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大西洋評議会は、ウクライナ紛争が2014年から始まっていたことを認めた

ネオコンの主要なシンクタンクである大西洋評議会の2023/01/10の記事より。
Putin’s faltering Ukraine invasion exposes limits of Russian propaganda

 この記事で大西洋評議会は「ロシアのプロパガンダは破綻した」と云う何時もの西洋のプロパガンダを繰り返しているのだが、その中で、ウクライナ紛争が2022/02/24にロシアの特別軍事作戦によって始まったのではなく、実際には2014年以降絶え間無く続いていたことを認めている。

 「侵攻の前日に発令された命令は、ロシア軍の計画者達がウクライナの反撃能力を危険なまでに見くびっていたことを裏付けている。一見したところ、これは殆ど意味をなさない。2022年初頭までに、ウクライナは既に8年間ロシアと戦争状態にあり、20万人を超える実戦で鍛えられた人員と、数十万人の戦闘経験を持つ意欲的な予備役軍を誇っていた。この部隊は比較的よく武装され、ウクライナ東部で激化する紛争の教訓を吸収した新世代の将兵に率いられていた。」


 ここで「ロシア軍」と言われているのは実際にはドンバス軍のことで、キエフのプロパガンダでは「ドンバス軍はロシア軍から支援を受けて戦っている」と云うことになっていたので、この様な表現になる。だが実際にはロシア軍がウクライナの領土に入り込んで戦闘を行なっていたり、ドンバス軍に武器供与を行なっていたとする証拠は無い。似た様な嘘の事例は幾らも有る。例えば中国の国共内戦の際、中国共産党とソ連の繋がりが殆ど途絶えていた時期でも、中国国民党政府や諸外国のメディアは「戦場でロシア人将校の死体が発見された」と云うフェイクニュースを流し続けた。これにより事情を知らない中国の農民達の中には、「中国紅軍は祖国解放の為ではなく、外国の侵略者の為に戦っている」と本気で信じた人も多かったが、実際には外国の侵略者(日本帝国)と共謀していたのは蒋介石の国民党の方だ。



 因みに大西洋評議会のこの記事は、ロシアのウクライナに対する軍事侵攻が予め入念に準備されたものではなく、土壇場になって決定されたことをも裏付けている。NATO側の交渉の意思が一切無かった以上、開戦は何れ避けられないものではあったかも知れないが、そのタイミングを決めたのはロシアではなくキエフの方だった。復習の為に関連する出来事を時系列で並べておくと、
 ・2022/02/16:キエフ軍によるドンバスへの砲撃が激化。
 ・2022/02/19:ミュンヘン安全保障会議でゼレンスキーが核開発を仄めかす。
 ・2022/02/21:プーチン大統領がドネツク・ルガガンスク両共和国を承認(集団的自衛権発動の法的根拠を確保)。
 ・2022/02/24:ウクライナに対するロシア軍の特別軍事作戦が開始される。

 プーチンが最後まで外交交渉に望みを掛けていたことは明らかだ。4月の時点でもまだそのチャンスは有ったのだが、ボリス・ジョンソンの介入によってそれもおじゃんになった。
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川流桃桜

Author:川流桃桜
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