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西洋はロシアとウクライナの平和プロセスを「阻止」した———前イスラエル首相(要点)

ナフタリ・ベネット前イスラエル首相が2023/02/05に公開されたポッドキャスト番組で爆弾証言を行ったので、要点を書き出してみた。

 先に少し背景を補足しておくと、ロシア国防省は2022/03/25の時点で、キエフの空軍と防空システムを略完全に破壊し、キエフ海軍は最早存在せず、軍要員全体の約11.5%が戦闘力を失ったと発表した。それを追ってキエフ当局もまた2022/03/31に、ウクライナの軍事産業の殆どが破壊されたと発表している。

 つまり特別軍事作戦開始から僅か1ヶ月程度で、ロシア軍はキエフ軍の戦闘継続能力を奪うことに成功していた訳だ(西洋大手メディアの主張する様に、ロシア軍が民間人を標的にして、戦略的には全く無意味な殺戮を行っていたとしたら不可能だったろう。ロシア軍は最初から正確に軍事目標を狙っていた)。

 これが純粋にキエフとロシアとの間の戦争であったならば、3月末の時点で、キエフ政府は戦闘継続能力を失っていたので、これ以上は続け様が無かった。従ってロシアとの交渉に応じる以外のまともな選択肢は無かった筈だ。

 ところがベネット氏の証言に拠れば、西洋から横槍が入った為に和平交渉は頓挫した。そして2022/04/09になると英国のボリス・ジョンソン首相が出向いてゼレンスキーに圧力を掛け、和平ではなく戦闘継続路線を貫くよう念押しをした。

 他方ロシアは2014年以降、ドンバス戦争をミンスク合意によってウクライナの国内問題として解決するよう外交努力を続けて来たが、全て西洋によって拒否され、結局無駄になった。特別軍事作戦が開始されたものも、ドンバスに対する砲撃が再び激化し、ゼレンスキーが核開発を仄めかしてからに過ぎない。

 つまりこれらの状況は、戦争を終わらせたいなら、プーチンやゼレンスキーに訴えても全く無駄であることを示唆している。そもそもロシアとの軍事的対決を望んでロシアに対する軍事的圧力を強め続けたのは西洋だし、ロシア軍の軍事介入のタイミングの決定も、ロシアではなく西洋が主導権を握っていた。可能だった筈の停戦を潰したのも西側だ。和平交渉が実現するかどうかの鍵を握っているのはロシアでもキエフでもなく、自称自由民主主義陣営の黒幕連中だ。
Former Israeli PM says the West 'interrupted' Russia-Ukraine peace talks
West ‘blocked’ Russia-Ukraine peace process – former Israeli PM
בנט מדבר




 ベネット首相(当時)は2022年3月、ロシアとウクライナの間の早期停戦と双方の歩み寄りを仲介する為にモスクワを訪問したが、停戦交渉は西洋によって「中断」された。

 具体的には彼はバイデン米大統領、ブリンケン国務長官、サリヴァン国家安全保障担当補佐官、ドイツのショルツ首相に連絡を取った。

 ゼレンスキーはウクライナがNATOに加盟しないことを約束し、プーチンも「武装解除」と「非ナチ化」の目標を放棄すると約束した。

 ウクライナとロシア、双方が停戦を望み、17から18の停戦草案を作成した。

 ゼレンスキーは自分の身の安全を心配していたが、プーチンはゼレンスキーに、絶対に彼を殺さないと約束した(ベネットが電話でゼレンスキーにプーチンのメッセージを伝えた)。

 だが或る時点から、西洋諸国は「交渉するよりもプーチンを潰す」ことを優先させた(これは「我々は交渉を望んだが西洋諸国が妨害した」とする今までのロシアの主張を更に裏付ける証言だ)。

 2022/04/01、ウクライナ当局がキエフ郊外のブチャでロシア軍が民間人を殺害したと主張し始めてからは、平和に関する議論は一切不可能になった。
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川流桃桜

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