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政府の公式報告は、当局はCovid-19ワクチンが後天性免疫不全症候群を引き起こすという事実を隠蔽する為にサル痘を利用している(要点)

以下は The Expose の Official Government reports suggest Authorities are using Monkeypox to cover up the fact the Covid-19 Vaccines cause Acquired Immunodeficiency Syndrome の要点。

 サル痘は症状だけでは水痘/帯状疱疹との区別が難しく、誤診が多いが、人間のサル痘は1970年にコンゴで最初に確認されて以来、アフリカ以外では非常に稀。
 だが何故か今になって米国、カナダ、英国、オーストラリア、スウェーデン、オランダ、ベルギー、フランス、スペイン、イタリアから突然報告例が挙がっている。
Multi-country monkeypox outbreak in non-endemic countries
 WHOの発表では、サル痘ウィルスが変異したと云う証拠は無い。
WHO says no evidence monkeypox virus has mutated
 サル痘ウィルスの流行が確認された国。

 ファイザーのCOVID-19ワクチン接種が展開された国。

 単純ヘルペスウイルス(HSV)は潰瘍性皮膚疾患の一般的原因だが、この症状はサル痘と酷似している。免疫力が低下している人の場合は発生頻度と症状が酷く、これが1ヵ月以上続くか、肺・気管支・食道に現れた場合はAIDSの定義を満たすことになる。
AIDS-Defining Illnesses and Conditions
 裁判所命令によって公開されたファイザーのCOVID-19ワクチンの安全性に関する機密文書には、有害事象のひとつとしてヘルペスウイルス感染症が挙げられている。ファイザーワクチンが米英で緊急使用許可を与えられてから僅か2ヵ月(2021年2月末)で、ファイザーはヘルペス感染に関する8,152件の報告を受けており、内18件は既に多臓器不全症候群にまで重症化している。

5.3.6 CUMULATIVE ANALYSIS OF POST-AUTHORIZATION ADVERSE EVENT REPORTS OF PF-07302048 (BNT162B2) RECEIVED THROUGH 28-FEB-2021
 多臓器不全症候群はヘルペス感染によって引き起こされる可能性が有る。
Fatal Multiorgan Failure Associated with Disseminated Herpes Simplex Virus-1 Infection: A Case Report
 同機密文書には、サル痘と非常に類似している自己免疫性水疱性疾患も記載されている。

 ヘルペス、帯状疱疹、多臓器不全症候群に関してVAERSに報告された有害事象を纏めたグラフ。2008年から2020年までのインフルエンザワクチン、全てのワクチン、HPV/天然痘ワクチンのデータと、COVID-19ワクチンのデータを比較している。HPV/天然痘ワクチンの被害も凄いが、COVID-19ワクチンは僅か17ヵ月で過去12年分のその被害を上回っている。

 投与回数と比較した有害事象の数を割合を比較したグラフ。インフルエンザワクチンの場合は100万回につき0.75だが、CODIV-19ワクチンの場合は31.31。40倍以上も異なる。

 英国の公式データの分析結果。COVID-19ワクチン非接種者と比較した場合の、3回接種した人の免疫システムのパフォーマンスを示している。接種していない人に比べて大幅に低下していることが判る。

 UKHSAの公式データに基付くいて、2022年3月時点のイギリス全土の10万人当たりのCOVID-19死亡率を示したグラフ。緑はCOVID-19ワクチン非接種者で、赤は2回接種者。加齢と共に死亡率が2倍3倍と膨れ上がっていることが判る。

 上記のデータから得られた、死亡に関するCOVID-19ワクチンの有効性。これらはCOVID-19ワクチン後天性免疫不全症候群を示しており、これが休眠中のヘルペス感染の活性化に繋がる可能性が有る。

 VAERSに報告されたAIDS関連の有害事象を纏めたグラフ。2000年以降に報告された分の51%が2021年に、16%が2022年に(つまりCOVID-19ワクチン接種が開始されてから)報告されている。

 VAERSに報告された、AIDSを含む獲得免疫障害の数。やはりCOVID-19ワクチン接種開始後に劇的に増加している。

 こちらはVAERSに報告されたAIDS関連の癌の数。やはり2021年から劇的に増加している。

 VAERSに報告されたヘルペス感染/合併症の数。

 こちらは敗血症。これらのデータは、COVID-19ワクチンが後天性免疫不全症候群を発症させ、帯状疱疹、自己免疫性水疱症、多臓器不全症候群等の症状を引き起こすヘルペス感染症に繋がることを強く示唆している。

 COVID-19ワクチン接種がヘルペスを引き起こす可能性が有ることは、2021年10月のこの論文からも明らか。ワクチンマフィアは、COVID-19ワクチンによる被害をサル痘、或いはAIDSだと言い換えている。

Herpes zoster after COVID vaccination
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紛争前のロシアに対するウクライナの核の脅威はどれ程信憑性が有ったのか?

 ウクライナ紛争に関する西側プロパガンダに騙され切った無知で傲慢な西側市民の迷妄は最早救い様が無く、自分は反戦主義者だとか信じている人々がウクライナで民族浄化を行なっているナチに声援を送り、「プーチンが第三次世界大戦を起こそうとしている!プーチンは現代のヒトラーだ!」とか頭がおかしいとしか思えないことを盛んに口にしている現状を目の当たりにすると、本当に頭がクラクラして来る。彼等はその時々で腐ったマスコミが与えてくれる情報でしか世界を知ろうとしない。ウクライナ戦争はこの8年間ずっと続いて来たのに、彼等は今ウクライナ関連報道に隠れて不可視化されているパレスチナやアフガニスタンやシリアやエチオピアでの戦争・紛争・ジェノサイドに殆ど関心を払わない様に、「マスコミが報じないから」と云うだけの理由で関心を払って来なかった。現実を知る為に情報源を探す努力を怠って来たのだ。そして最早無視が出来なくなった今でも、矛盾や穴だらけの情報を論理的に整理して状況を相対化して考察してみる努力をしない。結局彼等はこれまでの歴史から殆ど何も教訓を学んで来なかったのだ。

 認知的なタコツボの中に入り込み、マスコミや権力者共がそうしろと命じた時だけ(全く間違った仕方で)戦争や紛争や人権問題に関心を持つ、彼等なんちゃって平和主義者達には最早何を言っても無駄なのかも知れないと云う気も時々する。思考停止した大衆にとって事実など重要ではなく、世界経済フォーラムのクラウス・シュワブが言う様に「ナラティヴ(物語)」こそが意味を持つのかも知れない。だが正しい情報に接する機会を提供しさえすれば、軌道修正出来る人は結構居るのではないか、とも時々思いたくなる。まだまだ希望は捨てたくないので、ウクライナ紛争について改めて、根本的な事柄のひとつについて再確認させて貰おうと思う。

 以下は『ハイブリッド戦争』と云う著書も有り、私がその分析力の冷静さと視野の広さに敬意を払っている地政学アナリスト、アンドリュー・コリブコ氏の2022/03/06の記事 Just How Credible Was Ukraine’s Nuclear Threat To Russia Prior To The Conflict? を訳したもの。NATOとゼレンスキーの軍事的挑発をあの儘放置していたら第三次世界大戦が起こる可能性が飛躍的に高まっていただろう、と云う趣旨で、私は妥当な分析だろうと思う。8年間続いたドンバスの人々へのウクライナ軍の虐殺の問題を考えなかったとしても、ロシアの特殊軍事作戦は間違い無く自衛戦争だし、この場合懸かっているのはロシアの存亡だけではなく全人類の絶滅、文明崩壊だ。なので私はプーチンは全人類の恩人であると思っている。スターリン率いるソ連赤軍がヒトラーのナチスドイツの脅威から殆ど独力で全世界を救った様に(ついでに言うなら日本の関東軍の降伏を決定付けたのも赤軍の参戦だ)、ナチの脅威を排除してくれるのは昔も今もロシア人だ。ハラショー! 嘘で彼等を中傷し貶める大馬鹿野郎共は地獄に落ちるべきだし、彼等の下劣で差別的な嘘にあっさり騙されている人々は、早く目を覚まして嘘ではない現実を直視して欲しいと思う。


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 プーチン大統領の運命的な2月24日の声明の前に舞台裏で何が進行していたかを知っていれば、公衆は国際外交が実際にどの様に機能するかについてもっとましな考えを持てるかも知れません。世界は、国家間関係の最高レヴェルで秘密裏に起こっていることについて常に通じている訳ではありません。その為、ウクライナでのロシアの特殊軍事作戦の様な展開はショッキングに見えますが、後から振り返ってみれば完全に理に適っています。

 プーチン大統領は、ウクライナでのロシアの特殊作戦のタイミングは、部分的にはこの旧ソヴィエト共和国の隣国が自国に突き付けていた差し迫った核の脅威の所為であると説明しました。これらの主張は米国主導の西側主流メディア(MSM)から、そのユーラシア大国に対する情報戦キャンペーンの過程で斥けられましたが、それらは確かに非常に信憑性の有る話なので、詳しく説明する価値が有ります。実のところ、それらは作戦自体を引き起こしたと言って良いと思います。先月のミュンヘン安全保障会議でウクライナ大統領ゼレンスキーが核兵器の生産を真剣に検討しているとの仄めかしを受けて、モスクワは国家安全保障のレッドラインを確保することを余儀無くされたからです。

 ロシアの指導者は2月24日、ウクライナでの特別軍事作戦を発表し、次の様に警告しました。「事態の成り行きと最新の報告を見る限り、ロシアとこれらの勢力との対決は避けられません。それは時間の問題に過ぎません。彼等は準備し、時が来るのを待っています。更に彼等は核兵器を持とうとするところまで行きました。これを放置する気は有りません。」ラヴロフ外相彼のスポークスウーマンのマリア・ ザハロワの様な他のロシア当局者はその後、ウクライナの核の意図が彼等の国に突き付けた脅威について、世界に喚起を促しました。プーチン大統領自身も土曜日のロシアの航空会社の女性の航空機搭乗員達との会合でこの問題を再度取り上げました。これが彼の発言です。

 「今、彼等は核の地位を獲得すること、つまり核兵器を手に入れることについて話しています。所謂西側がロシアに関してどの様に行動するかを知っているので、私達はこうしたことを無視することは出来ません。ひとつには、ウクライナはソ連時代から核能力を持っています。濃縮と核物質に関する限り、彼等にはそうしたプロジェクトを立ち上げることが出来ます。彼等はミサイル能力を持っています。ユージュマシュ社の名前を出すだけで十分でしょう―――ソヴィエト連邦の為に大陸間弾道ミサイル装置を作った会社です。

 彼等はそれを推進し、実行することが出来ます。それについては彼等は海の向こう側から支援を得ることになるでしょう。その時その支援者達は、我々は彼等の核の地位を認めない、彼等が自力でやり遂げたことだと、と言って、それらのシステムを自分達の管理下に置くでしょう。そしてその時、その瞬間から、ロシアの未来は劇的に変わることになります。それ以降、私達の戦略上の敵対者達は大陸間弾道ミサイルを持つ必要すら無くなります。彼等は何時でも好きな時に私達に核の銃口を突き付けることが出来る様になります。これに知らんぷりを決め込むことが出来るでしょうか? これらは間違い無く本物の脅威であって、こじつけのナンセンスなどではないのです。」

 著者が「ロシアが『反ロシア』を非軍事化&非ナチ化することが何故それ程重要なのか」と云う記事で説明した様に、米国が支援するファシスト・ウクライナの何時までも変わらない軍事、諜報、外交官僚(ディープ・ステート)が、文字通り彼等の兄弟の様なロシアの隣人達を根絶すべきだと説くイデオロギーの影響を受けている以上、彼等がその様な能力を獲得すれば、かのユーラシアの大国に対して核攻撃を開始することは確実です。匿名だが恐らく非常に高い地位に在る信頼出来る情報筋が、プーチン大統領の前述の報じられた会合の翌日に公的メディアTASS通信に明らかにしたところに拠ると、「ウクライナの専門家達はその様な装置を数ヶ月で作ることが出来」、更に彼等はウラン濃縮施設建設を進める為に「複数の外国企業との対話を開始」しました。

 別の情報筋は公的メディアRIA通信に接触し、米国が支援するウクライナの秘密の核兵器計画についての詳細を知らせました。それらに拠れば、彼等はチェルノブイリで汚い爆弾の実験を行なっており、実験を覆い隠す為にそこの既存の放射線を利用していました。またこのプログラムに関連する文書は以前はザポロジスカヤ原子力発電所に保管されていたのではないかと疑う人も居ます。ここでは最近キエフのファシスト・ナショナリスト勢力がロシアを挑発しようとして発砲し、その後撤退する際に一部に放火しましたが、これは恐らく彼等の国の違法な計画の証拠を隠滅する為でもあったのでしょう。入手可能な情報が益々積み上がっていますが、これらはウクライナが米国が支援する核兵器国になる瀬戸際だったと云うというプーチン大統領の懸念に信憑性を加えています。

 ロシアの特殊作戦が仮に開始されなかったとしたら、キエフはその1週間前に開始したドンバスでの内戦の敵対行為の第3ラウンドを更に強化し、それを米国とNATOの直接支援を要求する口実として使用した可能性が高いのです。それには核兵器研究施設を密かに保護することも含まれていたでしょう。モスクワは本質的に、ファシストに乗っ取られた隣国へ、本当にギリギリの瞬間に決定的な介入を行うことによって、この企みに先手を打ちました。これによりロシア軍(RAF)は西側の秘密の軍事インフラを破壊することが出来たのですが、これは西側がウクライナに着陸するのを容易にしたでしょうし、核の反撃能力が無力化された後でロシアを通常兵器で攻撃する時にも使うことが出来るものです。

 プーチン大統領は、安全保障の提案を米国とNATOに伝えて以来2ヵ月の間、自国の国家安全保障のレッドラインに対するこれらの差し迫った脅威について口を閉ざした儘でした。このヴェテラン政治家は国際外交がどの様に機能するかを心得ていて、平和的な政治的解決を真摯に追求しつつも、ヨーロッパのど真ん中で起こっているこのキューバ・ミサイルの時の様な危機について、公に警告を発したくなかったのです。これらの非常に深刻な脅威について公然と話していたら、MSMはこれを「頭のおかしい指導者が根拠も無く恐怖を煽っている」と報道し、その結果、西側との高レヴェルの外交は台無しなっていたことでしょう。残念ながら、彼がロシアは必要であれば国家安全保障を確保する為に軍事技術的手段に訴えると言った時、相手はその警告を真剣に受け止めませんでした。

 その為、2月24日の朝、彼がロシア国民への演説でこれらの脅威の正確な性質を詳しく説明する中で、遂にこの危機について真相を漏らした時、全世界が衝撃を受けました。人々は、世界が全人類の絶滅に至る可能性の高い第三次世界大戦にどれ程近付いていたかを知らなかったので、衝撃を受けたのです。MSMは予想された通り、全てについて前例と全く同じ様な報道姿勢を続けましたが、ロシア国民の大多数は、ウクライナに於ける米国主導のNATOからの脅威がどれ程重大であるかを理解した後、愛国的な指導者を支持して結束しました。単に彼等の国の各反撃能力が無力化されたり、その後通常兵器で攻撃されることが問題だったのではありません、ファシスト・ウクライナを核で武装させることが問題だったのです。

 客観的な観察者達の目には、ウクライナに於けるロシアの特殊任務は、前の段落で挙げておいた3つの脅威に関連する米国の邪な戦略的安全保障計画の実現を確実に阻止することによって第三次世界大戦を回避することを目的とした、先制的な任務であると映ることは間違い有りません。プーチン大統領の運命的な2月24日の声明の前に舞台裏で何が進行していたかを知っていれば、公衆は国際外交が実際にどの様に機能するかについてもっとましな考えを持てるかも知れません。世界は、国家間関係の最高レヴェルで秘密裏に起こっていることについて常に通じている訳ではありません。その為にショッキングに見える展開も有りますが、後から振り返ってみれば完全に理に適っています。

 ウクライナに於けるロシアの特殊作戦はその様な事例のひとつであり、恐らく数世代で最も重要な作戦です。モスクワが先制的な自衛の為に軍事行動を起こさなかったとしたら、ロシアはとっくにキエフとその西側のパトロン諸国から核の脅迫を受ける運命を辿ることになっていたでしょう。ロシアの諜報機関が疑ったシナリオの様に、NATOの代理国であるウクライナがドンバスでの内戦の敵対行為の第3ラウンドを強化し、防衛と云う口実の下でNATOがウクライナの秘密核兵器施設を保護する為に軍隊を派遣した場合は特にそうです。今のところ全てが非常に緊張していて危険な様ですが、特殊作戦が開始されていなかったらもっと大変なことになっていたことでしょう。ロシアは文字通り、近い将来の差し迫った核戦争から世界を救ったのです。

AIDS/HIV

★The Expose の記事の要点。AIDSやサル痘が何故か流行していると云う主張は、COVID-19ワクチン被害を隠蔽する為に行われている。
政府の公式報告は、当局はCovid-19ワクチンが後天性免疫不全症候群を引き起こすという事実を隠蔽する為にサル痘を利用している(要点)

COVID-19の恐怖がやや薄れつつあるのにつれ、2022年になって毒性の高い新しいHIVの亜種が発見されたり、HIV用の新しいmRNAワクチンが開発されたりしている。公式統計ではAIDSは1981〜2021年の間に3,630万人を殺したことになっており、恐怖の性的感染症として今だに恐れられているが、正確に言えばAIDSは病気ではなく、HIV陽性を示した人のヘルペス、イースト菌感染症、幾つかの癌や肺炎、認知症、結核等の27の異なる病気に対して与えられるカテゴリーだ。AIDSの定義には当初るニューモシスチスカリニ肺炎とカポジ肉腫だけが含まれたが、その後拡大され続け、1993年には子宮頸癌、細菌性肺炎、肺結核、T細胞数の減少を含むまでになった。アフリカでは発熱、咳、下痢、無力症、体重減少等と定義しており、要するにマラリア、寄生虫、栄養失調、汚れた飲料水への曝露等、何でも良い。

 AIDS患者は先進諸国では肛門弛緩剤を乱用するゲイや静注薬物を濫用する男性が多く、彼等の多く乱れたライフスタイルを送っているが、それらが健康悪化を引き起こす可能性は無視されている。性交による感染は殆ど無いことが知られており(1997年の包括的な研究では男性から女性への接触あたり約0.0009)、先日亡くなったHIV発見者のリュック・モンタニエも、HIVに曝されても健康な免疫系を持っている人なら問題無いと発言している。HIVがAIDSを引き起こす方法を実証した科学論文は今に至るまで何処にも存在せず、AIDSは長期的な薬物乱用や不健康なライフスタイル、きれいな飲料水の不足、風土病、栄養失調、極度の貧困によって説明が可能であり、ウィルスの出番は無い。

 HIV検査には抗体検査、抗原/抗体検査、NAT(核酸増幅検査。PCR検査を含む)の3種類しか無いが、不正確な上標準化されておらず、ウィルスを検知する能力は無い。HIVはレトロウィルスだとされているが、今に至るまで純粋分離されておらず、HIVのものだとされている電子顕微鏡写真はどれも疑わしい。

 上記全てにも関わらず、AIDS治療は莫大な利益を生んでいる。
Resurrecting the Fear of AIDS

ファシズム:我等が共通の敵(全訳)

以下はユーゴやルワンダ等数多くの戦争犯罪事件を手掛けたことで知られる国際刑事弁護士クリストファー・ブラック氏の Fascism: Our Common Enemy の全訳です。深く頷ける部分が有ったので訳してみました。



 行動には原因があります。それが哲学と、世界の在り方を理解する上での基本点です。ウクライナでのロシアの行動には原因があり、それはそれらの行動を必要としました。偏見を持たない観察者であれば、それらの原因が何であるか、そして何故ロシアの特殊軍事作戦が必要な結果であったかを知っています。ロシアは数ヶ月前にその原因と、それに対する行動が何になるかを明確に示しました。それでも、「西側/西洋(the West)」と呼ばれるもの、即ちNATO同盟を構成する国々に住んでいる場合、原因は人々から隠されており、ロシアの行動は謂れのない「悪」として描かれています。

 NATO諸政府とそのマスメディア内の下女達が用いている、世論と感情を操作する為のこうした事実の抑圧、歪曲、集中的なプロパガンダにもまた、特定するのが難しくない原因がありますが、それは16世紀に於けるヨーロッパの技術的な、従って軍事的な力の拡大の帰結として発生した、植民地主義の歴史の深部にルーツを持っています。それらの力は搾取すべき市場と資源、盗むべき富、命令すべき奴隷を探して、船で長距離を移動することを可能にしました。

 世界に優越する存在としての自己中心的で無知なヨーロッパ人の自己像は、世界についての無知とカトリック教会の教義から発生し、その後集団としての社会ではなく個人こそを重視し、万物や自然との一体感を否定するプロテスタントによって促進されましたが、それは他者を外部の存在、自分達とは違う存在であって、曾て彼等が地球全体を利用し搾取した様に、利用し搾取すべきモノだと見做す社会を作り上げました。

 メキシコの征服とそこに居た数百万人の虐殺に始まって、南北中央アメリカ、アフリカ、インド、アジア、オーストラリア、そしてあらゆる海の島々の人々の隷属と絶滅に至るまで、急速に広がったヨーロッパの破壊行為は、1500年から1770年代にかけて、最初はスペインとポルトガルが、次にイギリスとフランスが、オランダが、それから他の国々が主導しましたが、それは運悪く彼等が欲しがるものを持っていた人々の上に、一群の悲惨となって降り注ぎました。

 イギリスの植民地プロジェクトは、個人を至上視し富を人生の目標とするイギリスの入植者によって建国された、アメリカ合衆国の創設に繋がりました。彼等は人の命を蓄財の為の道具か、排除すべき障害物に過ぎないと見ていました。この社会は、創設されるや否や直ちに、大陸全体で征服と殺戮の戦争を開始し、19世紀にはカナダ、次にメキシコ、そして他の地域の諸国を支配下に置こうとしました。

 植民され得る世界の殆どが植民地支配下に置かれ、イギリス、ドイツ、フランス、ベルギーがアフリカからインドシナに更に多くの植民地を獲得した後、米国はライヴァルの帝国主義勢力に手向かいました。最初の相手はスペインで、その植民地は1898年の米西戦争で押収されましたが、これはアメリカの戦争が通常そうである様に、もっともらしい口実で始められました。

 20世紀が幕を開けた時のアメリカ合衆国とヨーロッパ植民地勢力との競争圧力が引き起こした1914~1918年の世界大戦で、西洋の帝国主義は頂点に達しました。当時合衆国が植民地-帝国主義的勢力の最大勢力として台頭する一方で、イギリスがドイツのアフリカ植民地を乗っ取ったにも関わらず、イギリスとフランスは破産しました。

 1930年代には、地球の大部分がこれらの大国によって植民地化され、日本がアジアの植民地大国として台頭し、イタリアがアフリカの一部の支配を取り戻そうとし、そしてその全てが社会主義という新しい政治的現実に直面しなければなりませんでした。西洋の資本がロシアやアジア全土を搾取する能力を阻むソヴィエト連邦が創設され、世界的不況が始まると社会的な不満が高まったのです。

 過剰生産によって市場は飽和し、生産と流通は急落し、共産主義は労働者と抑圧された者の擁護者となり、あらゆる所で資本の支配を脅かしました。暴力的な反応が始まりました。西洋諸国の産業金融資本にとって、戦争は彼等のジレンマから抜け出す唯一の方法であり、彼等の歪んだ論理によれば、再建の為には破壊が必要であり、劣化した社会を救うための数百万人を大量殺戮せねばならなかったのです。ファシズムは不満から生まれたものですが、それは人民の進歩主義的勢力に対抗するよう不満を誘導する手段であって、資本の支援を受け、その目的を達成する為であればあらゆる暴力が容認されました。道徳は内面から来るものです。行動は性格に従うものです。ひっくるめた西洋全体、その社会全体には道徳心がなく、将来もないだろうことが、1930年代と1940年代に明らかになりました。彼等は自分自身にしか関心がなく、自らの意志の力を前進させる為であればどんなこともでやってのけるのです。

 支配階級を支え、労働者が彼等の主人に反抗するのを防ぐ為に植民地の財産から奪われた莫大な富については、十分に文書化されています。植民地の財産は彼等の富と力を維持する為には不可欠でした。それらを失うことは災厄であることが繰り返し証明されました。スペインは植民地を失いました。イギリスはインドを失った直後に帝国が崩壊しました。フランスは1940年代に世界の人々の自由の為に戦ったと主張した後でさえ、帝国を維持しようと冷酷な戦争を戦いました。ですが御存知の通り、1941年にナチスがソ連に侵攻した時、フランスはSS内に師団を持っていました。

 30年代の帝国勢力の支配階級は社会主義の信用失墜キャンペーンを開始し、戦利品を分け合う彼等選ばれた仲間内で世界を切り分けるべく、幾つもの計画を立てました。1930年代にイタリア、次にドイツ、フランス、スペイン、そして米国と英国でファシズムが台頭したのは、彼等が世界支配を確かなものとする為にあらゆる手段を用いると決めたからです。ムッソリーニ、ヒトラー、フランコは、ヨーロッパの産業資本と金融資本から支援を受けました。日本はロシアと中国を攻撃するように奨励されました。ファシズムは、崩壊に瀕した西洋がそれに対して自らを救おうとする捨て身で無益な試みであり、それは今日まで続いています。

 少し回りくどい話をしてしまった様ですが、私が言いたいのは、今日NATOの攻撃から自らを守っている、そして2014年のNATOのクーデターによってウクライナで権力を持つに至ったファシストからドンバス共和国の人々を守っているロシアに対して向けられている、憎悪、偏見、プロパガンダは、何世紀も遡る西洋の歴史の延長線上にあるということです。それは挙げればきりのない地域戦争とふたつの世界大戦の破壊へと至った軌跡であり、それは今また次の大戦を起こそうとしています。

 戦争への道は西洋にとっては行き止まりです。それはどちらの大戦でも、彼等の状況を解決も緩和もしませんでした。そして主に赤軍の働きによる1945年のファシスト勢力の敗北は、西洋に於けるファシズムを終わらせはしませんでした。それは単に水面下に潜っただけで、暫くは流行しませんでしたが、カナダ、米国、イギリス、フランス、そしてドイツ、オーストラリア、日本、ラテンアメリカの暗い隅に身を潜めていました。
 
 西洋は数十年の間、自らを「民主主義的」と偽って来ましたが、実際はその間諸国の主権を弱体化させ、人民の自決権を否定し、以前の彼等の植民地の財産を軛に繋ぎ続ける為にあらゆることをやってのけ、そして支配を維持する為に自らの市民達を欺いたのです。ですが今や、西洋は経済的に凋落しつつあります。それには多くの要因があります。例えば度重なる戦争や窃盗による安価なエネルギー資源の喪失や自国民の貧困化、植民地に貶めることの出来ない経済大国としての新国家の台頭、ヴェトナム戦争の間に起こった米国の破産と、それを受けてカネを印刷するだけで債務を払えるように金本位制を放棄したこと、その結果として私達は今インフレ・スパイラルに直面している訳ですが、西洋の金融産業エリート層は今一度必死で自らを救おうとしています。彼等はその性格に忠実に従って、ファシズムと軍事主義の勢力を公然と解き放っています。

 多くのコメンテーターが、少なくとも2014年以来続いているウクライナの戦争は、米国とその同盟諸国によるロシア弱体化の試みであると主張しています。しかし崩壊を止めようとする必死の試みであることは本当ですが、それは寧ろ崩壊を加速させています。それはロシアを弱体化させていません。中国に対する圧力が中国を弱体化させていないのと同じです。弱く、無力で、道徳的に破産し、知性を持った指導力が欠如しているのが露になって来ているのは西洋の方です。、

 それが明らかになればなるほど、彼等はより捨て身になり、向けられる憎悪と敵意はより激しくなります。彼等が資源と市場に関してロシアを屈服させ、それによって世界を支配しようとしていることには疑念の余地がありません。ヒトラーはその様な夢を抱いていました。西洋は彼を支援しました。彼等は今ウクライナや自国にいるあらゆるリトル・ヒトラー達を支援していますが、彼等の末路は同じです。

 ファシズムの新しい波は、進歩と道徳的品位の岩を乗り越えることは出来ません。ロシアの人々の、中国の、キューバの、シリアの、ヴェトナム、ヴェネズエラ、イラン、インドと南アフリカの、エジプトとアルジェリアの、中東とラテンアメリカ全体の、中東とラテンアメリカ全体の、アフリカの人々の意志が立ちはだかっています。植民地主義と帝国主義に倦み疲れ、世界共通の課題に立ち向かう為に立ち上がった今、彼等は西洋の時代は最早終わったと見ています。西洋を支配しているファシスト達を打倒する為の闘いは困難を伴い、私達は共に破壊のリスクに直面することでしょう。ですが彼等は成功しません。彼等は消耗戦争でロシアをすっかり出血させていると主張していますが、違います。彼等の決定と行動によってすっかり出血しているのは、米国とその同盟諸国自身です。これが彼等を危険にする可能性があります。ファシストは常に危険だからです。彼等は阻止されねばなりません。彼等は我等が共通の敵です。ロシアが彼等を阻止します。私達はその闘いを支援せねばなりません。私達自身の未来と幸福がそれにかかっています。


ラフマニノフ:「晩 祷」(徹夜祷)

大国と技術に関するミリーの最近の発言は注意を払う価値が有る(要点)

以下はアンドリュー・コリブコ氏による米統合参謀本部長マーク・ミリーのウェストポイント卒業式での基調講演の分析、Milley’s Latest Remarks On Great Powers & Technology Are Worth Paying Attention To の要点。


 ・第二次大戦後にペンタゴンが構築した「米軍のルールに基付く国際秩序」は現在二重の脅威に曝されており、ロシア軍のウクライナでの特別軍事作戦と、「500年で最大の世界経済の変化」の結果としての中国の大国としての台頭は、「(大国紛争の)可能性が減少するのではなく増加している」ことを意味している。
 ———これまではハイブリッド戦争(経済、金融、情報、代理戦争等)に過ぎなかったが、この発言は米帝のユーラシア封じ込め戦略が本格的な第三次世界大戦への準備段階である可能性を示している。

 ・ロボット工学、合成燃料、3D製造、医学、人間工学と人間強化よりもAIこそが「全ての技術の母」である。
 ———この点は2019年のプーチンの「(AI)をリードする誰でも世界の支配者になる」と云う予測とも一致しているが、どの様に役立つかは使われ方次第であり、死傷者を減らすかも知れないが、増やすかも知れない。ペンタゴンは「全方位支配(full-spectrum dominance)を謳っているので、AIは軍事戦略一般だけではなく経済や情報分野でも政策提言を行うことを可能にする。

 ・将来の紛争では地方戦よりも市街戦が頻繁に発生する可能性が有る。
 ———彼等はロシア軍の様には人権を気に掛けないので、爆撃を行わない場合、将来ウクライナの様な市街戦が世界各地で発生する可能性が有ることを示唆している。

 ・「ナショナリズムと権威主義的政府、地域的軍拡競争と未解決の領土の主張、民族宗派間の論争、そして一部の国による18世紀的な、勢力圏を伴う力の均衡政治概念への回帰———これらが世界的に増加している。」
 ———これらの発言は人類史上最強の軍隊が、多極化へ向かう世界的な体系的移行やそれに伴う軍事的傾向をどの様に見ているかを反映している。米軍の一極支配への衝動は、露中の核反撃能力が保証しているMAD(相互確証破壊)によってのみ抑制されている。

クラマトルスク駅のミサイル攻撃の真相

エリック・ズエッセ氏の記事。2022/04/08にクラマトルスクに対して行われたミサイル攻撃は、欧米にマスコミが主張する様にロシア軍ではなく、ウクライナ軍による攻撃であったことを証拠は示しているが、これを理解するには歴史的背景を押さえておく必要が有る。

 ・クラマトルスクとスラビャンスクは2014年の違法なクーデターに対して反抗した最初の都市だが、これらは新政府による「対テロ作戦」の公式目標に設定された。
 ・クラマトルスクの住民の80%は2010年の選挙では(クーデターで追放された)ヤヌコビッチに投票したが、彼はこの地区の出身で、ドネツクの知事を務めたことも有る。住民の約40%は自分達をロシア人だと認識している。
 ・2015/05/17にはクラマトルスク近くで民間人の殺害を拒否したウクライナ軍兵士達が、ネオナチ「右派セクター」によって殺害されている。
 ・2014/06/14にはウクライナ政府軍が「対テロ作戦」によって親ロシア分離派300人を殺害、500人を負傷させたが、当時のオバマ米大統領はポロシェンコ大統領と面会した時に「賢明な選択」「力強い民主主義の国になる」などと称賛した。
 ・2014/08/17のウクライナ軍兵士捕虜の証言に拠ると、ウクライナ軍は負傷したドネツク=ルガンスク民兵達を大きな穴に落とし込んで生き埋めにし、タンクでその上を一周した。
 ・2014/10/22、同6月のウクライナ国防相が発言した「人々の濾過措置(つまり民族浄化)」の中身についての映像がキャプチャされる。民間人達が森の中の大きな穴の中へ連れて行かれ、銃で撃たれた後埋められている。
 ・2016年2月、サセックス大学の研究。スラビャンスクとクラマトルスクでは2014年のクーデター以来約100万人の有権者が殺害されたかロシアに逃亡した。2015年の選挙では47.5%が親欧米政党に投票した。他の人々は投票しなかったか、誰に投票したかを覚えていないか、誰に投票したかを言いたくなかった。

 結論として、ロシアにはクラマトルスクを攻撃する理由など全く無いが、ウクライナ政府には有る。
Ukraine Targets & Kills Civilians, Says Russia Did It: U.S.& EU Press Report The Lie (NOT The Truth)

ウクライナのクラマトルスク駅を攻撃したトーチカ-Uミサイルは
 ・シリアル番号はШ91579(ロシア語)またはSh91579(英語)だが、これはウクライナ軍が所有するものであることを示している。
 ・ロシア軍は2019年以来トーチカ-Uを持っておらず、現在では退役している。
 ・ドネツクとルガンスクの人民共和国は今も昔もトーチカ-Uを所有していない。
 ・駅近くの地面に着弾したミサイルの方向は、クラマトルスクから45km離れたドブロポリエ近くに配備された第19ウクライナ・ミサイル旅団から発射されたことを明確に示している。
 ・ウクライナ軍は以前同じシリーズのトーチカ-Uを使ってドネツクとルガンスクを攻撃した。
Evidence that the Missile that Caused the Massacre in Kramatorsk Is Not Russian but Ukrainian

ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスク駅で数十人を殺害したミサイルがロシア軍ではなくウクライナ軍から発射された証拠:
 ・ロシア軍は最早トーチカ・ミサイルを持っていない。
 ・トーチカ・ミサイルは平均誤差半径(CEP)が約150メートルの、狙いが不正確な所謂地域兵器である。
 ・トーチカ・ミサイルの最大射程120km以内にロシア軍は配備されていない。
More Evidence That Ukraine Fired The Missile Which Killed Dozens In Kramatorsk
 ロシア軍がトーチカ・ミサイルの使用を止めていることに関しては、CNA(Center for Naval Analyses 米海軍分析センター)の2021年6月の報告書で確認出来る。
Russian Forces in the Western Military District

「OffGuardianの見解:偽の二分法、偽の危機、偽の英雄」の訳とその所感。

 以下は OffGuardian に掲載された The OffG View: Fake binaries, fake crises, fake heroes の全訳と、それについての私の所感だ。




「2年間の嘘の中で、パンデミックは少なくともひとつの否定し難い真実を明らかにしました———私達は本当に「新常態」を生きている、と云うことです。
 彼等は『Covid』は先触れだと言い続けましたが、この件については彼等は嘘を吐いてはいませんでした。
 世界は別物になりました。私達は古いルールがまだ通用するフリを続けるのではなく、その現状を受け入れて生きる必要が有ります。地政学的パラダイム全体が変化しており、私達もまたそれにつれて変化する必要が有ります。
 私達の編集者の一人が最近 Telegram チャンネルでこのことについて書いたのですが、それは現在の状況とOffG編集部の立場を実によくまとめてくれています。
 現在全世界的に、闇/奴隷化の勢力と、真実と自由に対する人間の希求との間で、巨大な闘争が進行しています。
 バイデン対トランプのことではありません。
 労働党対保守党のことではありません。
 ロシア対ウクライナのことではありません。
 東対西のことではありません。
 男性対女性のことではありません。
 LBGT対ストレートのことではありません。
 これら全ては純然たる芝居、でっち上げられた論争、或いは搾取者のライヴァル・ギャング同士の内部抗争に過ぎません。
 本当の闘争は、「パンデミック」の嘘が期せずして私達全員に判然と明らかにしたものであって、私達全員が上述のあらゆる気散じによって可能な限り早急に忘れ去るよう急き立てられているものです。
 それは個々の人間としての私達と、全世界的に展開中のテクノ-ファシズムとの間の闘争です。
 それは真実と、私達がその中で住むようにと誘われている、偽の二分法、偽の危機、偽の解決法と偽の英雄が植え付けられた嘘のマトリックとの間の闘争です。
 決めるのは私達です。目を覚まさなければ、新常態のグローバルな刑務所へ向かう列に並ぶことになります。」



 このブログ(と云うか、今は禁止されたTwitter)で何度か述べて来た様に、今は従来の政治的カテゴリーの重要性が悉く没落している時代だ。今だに古い党派的(寧ろ部族的とでも言うべきか)思考に囚われて、「あの考えを持っている人はあの派閥に属する人の筈だ」と云う発想でしか状況を判断出来ない人間は、有り余る程の嘘、デマ、フェイクニュースの洪水を前にして呆気無く思考停止に陥って、公式プロパガンダの物語とは外れた見解を語る人を、口角泡を飛ばして「陰謀論者」「ロシアの工作員」「中国の工作員」「反ワクチン」等と罵倒し、その「堕落」を嘆いて自分達の虚ろな共同幻想の殻の中に閉じ籠ることしか出来はしない。今は右や左などどうでも良い。それらは現状では全て瑣末なこと、二義的なこと、本当の闘争が終わったら後で好きなだけ争えば良いが、今最優先すべき話題では決してないものであって、今本当に気にすべきなのは、言うなれば上と下との闘争、1%と99%の闘争、行き詰まった後期資本主義社会を再起動させる為に全世界を監視・管理社会へと変貌させ、地球環境そのものを金融商品化し、科学を語る偽科学の権威を利用して惑星全土に史上空前の植民地主義を確立しようとしている、自らのカネと権力にしか関心の無い支配者達と、非人間に貶められることを頑として拒否する個々の人間との闘いだ。
 
 今は間違い無く世界史の大きな転換点だ。何時からの転換か?と訊かれると困るが、2014年(ウクライナのクーデター)か、1991年(ソ連解体)か、1971年(ニクソン・ショック)か、1945年(ヒトラー・プロジェクトの表向きの終焉)か、1917年(ボルシェビキ革命)か、1492年(西洋によるアメリカ大陸の略奪開始)か、或いはいっそ1054年(東西教会の分裂)か、転換点を特定し難い潮流も幾つも有る………取り敢えず、精々ここ数十年で何となく形成され、ぐちゃぐちゃになった既存の政治的カテゴリーでしか物事を考えられなかったら、今現在進行している事態は理解出来はしない。ドラスティクな頭の切り替えが必要だ。どんな政治的信条を持っていようが、とにかくここまで大規模な嘘が横行している時代に在っては、正気を保てるのは何を置いても事実に固執する人達だけだ。

 表面的な対立と、もっと根本的な対立との区別を意識する様にしよう。表面的な事柄ばかりにかまけていると、根本的な対立を見逃すことになってしまう。基本的に些細な違いは全て後回しで構わない。髭の心配をするのは首が繋がってからだ。

懐疑せよ。不透明な世界に耐えよ。



 もう何年も前になるが、TVで一風変わったマジックショーを観たことが有る(当時私は自分用のTVは既に持っていなかったので、帰省した時に実家で観たのだ)。マジシャンが手品を披露した後、直ぐそのタネを明かすと云う趣向の番組だった。自分の飯のタネを自ら放棄するなんて、よっぽど新しいトリックを作り続けることに自信が有るのだろうかと思って観ていたのだが、その中のひとつにこう云う手品が有った。大勢の人が手を繋いで輪を作り、その中にヘリコプターが置かれているのだが、僅か数秒の間に、人々は依然として輪になっているのに、中のヘリコプターだけが忽然と消えてしまうのだ。タネはこうだ。視聴者の目が塞がれている間に人々は手を離して急いで少し離れた別の場所に移動して輪を作り直す。TVカメラは素知らぬ顔で角度を変えてそちらを映し、恰もヘリコプターだけがその場所から消えた様に見せ掛ける。何のことは無い、参加者もカメラも両方共犯者だった訳で、これは「手品を遂行するのはマジシャンだけ。参加者は何も知らされず、何が起こるのか解らないままマジシャンの指示に従っているだけの無垢な人々で、カメラは単に目の前の事象を公正明大に映し取っているだけ」と云う視聴者の暗黙の了解を利用したトリックだ。

 タネを明かしてみれば全く単純な話だ。確かに言われてみれば、「参加者は無垢である」も、「カメラは中立である」も、どちらも何の保証が与えられている訳でもない、単なる思い込みに過ぎない。これまではその様なタイプのマジックショーばかり放送されていたと云う経験則は別に法で決められている訳でもなし、何処から何処までがトリックの領分に入るべきなのか、明確に定まったルールが有る訳ではないのだ。だがこの種の、視聴者の視野そのものの安定性を脅かす様なトリックは、編集を利用した昔の特撮(例えば古典的なのは、人の居る画像と人の居ない画像を繋ぎ合わせることによって、突然目の前の人が消える様に見える)の領域に半ば足を踏み入れている。だから従来のタイプのマジックショーに慣れた人々は何処かで「このトリックはずるい」と云う感覚を抱くことになる。

 アガサ・クリスティーが1925年に『アクロイド殺し』を発表した時も、「このトリックはフェアかアンフェアか」と云う論争が巻き起こった。大変有名な作品なので今更ネタバレを怖れずに解説してしまうと、この推理小説の犯人は物語の語り手―――伝統的に「ワトスン役」と呼ばれる役割の人物だ。確かにそのつもりで最初から読み返してみると、物語の記述は彼が犯人であることと論理的に矛盾を起こさない様に書かれているし、「ワトスン役は犯人であってはいけない」と云う決まり事が有る訳ではない。だが叙述形式そのものをトリックとして利用すると云う手法は当時は斬新なもので、物語が提示される枠組みの安定性を疑わなければ真相が掴めない、と云う事態は、読者の不安を掻き立てた訳だ。物語を安心して楽しむ為には、物語が提示される仕方そのものは無条件に疑い得ないものとして保証されていなければならない。天才クリスティーの思い付いたトリックは、このタブーに触れたのだ。

 ワトスン役が敢えて読者に事実を伏せておき、後でタネ明かしをして読者をびっくりさせる、と云う叙述形式は今では珍しくないが、これは主にショックを与える為に使われるもので、純粋に推理を楽しむタイプの推理小説では、余程上手くやらないことには読者から「安易なセンセーショナリズムに走った」と非難されることも有る。この路線のひとつの極限とも言えるのが、アニメ化もされた同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』で、これは有名な「ノックスの十戒」を悉く破ったと指摘されてネット上で話題になったのだが、この物語は推理の前提となるルールの枠組みが、物理法則も含めて物語の進展と共にコロコロ変わって行くので、読者はこれが推理小説なのか怪奇小説なのかSFなのか、途中まではそもそもどの世界観を選択したら良いのかに悩まされることになる。これは同じくSF的設定を使って推理(謎解き)小説を書いたアイザック・アシモフが、物語がどの様なルールの下で展開されているのかを読者に明示した上で叙述していたのとは大きく異なる。読者は「この物語にはどのルールが適用されるのか」と云うレヴェルで悩まなければいけないのだ。当然ながらここまでラディカルなトリックは汎用性が低い。物語を成立させるルール自体が「何でもアリ」と云うことになってしまうと、それは当然、物語自体を崩壊させる契機を否応無く孕むことになるからだ。

 私達は世界の提示のされ方自体を疑わなければいけないと云う事態には慣れていない。世界は自明のものとして、在りの儘の姿で私達に与えられている、と云う暗黙の了解が、世界に対する私達の信頼を支えている。世界がどの様に提示されているかを疑わなければならない事態は、世界に対する信頼を損なうことになる。それは場合に応じて程度の差は有れ、私達の根源的な不安を呼び起こす。それは私達を世界との一体感から切り離し、文目も判らぬ虚無の中へと放り込む。一体何を信じれば良いのか解らない液状化した現代社会に於ては、人々はより一層、確たる不動の精神の拠り所を求めたがる。



 人間の中にはそうした根源的な不安に耐えつつ、真実を探究する為の踏み台として疑いを思惟の根底に据えた者達が居る。懐疑主義者達だ。世界を謎と見做す思想は古来から存在するが、世界の提示のされ方を主たる考察のテーマとして選んだ近代哲学の系譜は、主観性を巡る多様で豊穣な思索を生み出して来た。彼等は「世界は在りの儘の形で私達に与えられている」と云う通念に果敢に挑戦し、世界の深淵さ、組み尽くせなさ、不可知性と云った発想を様々な言葉で表現して来た。近年では認知科学や進化心理学等の立場から人間の認識の在り方そのものを自然科学的に問い直す試みも盛んで、「私達が直知している世界は、世界の数多の有り得た解釈から偶々選び取られたひとつの選択肢に過ぎない」と云う知見は寧ろ有り触れたものになっているが、私は個々人によって生きられた生に於ける知を問題にしたいので、ここでは哲学の分野に話を限ろう。

 近代に於ける懐疑主義の伝統が収斂したひとつの傾向は、「私達の知は所与の条件によって予め規定されている」と云うものだ。後期フッサールはそれを「生活世界」、後期ウィトゲンシュタインは「言語ゲーム」、トーマス・クーンは「パラダイム」と呼んだが、「それ以上疑い得ないものを探究して行った結果、それ以上疑い得ないものとはデカルトの cogito の様な色も形も名前も無い一種の虚焦点ではなく、或る程度の広がりを持った一定の法則やパターンであることを、彼等は見出した。私達の知の在り方が今その様な形であることを予め定め、私達の思考が依って立つべきルールを決定しているもの―――それをどう表現するかは、どの様なコンテクストに於て問いを設定するのかに依っているのだが、それらは私達の意思によって左右される部分も有るが、基本的には私達自身の自由にはならないものであって、私達が気が付いた時には既にそこに与えられている諸条件だ。私は、私より大きな何かによって常に先取られている。世界はその「何か」によって具体的な背景が与えられることで、舞台の上で動くべ登場人物や筋書きを決めることが可能になり、そこで初めて日常生活の些細な行為から「科学」と呼ばれる高度に専門的な知の営みに至るまで、私達の知的・精神的活動が成立することになる。それ以上疑ったり読み解いたりする必要の無い無条件に信すべき前提は、空気の様に必須のものとして空気の様に不可視化される。そこに常に在って、それ無くしては一切が成り立たないが、そこに在ることを誰も改めて問い直そうと思わないものが設定されることによって初めて、「世界は透明に私達に与えられている」と云う信仰が可能になる。無の舞台の上には混沌しか無い。私達が登場人物や筋書きに集中している限りは誰も背景に注目したりはしないが、背景こそが舞台の上で起こる一切のことの意味を保証しているのであって、舞台裏についてあれこれ思いを巡らせる必要が無いことを観客に確約している。コンテクストは出しゃばってはいけない。自己主張は許されない。それは常に透明でなくてはならない。だがそれがあらゆるものを可能にしている。物自体は断念しなくてはならないが、そこでその都度生起するものとしての「事象そのもの」が、世界の豊穣性と多産性の担保となる。

 私は今事実の話をしている(敢えて「真実」とは言うまい。私はアラン・ソーカルの言う”Fashionable Nonsense”について語りたい訳ではないのだ)。極くシンプルな、最大公約数的に共有可能な現実としての事実、検証可能で触知可能で、法廷に持ち出して、理性有る者であれば万人が各自の権利に於てあれこれ議論することが可能な事実の話をしているのだが、巨大な嘘によってどう仕様も無く分断され切ったこの発狂した現代の世界に於て、近年益々顕著になって来ている傾向は、この背景の二極化だ。「それ以上疑い得ないもの」をどの辺りに設定するかについての、合意の不一致の拡大だ。

 COVID-19パンデミック詐欺に於ける科学を取り上げてみよう。「科学」が具体的に何を意味するかは、人に依って実に様々だ。或る人にとってはそれは具体的なデータや論文によって裏付けられた検証可能な知見の集合体だが、別の或る人にとっては「科学の権威」がTVや新聞を通して大衆に伝達する屢々相矛盾する発言内容のことであり、また別の或る人にとっては官僚=ペーパードクターや御用学者が書いた根拠不明な作文のことであり、また別の人にとってはTVや新聞が切り取った情報に基付いて素人があれこれ弄り回す非論理的な想像のことだ。要するに各人が何を科学と見做すかは各人が各人の信条(或いはその欠落)に基付いて勝手に設定しているのであり、その人が科学だと思えばそれがその人にとっての科学となる。人々はスーパーの陳列棚から商品を選ぶ様に、科学の何たるかを各人のその時の気分や心情によって好きに選ぶことが出来る。まぁ一般人の科学についての認識とは元々そんなものだと言ってしまえばそれまでだが、この差異は現在巨大なプロパガンダ・マシンによって意図的に拡大され、遺伝子ワクチンを含む様々なCOVID-19「対策」への参与(マスクや社会的距離)という形で様々に可視化され、各人の日常生活にまで甚大な影響を及ぼしているので、事態は深刻だ。曾て科学哲学者のポール・フィイヤアーベントは科学とは”anything goes(何でもアリ)”なのだと言ったが、ここまで野放図な「科学」、安っぽく叩き売りされるデタラメ放題の「科学」の登場など、果たして彼は想像出来ただろうか。

 科学と宗教の関係は一枚岩ではなく安易な要約を許さないが、COVID-19詐欺は、一般人のみならず、科学的営為の実践や知見に対して比較的近くから関係している人々にとってもまた、科学の大部分は「信仰」と呼ぶのが相応しい様な信念から成り立っていることをこれまでに無く明らかにした(ユニバーサルマスクや遺伝子ワクチンを真面目に受け取っている公衆衛生当局者や医療従事者が何と多いことか!)。イアン・デイヴィス氏の Pseudopandemic の区分に従えば、パンデミック詐欺は core conspirator と informed influencer と deceived influencer の3つの主要なアクターによって推進されているのだが、この deceived influencer―――アントニー・ファウチやニール・ファーガソンやクリスティアン・ドロステンの様な腐り切った御用学者連中の主張を真面目に信じているか、少なくとも信じている振りをしている人達の層が異常に分厚い様だ。彼等は一応専門的知識を持っていることになっているのだが、彼等は教科書に書かれていることを丸暗記して資格を取っただけの人であって、異端視されるのを覚悟で自ら情報をチェックする人は極く少数派に留まる。まぁ内心のことは解らないので、異常に気が付いてはいても自らの知性と良心を押し殺して表には出していないだけなのかも知れず、この辺の見極めは付け様が無いのだが、基本的に彼等にとっては上から「これが科学だ。疑問を持つな」と命じられたことが即ち科学を指すのであり、疑問を持つことは即ち異端の罪を犯すことなのだろう。敢えて個人の責任に於て知性と良心を発揮しようとする者には、解雇や免職や様々な特権や恩恵の喪失、そして「反ワクチン」「陰謀論者」と云うレッテルと云う有難くない贈り物が待っている。迫害を恐れる人々は、「それ以上疑うことの出来ない壁」を、意識的にせよ無意識的にせよ、自らの知性に到達可能な領域よりももっと手前に持って来る。

 私達は科学が科学的事実の上に成り立っていると思っているが、私達が実際に知っていることなど極く僅かで、殆どは伝聞だ。それは各分野の専門家達が誠実に正直に研究を行い、超俗的な関心を持って真摯に研究を行い、論文を書いているのだろうと云う信頼に基付いている。が、その信頼は正確な現実認識に基付いているとは限らない。そもそも基となるデータが利益最優先の方針の下で捏造され、改竄され、「情報ロンダリング」の為の専門の業者が論文を濫造している現実など、殆どの人は知らない。政府や規制当局や研究機関がビッグファーマと癒着し、医療従事者達が日々あの手この手で洗脳され懐柔されている実態など、TVや新聞は殆ど報じない。科学が組織的に政治化され歪曲されていることが、発表される「科学的知見」にどれだけ影を落としているかなど、私達には殆ど知り様が無い。教科書や政府のガイドラインに書かれていることを鵜呑みにすることで事実を勉強することが出来ると信じている人達は、「科学は私達に対して透明に与えられている」と云う前提そのものを疑ってみたことが無いし、往々にして疑うと云う選択肢が有り得ること自体を想像出来ない。彼等の想像力は上から落とし込まれた枠組みの中でだけ発動する。そうでなければ、同じ枠組みの中でしか活動していない他の人々と波長を合わせることが出来ない。事実に固執して唯一人立つことを怖れない態度は、取り敢えず周囲の合意に合わせることによって生活を成り立たせている大衆にとって馴染みの有るものではない。

 (今は嘘に騙されている人の方が圧倒的多数派だ。だが嘘によって科学を捻じ曲げている連中のしていることは、長期的に見れば科学に対する人々の信頼を損なう所業に他ならず、既に気が付いている者達にとっては、世界が酷く不透明であると云う不安を掻き立てることになる。キャリー・マリスはファウチがパンデミック・ビジネスの為に科学を殺した時に泣いたが、同様に私達は科学がすっかり資本主義化されている現状を憂い、嘆き、泣くべきだ。そして知性と良心を持つ人々であれば、正気を保ちたかったら疑念を持ち続けることを要求される現実について、激怒すべきだ。)



 私達は何処かの地点に於て、それ以上疑うことを止めるコンテクストに着地する。それはその人の信条や性格や思考パターン、その時々の気分や傾向、その人の周囲を取り巻く環境や雰囲気に依って様々だ。だが最大公約数的に事実の権威としてその地位を確立しているものの代表格である科学からして、今はこの有様だ。同様の嘘としてはCOVID-19パンデミック対策と地続きの気候変動/SDGs詐欺が有るが、それらは科学と偽ったマントの下に、資本主義再起動計画の底意を隠している。だが大半の人(この種の普遍的な価値観にコミットする嘘に騙されるのは、伝統的な左派が多い様だ)にとってはそのマントはそれ以上疑う必要の無いものとして現れている。不透明なものを見なければならない所で、「何も隠されてはいない」と云う信仰が、真摯な知的探究の営為としての科学を静かに、しかし深く、悪意を込めて侵食している。疑わなくてはいけない時に疑いを放棄することによって、長期的には世界への根源的な信頼が徐々に崩壊へ向かって行くことになる。

 私達は事実の領域を再設定しなければならない。私は形而上の話をしている訳ではない。私達から世界を隔てようとし、世界に対する私達の根源的な信頼を脅かそうとする様々の形而下的な、往々にして明確な悪意を秘めている嘘と戦わなくてはならないと言っているだけだ。だが殆どの人々は事実を求めない。恣意的で非合理的な、しかしどうやら魂の飢えを満たしてくれるらしい巨大な嘘の物語を、彼等は求め続ける。彼等は与えられた視野の外側を想像することを、檻の中から自らの意思で出ることを拒否する。舞台を、枠組みを、お膳立てされた世界観を疑うことを頑なに拒み続ける。それはもう、疑うことを知っている者の目から見ればカルト信者か何かの様に。

 所与の対象や所与のカメラフレーム自体が恣意に設定されているのではないかと疑う者は、昨今では「陰謀論者」と罵倒される。私はその様な言葉を使う思考停止した人々のことを「陰謀否定論者」と呼んで来たが、彼等の殆どは「論」と呼ぶ程立派な持説を持ち合わせてすらいない。彼等は基本的にTVや新聞と云ったプロパガンダメディアが広めている公式の物語(ナラティヴ)をその儘鸚鵡返しにしているだけで、現実に対するそれとは違う説明には悉く脊髄反射的に拒否反応を示す様になっているだけだ。現実が、自分が信じているのとは別の形の解釈を許す余地が有ると云う可能性を想像することが、彼等には耐えられないのだ。それは「陰謀論」と云う言葉の元々の使い方―――JFK暗殺の真相についての、公式の物語とは違う解釈を提示する異論に否定的なイメージを持たせ、議論を拒絶させること―――にも適っている。議論や懐疑は現実が透明に与えられていると云う信頼を脅かす。何を信じたら良いのか解らない巨大なショック・ドクトリンの舞台に放り込まれた人々は、尚更劇場のイドラ(権威による先入見)や市場のイドラ(伝聞による先入見)に頼りたがる。

 ウクライナ紛争は西側諸国では2022年2月24日に、プーチンによっていきなり始められたことになっている。ロシア軍の特殊軍事作戦は「軍事侵攻」」と呼ばれ、それまでに起こった一切のこと―――2014年の米帝による違法で暴力的なクーデター、再起動させられたナチによるロシア語話者市民に対する組織的な迫害、ドンバスに対するジェノサイド、ウクライナ政府による度重なるミンスク合意の不履行、ウクライナの内政問題として穏便に事態を収拾しようとして来たウクライナやNATOや国連に向けたプーチンの努力、ウクライナとジョージアに設けられたペンタゴンのバイオラボに対するモスクワの抗議、2022年1月の時点で2月一杯でドンバスに対する攻撃準備を終わらせよとのウクライナ軍の秘密指令、弾圧激化に関するウクライナの野党議員の警告、2月16日に始まるドンバスに対するウクライナ軍の砲撃の激化、2月19日のミュンヘン保障会議に於ける核開発を仄めかすゼレンスキーの発言等々―――は、あっさり「無かったこと」にされている。設定された枠組みの中では、何かよく解らないが狂った野心に取り憑かれたプーチンが嘘によって自国民を洗脳して戦争を支持させ、ロシア軍に命令して罪の無いウクライナ人の生活と国土を破壊し、血も凍る様な戦争犯罪の数々を繰り返させたことになっている。この枠組み自体を疑うことを知らない西側市民の圧倒的大多数は、情報統制されて事実を知らされず、大量の大規模な嘘によって洗脳されているのが自分達の方であると云う可能性など思い付きもしない。それまでのインプットが少な過ぎるので、別の解釈の可能性が有り得ると云うことを想像出来ない。辻褄の合わない部分や矛盾する部分、よく解らない部分―――つまり認知的不協和を引き起こす可能性の有る部分は、合理的な疑いによってではなく全て「プーチンは狂っている」「ロシア軍は野蛮な犯罪者集団」と云う、理解不能な絶対悪が存在すると云う想定によって乗り越えられることになる。

 このパターンは他の絶対悪―――冷戦/新冷戦プロパガンダに於ける中国やロシアの権威主義的独裁国家、COVID-19パンデミック詐欺に於ける恐怖の殺人ウィルス、気候変動詐欺に於ける地球に優しくない人為的二酸化炭素排出―――についても同様だ。あらゆる謎は、通常の理解を超えた不可解な悪を設定することで、極く単純な善悪二元論に還元される。ブッシュJr.が全世界を米帝の味方とテロリストの味方に二分した時には、公然と呆れ果てる人が大勢残っていた。だがそれから20年経った現在では、それよりも更に狂った二元論や還元主義が、更に多くの人々によって熱狂的に支持されている。私達はこの事態をどう理解すれば良いのだろうか。まるで「私達はこれ以上疑念を要求されることには耐えられない。現実の複雑さ、微妙なニュアンスや割り切れなさに我慢が出来ない!」と全世界が絶叫しているかの様だ。

 ハリウッド映画に端的に見られる様に、先進諸国の人々はこの数十年であからさまに幼稚化した。大勢は解り易く明示的でそれ以上行間を読んだり解釈や疑念を差し挟まなくても飲み下せる、スナック菓子や流動食の様な安易な情報へと流れる。トリックを見破る為に努力するより、「トリックなど存在しない。世界は無条件で在りの儘の姿で私達に与えられている」と思考停止した方がラクだし快適だ。ニール・ポストマンが”Amusing Ourselves to Death(愉しみながら死んで行く/自分達を愉しみ殺す)”と云う言葉で、政治や歴史やニュース等の真面目に受け止めるべき話題がTVによって悉く娯楽へと還元されて行く事態を警告したのは1985年のことだが、人々を安逸の海の中へ沈める小道具、オルダス・ハクスリーの『素晴らしき新世界』に出て来るソーマに該当する技術は更に多様化して私達の日常生活の中に浸透している。理性や懐疑的精神は最早歓迎されない。人々はその時その時に与えられる刺激に反応しているだけだ。与えられた画面の中で展開される手品に驚いているだけでも日々をやり過ごすことは出来る。盲目的な、しかし誘導された衝動が社会を支配している。呆れ果てた極く少数の人々は嵐の中で空しく叫んでいる。



 霧の中に象が立っている。私達にはその全容を一時に見渡すことは出来ない。だがおずおずと、畏敬の念を持って、恭しく私達は手を差し伸べ、それが何であるかを知ろうとしなくてはならない。事実が大事だと思うなら、不透明な世界に耐えなければならない。騙されるのが嫌ならば、霧の中に足を踏み出さなければならない。捏造された世界の終わりを叫ぶコーラスに参加して後世の人々から「何故この時代の人々はここまで信じられない様な狂気にあっさり陥ってしまったのだろう」と呆れられたくなければ、異端者と指を差され、時には石もて逐われることを覚悟せねばならない。私達はカメラフレームを、与えられたコンテクストを、自明のものとして問い直されることの無い背景を相対化する勇気を持たなければならない。巨大な嘘が大量に跳梁跋扈する時代に正気を保ち続けたかったら、それ以外に方法は無い。

日本人は何時まで「日本は平和主義国」と云う偽善で自らを甘やかすのか?

Felix Abt著、A Land of Prison Camps, Starving Slaves and Nuclear Bombs? のレビュー。




 最近の世論調査に拠ると、度重なる朝鮮民主主義人民共和国(以下、DPRK)のミサイル実験や核実験を受けて、DPRKに軍事的脅威を感じる日本人が多数派を占めているそうだ。彼等にとってはそもそも何故北朝鮮が核開発を行なっているのか、日本にミサイルを打ち込むとしたらそれはどう云う条件の下でなのか等は、全く想像の及ばないことなのだろう。そして日本のマスコミの日々の下劣な扇動報道を鵜呑みにして「とにかく北朝鮮と云うのは狂った独裁者に支配された何をやらかすか解らない国だ」と認識しているのだろう。彼等にとってはこちら側(主に米日韓)こそDPRKの人々をこれまで何百万人も殺害して来た征服者であり、朝鮮戦争を終わらせない為にこれまで何度も嘘を吐いて裏切って朝鮮半島に平和が訪れるのを妨害し、今尚軍事的威嚇を続け、非人道的な制裁によって多くの人々の生活を破壊している加害者なのだと云う現実は、単に目に入っていないのだろう。彼等にとってはマスコミが切り取った、極端に偏った枠組みの中で見える光景こそが現実の国際情勢の全てなのだ。今や日本の自称平和主義者の殆どにとっては、反戦主義とは単に現実の戦争(ハイブリッド戦争)について何も考えないことと同義であり、理想だけでは解決出来ない現実と苦闘する被害者達の置かれている状況について想像を巡らせる必要など無いのであり、事実を指摘する者達の声は単に黙殺するか「陰謀論」「中国やロシアの工作員」などと嘲罵して傲慢で怠惰な思考停止状態を続けていれば、それで平和が守られていることになるのだろう。その所為で被害に遭うのは、よく知らない他国の誰かであって自分達ではなく、自分達が直接理解出来る形で被害に遭うことさえ無ければ、どんな形の戦争であろうと全く意に介さない―――それがこの腐った国の「普通の日本人」の現状だ。

 これはDPRKに限らず国際情勢全般について言えることであって、中国がウイグルのジェノサイドを行なっていると言われればあっさり信じて「ウイグルの人々を経済的に困窮させろ」と要求し、ロシアがウクライナを侵略していると言われれば何の疑問も持たずに「ナチを軍事支援して第三次世界大戦を始めろ」と叫び出す。救い様が無い。実際に苦しんでいるのが本当は誰なのか、腐り切ったマスコミや政治家から与えられた物語(ナラティヴ)にだけに依存して世界認識を形成しているからだ。まぁそれは何十年も掛けてマスコミや政治家にそう洗脳されて来たからなのであって、「騙されている」と言われれば確かにその通りなのだが、COVID-19パンデミック詐欺が始まってからこの方、私は「騙された者に全く責任は無いのか」と云うことを、これまで以上によく考える様になった。全体主義は独裁者や全体主義的システムだけによって作られるものではない、それは無数の力を持たぬ人々が自らの思考を放棄してを上から与えられたものを無批判に受容し、支持し、参加することによって初めて可能になるものだ。独立した思考を放棄する者は須く共犯者だ。私達は「普通に」生きているだけで加害者になる体制の下で生きているし、被害についても同様だ。私達は自覚するかしないかに関わらず、日々全体主義社会を選択し志向しているのであり、マスクを着けたり「ロシア怖い」などと言う一瞬一瞬に、嘘に基付くデマクラシーの成員として自らを規定しているのだ。

 何が「戦争は嫌だ」「日本は戦争しない国」だ、ふざけるな、戦争はもうとっくに始まっている。朝鮮戦争に関して言えばそれは1950年からずっと続いている。始めたのは米帝だし、終わらせようとしないのも米帝だし、国際法を無視しまくって地域の平和を脅かしているのも米帝だが、西側の公式の物語では全て逆転した構図に置き換えられている。相手は邪悪な独裁国家なのだからこちらがどんな卑劣で非道な行為を繰り返しても許される、と云う言い訳が立つ訳だ。反吐が出る。私はこの種の偽善極まり無い「平和主義」にはもう良い加減うんざりしている。私達は腐った汚水の中に生きていて、それに気付かない、或いは気付かない振りを続けることで生き延びている。だがそんな「平和」に一体何の意味が有るのか。ウクライナ紛争がはっきりさせたのは、「私達は昔も今もナチ陣営であり、歴史の間違った側に居る」と云うこの上も無く醜い現実だ。朝鮮半島問題についても同じ構図を浮き彫りにして決着を迫らねばならない。とにかく私はこの嘘だらけの戦争プロパガンダが常態化した現実にもうこれ以上我慢がならない。被害国についての現実を知らないことは、自分達自身の国についての現実を知らないことと裏表だ。脱洗脳のプロセスは他国の為だけではなく、自国の為にも絶対に必要な作業なのだ。

 本書は私が日頃愛読しているニュースサイト”Global Research”で紹介されていたのを見掛けて、値段も安かったし(129円!)分量も然程無かったしで、直ぐに購入して他の読書の合間にさくっと一気に読んだ。著者はDPRKで長年ビジネスマンとして活動して来た方で、製薬、銀行、鉱業等々、色々と手広く手掛けて中小企業を立ち上げたりして来た経歴の持ち主。西側の企業人はすっかり西側プロパガンダに洗脳され切った人も珍しくはないが、この人は米帝の非道やプロパガンダの実態についても詳しく知っている様で信頼が置ける。一般的な事柄についての記述も多いが、後半はビジネスマンとしての自分の経験から、米帝の非道な制裁がどれだけDPRKの一般の人々の生活を脅かしているか、まともなビジネスや農業や鉱業を不当に妨害されることが何を意味するのか、国際経済システムから締め出されることによって何が起こるのか、自身の豊富な経験を基に、苦々しく簡単に振り返っている。本書を読むことで、制裁が正に経済戦争であり、進行性のジェノサイドと呼ぶべき人道犯罪に他ならないことが再確認出来る。「北朝鮮怖い!」と叫ぶ、他者に対する想像力の欠落した日本人は盛んに制裁強化を叫ぶが、隣人に対して平然と「ジェノサイドを仕掛けろ」と主張する人達のことを、一体どう解釈したら良いのだろう。無論それは現状を全く理解していないからこそ言えることなのだが、彼等は自らの行動の結果について単に無知なだけではなく、想像を巡らせないことを選択して来たのだ。思考のキッカケを与える出来事なら幾らでもゴロゴロしているのに、彼等はそれを悉く見過ごして考えないことを選択して来た。自らが閉じ込められている認知的な檻の中から一歩も出ない運命を自らに課して来たのだ。

 今(2022年5月現在)、自国民を虐殺しまくっているウクライナのゼレンスキー政権に声援を送っている人達は、無論ゼレンスキー政権の正体について全く何も知らない。今までドンバスの人々が被って来た苦難について全く無知であり、従って無関心だったからだ。だが現代社会に於て無知であり続けることを選択することは、無責任で怠惰で、未来に何も希望を持たない絶望し切った態度であって、それ自体が罪であると認識すべきだと私は思う。ウクライナのジェノサイドは日本人にとっては間接的な問題であって比較的遠い問題だが、日本人は先ずは足元で起こっており、自分達により大きな責任の有るジェノサイドに気が付くべきだろう。再度強調したいがアメリカ帝国の永久戦争体制の犠牲になっているのはDPRKだけではない、日本人自身も属国の臣民としてじわじわと搾取され犠牲を強いられ続けている。この現実から目を背け続けることは無責任以外の何物でもない。拉致被害者や核ミサイルの話ばかりして被害者面をするのは思考停止した者にとっては気持ちが良いかも知れないが、私達は自分達の国が相手国に対してどんな所業を働いているのか、きちんと自覚すべきだ。「俺達こそが/俺達だけが『国際社会』」と気取っていられる時代はもう終わったか、少なくとも終わりの始まりを迎えている。最早頭を切り替え、加害の実態を真摯に直視すべき時だ。

日本人差別

第二次大戦中の日系アメリカ人の強制収容についてアニメで振り返る動画。
Ugly History: Japanese American incarceration camps - Densho


日本人の多くはこの事実を極力考えない様にしている様だが、第二次大戦中や戦後、日系アメリカ人はあからさまな差別の対象だった。
日系人の強制収容
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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
2022年3月に検閲を受けてTwitterとFBのアカウントを停止された為、それ以降は情報発信の拠点をブログに変更。基本はテーマ毎のオープンスレッド形式。検閲によって検索ではヒットし難くなっているので、気に入った記事や発言が有れば拡散して頂けると助かります。
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