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ナチスを支援した米国企業トップ10

ナチは表向き1945年に滅びたことになっているが、実際には残党や協力者達の多くは罰せられもせず、のうのうと戦後の「西側」自由民主主義社会の繁栄を築いて来た。ウクライナのナチスがロシア人に対する民族浄化を推し進め、ヒトラーが果たせなかったロシア征服の夢を西洋全体が一丸になって再起動させている現状では、「自由民主主義陣営とは、つまりはナチ陣営だった」と云事実を改めて確認しておくことが非常に重要ではないかと思う。これは「過ぎ去った昔の出来事についてのトリヴィア」などではなく、現在の危機に直結している話だ。
Top 10 American Companies that Aided the Nazis



 1)IBM
 1933年、IBMは当時最新鋭のパンチカード・マシンをドイツに提供し始めたが、その後の調査で、同社が1941年まで同社が帝国と協力してオランダでユダヤ人を粛清していたことが判明している。IBM職員は収容所で、大量の収容者の移動・仕分け・大量処刑を記録する為のマシンの使用方法をSS職員に教えていたが、これらのマシンはIBMの所有物だった。2002年にIBMは5人のロマから賠償金を求められたが、4年後、時効により訴訟は却下された。

 2)ゼネラルモーターズ
 フォードもそうだが、GMは第三帝国のポーランド・フランス・ソ連征服事業に必要不可欠な車両を提供したメーカーの第1位だった。軍需・戦争生産大臣のアルバート・シュペーアは、GMが供給するゴムこそが戦争遂行能力の鍵であると主張した。米国がドイツに宣戦布告すると、帝国はGMのドイツ工場を押収した。GMもフォードも奴隷労働の積極的に関与したことを完全には認めていないが、両社は2000年に、ホロコースト生存者の為の基金に莫大な寄付を行った。


 3)フォード・モーター・カンパニー
 ヒトラーは伝記の中でヘンリー・フォードに敬意を表し、書斎にはフォードの肖像画を飾っていた。フォードはナチスドイツから最高の名誉であるグランド・クロス勲章を授章し、ヒトラーの生存中にはそれを返還しなかった。フォードは米国の戦争不参加を求めるアメリカ・ファースト協会の委員会メンバーだった。1998年、第三帝国がケルンのフォードの工場に1,200人のロシア人奴隷を補償の形で提供していたことが明らかなった。

 4)アルコア
 アルコアは現在でも世界第3位のアルミニウム生産量を誇っているが、1941年には遙かに強大で、アルミニウムを独占していた。米国がドイツに宣戦布告する前、ドイツは米国より60%以上多くのアルミニウム製品を生産していたが、戦争が開始された時には少なからずアルコアの独占が原因で、米国では大量のアルミニウム生産が不足していた。


 5)ウールワース
 ウールワースはユダヤ人従業員を全員解雇した。 これにより、「純粋なアーリア人」である企業に与えられる賞である"Adefa Zeichen"の称号を獲得した。


 6)ブラウン・ブラザーズ・ハリマン
 1930年代初頭にヒトラーの為の資金調達に動いていたフリッツ・ティッセンの米国の子会社がBBH。この取締役員のひとりがプレスコット・ブッシュ(GHWブッシュの父であり、GWブッシュの祖父)。会社の資産は1942年に連邦政府に差し押さえられたが、その後、資産の一部がブッシュ家に取られたのではないか(つまりブッシュ家の資産はナチスのお陰なのではないか)と云う疑いが持ち上がっている。


 7)ダウ・ケミカル
 ダウ・ケミカルは原料だけでなく、石油精製に関する技術等もナチスに提供した企業のひとつ。供給はナチスの期待を超えていたのでナチスが以前の割当てを放棄した程だった。

 8)チェース・マンハッタン銀行
 パリ支店代表はナチスと個人的に親しかった為、彼等の要求に応じて少なくとも100人のユダヤ人の資産を差し押さえた。1998 年、後継のJPモルガンとシティバンクに対して盗まれた数百万ドルの賠償金を要求する訴訟が起こされたが、結局支払いは月額僅か200ドルで行われることになった。

 9)MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)
 ドイツは米国の映画会社にとって最も重要な市場のひとつだった。ポーランド侵攻が始まると、MGMは11の映画プリントを帝国に寄付した。英国とフランスの市場を失うことになるぞと脅迫されて初めて、ドイツの市場を維持すると云う彼等の夢は消え去った。

 10)コカ・コーラ
 コーラはドイツ人に大人気で、同社の存亡が脅かされるのは1942年になってから。ドイツの会社は米本国と一時的に切り離されたが、同社は「ファンタ」を帝国用に改名して儲けを続けた。これは政府の配給以上の砂糖と云うエネルギー源をドイツ人に供給することになった。
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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
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