fc2ブログ

スワジ革命のプロローグ、1年の歩み(要点)

エスワティニ(旧スワジランド)の現状解説。
A Prologue to the Swazi Revolution, One Year in the Making
Swazi Revolution


 
 アフリカ最後の絶対君主制国家、エスティワニ(2018年にスワジランドから改名)の歴史はエリート封建君主制、植民地主義、資本主義、帝国主義、アパルトヘイトの組み合わせで、現在は新植民地主義の典型。

 国王が2億ドルの純資産を持つ一方で、人々は63パーセントの貧困率と41パーセントの失業率に苦しめられている。

 国民のジニ係数は0.546に達し、世界で最も不平等な国ワースト5に一貫してランキング入りしている。

 2021/05/08の警察による法学部の学生の殺害に端を発するデモと、それに対する暴力的な弾圧の衝突は、やがて暴動から君主制打倒の為の革命運動へと発展し、国王は逃亡した。

 この運動を主導したスワジランド共産党は反君主制勢力の全国民主主義会議を開催し統一戦線を呼び掛けたが、急進派と改革派で運動が分裂し弱体化した隙を突いて国王が反撃し、一時的に支配を回復した。

 政権はベルギー、イスラエル、仏英印米から武器の供与を受けており、世界銀行や台湾、南アフリカからは融資を受けている。

 南アフリカ開発共同体(SADC)代表団は2021/07/04に政府を訪問し、抗議者を非難した。

 帝国主義勢力の支援を受けて弾圧は続き、残虐行為とテロが各地で繰り返されている。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
全体像が知りたい場合は「カテゴリ」の「テーマ別スレッド一覧」を参照。

ブログランキング
ブログランキング・にほんブログ村へ PVアクセスランキング にほんブログ村 人気ブログランキング
良ければクリックをお願いします。
最新記事
カテゴリ
リンク
最新コメント
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR