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英国の劣化ウラン弾提供の決定は何故大事件なのか?(要点)

劣化ウラン弾について、スコット・リッター氏の解説。劣化ウラン弾を「核兵器」と呼ぶかは微妙なところだろうが、少なくとも「放射能兵器」ではある。ロシアが核の先制使用を企んでいると本気で信じている日本の自称反核主義者達は一体どう反応するのだろう。
Why is Britain’s Uranium Ammo Decision a Big Deal?
Scott Ritter - 2 minutes topic about depleted uranium munitions




 英国国防省は、劣化ウラン(DU)弾は「核兵器とは何の関係も無い」と主張し、「王立協会などのグループの科学者による独立した研究は、劣化ウラン弾の使用による個人の健康や環境への影響は低い可能性が高いと評価している」と述べた。

 他方ロシアは当然これを非難し、プーチン大統領は劣化ウラン弾を「核要素を備えた兵器」と呼び、「ロシアはそれに応じて対応せざるを得なくなる」と警告した。

 劣化ウラン弾の毒性は議論の的だ。1999年、NATOはコソボ爆撃の際に約30,000発の劣化ウラン弾を発射したが、これは「継続的な健康上のリスクを引き起こすものではない」と断言している。

 NATOの立場はIAEAの「劣化ウランによる地表の検出可能な広範な汚染は無かった」と云う、低線量被曝の問題を無視する評価によって補強されている。

 だがこれは国立衛生研究所(NIH)の報告書の結果と矛盾している。この研究は「DU弾の使用が多い地域では、血液悪性腫瘍の発生率が 3.19/100,000 人 (82%) 増加した」と述べているのだ。にも関わらずこの報告書は「因果関係が存在すると云う決定的な調査結果には繋がらない」と、はっきりした結論を避けている。

 米軍はイラクでもDU弾を使用したが、これはコソボの場合とは異なり、もっとはっきりとした結論が出ている。日本を拠点とするヒューマンライツ・ナウ(HRN)は、「先天性先天性欠損症の異常な状況」が「性質と量の両方で」検出されたと報告しているのだ。

 米軍はDUは基本的に安全だと主張しているが、米軍の保健当局自体が「劣化ウランは、金属の破片や粉塵の様な粒子を介して体内に取り込まれ、量が多い場合、長期に亘って人員の健康を害する可能性が有る」と認めている。

 DUの毒性に関する懸念により、米国防総省は、米国がDU弾をウクライナに提供しないことを発表した。

 曾てのソ連軍は特定の種類の対戦車弾薬に劣化ウラン貫通弾を使用していたが、現在のロシア軍はこれらの武器を在庫から取り除く作業を行なっている。
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劣化ウラン弾は核兵器です。

 核反応を起こす物質を核物質と呼び、核物質を使用した兵器を核兵器と呼んでいるのですから、劣化ウラン弾は核物質である劣化ウランを使用していますから、れっきとした核兵器です。
 核兵器が他の兵器と区別されているのは、単に破壊力が大きいからではありまません。アメリカの化学兵器や全ての爆弾の母は、破壊力は大きいですが核兵器とは別扱いです。
 核兵器が残忍なのは、放射能をまき散らし放射能汚染を起こすことによって全年齢層で放射性ン生涯を起こし、ガンを多発させ、胎児被爆で膨大な数の奇形児をもたらすからです。
 劣化ウランは通常のウランの40%の放射能だから全く安全だとアメリカ、イギリスは主張しています。ところが放射線被爆の危険性には閾値がありません。少量でもガンを起こすとわかっています。さらに、40%の放射能だとすれば、2.5倍量使用すれば通常ウランと同じ放射能量になります。
 つまり、人体に安全だという事は100%虚偽です。
 青酸カリは大量に飲めば致死率100%ですが、40%の量でも多くの人が死にます。量が40%だから安全ということには決してなりません。
 放射能が安全だと言うのなら、アメリカの白人、イギリスの白人の家に劣化ウランをたっぷりしようすれば宜しい。そこに全国民が夫婦で暮らすと言うなら、イギリス人とアメリカ人の主張を認めましょう。
 アメリカ、イギリスの主張は、地動説を否定した教会と全く同じ完全な虚偽でしかなく、白人達が劣化ウランを使用するのは、無辜の国民を癌にさせ、奇形児が生まれるのが面白くてならないからです。
 白人の悪事の報い、それがウクライナ戦争だと考えています。
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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
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