米には為す術がありません。何をやろうがどうあがこうが、このシナリオは決定しており、NATOには何の決定権もありません。
 無論、NATOやアメリカがウクライナに行って戦争を継続するなら戦争は続きますが、同じようにロシア軍に殺されるだけだとわかっているでしょうから、決して自分達が戦いの最前線に行く事もその度胸もありません。計算高い卑劣な人間のクズだからこそ、全世界で代理戦争を繰り返しているのですから。
 どんなに何を画策しようが、ロシアの全面勝利で終わります。
 なお、ウクライナがロシアでテロをやればやるほど、ウクライナに同情的であったロシアの人々でさえウクライナを憎悪し怒りをたぎらせる事になりますから、ロシアの士気はさらに上がるでしょう。愚かですね。テロはアメリカの得意とする所ですから、間違いなくアメリカの差し金でしょうが、敗北が加速されるだけです。
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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
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