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インドと中国

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023年11月現在、バングラデシュ、ミャンマー、インドの安全保障上のジレンマを緩和する上で、米国と中国には仲介役を務めるのは無理だが、ロシアなら出来る。
ベンガル湾に於けるロシアの軍事外交は地域安全保障のジレンマを緩和する(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ミャンマーとロシアは中国への過度な依存を避ける為に、相互補完的な形で戦略的パートナーシップを強化しているが、これは中国を警戒するインドに安心感を与えるものだ。これは多極化を軌道に乗せ、米中による二極化を遠ざけるだろう。
初のロシア・ミャンマー海軍演習は中国に対するバランス調整を強化する(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/10/23の中国とブータンの外相会談の意味を読み解く。中国もインドも戦争は望んでいない。だが中国がブータンと接近し、その結果としてドラクム高原が中国に割譲されれば、中国はインドのアルナーチャル・プラデーシュ州に対する領有権の主張を強めるかも知れない。その結果中印関係は急速に悪化し、新たな戦争のリスクが高まるだろう。
係争中のブータン領土に対する中国の支配はインドの国家安全保障を脅かすかも知れない(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/04/27の中印国防相会談では、中国は国境紛争の凍結を望み、インドは2020年のガルワン事件以前の原状回復を望んでいることが明らかになった。これは当面は行き詰まりであり、これにより他国間協力は損なわれることになるだろう。
中印関係は国境紛争を巡って依然として行き詰まり(抄訳)

★アンドリュー・コリブコ氏の分析の要点。アルナーチャル・プラデーシュ州の領有権を巡る中印の論争は、2023年4月現在、当面は解決する見込みは無い。
インドが支配する係争地域の中国による最近の名称変更は大きな展開だ(要点)

★コリブコ氏の分析。米国はインドと中国を相手に二重外交を行なっている。
米国は、インドが対中国の同盟相手であると世界に誤解させようとしている(要点と補足)

コリブコ氏の分析。2022/09/08、インドと中国が互いに国境近くの軍を撤退させた件について、その理由を探っている。ウクライナ紛争に絡んで西側は分断統治の手法で他国を脅迫しまくったのに対して、インドは毅然と独自の国益に基付いて中立を貫くことを表明した。これを見ていた中国はインドに対するこれまでの評価を改め、インドは「多極化に対する障害」ではなく「不可欠な資産」だと云う見方の変更に繋がった。インドが戦略的自律性を失うまいとすることで、結果的に印中の安全保障上のジレンマが或る程度克服されたと云うことだ。西側の思惑はここでも外れている。
The Chinese-Indian Disengagement Decision Is A Direct Result Of The Ukrainian Conflict

インドと中国についてのTwitterスレッド。
川流桃桜@UnmasktheEmpire @kawamomotwitt
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川流桃桜

Author:川流桃桜
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2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
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