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中国の反ゼロコロナ政策抗議行動は、本当に一部の左派が主張している様にカラー革命なのか?(要点)

中国の反ロックダウン・デモについてのコリブコ氏の分析から、要点を抜き出してみた。
Are China’s Zero-COVID Protests Really A Color Revolution Like Some On The Left Claim?

 ・西側の左派の一部で「あれはカラー革命ではないか」との推測が為されているが、この様な推測をする人には「ロックダウンには効果が有る」「ロックダウンに反対するのは過激な右翼」と信じている人が多い様だ。だがこれは単純化し過ぎだ。

 ・カラー革命説を主張する人達は実態以上に中国を理想化する傾向が有るが、中国は決して無謬ではない。2022/11/23に中国共産党は自己改革を宣言している。つまりCPCには改革すべき欠点が存在していることをCPC自身が認めている。

 ・米中新デタントを背景として、米国家安全保障会議は抗議の火を意図的に煽ろうとはしなかった。

 ・中国当局は一部の暴動に発展しかねないケースを除けば、極めて抑制的に対応している。これは抗議活動が有機的なものであると当局が認識していることを示唆している。

 ・デモ参加者の大多数の怒りは、中国共産党や習近平国家主席に対してではなく、地元当局者の過度に厳格な政策の実施と不正行為の疑いに対して向けられている。

 ・平均的な中国人は3年間辛抱強くCOVID-19「対策」に耐えて来たが、今は将来に不安を抱えて動揺している。そこにウルムチの悲劇が起こったものだから、それが引き金となって従来の懸念事項が噴出した。

 ・一部のデモ参加者は確かに反国家スローガンを叫びはしたが、これは彼等が日和見主義者であることを示しているだけであって、過激な少数派に過ぎない。但し西側大手メディアは明らかにこの側面を増幅して伝えている。

 ・平均的な善意の愛国的中国人は、自分達が外国のハイブリッド戦争の便利なツールとして利用されることを許さない。破壊的な反国家分子は、デモ参加者自身か、必要に応じて治安部隊によって排除される。

 ・全体として見れば、最新の抗議行動は、中国人民の有機的な自己改革運動のひとつだ。これはCPCの方針と一致しているだけでなく、中国社会全体の指針となる哲学ひとつだ。これを「カラー革命に過ぎない」と貶めることは、結果的に米帝の対中ハイブリッド戦争に加担することになる。
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川流桃桜

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