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英国はリビアの石油の完全支配を目論んでいる(要点)

マーク・カーティス氏の記事の要点。
The UK Assumes Full Control of Libya’s Oil



 リビアの石油埋蔵量は480億バレルで、これはアフリカで最大であり、世界全体の3%を占めている。

 1969年にカダフィ大佐が権力を掌握した後、リビアの石油事業は国有化されたが、2004年のトニー・ブレア英首相の交渉により、英国の石油メジャーBPがリビアでの活動を許可された。

  2011年に英仏米がリビアを侵略してテロと内戦が荒れ狂う地獄に変えてからは、石油事業どころではなくなったが、2018年にBP、イタリアの石油メジャーのEni、リビアの国営石油公社(NOC)との間で油田探査の再開に関する覚書が交わされ、2022年10月末には、BPとEniはリビアでの天然ガスの掘削と生産に関する合意に達した。

 別の英国石油メジャーのシェルも、2021年に暴露された機密文書から、石油・ガス・太陽光の分野でリビアに戻ることが確認されている。

 英国の石油のエンジニアリング企業 Petrofac も2021年9月にリビアの油田開発の契約を結んでいるが、同社は当時複数の贈収賄事件で有罪判決を受けていた。

 これら3社は何れも莫大な寄付金や回転ドア人事で英国政府と強い繋がりを持っており、リビア英国ビジネス評議会(LBBC)の様なロビー団体も、リビアに於ける英国企業権益確保の為の働き掛けを各方面に行っている。

 英国にとって、リビアはノルウェーと米国に次ぐ3番目の石油供給国であり、石油輸入全体の7.8%を供給している。

 他方、石油はリビアにとって生命線であって、国の収入の90%以上を石油に依存している。

 但し首都トリポリの政府は英国政府が支援するものだが、リビアの石油の殆どはリビア国軍が支配する東部に集中している。

 そして英国は2022年9月にリビアとの軍事訓練プログラムについて話し合っており、同じ頃、英国海軍の軍艦「アルビオン」がトリポリに停泊し、リビアの政治・軍事・市民社会の高官を乗船させて歓迎した。

 石油利権の為の戦争や軍事衝突がまた始まるかも知れない。
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川流桃桜

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