「陰謀論だ!」?
紹介だけしおくが、ダレン・アレン氏の興味深いエッセイ。所謂「陰謀論がはあらゆる理論形成と同様、心の起源たる現実の経験から離脱すると云う本質的な欠陥を抱えていることを踏まえた上で、深いシステム分析を否定する「悪い」陰謀論の浅薄さを批判している。COVID-19パンデミック詐欺に於て働いている心理的メカニズムについて分析したマティアス・デスメット氏の『全体主義の心理学』が、「催眠(洗脳/教化)」を強調し過ぎているとか、あらゆる陰謀論を却下しているのは誤りだと云う彼の指摘は正しいだろうと思う。
Beyond [Conspiracy] Theory
★ヴィジャイ・プラシャド氏の著作から抜粋。カール・ポパーの様なリベラル的な社会軽視・個人重視の社会理論は、新植民地主義や帝国主義の現状肯定と親和性が高い。
「陰謀論」と云う言葉で傲慢な偽善を正当化したカール・ポパー
★「陰謀論だ!」と云う断定によって異論を封じる手法は、それ自体が陰謀の産物である。
「陰謀論だ!」の起源
★まきりえこ原作、ぺんたん漫画、『母親を陰謀論で失った』のレビュー。
お互いに、付き合い切れない異世界人達と暮らすのはしんどい
★マルチポラリスタが American Exception の著者、アーロン・グッド氏をホストに送るディープ・ステート・シリーズのひとつ。
何故西洋の学界は帝国主義と国家犯罪を無視するのか(要点)
イアン・デイヴィス氏の記事。UNESCOは「陰謀論の拡散を止める」と云う目的で"TBS(Thing Before Sharing/シェアする前に考えよう)"なるキャンペーンを開始。これは元々COVID-19パンデミックを受けて2020年にUNESCO、欧州委員会、Twitter、世界ユダヤ人会議との間で開始された取り組みで、これに絡んで「陰謀論」の中身については色々な人が色々な定義を挙げているがどれも曖昧で、要するに「政策決定社の公式の説明に合わないもの」は全て「陰謀論」に括られる可能性が有る。それにこれまでに行われた最も包括的な研究では、「陰謀論者」と分類された人々は人口学的観点からは明確なグループなどではなく、共通点は精々、政府やその他の権威機関から言われたことを何も信じていないと云うことだけだ。公式に認められた以外の言説を封じたい人々は「陰謀論的思考」は心理的な欠陥だと言いたい様だが、権威に対して疑問を持つことは健全なことだ。
Why was the "conspiracy theory" myth created?
以下は世界ユダヤ人会議のCM。「我々の言うことこそが真実だ。異論に関心を持つな。陰謀論は憎悪を広める」と言いたいらしい。
WJC launches digital resources to counter COVID-19 conspiracy theories
一級の調査ジャーナリズムに基付く独立したニュースサイト『グレイゾーン』は今まで数々の帝国の嘘を暴き、それ故様々な嫌がらせや中傷を受けて来たが、今度はシリアについてフェイクニュースを大量に垂れ流しているガーディアンが参戦し、「ロシアが支援するシリア陰謀論者のネットワークが特定された」と云うタイトルで、グレイゾーンがシリア侵略について「大量の偽情報」を広めていると主張した。だがGZが具体例を挙げるように要求すると回答出来ず、その論拠とされている報告書もまた具体的な証拠は挙げていない。「国家が資金提供するアクター達による組織的な支援によりシリアについての偽情報を広めている」のは正にガーディアンの方だ。まぁCOVID-19やワクチンに関する「ファクトチェッカー」達の方こそファクトチェックが必要なのと同じ構図だ。
NATO-backed network of Syria dirty war propagandists identified
アーロン・マテ氏による「陰謀論者のネットワーク」デマについての解説。今の西側大手メディアがジャーナリズム組織としての最低限の基準を全く満たしていないことが解る(まぁNATOのデタラメなプロパガンダをホイホイ鵜呑みにしてしまう読者達のリテラシーの低下も問題なのだが)。
Grayzone challenges Guardian reporter on US state-funded Syria smears
★「陰謀ラベル」についての社会学的研究に基付く記事の要点。公式の説明に対して疑問を呈する者に「陰謀論者」のラベルを貼ることによってその疑問の正当性を貶め、公式の説明を強化する組織のネットワークは現実に存在し、機能している。
プロパガンダのツールとしての陰謀ラベル(要点)
英語で31分。メディア学のマーク・クリスピン・ミラー教授のインタビュー。如何にして権力者達は議論を封殺し(「陰謀論者!」)、「敵」の脅威を捏造して恐怖を煽り、人々を自分達の意の儘に操るのか。このパターンを覚えておけばパンデミック詐欺以外の嘘も見抜ける。
WATCH: Perspectives on the Pandemic #17
Beyond [Conspiracy] Theory
★ヴィジャイ・プラシャド氏の著作から抜粋。カール・ポパーの様なリベラル的な社会軽視・個人重視の社会理論は、新植民地主義や帝国主義の現状肯定と親和性が高い。
「陰謀論」と云う言葉で傲慢な偽善を正当化したカール・ポパー
★「陰謀論だ!」と云う断定によって異論を封じる手法は、それ自体が陰謀の産物である。
「陰謀論だ!」の起源
★まきりえこ原作、ぺんたん漫画、『母親を陰謀論で失った』のレビュー。
お互いに、付き合い切れない異世界人達と暮らすのはしんどい
★マルチポラリスタが American Exception の著者、アーロン・グッド氏をホストに送るディープ・ステート・シリーズのひとつ。
何故西洋の学界は帝国主義と国家犯罪を無視するのか(要点)
イアン・デイヴィス氏の記事。UNESCOは「陰謀論の拡散を止める」と云う目的で"TBS(Thing Before Sharing/シェアする前に考えよう)"なるキャンペーンを開始。これは元々COVID-19パンデミックを受けて2020年にUNESCO、欧州委員会、Twitter、世界ユダヤ人会議との間で開始された取り組みで、これに絡んで「陰謀論」の中身については色々な人が色々な定義を挙げているがどれも曖昧で、要するに「政策決定社の公式の説明に合わないもの」は全て「陰謀論」に括られる可能性が有る。それにこれまでに行われた最も包括的な研究では、「陰謀論者」と分類された人々は人口学的観点からは明確なグループなどではなく、共通点は精々、政府やその他の権威機関から言われたことを何も信じていないと云うことだけだ。公式に認められた以外の言説を封じたい人々は「陰謀論的思考」は心理的な欠陥だと言いたい様だが、権威に対して疑問を持つことは健全なことだ。
Why was the "conspiracy theory" myth created?
以下は世界ユダヤ人会議のCM。「我々の言うことこそが真実だ。異論に関心を持つな。陰謀論は憎悪を広める」と言いたいらしい。
WJC launches digital resources to counter COVID-19 conspiracy theories
一級の調査ジャーナリズムに基付く独立したニュースサイト『グレイゾーン』は今まで数々の帝国の嘘を暴き、それ故様々な嫌がらせや中傷を受けて来たが、今度はシリアについてフェイクニュースを大量に垂れ流しているガーディアンが参戦し、「ロシアが支援するシリア陰謀論者のネットワークが特定された」と云うタイトルで、グレイゾーンがシリア侵略について「大量の偽情報」を広めていると主張した。だがGZが具体例を挙げるように要求すると回答出来ず、その論拠とされている報告書もまた具体的な証拠は挙げていない。「国家が資金提供するアクター達による組織的な支援によりシリアについての偽情報を広めている」のは正にガーディアンの方だ。まぁCOVID-19やワクチンに関する「ファクトチェッカー」達の方こそファクトチェックが必要なのと同じ構図だ。
NATO-backed network of Syria dirty war propagandists identified
アーロン・マテ氏による「陰謀論者のネットワーク」デマについての解説。今の西側大手メディアがジャーナリズム組織としての最低限の基準を全く満たしていないことが解る(まぁNATOのデタラメなプロパガンダをホイホイ鵜呑みにしてしまう読者達のリテラシーの低下も問題なのだが)。
Grayzone challenges Guardian reporter on US state-funded Syria smears
★「陰謀ラベル」についての社会学的研究に基付く記事の要点。公式の説明に対して疑問を呈する者に「陰謀論者」のラベルを貼ることによってその疑問の正当性を貶め、公式の説明を強化する組織のネットワークは現実に存在し、機能している。
プロパガンダのツールとしての陰謀ラベル(要点)
英語で31分。メディア学のマーク・クリスピン・ミラー教授のインタビュー。如何にして権力者達は議論を封殺し(「陰謀論者!」)、「敵」の脅威を捏造して恐怖を煽り、人々を自分達の意の儘に操るのか。このパターンを覚えておけばパンデミック詐欺以外の嘘も見抜ける。
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