2022/10/12、ウクライナのドネツク、ヘルソン、ルガンスク、ザポリージャ地域のロシアへの編入を拒否する決議は、賛成多数により可決。内訳は、賛成143、反対5、棄権35、不投票10。これは国別の数である為、人口別で計算し直すとこうなる:
賛成:世界人口の45.44%。
反対・棄権・不投票:世界人口の54.56%
世界システム分析の観点から見ると、有色人種の国、貧しい国、世界システムの「周縁」国の大多数は、ロシアを非難することを拒否し続けているのに対し、世界システムの「中核」国、つまり富裕な白人の国は反ロシアで殆ど一致団結している。
55% of Humanity Does Not Reject the Accession to Russia of Donetsk, Kherson, Luhansk and Zaporizhzhia赤の広場でのロシア三唱。
Disclose.tv @disclosetv2022/10/01の駐日ロシア連邦大使館のツイート。
駐日ロシア連邦大使館 @RusEmbassyJ2022/09/30、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ザポリージャ地域、ヘルソン地域のロシア連邦への加盟に関する条約調印式でのプーチン大統領の感動的なスピーチ。長いのでいちいち訳さないが、読めない人は自動翻訳で良いから読んで欲しい。これが西側の描く様な狂人の発言かどうか、自分で考えて判断することが大事だ。
「真実は我々と共に在り、我々の背後にはロシアが居ます!」Signing of treaties on accession of Donetsk and Lugansk people's republics and Zaporozhye and Kherson regions to Russia 2022/09/30のプーチン大統領の長い演説に全文付き合う様なリテラシーの高そうな層なら、そもそも原文か英訳、或いは機会翻訳を使って読むこと位出来るだろうから、私はいちいち邦訳して紹介したりしないけれども、全文日本語訳されたもの存在する。とにかく歴史的演説なので、国際社会の現実を理解したかったら目を通しておくことをお薦めする。
こちらはロシアのスプートニク日本語版。
ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ザポロジエ州、ヘルソン州のロシア連邦への編入 青山貞一・東京都市大学名誉教授による訳。
プーチン大統領演説 2022年9月30日 ロシア語全トランスクリプトの日本語訳2022/09/30、ロシアのプーチン大統領は、合法的な住民投票によって圧倒的民意を明らかにした旧ウクライナの4地域のロシア連邦への加入を認める条約に署名。特別軍事作戦もそうだが、ロシアは全て法的手続きを整えてから行動している(特別軍事作戦が違法な侵略だと主張する人は、あらゆる国連加盟国に認められている集団的自衛の権利がロシア連邦に対しては認められないこと、或いは、この8年間のウクライナの軍と政府によるロシア語話者に対する民族浄化が軍事的防衛の事由として認められないことを論証する必要が有る)。西側連中の方では合法性とか全く意に解さないので、それと一線を画し、また付け込まれない為にも、法的基盤の確保は非常に重要なのだ。
Putin signs treaties on accession of former Ukrainian regions to Russia2022/09/30、プーチン大統領は「キエフ政権に対し、全ての敵対行為を停止し、2014年に始まった戦争を止め、交渉のテーブルに戻るよう求める」と発言したが、その際ロシアの一部になることを望む領土を「裏切る」ことはないと付け加えた。そして「人々は選択をしました。はっきりしたものです」と言った上でキエフに、4つの領土の人々による「自由な選択」を「尊重」するよう求めた。「それが平和への唯一の道です。」
再度確認しておくがロシア語話者に対する民族浄化問題についてプーチン大統領はこの8年間、一貫して外交交渉による解決を求めて来たが、キエフもNATO諸国も国連も対応しなかった。ミンスク合意が守られることは一度も無かった。「プーチンは交渉のテーブルに着け」と言っている人達はこの8年間ウクライナで本当は何が起こっていたのかを全く知らないか、さもなくば知っていて嘘を吐いているかだ。
Putin calls on Ukraine to return to negotiations2022/09/29、ロシアのプーチン大統領はザポリージャとヘルソンの独立を承認。これにより両地域は正式にロシアの庇護を受ける資格を得た訳で、先ずはおめでとう。民主主義の勝利だ(これが民主主義の勝利でなかったら何なのか)。
Putin recognizes independence of Zaporozhye and Khersonドンバスでは人々が希望に満ちて住民投票に向かう一方で、ウクライナ軍による民間人を狙った砲撃も激化している。自国民の基本的権利を剝奪しジェノサイドを行う様な国でも、西側の利益に適うならば「民主主義国家」と呼ばれる一方で、西側の利益に逆らってこの上も無く民主主義的な行為を遂行する者は、テロリストや無法者扱いされる。これが西側自由民主主義ナチ陣営が提唱する、「(どの国も平等に扱われる国際法ではなく)ルールに基付く秩序」の中身。つまり「世界を支配するのは白人のグローバル・パワーエリート層である」と云うことだ。
Kiev’s Bloody Attempts to Disrupt the Referenda 寺島メソッド翻訳NEWSさんがこの記事を邦訳して下さっていたのでそちらも紹介しておく。
キエフからの砲撃の中、住民投票に向かうドンバス市民の生の声2022/09/25、ウクライナ軍はヘルソンのホテルをミサイル攻撃。ここには住民投票を取材していたロシアのRTの特派員が2人泊まっていたが、奇跡的にも脱出に成功して無事。キエフ政権は人々の自決権を認めないし、報道の自由も認めない。
RT crew caught in Ukraine's HIMARS attack!
基本的人権のひとつである「自由に投票を行う権利」を行使するドンバスの人々に対して、キエフの出した回答がこれ。武力による民間人の虐殺が激化している。
KIEV'S BLOODY ATTEMPTS TO DISRUPT REFERENDA!
ドンバスの住民投票の監視に南アフリカから来た人のインタビュー。アフリカ人は今ウクライナのナチを支援している連中がアフリカを蹂躙し略奪しアパルトヘイトを実施しネルソン・マンデラをテロリストと呼んだのと同じ連中であることを忘れていない。住民投票によるドンバスの解放は植民地支配解放運動と同じものであって、ロシアとの連帯を深めているアフリカ諸国もまた、西側の支配にはいい加減うんざりしており、新植民地主義の軛から脱して国を自立させる道を模索している。西側の脅迫にも関わらず、我々は虐げられた全ての者の味方をする覚悟が出来ている。ロシア軍は投票の実施に当たって安全を確保する上で非常に素晴らしい仕事をしてくれており、大変感謝している。
‘People really wanted it for a long time’ – observer from South Africa on referendums!
ロシア連邦への編入を巡るドンバスでの住民投票には、約100人の国際監視団が立ち会っているが、フランスのナタリー・ロワゾー欧州議会議員(写真左)は、彼等全員を制裁対象にすることを要求してロビー活動を行なっている。彼女がEUのジョセフ・ボレル外務上級代表に届けた書簡は現在支持を募って欧州の国会議員達の間で回覧されている。監視団の中でも英国人ジャーナリスト、ヴァネッサ・ビーリィ氏(写真右)は、シリアについての偽情報拡散を目的としたホワイト・ヘルメット作戦のPR部門であるシリア・キャンペーンとロワゾーとが緊密な関係を持っていることをスッパ抜いた為、特に恨まれている。ビーリィ氏は今までにも偽情報を拡散していると中傷されて来た訳だが、今や「プーチンとアサドのマウスピース」として刑事訴追される可能性も出て来た。ドネツク人民共和国からレポートを行なったドイツのフリージャーナリスト、
アリナ・リップ氏は起訴され、同じくドネツクからレポートを行なった英国の独立ジャーナリストの
グラハム・フィリップ氏は制裁を課された。ジュリアン・アサンジ氏の件に見られる様に、国家犯罪を暴くジャーナリズムは今や西側諸国に於ては犯罪なのだ。
EU parliamentarian calls to sanction Vanessa Beeley and all observers of Donbass referendumsドネツク、ルガンスク、ヘルソン、ザポリージャの人々は住民投票での圧倒的多数の賛成票によって、ロシアの一部になりたいと云う自分達の民意を示した。ロシア連邦の側でもこれらを民意を汲む為の努力が行われている(投票を行なった住民の中には、これが8年前に起こってくれていたらと言う人も居る)。考えられる今後の手順としては、提案を受け取ったら大統領が議会と政府にこの問題について通知し、編入に関して政治的合意が得られたならば、ロシアへの「外国またはその一部の編入に関する国際条約の草案」を作成して新しい領土の名前と地位・市民権・引き継ぎ・公的機関の機能・法律の運用等についてのルールを定め、それらが国の最高法に準拠しているかどうかを憲法裁判所が確認し、違反が無ければ、下院のドゥーマが文書を批准し、上院の連邦評議会がこれを承認する。同時に連邦憲法の草案が提出・可決される必要が有る。法律が発効すればこれら4地域に対する攻撃はロシア連邦領土への攻撃と見做される為、2022/02/22のドネツク・ルガンスク両共和国の承認以来、集団的自衛権の行使と人道的介入であったロシア軍の特別軍事作戦は、「自国の防衛」へとグレードアップし、より一層堅固な防衛体制を築くことが出来る様になる。動員された30万人の予備役は再訓練を受けなければならないので当座の即戦力として動員された訳ではない。恐らくその多くは新たに出来た防衛線に配備されることになるのだろう。
Four Regions Vote to Join Russia: What’s Next?人々が自由な選挙を行う権利は民主主義社会の基本原則のひとつだが、
11の野党が禁止されているウクライナでは、住民投票は違法であり、キエフは8月に投票を推進・組織した者は15年の禁固刑に処すると発表した。まぁ人々の基本的権利よりも国家が人々の基本的権利を奪う権限の方が重要だと考える人なら、ロシア編入を巡る住民投票はインチキだと言うだろう。
To Be or Not to Be: One With Russiaドンバス、ザポリージャ、ヘルソンでは、住民投票に投票した人の90%以上がロシア連邦への加盟に対して支持を表明している。
ブルガリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ドイツ、セルビア、モザンビーク、フランス、中央アフリカ共和国から来た国際オブザーヴァーは、ウクライナからの脅迫と砲撃を除いて違反は無いと報告し、投票者達が非常に熱心であることを指摘している。Over 90% of Donbass, Zaporozhye and Kherson Voters Favor Joining Russiaエヴァ・バートレット氏の報告。ドネツクの住民投票は8年間ウクライナ軍による砲撃が毎日続いて人々が殺害されている状況で行われていることを覚えておかなければならない。西側は「ドンバスで戦争など起こっていない。ウクライナ軍は砲撃などしていない」と主張して来ているが、現地の様子を見ればそれらが真っ赤な嘘であることが判る。ドネツクに安全地帯など存在しない。
同。残虐映像には画像処理が施してある。ウクライナ軍はNATOから送られて来た武器を使って故意に民間人を狙って虐殺を続けている。
同。残虐映像はモザイク処理してある。ドネツクの人々は毎日ウクライナ軍によるテロの恐怖に怯えて8年間暮らして来た。まぁこの8年間ウクライナの現実を何ひとつ知ろうとして来なかった人々に今更何を言おうが無駄かも知れないが、ロシア加盟に賛成票を投じた人達が望んでいるのはこうした地獄に終止符を打つことだ、と云うことは知っておいて欲しいと切に思う。
エヴァ・バートレット氏によるドネツク人民共和国の住民投票のレポート。住民達は2014年に叶わなかった住民投票のやり直しを8年半の間求めて来た。強制や脅迫を受けている者など誰も居らず、自宅投票の際に警官(軍人ではない。ドネツクは8年間戦争状態なので、軍人も警官も同じ制服を着ている)が同行しているのは、安全を確保する為であって法執行上必要で正常な手続きに過ぎない。住民達は8年間何を訴えても無駄だったので、「投票はインチキだ」と云う西側の主張に対してそうではないことを証明することには関心を持っていない。何を示そうがどうせ無駄なことは判っているので、彼等は自分達がすべきことを粛々と遂行するだけだ。ウクライナ軍による攻撃は今でも毎日続いて人々が殺されているが、人々は何よりも平和と生活の立て直しを求めている。彼等はウクライナ軍のトーチカUミサイルが飛んで来ない環境で子供達を育てたいと願っていて、自分達を助けてくれるのはロシアだけだと信じている。
DPR Civilians On Why They Wanted A Referendum To Join Russia
西側が国際法で定められた人々の自決権の遂行で在る住民投票をインチキだと誹謗するのは「お前が言うな」案件以外の何物でもない。NATOがユーゴを爆撃してコソボを勝手に独立させた時は、連中はそれが違法行為だなどと騒いだりしなかった。クリントン、オルブライト、ブッシュJr.等の恥知らずな帝国主義者共は自分達が捏造した「少数民族の虐殺を止めさせる」と云う口実を掲げて分離独立を正当化した。ではロシア人に対してこの8年間行われて来た本物の虐殺を止める為に、迫害された来た人々が住民投票を行なっては何故いけないのか? 西側が人々の自決権を認めるのは、敵を害し、自分達の益になる時だけだ。若し台湾が中国からの独立投票を行おうとしたら、西側は「台湾は『ひとつの中国』の原則を守るべきだ」などとは決して言わないだろう。2017年のカタルーニャのスペインからの独立投票、2014年のスコットランドの英国からの独立投票、或いは2016年のオランダのEU・ウクライナ協定の是非を問う投票、これらは人々が自決権を行使した事例だが、EU諸国は悉くこれを非難したり無視したりした。民主主義を掲げるなら、人々の主権と国家の主権と、どちらを本当に優先させるべきか? 自分達に都合の良い時だけ自決権を持ち出す西側の姿勢は偽善と言う他無い。
West & referendums: Tale of double standards
南アフリカからの監視団は中立を気取ったりせずに住民投票に祝福を送っている。
Great Freedom Speech for the Donbass from the South African International Referendum Observer Team
フランスとカメルーンから住民投票を監視しに来た人達の短いインタビュー。人々がウクライナ軍の犠牲になっていること、投票が民主的ルールと国際法に則って行われていることを証言している。
"I have seen the suffering of people of Donbass region who are DEFINITELY victims of Ukrainian armed forces"
エヴァ・バートレット氏による住民投票最終日のレポート。誰も投票しろと強制などされておらず、人々は熱心に投票所に足を運んでいる。彼等は8年間この日が来るのを待ち望んでいたが、何よりも求めているのは平和だ。自分達を人間とは見做さないキエフの狂ったクーデター政権の弾圧から逃れて、安全に暮らしたいのだ。彼等は再びロシアに戻ることによってそれが達成されると信じている。西側が住民の直接投票と云うこの上も無く民主主義的な行為をインチキだと騒ぎ立てているのは、シリアの大統領選挙を執拗に拒否して来たのと同じ。公平な投票が行われれば、絶対に自分達の望む結果が出ないことを知っているからだ。西側自由民主主義ナチ陣営は本物の民主主義が大嫌いなのだ。
My interview from Donetsk on the people's eagerness to vote to join Russia
パトリック・ランカスター氏によるヘルソンでの住民投票のレポート。ウクライナ軍による攻撃は続いているが、全てヘルソンの法的手続きに則って安全に行われており、強制も無く、殆どの人はロシアに戻りたがっている。自分達が未来の為の歴史を作っていると云う高揚感が現地を包んでいる。現地に大勢居るのはロシア兵ではなく、ウクライナのテロを取り締まる為の法執行官で、自分達が「分離主義者」と見做す当局者に対して「パルチザン」はその家族全員を狙ったテロを仕掛けて来るので、治安を維持するのには絶対必要。ロシアからは監視団も派遣されている。
同、ザポリージャのメリトポリのレポート。まだウクライナ軍の攻撃が続いている所為か表情が険しく、インタビューに応じてくれない人も多いが、個人の資格でドイツから投票を監視に来た人(他にヴェネズエラから来た人も居るらしい)に拠ると、皆熱心に投票所の列に並んでいると云う。面白かったのは正教会の神父さんのコメント。「ロシアには西からは何も良いものは来た例しが無いし、これからもそうだろう。ロシアには悪魔崇拝の寺院は無いが、米英には存在する。西側の権力者達が語っている第三次世界大戦は、表向きの形式としては資源やエネルギーを巡るものだが、内面的にはこれは全て信仰の問題だ。」
同、ザポリージャの港湾労働者のいかついおじさん達のインタビュー。ドンバスと違って若干ウクライナ派(つまりTVの言うことを信じている人達)も存在するが、圧倒的大多数がロシアへの統合を望んでいることには変わりは無い。
同、破壊からの復興が続いているマリウポリからのレポート。知っている人はとっくに知っている話ではあるが、現地の人々の証言を聞けば、マリウポリで本当は何が起こっていたのかが再確認出来る。安全の為に自宅で投票することも選べるらしい。アゾフ大隊による虐殺やレイプや破壊活動に打ちのめされた住人達は、心底平和を望んでいる。仮に西側の妄想戦記通りに、ロシアが解放した地域をウクライナが「奪還」することが出来たとしても、殆どの住民達は虐殺者を歓迎しないだろうことは確実なので、支配したければ暴力による恐怖で支配するしか無いだろう。
同、ドネツクの最前線に近い場所でも当然住民投票は行われている。これは今までジャーナリストが入ったことの無い地域からのレポート。ドネツク、ウクライナ、ロシア、どのパスポートを持っていてもちゃんと登録さえ済ませていれば投票出来る。2014年にも住民投票が行われたが、ウクライナ政府を乗っ取った連中は単にそれを無視して虐殺を始めた(従って今の住民投票が違法だとウクライナ政府が主張しているのは笑止千万でしかない。連中は元から違法だろうが合法だろうが住民投票などを認める気は無いのだ)。余談だがウクライナ軍が使っていた塹壕には酒瓶なんかが大量に転がっていたりして、かなり汚いらしい。
同、投票最終日の投票所の様子。とにかくまぁ、キエフの公式の物語に沿わないウクライナ現地の様子は西側大手メディアでは全く伝えられないので、少しでも検閲されていない現地の情報に触れて、これがロシアが銃で脅して仕組んだイカサマなのかどうか、自分の目で判断すれば良い。
グラハム・フィリップス氏によるドンバスの住民投票のレポート。先ずは準備段階から。
同ルガンスク共和国での住民投票1日目。介入や脅迫などは無く、皆笑顔。
同2日目。笑顔で「8年間この日が来るのを待ち焦がれていた」と語るルガンスクの人々。
同、リシチャンシクの様子。投票が発表されてからウクライナ軍からの砲撃が若干頻繁になったものの、全て正常に機能しており、人々はロシアからの人道支援を笑顔で受け取っている。
同、セベロドネツクの様子。投票に自分達の未来への希望を託すと云う、日本人の多くが忘れ去ったか、或いは最初から感じたことの無い体験がそこに在る。ドンバスの人々は自らの手で歴史を作ろうとしている。これが民主主義でなかったら一体どんなのが民主主義なんだと云う話である。
ロシアへの統合についてのドンバス両共和国の住民投票は2022/09/23〜27に開催予定。本物の「国際社会」のすべきことは、西側自由民主主義ナチ陣営のいちゃもんは放っておいて、例えば国際監視団を送り込んで、投票が完全に合法的に平和的に妨害工作や不正無しに行われているかどうかをチェックすることだろう(まぁどうせ西側は自分達の見たいものしか見ようとはしないだろうが)。
Donbass republics reveal date of vote to join Russia2022/09/19現在、ルガンスクとドネツク両共和国は、ロシアへの統合に関する「住民投票」を直ちに実施するよう求めている。
「ドンバスはロシアです。我々は皆長いことそのことを感じ、知っていました。我々はその為に8年間戦って来ました。その為に我々は毎日家、通り、病院、学校、幼稚園に対する攻撃に苦しんで来ました。」
「我々はロシア連邦の国境が我々とウクライナとの間に存在することを望んでいます!我々は再びひとつ大きな祖国、ロシアの一部になりたいと思っています。ドンバスの人々はそう報われて然るべきです!」 西洋帝国主義諸国は何か有ると直ぐ「民主主義」を金科玉条の様に持ち出し、西洋式の代議制民主主義制度だけがその理念を実現出来る唯一の制度であると主張している訳だが、2014年にクリミアの人々が住民投票と云うこの上も無く民主主義的な手段を用いて96%以上がロシアとの再統合に賛成と云う圧倒的な民意を示した時、西の連中はロシアの侵略だと喚き立てた。こいつらはどうせ何をやってもケチをつける。攻撃する口実が欲しいだけだ。
Second Donbass republic wants vote on uniting with Russia2021年7月の世論調査では「ロシア人とウクライナ人は同じ歴史的、精神的空間に属しておりひとつである」と云うプーチンの声明に賛成するウクライナ人は41%、反対55%。東部では賛成は65%に上り、西部でさえ22%が賛成している。
41% of Ukrainians Feel They and the Russians Are the Same People2021年7月の世論調査に拠れば、「ロシア人とウクライナ人は一体だ」とするプーチンの立場について賛成するウクライナ人は41%、不賛成は55%。これは何故か年齢層で殆ど違いが無い。
41% of Ukrainians Agree They and Russians Are One People2019年4月、ロシアはウクライナのドネツクとルガンスク地域の一部の住民向けに、ロシア市民権を取得する為の手続きを簡素化。その為今年最初の4ヶ月だけで14万5,000 人が新たにロシア市民権を獲得。それだけロシア人でいたがるウクライナ人が多いと云うことだ。
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