イランでの2022年9月からの抗議行動
★「イランの抗議行動弾圧」についてのフェイクニュースのデバンキング。
イランの騒動でフェイクニュースが大爆発(結論部分のみ)
★イランの「ヒジャブ強制」の実態についての解説。
イラン:ヴェールを被るべきか被らざるべきか(要点)
イランでの暴力的な抗議行動は2022/11/03になってかなり暴力的になっている様で、抗議者達は「石、ナイフ、鉈、銃」を使って(警察の武器を奪っている者も居る様だが、そもそも誰が銃を提供したのか?)、警察、イスラム革命防衛隊、民間人を死傷させている。どう見ても「平和的な抗議行動」とは呼び難い。
Violence by armed rioters escalates in Iran
この記事は全体像がよく纏まっていると思う。現在イランで起こっている抗議行動が米帝が仕組んだレジームチェンジの為のカラー革命工作であることは、様々な証拠から裏付けることが可能だ。イランに女性の人権問題が存在するのは事実だが、それをいきなり政権交代に繋げるのは話が別だし、米帝から資金提供を受けている「人権活動家」は、イランやアフガニスタンの様な国を標的にはしても、同じ問題を抱えるサウジアラビアのことは無視している。CIAのフロント組織であるNEDが2021年にイランの「民主主義を促進」する為に投入した予算は631,500ドル。CIAやMI6は1953年に民主的に選出されたモサデク大統領を排除してシャーを権力の座に戻したが、その結果四半世紀も残虐な圧政が続いたことは歴史にはっきりと書かれている。全体像を見落としてしまうと、小さな悪を非難した結果、それより遙かに大きな悪を呼び込むことになりかねない。

Is the CIA Supporting Another Color Revolution in Iran—Like the One that Installed the Shah in 1953?
公式筋に拠れば、死亡したマーサ・アミニ氏は脳腫瘍を患っており、事件の前に暫くの間治療を受けていた。医療記録は彼女が治療の為に病院を何度も訪れたことを示している。
West politically exploits death of Mahsa Amini through fake news
マーサ・アミニ氏の死について、警察は死因として心臓発作を挙げたが、地元メディアは、彼女が拘留される前に様々な健康上の合併症に苦しんでいたと報じている。但し彼女の家族はこれらの主張を否定し、彼女は完全に健康だったと主張している。そして思い出すべきなのはイラン政府はCOVID-19パンデミック詐欺を支持しており、人々に対する遺伝子ワクチンの接種を進めているので、若い人の突然死や、ワクチン被害の否認は珍しくないであろうと云うことだ。
Iranian police claim woman arrested over hijab died of heart attack in custody - incident sparked protests
マーサ・アミニ氏の死に続いた抗議行動は直ちに反政府運動に発展し、クルディスタン州では抗議者達はハメネイとカセム・ソレイマニ司令官の肖像画に石を投げ付け、火を放った。これが西側によって扇動されたものであると云う間接的な証拠だ。
Wake up Zhina! People have come for you! – Mahsa Amini’s grieving mother
イランの抗議行動の様子。中には本当に平和的なデモも見られるが、過激な暴力行為を合法的な抗議行動と認める政府は無いのではないかと思う。因みにイランに於ける人工芝運動を使ったレジームチェンジ工作は1953年のモサデク政権に対するクーデターが有名だが、それにって権力を得たシャーを打倒する1979年のイラン革命にもカラー革命の要素が有るので話は単純ではない。
The Biggest Women-led Protest in Iran’s History
↓下3つのネタはこちらの解説動画から。義憤を燃やすのは自由だが、ちゃんと状況の全体像を掴んでからにしよう。
Iran: Protests From Within or Regime Change From Without?
マーサ・アミニ氏が拘束中に倒れた瞬間の映像。イラン当局の検閲を受けた映像ではあるだろうが、斃れる前に女性警察官から暴力を受けている様には見えない。この前に暴行を受けていたと云う可能性も除外出来ないが、彼女が暴力を受けたと云う父親の主張はこの映像からは裏付けが取れない。
Beaten by Iran's Morality Police Over Hijab Law: 22-Year-Old Woman Dies
グレイゾーンによるイラン在住の女性研究者Setareh Sadeghi氏のインタビュー。Twitterで最大規模のトレンドになっているマーサ・アミニ氏死亡事件を巡る暴力的な抗議行動は、イラン人の多くが道徳警察には反対しているにも関わらず、テヘランの外まで広がることは出来ていない。女性の人権よりもレジームチェンジに重きを置いている為、多くの女性は参加を拒否している。抗議は特に外部からソーシャルメディアを通じて扇動されたもので、暴力はMEKの様なテロ組織が煽っている。そうではない平和的な抗議行動の方は弾圧は受けていない。イラン女性の地位向上は人々の啓蒙によってのみ達成出来るものだが、ワシントンからの制裁は状況を悪化させているだけ。トランプ政権の様にバイデン政権も、これを核交渉を拒否する口実に利用するだろう。
Iran’s protests: a different view from the ground
2022/10/02のイランのPressTVの報道に拠れば、米帝とイスラエルが支援する分離主義の過激派グループがシスタンとバルチェスタン州のザーヘダンでテロ攻撃を行なった際、イスラム革命防衛隊(IRGC)メンバー4名が殺害された。ザーヘダーンでは集会の祈りの後、幾つかの警察署と公共の場所で武力攻撃が開始され、19人が死亡し、20人が負傷した。同様に市内の消防車、緊急ステーション、銀行にも火が放たれたが、暴動は治安部隊の活動によって鎮圧された。
Funeral procession held for Iranian security forces killed in Zahedan terrorist attack
2022/10/02のイラン情報省の公式説明。「テヘラン市内の警察署内で最近、クルド系イラン人女性マフサー・アミーニーさん(22)が脳死状態となり、病院に搬送されたものの3日後に死亡が確認され」た件については、「イラン政府側の責任者らは、この事件に関する独立調査の実施を要請」しているが、それとは別に、「過去数日間に、反イランテロ組織モナーフェギン(MKO)とつながりのある者および因子49名が逮捕された。これらの人物は、アルバニアに潜伏するモナーフェギンの命令により、暴徒を扇動するフェイクニュースの作成に始まり、テロや破壊行為の組織化、スローガンへの方向付け、暴動の現場への直接参加、公共財産の破壊、警察への対抗のための装備、および公私用車両や公共施設への放火を目的とした爆発物の確保にいたるまでの活動を行っていた。」
イラン情報省が、国内で発生した一連の出来事について声明発表
イランのPars Todayの報道。イランでは2022/09/23、25、26に親政府デモが開かれ、イラン女性への支持を理由とするこの数日の騒乱や暴動を非難した。
イラン国内での数百万人規模の集会、市民による暴徒の排斥
★ブライアン・バーレティック氏による解説の要点。
イランの騒動の真相(要点)
イランの騒動でフェイクニュースが大爆発(結論部分のみ)
★イランの「ヒジャブ強制」の実態についての解説。
イラン:ヴェールを被るべきか被らざるべきか(要点)
イランでの暴力的な抗議行動は2022/11/03になってかなり暴力的になっている様で、抗議者達は「石、ナイフ、鉈、銃」を使って(警察の武器を奪っている者も居る様だが、そもそも誰が銃を提供したのか?)、警察、イスラム革命防衛隊、民間人を死傷させている。どう見ても「平和的な抗議行動」とは呼び難い。
Violence by armed rioters escalates in Iran
この記事は全体像がよく纏まっていると思う。現在イランで起こっている抗議行動が米帝が仕組んだレジームチェンジの為のカラー革命工作であることは、様々な証拠から裏付けることが可能だ。イランに女性の人権問題が存在するのは事実だが、それをいきなり政権交代に繋げるのは話が別だし、米帝から資金提供を受けている「人権活動家」は、イランやアフガニスタンの様な国を標的にはしても、同じ問題を抱えるサウジアラビアのことは無視している。CIAのフロント組織であるNEDが2021年にイランの「民主主義を促進」する為に投入した予算は631,500ドル。CIAやMI6は1953年に民主的に選出されたモサデク大統領を排除してシャーを権力の座に戻したが、その結果四半世紀も残虐な圧政が続いたことは歴史にはっきりと書かれている。全体像を見落としてしまうと、小さな悪を非難した結果、それより遙かに大きな悪を呼び込むことになりかねない。

Is the CIA Supporting Another Color Revolution in Iran—Like the One that Installed the Shah in 1953?
公式筋に拠れば、死亡したマーサ・アミニ氏は脳腫瘍を患っており、事件の前に暫くの間治療を受けていた。医療記録は彼女が治療の為に病院を何度も訪れたことを示している。
West politically exploits death of Mahsa Amini through fake news
マーサ・アミニ氏の死について、警察は死因として心臓発作を挙げたが、地元メディアは、彼女が拘留される前に様々な健康上の合併症に苦しんでいたと報じている。但し彼女の家族はこれらの主張を否定し、彼女は完全に健康だったと主張している。そして思い出すべきなのはイラン政府はCOVID-19パンデミック詐欺を支持しており、人々に対する遺伝子ワクチンの接種を進めているので、若い人の突然死や、ワクチン被害の否認は珍しくないであろうと云うことだ。
Iranian police claim woman arrested over hijab died of heart attack in custody - incident sparked protests
マーサ・アミニ氏の死に続いた抗議行動は直ちに反政府運動に発展し、クルディスタン州では抗議者達はハメネイとカセム・ソレイマニ司令官の肖像画に石を投げ付け、火を放った。これが西側によって扇動されたものであると云う間接的な証拠だ。
Wake up Zhina! People have come for you! – Mahsa Amini’s grieving mother
イランの抗議行動の様子。中には本当に平和的なデモも見られるが、過激な暴力行為を合法的な抗議行動と認める政府は無いのではないかと思う。因みにイランに於ける人工芝運動を使ったレジームチェンジ工作は1953年のモサデク政権に対するクーデターが有名だが、それにって権力を得たシャーを打倒する1979年のイラン革命にもカラー革命の要素が有るので話は単純ではない。
The Biggest Women-led Protest in Iran’s History
↓下3つのネタはこちらの解説動画から。義憤を燃やすのは自由だが、ちゃんと状況の全体像を掴んでからにしよう。
Iran: Protests From Within or Regime Change From Without?
マーサ・アミニ氏が拘束中に倒れた瞬間の映像。イラン当局の検閲を受けた映像ではあるだろうが、斃れる前に女性警察官から暴力を受けている様には見えない。この前に暴行を受けていたと云う可能性も除外出来ないが、彼女が暴力を受けたと云う父親の主張はこの映像からは裏付けが取れない。
Beaten by Iran's Morality Police Over Hijab Law: 22-Year-Old Woman Dies
グレイゾーンによるイラン在住の女性研究者Setareh Sadeghi氏のインタビュー。Twitterで最大規模のトレンドになっているマーサ・アミニ氏死亡事件を巡る暴力的な抗議行動は、イラン人の多くが道徳警察には反対しているにも関わらず、テヘランの外まで広がることは出来ていない。女性の人権よりもレジームチェンジに重きを置いている為、多くの女性は参加を拒否している。抗議は特に外部からソーシャルメディアを通じて扇動されたもので、暴力はMEKの様なテロ組織が煽っている。そうではない平和的な抗議行動の方は弾圧は受けていない。イラン女性の地位向上は人々の啓蒙によってのみ達成出来るものだが、ワシントンからの制裁は状況を悪化させているだけ。トランプ政権の様にバイデン政権も、これを核交渉を拒否する口実に利用するだろう。
Iran’s protests: a different view from the ground
2022/10/02のイランのPressTVの報道に拠れば、米帝とイスラエルが支援する分離主義の過激派グループがシスタンとバルチェスタン州のザーヘダンでテロ攻撃を行なった際、イスラム革命防衛隊(IRGC)メンバー4名が殺害された。ザーヘダーンでは集会の祈りの後、幾つかの警察署と公共の場所で武力攻撃が開始され、19人が死亡し、20人が負傷した。同様に市内の消防車、緊急ステーション、銀行にも火が放たれたが、暴動は治安部隊の活動によって鎮圧された。
Funeral procession held for Iranian security forces killed in Zahedan terrorist attack
2022/10/02のイラン情報省の公式説明。「テヘラン市内の警察署内で最近、クルド系イラン人女性マフサー・アミーニーさん(22)が脳死状態となり、病院に搬送されたものの3日後に死亡が確認され」た件については、「イラン政府側の責任者らは、この事件に関する独立調査の実施を要請」しているが、それとは別に、「過去数日間に、反イランテロ組織モナーフェギン(MKO)とつながりのある者および因子49名が逮捕された。これらの人物は、アルバニアに潜伏するモナーフェギンの命令により、暴徒を扇動するフェイクニュースの作成に始まり、テロや破壊行為の組織化、スローガンへの方向付け、暴動の現場への直接参加、公共財産の破壊、警察への対抗のための装備、および公私用車両や公共施設への放火を目的とした爆発物の確保にいたるまでの活動を行っていた。」
イラン情報省が、国内で発生した一連の出来事について声明発表
イランのPars Todayの報道。イランでは2022/09/23、25、26に親政府デモが開かれ、イラン女性への支持を理由とするこの数日の騒乱や暴動を非難した。
イラン国内での数百万人規模の集会、市民による暴徒の排斥
★ブライアン・バーレティック氏による解説の要点。
イランの騒動の真相(要点)
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