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ブルキナファソでの最近のクーデターを支持するデモ(要点)

2022年9月のブルキナファソの軍事クーデターの背景事情。
Demonstrations in Support of Recent Coup in Burkina Faso



 ブルキナファソでは2022年1月からクーデターが2度起きており、旧宗主国フランスに対する抗議活動が活発化している。

 仏軍は「対テロ作戦」の名目で駐留してはいるが、米国アフリカ軍(AFRICOM)と、外国人部隊とバルハン(Barkhane)作戦から成るフランス軍のカウンターパートが創設されて以来、西アフリカの多くの地域で社会状況は寧ろ悪化している。

 最近の政権交代時にはフランス大使館やその他の機関が、ロシアとブルキナファソの国旗を持った若者達に襲撃されたが、1960年に表向き独立を果たしてからも旧宗主国から経済的・軍事的影響を受けており、何十年にも及ぶ不安定化工作に人々の不満が高まっている。

 米国務省は例によってここ数年活動しているに過ぎないロシアの民間軍事会社ワグナー・グループを治安低下の原因だと主張し、欧米の数十年の干渉と不安定化工作の結果は都合良く無視している。だがブルキナ政府の方では安全保障面でロシアとの協力関係を深めるつもりの様で、ロシアの国旗を持ってデモを行う若者はエチオピアや南アフリカにも居る。

 ウクライナのゼレンスキー大統領が6月にアフリカ諸国の首脳を招いて反ロシア演説をぶとうとした時には殆ど無視されたが、アフリカ諸国は2〜3月にウクライナ当局によって示された人種差別と残虐行為(ウクライナで勉強していたアフリカの学生達が、暴行を受けたり、公共の場所や交通機関へのアクセスを拒否されたりした)を忘れていない。

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川流桃桜

Author:川流桃桜
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